『アンデッドアンラック』(No.195 On your mark!!) 感想(最高の生を求めて)

このサブタイトルどこかでみたような、と思って調べたら「No.077 On your mark」(スプリング編)だった。
どちらもトップくんが走り出す回だ。


靴職人やってる春歌ちゃん。
「武器とか鎧より人の生活を支え守る物を作りたい」か。
今回ループではお父さんがご存命で、山岡の家業を継いでると思われるので、進路に関する選択肢が広がったというのもあるのかもね。

それにしても、春歌ちゃんを見るトップくんの目がやさしくてかわいい。


「ビースト」に対して、縄張りをわけての共存を提案するトップくん。
まだUMAというものがわかってないから、まあ仕方ない。

「獣は共存など求めてない」ってのは、そりゃそうだよねえ、ってなった。


「人と大地から この世界は始まった」
ここのとこのイメージがおもしろいなあ。
空も海もなくて、大地に灯火のように点在する魂、か。
てか、いろんな天地創造神話があるけど、一番最初にあったのは人と大地、というパターンははじめてきいたな。

「あの方が求める 最高の生を見つける為に」
そして、「神」の目的が初めて示された!
「サン」と「ルナ」がゲーム感覚でやってるだけかと思ってたら、一応あったのね。
「ビースト」の言う「あの方」は「サン」だと思われるので、「ルナ」にはそんなものない、という可能性もあるけど。

アンディと風子ちゃんが「最高の死」を探す物語、というのは第1話から提示されていたけれど、対するラスボスが探しているのは「最高の生」か……。


最初に「魂」があって、
「死を足せば 焦りを覚え」
「変化を与えれば 嫉妬を覚え」
「運を与えれば 無謀に動き出し」
「戦を与えれば 殺し合う!!」

これまでの言動+キャラデザも合わせると、第1席「魂」、第2席「死」、第3席「変化」、第4席「運」、第5席「戦」は確定っぽい?

「魂」の器としての否定者がいないとしたら、「不死」は最初に生まれた否定者ということになるのかな。


「神」が人同士のいざこざに飽きて足したのが「獣」。
話し合いも妥協も成り立たない敵を投入してみた、って感じかな。

風子ちゃんがクエストをパスし続けたことで、その同胞は前回までのループよりもずっと多い?
そういえば、ペナルティでランダムに獣とか虫とか足されてるこの世界の進化の系統樹ってどうなってるのかな。
足される時になんとなく辻褄あうようにしてくれてるのかな。


春歌ちゃんが肩の一部をもぎとられて、「ビースト」に食べられた。
「ビースト」は生物を食べるとその能力を得られる、ってだけでもずいぶんだけど、否定能力まで取り込めるのか……。
風子ちゃんの肉を食べたらどうなるんだ? 噛みついた時点で「不運」発動? でも好感度がないからな……。

取り込めたとしても、「ビースト」側からも否定者に対する好感度がないだろうから、「不運」は発動しないかもな。


春歌ちゃんの兜をかぶって「ビースト」に激突するトップくん。
謝ってるようにみせかけてクラウチングスタートしたのか?

「俺は逃げねぇ!!」
春歌ちゃんとの約束を守るために戦うことを決意したトップくん。

あの森の中で、トップくんは最も強い存在だった。
だから弱肉強食を謳うことができた。
けれど自分たちを「肉」にする存在「ビースト」を前にして、その思い上がりはあっけなく崩壊した。

でも、トップくんは戦うんだよ。
夢を失い、コミュニティから追い出され、やさぐれてしまっても、ずっとそばにいてくれた春歌ちゃんを失いたくない、という想いがトップくんを自分よりも強い存在に立ち向かわせるんだよ。
めっちゃ少年マンガの主人公してるな!



公式X(Twitter)は春歌ちゃんの鎧の転送について。
否定者にとって解釈は本当に大事な要素なんだな。
イチコさんがいてくれてよかった。ニコと他のラボメンだけだったら、春歌ちゃんを納得させられなかったかもしれない。

そして、春歌ちゃんはウラヌス推しか!
そういえば、あちらもはるかさんだったよ。

ボイドさんとクリードのパワードスーツをつくる時も、解釈のことでいろいろ調整があったのかもね。
たとえば、ボイドさんの「逃げる」は具体的にどういう判定なのか、とか。
なんか、「逃げる」と「下がる」は別判定っぽいし。