『週刊少年ジャンプ』2024年10号 感想

『ウィッチウォッチ』(142 サンタクロース・ファンタジー 後編)
ケイゴとネムちゃんがあいかわらずすれ違っている。
ケイゴはわけわかってないし、ネムちゃんは怒ってもしかたないことと理解はできても受け入れられないんだろうね。

「ほなきっとお前がいらん事言うたんやわ」というカンシの読みは当たってるけど、ケイゴには「いらん事」ってのがどれのことかさっぱりわかってないの、ちょっとかわいそう。

今回、ネムちゃんの魔女としての覚醒回かと思ってたら、まさかのエンディングだった。
薬で10歳分育ったニコちゃんをみて、おもわずうずくまっちゃったモイちゃん。
「ずっと会いたかったんだもんな」
そうだよなあ……会いたかったよなあ……。
いつか会えるとわかっていても、今すぐに会いたかったよなあ。

ニコちゃんがサンタを信じてるから、いろいろと葛藤はありつつも、その夢を守るためにがんばったモイちゃんが、そのご褒美をニコちゃんからもらったみたいな、そんなステキな結末だった。

『ONE PIECE』(第1106話 “きみの味方”)
くまのパシフィスタに対する最高権威をボニーにしていたか……。
サターン聖、自分も科学者だから変な細工してもわかるぞ的なことを言ってたけど、ベガパンクにいろいろごまかされてるじゃん。

ここでドリーとブロギーが再登場!
これは力強過ぎる援軍だな。
そして、ルフィを「太陽の神」って呼んでる?
ニカ=ルフィと知ってはせ参じたってこと?

『ハイキュー!!』(番外編 海信行の悪夢)
映画特典の冊子に載るらしい番外編。

研磨のイメージの中でも超しつこい烏野。
想像しただけで「だめだラリー終わんないっ…! つかれたもうやめたいっ…!」ってなるって……研磨の脳内再生烏野がリアルすぎる……。

『あかね噺』(第96席 たかが落語だ)
おっ父が破門された件の原因が泰全ってどういうことなの、って思ってたんだけど、一足先に真打ちになってた泰全が一生師匠の期待に応えていたら、あんな決断をしなかったかもしれない、ってことなのね。
それが本当に原因なの? って思うんだけど、泰全はそれを信じた。根拠なき中傷とは受け取らなかった、ってことか。

「たかが落語だ」とおっ父は言うけれど、それを言えるまでにはいろいろあったんだろう。
でも、妻と娘のためにふんばったんだろうな。

あの頑固そうな泰全をどう説得するのかと思ったら、「ホラ!! 早く会場に行こう」っていう、あまりにもあっさりとした言葉で動かすとは、おっ父が強すぎる。

『アンデッドアンラック』(No.193 不停止VS不運)
別記事(能力を得た理由)になりました。

『グリーングリーングリーンズ』(第9話 「人には人の」)
1時間10万円のレッスンを、しっかり理由を述べて断るあたり、オリバーかなりまともな人だな。

破れたグローブをちゃんと繕ってから額装した珀。
縫い物できるし、プラモも組み立てるし、たいていのことはそつなくこなせる小器用な人だよね。
あと、ちまちましたことをやるのをあんまりめんどくさがらない印象。
コミュ力も高いし、どこの職場にいても重宝される人材だ。

『逃げ上手の若君』(第143話 土岐頼遠1338)
別記事になりました。

『ツーオンアイス』(第18話 伝道者たち)
寵児さん、「本日の主役」なのに、影薄くて卑屈すぎるのかわいい。
隼馬が何も言ってないのに「そうだよね 自分の分際で喋りすぎだね 消えるね…」は、卑屈を通り越してる気がするけど。

それにしても、ペア競技やってるスケーター全員そろってもこれだけしかいないのか……って思ってたら、冴さんひとりしかいなかった時代もあったとか、大変すぎるな。
こういう状況だと、綺更と隼馬が入ってきても、ライバルが増えた! ではなく、仲間が増えた! な扱いになるのね。

綺更が競技を続けるにあたって障害になると思われていた常呂コーチが、たっくんによって解任された。
おそらく、たっくんは自分の影響力がコーチを超えたから、この行動に出たんだろうね。
結果として、綺更はその恩恵を受けるんだろうけど、たっくんの思惑通りには動かないだろうし……。

なんか、たっくんが幸せになるところが想像できない。
ペアを「空天雪の競技」にはさせない、って扱いだしな……。

『暗号学園のいろは』(最終号 「終戦よければすべて読了」)
終わっちゃったか……。
むずかしいよなあ、とは思ってたけどね……。

大金つぎこんでもせいぜい50分の1くらいしか戦争を停められなかったというのは、そうなるんだろうねえ、としか。
で「結局は地道な積み重ねなのね」になるわけね。

前回のラストでいろはくんが暗号皇帝になったはずなのに、東洲斎さんが「初代暗号皇帝」になってるのは、暗号資産をつぎこんでも目標を達成できなかった責任をとって、その称号を返上したということ?
そして、いろはくんは一兵卒になって、戦場を駆けずり回っている、と。

いろはくんはきっと、ひとつでも多くの戦争を停めるために奔走する人生をおくるんだろう。
そして、停められた数を誇ることは一度もなく、停められなかった数を胸に刻みながら生きていくんだろう。
それでも、みんなの前では楽しそうに踊り続けるんだろう。
そんな気がする。

魅力的な女の子がよりどりみどりで、楽しいマンガでした!