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『アンデッドアンラック』(No.200 捲土重来) 感想(風子ちゃんの幸せの条件)

200話に到達! ここまで続いてくれたことに感謝! センターカラー絵は「ランゲージ」を真ん中にして、風子ちゃん、ジュリアちゃん、ニコ、イチコさん。 ランちゃん、緑の目がキレイ! 前回ループのニコ! 久しぶり! 今の明るいニコも好きだけど、この頃のちょっと病んでるニコもしぶくてかっこいいよね! それにしても、コーヒー片手に上位十理を撃破とはすごいな。 「オレの能力なら負けようがねェ」ってことは、「ランゲージ」相手の戦いは普通の戦闘とは違うんだろうね。 「…初めてだよ 不正義以外の否定者に負けたのは」 ジュイスさんは「ランゲージ」を他の否定者に任せたことがなかった? それとも、「不正義」以外には勝ち続けてる? いずれにしろ、過去ループのニコと相対したことはなさそう。 ランちゃんの言葉でジュイスさんが隠し事をしていることを知ってしまったニコ。 ループについて知ってるかを問われて「…知らん」と言ってたけど、それってつまり「(心当たりはあるけど)知らん」ってことなのかもしれない。 ところで、常に「ランゲージ」の相手をしていたジュイスさんが、この回に限りニコに任せたのは、今回みたいにランちゃんの方から勝手にラボに押しかけて来たからなんだろうか。 それとも、クエストが6つもあるのにジーナさんとボイドさんを失って手一杯なジュイスさんが仕方なくニコに任せたんだろうか。 ラボから出たがらないニコの希望も通せるし。 46億年も前の「不忘」への敗北をひきずり続けているランちゃん。 なかなか執念深い。 しかしながら、その屈辱をはらそうにも、現在のニコは否定者ではない。 ということに気付いて仰天してるランちゃんの顔がおもしろすぎる。 上位十理、ユニオンメンバーのことあんまり把握してないのかな。 クエストにエントリーされたことがあるメンバーのことしかわからないのかもな。 それか、前回「ソウル」に言われてたように「不正義」以外はザコだと思ってるので、敵を知ろうとしてないか。 「なってもらうよ 今 ここで」 否定能力の発現は最大の悲劇になりそうな時に、オートで発生する仕組みなのかな。 前回ループでのムイちゃんは、シェンが死後すぐにムイちゃんを選択、さらに最愛の人が目の前で死ぬ、という最大の悲劇により即座に発現、みたいな? 「アナタの悲劇は何になる?」 問われてうっかりイチコさんの方に視線を向けてしま...

『週刊少年ジャンプ』2024年17号 感想

『ONE PIECE』 (第1111話 “太陽の盾”) ジンベエに連れ去られるゾロの絵がちょっとおもしろかった。 「行くぞゾロ お前さんの勝ちじゃ!!」って、ちゃんとフォローいれるジンベエが良い。 さらに「悪いなロブ・ルッチ…」ってルッチにも一言かけてるし。 全方位に丁寧な男ジンベエ。 『ウィッチウォッチ』 (149 会いに行き雪て) ケイゴのこともウルフのことも好きだと自覚したネムちゃん。 ケイゴとウルフは同一人物でもあるので、どちらも貴方でどちらも好きです、と言えるけれど、それをケイゴが受け入れられるか、というと厳しい感じがするな。 ケイゴはずっとウルフに劣等感を抱いてるし、ウルフのことは自分じゃないと考えているし。 ネムちゃんはどちらかだけを選べないだろうし、ケイゴがウルフという存在をどう受け入れていくかって問題になっていくんだろうね。 『超巡!超条先輩』 (第7話 クイズ!巡査長) 昔の超条先輩、今よりも白髪部分が少ない? 超能力を使うたびに白髪範囲が広がるのか? 「キッショ」に「なんでわかるんだよ」ってルビふられてるの笑った。 超条先輩が「いや正解だけども」って言ってるってことは、そういう話をしたことはないんだろうな。 でも当たっているという……なんでわかるんだよ……。 ケイナインさん、警視の従順な部下かと思いきや、意外と辛辣だし、かばわないし、だけどちゃんと面倒はみてる感じでおもしろい。 『カグラバチ』 (第26話 自信) スパゲッティを爆食いする緋雪さん、かわいい。 当主は「私が死ねばこの蔵も消滅する」と言ったけれど、それがただのハッタリの可能性があるのか。 確かに漣家が楽座市を維持し続けるためには、当主が突然死して「蔵」を引き継げませんでした、なんて事態を想定してないわけがないか。 つまり、なんらかの自動引き継ぎシステムか、次の当主が決まるまでの一時的なバックアップシステムがある可能性がある? チヒロくんは当然として、ハクリくんのことも心配してる柴さん、いい人! 『アンデッドアンラック』 (No.200 捲土重来) 別記事(風子ちゃんの幸せの条件)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第150話 フルメタル1338) 別記事になりました。 『グリーングリーングリーンズ』 (第16話 「実力」) 珀の挙動をめっちゃ楽しんでるオリバーがかわいくて最高! ...

『逃げ上手の若君』(第150話 フルメタル1338) 感想

このサブタイトルなんなの……って思ったんだけど、読んだらなるほどってなった。 今回は足利側のエピソード。 公家の人妻を寝所に連れ込んでおいて、尊氏の朝食をつくるから、と追い出す高師直。 清々しいほどにゲスい! そして、うどんを打ちながら細川に指示を出し、尊氏の衣服に使う布を選んだ下人にも指示(?)を出す、というマルチタスク? さらに、うどんを切りながら罪人に裁定を下すという……まあ、働き者ではあるな。うん。 尊氏がのんびりとうどんを味わい、雑務に忙殺されずに済んでるのは、師直がすべて片付けてくれてるおかげだろうし。 しかしながら、すべてを片付けすぎて、他の連中は自分の指示に従っているだけでいいんだよ、ってなってて敵を着々と増やしてる感じ。 でも、尊氏はそんなことに気付かず、師直のうどんおいしい、って喜んでる。 尊氏、軍務にはちゃんと関心があるけど、それ以外はめんどくさいだけなんだろうね。 そして、カジュアルに腹を切ろうとするな! 全金属製の帝、不敬すぎて笑った。 なるほどこれがフルメタル……。 師直は金箔で飾り付けてあげてるから敬意は示せてる! とか思ってそう。 帝なんて人じゃなくてもいいじゃないですか、って言われたら尊氏も同意してしまいそうだよ。 そして、キャスター付きでシャーってなってるのおもしろすぎる。 いくらなんでもフルメタルな帝を立てて政治をやっていけるはずがないと思うんだけど、尊氏と自分にならできると本気で考えているのかな……。 合理主義を極め過ぎてる師直にドン引きしている直義。 あの兄とあの執事に振り回されてるの、シンプルに気の毒。 亜也子に振り回されていいとこなしだった桃井だけど、気持ちの切り替えが速いな! 庇番衆が一気に減った時、なんで悲しまないのかと直義にくってかかっていた斯波。 自分が死んでも直義は泣かないだろうと思ってたけど、それでも忠義を尽くした斯波。 でも、直義は斯波の死に涙した。 庇番衆の中でも最年少だったし、武勇よりも頭脳で戦うという自分と似たタイプだったし、直義的には特にかわいがってる部下だったんだろうな。 けれど、その成長をみることができないまま斯波を失ってしまった直義。 「なんと見事に成長したのだ家長」と称えた後で、「だが孫二郎 きっとお前はひとつだけ読みを外したはずだ」と涙する直義。 頼りにしていた部下としての「家長」と、成長...

『アンデッドアンラック』(No.199 Language) 感想(ボスの強さ)

UMA「ビースト」の討伐に成功し、喜びのあまり海に落ちてるトップくんに抱き着きにいった春歌ちゃん。 しかしながらふたりとも泳げなかった。 ジュリアちゃんが飛び込んで助けてくれようとしてるな。 一方、太陽のマスタールームでも「ビースト」の討伐が確認されていた。 まっぷたつになってた「シック」はからだを縫い合わせたのか? 「不治」の傷は治らないので、見た目だけ整えたんだろうな。 「奴らに勝ち 肯定された世界にビーストを迎え入れることだ」 今回のループで最後で、もしユニオンが負けたら世界はどうなるんだって思ってたけど、「ソウル」はそれを「肯定された世界」と言っている。 それって「サン」が支配し、「ルナ」が消えた世界だったりする? 「シックとやった時はここまでじゃなかった…!!」って、確かにユニオンメンバー総がかりでも押されて、アンディの加勢でなんとかかんとかだったからなあ。 「シック」よりも席次が上の「ビースト」が3人相手で負けるというのは納得いかないだろう。 「物理を超え他者に情報を伝える 魂」 「その起点となる 死」 「それを受け取った者が成長する 変化」 上位3席が確定した。 いまや「魂」を自在に操るアンディが太陽と地球を異常な速度で移動してるようにみえるのは、そもそも「魂」が物理を超えるものだから。 そして「不変」がやたら強いのは、その対になるUMA「変化」が強いからかもしれない。 最も利用しなければいけないルールは「魂」「死」「変化」。 しかし、ジュイスさんは初代「不正義」ゆえにそれを最大限に生かせず、しかもそれを理解していた。 そして、ついにそれを生かせる存在である風子ちゃんにそれを繋いだ。 しかも、自分では無理だとわかりつつ、それを逆手にとっていた。 すなわち、「不正義」さえいなければ楽に勝てる、という慢心を上位十理に植え付けた。 さらに、「不正義」以外との戦い方の経験を積ませなかった? それってつまり、最後の戦いのために切り札を伏せ続けたということか……。 ジュイスさん思った以上に頭脳戦を上位十理に仕掛けてたんだな。 ジュイスさんが強くて賢いというのはわかっていたけど、思った以上に強かったし賢明だった! そして、そのジュイスさんが積み上げてくれたものを、ちゃんと最大限に活用できてる風子ちゃんすごいな! もっと引き継ぎの時間がとれれば、いろいろ伝えたかったん...

『週刊少年ジャンプ』2024年16号 感想

『ONE PIECE』 (第1110話 “降星”) 五老星が勢ぞろい! てか、怪獣大集合? 「牛鬼」「以津真天」「封稀」「馬星」と日本の妖怪の名前で揃ってたのに、なんでそこに「サンドワーム」なの? サンドワームというと『デューン砂の惑星』に出てくるやつしか思い浮かばないんだが。 他がそこそこおじいちゃんっぽいのに「サンドワーム」のピーター聖だけ世代が下にみえるので、ひとりだけルーツが違うとかもありそう。 「サターン」聖、「マーズ」聖、「マーキュリー」聖と惑星名由来で統一されてるかと思えば、ナス寿郎聖、ピーター聖になってるのもよくわからない。 このふたりは「V」「十」と数字を表すミドルネームが入ってる点で共通してるけど。 サンジに「足手まといが」って言われてピクってなるゾロに笑った。 いや、麦わらの一味にゾロを置き去りにする選択肢がない以上、合流できずにいるゾロに「あのマリモ野郎一味を危険に晒しやがって」ってサンジが怒るのは当然だと思うのよね。 相手がどんだけ強かろうとも、足止めくらっちゃってる状態に陥ったこと自体がゾロの失態になる。 一味の中でゾロはそういう立ち位置だから。 そこらへんゾロも理解はしてそうだけど、それでもサンジに言われるのはむかつくんだろう。 『超巡!超条先輩』 (第6話 既読無視巡査長) 警察もののドラマによくいるエリートキャリア組のキャラ登場! と思ったら、妙に湿っぽいというか重いというか。 「けど──仲悪いってことは…逆に好きなんじゃない…?」 なんか、こういうタイプの二次創作たまにみるな。 こんな激重な人と相棒やれてたらしい超条先輩、意外とすごい人かもしれん。 あと、こんな激重な人の理解度がやたら高いケーナインくんもなかなかすごいな。 『逃げ上手の若君』 (第149話 茶色い記憶1338) 別記事になりました。 『カグラバチ』 (第25話 取引) 漣家の当主にとっては子供も「商品」のひとつか。 そう登録することで自由自在に呼び寄せられて便利だから、というのが主な理由なんだろうけど、良い値がついたら本当に売り飛ばしそうだな。 「淵天」まで楽座市に出品される、という展開はめっちゃおもしろいな! 神奈備にとっては頭が痛すぎる事態だろうけど。 『アンデッドアンラック』 (No.199 Language) 別記事(ボスの強さ)になりました。 『ツーオン...

『逃げ上手の若君』(第149話 茶色い記憶1338) 感想

高師直の元に戻った夏ちゃん、やっぱり怒られるよね、そりゃ。 てか、怒られてる、って次元じゃないね、これ。 赤ん坊の頃から徹底的に鞭を振るわれ、たまに出るささやかな飴に涙して育つ。 そうやって、こういう理不尽な服従から抜け出せない「天狗」ができあがるわけか。 天狗躯体ってわけわからんテクノロジーだと思ってたけど、わけわからん操作技術があってこそのもので、その技術は危険とか苦労とかいった思考がシャットダウンされた人間だからこそ身につけられるものなのかもしれない、と思うとめっちゃ怖いな。 突然、高師直が「脱糞」とか言い出して、なんのことかと思ったら玄蕃か! これはヒドい! 「忠義出ちゃう」とかギリギリじゃなく完全にアウトじゃないですか、松井せんせー。 こんな濡れ衣着せられた夏ちゃんがかわいそすぎる! 玄蕃がやたらと夏ちゃんべったりだったのは、夏ちゃんを高師直の元に戻さないためだったか。 夏ちゃんが戻ったところで師直の軍にプラスがあるか、というとまったく思いつかないので、玄蕃が夏ちゃんと離れたくなかった、というのはありそうだけど。 「家族なんて今から新規で作れんだよ」 玄蕃が実際そうだったからねえ。 「帰ろうぜ 言っとくが 坊にとっちゃお前はすでに家族だぞ」 俺にとって家族だ、とは言わないあたりが玄蕃だよね。 玄蕃はめっちゃ頭いいし切れ者だけど、やっぱり最低だな! ってなった今回でした! あと、あらためてサブタイトルみて、これはヒドい! ってなった。

『ワールドトリガー』第240話「遠征選抜試験・36」 感想

喜多川ちゃんがおなかすいて廊下に倒れてるところからはじまった。 空腹だからといって、廊下に寝転がるって普通するか? でも、双葉ちゃんと小早川さんが普通に対応してるから、よくあることなんだろうね。 そしたら宇野が黙ってお菓子を差し出してくれた。 やさしい。 ところで、喜多川ちゃんやっぱりこれトリオン体? しっぽついてるし。 そして、若村を審査じゃなく応援したい佐伯もやさしい。 さて、ついにみんながつくったトリオン兵お披露目の特殊戦闘シミュ開始! ヒュースの「爆撃機(カナダ)」って名前はなんだ。 爆撃機なのは見ればわかるけど、わざわざカナダを強調する意味ある? あと、落とした炸裂弾(?)に「ひゅ」って書いてあったんだけど、なんか意味あるの? 若村は「銃手A」って無機質というかなんというか。 デザインがちょっとかわいい。 笹森は「トゲねずみ」ってそのまんまだけどちょっとかわいいネーミング。 半崎の「芋砂」って名前は、ちょっとひねってあるけどあんまりこだわりはなさそう、って感じが半崎っぽい。 ラッドにスナイパーライフルを搭載したみたいな? マリオちゃんの「レーダーコーギー」めっちゃかわいい! 来馬先輩の「ロングシューター」、穂刈の「射的名人」も、めっちゃそれっぽいネーミング。 てか、弓場さんの「ステルス鉄砲玉」のセンスなさすぎ感があまりにも弓場さん。 「ステルス鉄砲玉」は性能もめっちゃ弓場さんっぽいな。 とにかく距離を詰めてくる感じとか。 これ、すべてのトリオン兵の装甲にチーム番号が書いてあるっぽいんだけど、これはルールでそう決まってるのかな。 今回の若村は落ち着いているというか、指示出しに迷いがない感じでとても良いね。 吹っ切れたというか、覚悟が決まったというか。 それでも引き分けで反省しているというか、ちょっと迷いが出たところにすかさずフォロー入れてくるヒュースがめっちゃ頼もしい。 誰もが認める知略家なうえに、助言が的確で迷いがないから、安心感がある。 「今日に限っては勤勉さや正確さよりも 意外性や特殊な発想が勝率に結びつくはずだ」 一日目だから探り合いの状態。 ゆえに不意をつくのなら、一日目がもっとも効果が高い、ということなんだろうね。 一日目をやってみて、他のチームのトリオン兵を見て、こういうのもアリか、みたいなものを各チームが学習して、それならこうしようああしよう...

『アンデッドアンラック』(No.198 Go!!!!) 感想(母と息子?)

まさかの「ルナ」と「ソウル」の会話からスタート! 「ソウル」は太陽に閉じ込められてると思ってたんだけど、出てこられるのね。 それとも「ルナ」のところには直通ルートみたいのがあるのか? 太陽よりは月の方が近いのでクエスト見物か……。 「魂」の存在に明確に気づくには200年ほどの研鑽が必要。 かつてのループでその可能性があったのはジュイスさんとヴィクトルだけ。 歴代の「不老」も200年は生きられなかったのかな。 まあ、老衰死しないだけで病死や事故死は普通にあるからな。 その前に自死してるのかもしれないけど。 でも、前回ループでファンは「魂」に気付いたような描写があったよな。 ジュイスさんもヴィクトルも初代だから「魂」のつながりに気付けない。 アンディは明確に魂の存在に気付いてたんじゃなくて、それを信じる、と決めただけで、微妙に違う感じか。 初代の「不運」はあのシルクハットの紳士? そういえば否定者はどのタイミングで生まれるんだろうね。 最初に大地に魂が置かれた時点で、すでに配られていたのか。 それとも「サン」か「ルナ」がゲーム状況に応じて逐次投入してるのか。 「ソウル」は自分の存在に気付いてもらえてめっちゃうれしそう。 そして、否定者たちとの戦いを楽しみにしている? まあ、上位十理たちヒマそうだもんね。 トップくんが古代生物を壊しまくり、こぼれた魂をジュリアちゃんが回収! 「回収」であって「攻撃」ではないので、クエスト参加者として登録されていないジュリアちゃんが介入してもOK! という理屈か! クエスト参加者って、要するに攻撃してもいい人を定めてるだけなわけね。 ニコとイチコさんがチャフをばらまくのがOKだったのもこの理屈か。 「ビースト」は回収された魂が戻ってこないと弱体化するのかな、って思ったんだけど、どうも違うっぽい。 ジュリアちゃんが集めた魂に、風子ちゃんが「不運」を付与すると、それが「ビースト」の元に戻るので「不運」に触れたことになる、って感じか。 「サン」がUMAをつくった。 でも、上位十理の第1席である「ソウル」だけは「ルナ」がつくった。 大地に魂が置かれたところからはじまる物語であるのならば、創造神というべき存在は「ルナ」の方、ということになる? 「最高の生」を求めてるのは「サン」だけで、「ルナ」には別の目的がある。 否定者をつくったのは、人間の可能性を...

『週刊少年ジャンプ』2024年15号 感想

『あかね噺』 (第101席 だからだよ) 落語大好きな娘が噺家になりたいというのなら応援するけれど、それにほんのちょっとでも、自分が原因で発生した義務感とか重荷みたいなものが混ざっているのは耐えられない、みたいな気持ちがおっ父にはあったんだろうな。 落語家としての自分は死んだ、と言ってるけど、落語家としての自分が娘の中で亡霊のように生き延びているんじゃないか、という疑念はどうしたってでるだろう。 でも、この高座をみて、自分という存在が娘の落語を曇らせることはない、と信じることができたんじゃないかな。 これまでは多分、素直に落語家としての娘を応援できなかったけど、これからは安心して朱音ちゃんの落語を楽しんで欲しいな。 『グリーングリーングリーンズ』 (第14話 「理想を追う才能」) 珀のキャディについたオリバー。 めっちゃ楽しそうだな! せっかくコースに来たのにゴルフしないんかい! ってちょっと思ったけど、数合わせで参加しただけだったよ、そういえば。 「理想」に「かっこいい」ってルビをふるのはおもしろい。 珀にとって理想のフォームは、常にかっこよくみえてるんだろうな。 王賀ちゃんやオリバーたちの姿から「かっこいい」を探してもみつからず、見つけ出したのが過去の自分、というのがかっこいい! あの時の珀は、ムキになって打ってる自分をみられて恥ずかしい、って思ってた。 でも、今の珀にとっては王賀ちゃんよりもオリバーよりも「かっこいい」プレイヤーなんだ。 ここまでずっと自分探しをしてうろうろしていた珀が、自分の中から理想の自分を探し当てた。 その感動が「出来た」という短い台詞にこめられているような気がした。 「ゴルフは理想を再現するスポーツ」 前にも出ていた言葉が、ここにきて強い説得力を持つ展開! すごくかっこいい! 『超巡!超条先輩』 (第5話 爆走巡査長) 「もうビチャビチャだよ こいつの寝耳」って、あいかわらずのトンデモ語彙力だな。 このマンガ、翻訳担当の人めっちゃ大変そう。 ところでローボくん高性能すぎじゃない? クラウドファンディングでいくら集めたらこんなのできるの? 『逃げ上手の若君』 (第148話 敬意1338) 別記事になりました。 『カグラバチ』 (第24話 狩人) 真打を神奈備が競り落とすのならそれはそれでいいんじゃないの? って思ってたんだけど、チヒロくん...

『逃げ上手の若君』(第148話 敬意1338) 感想

時行が目覚めたのはあの世ではなく顕家の伊勢の館。 ギリギリのところで郎党たちが助けてくれたのね。 顕家軍は当初の予定をあきらめ、伊勢に転進。 斥候を出さずに予定通りに突っ込んでたら高師冬が配置していた伏兵にやられていたかもしれない。 吹雪の能力を信じていた時行たちに救われた形か。 合流するつもりだった新田軍は越前にいた。 思ったより離れてたので合流を諦めたのね。 冬の越前は厳しいよ。 奥州勢は寒さには強いだろうけど。 顕家の敬意は不器用ながらも結構ドストレートなところがある。 自分よりも年長の者たちに囲まれて生きてきたから、弟属性な時行がかわいくてしかたないのかもな。 伊勢観光はいいんだけど、秕さんのその恰好は目立ちませんか? まあ、男の子をお姫様抱っこしてる女の子よりは目立たないか? そして、「全自動食べ主君」「くちびるが異常に柔らか主君」って何? 雫と亜也子の若様山分け同盟(?)はしっかり守られてるんだな……。 夏ちゃんは高師直のところに戻ったか……。 今さら戻ったところで処分される未来しか想像できないんだが。 たいして役に立つ情報も持ってないはずだしなあ。 玄蕃の爆弾の作り方なら有用か? 玄蕃は夏ちゃんの寝返りを予測していて罠をしかけたらしい。 これなら手土産になる、と思わせる偽情報を教えておいたとか? 玄蕃が夏ちゃんに騙し合いで負けるとは思えないが、相手が高師直の場合はどうなるか。 負けたところで損にはならないようにしてるんだろうけど。 でも、夏ちゃんがいなくなることそのものが損失じゃないか? 少なくとも、時行は泣くぞ?

『アンデッドアンラック』(No.197 Ready!!!) 感想(魂を繋げ続けた先にいる者)

「気付いたのか 奴らに」 「ビースト」は風子ちゃんの周りにいる魂のことを知ってるっぽい。 「確かに不正義や不死ではたどりつけないものだ」 この台詞で、やっぱり否定能力の前任者たちなんだな、って確信した。 「不死」は当然なんだけど、「不正義」もジュイスさんが初代なのね。 てか、「ビースト」べらべら情報をしゃべりすぎじゃない? 上位十理たち太陽で怒ってそう。 「ビースト」のフェーズ3が、いろんな要素まざりあってる。 胸のマークは太陽かな? フェーズ3は古代生物たちの蘇生。 そして、「ビースト」と魂がつながっていない? 否定者は次代の否定者を選んだ後は、当代の否定者の魂の中で眠っている。 ということは、除津さんの魂は今、ボイドさんの魂の中? そう考えるとだいぶおもしろいな。 「不壊」を継承し続けてきた山岡家。 それは、先祖が練り上げた技術をつなぎ続ける、という想いがなしとげたものか。 春歌ちゃんの魂の姿が、子供の姿をしているのは、まだ春歌ちゃんが成長途上だってことか。 おじいちゃんの前では一人称が「ハルカ」になるのかわいい。 ところで、一心さんは3年前に亡くなってるのか。 みんなが年代スキップしてる間に亡くなってしまって、円卓のみんなは最期を看取ることができなかったんだろうね。 一心さんの年齢的に可能性は考えてただろうけど。 後ろにいる山岡家のご先祖様たちの、春歌ちゃんをみる目がやさしい。 まだ幼い子孫が泣いてて、それでも「不壊」であろうとがんばってるんだもん。 かわいくて仕方ないだろうなあ。 人間は獣に比べれば弱いかもしれないけど、繋ぎ積み重ねることで強くなれるんだよ、という答え。 それを体現する山岡家の「不壊」を纏ったトップくんが「ビースト」に戦いを挑む。 めっちゃ美しい流れだ。 「不壊」がつくるものは決して壊れない、ということはなく、作り手のメンタルによっては壊れることもある、というのは前回ループでも示されていた。 そのせいで父親は死んでしまったんだと春歌ちゃんは後悔し続け、そのせいかちょっと臆病な子になっていた。 だから、今回みたいに「不壊」と「不壊」がぶつかった場合、壊れるのは覚悟が弱い方ということになるんだと思う。 でも、歴代「不壊」の力を借りて春歌ちゃんがトップくんを守るためにつくった鎧が、弱いわけないよね! わりとずっと謎だった、なぜ「不壊」はずっと山岡家...

『週刊少年ジャンプ』2024年14号 感想

『あかね噺』 (第100席 落語ヴァース) 連載2周年か……そんなんなるか……。 巻頭見開きカラーがおしゃれすぎて一瞬『SAKAMOTO DAYS』にみえたんだけど、なんとなく久保帯人先生っぽさも感じる。 朱音ちゃんの落語ヴァース世界がめっちゃ生き生きとしてて楽しそう。 なんかもうゾーンに入って無敵状態な感じだな、と思ったらタイムオーバーの危機! なるほどねえ、入り込みすぎちゃいかんのか。そりゃそうか。 これは先輩のお披露目の会で、朱音ちゃんは開口一番なわけだから、それが時間取り過ぎはさすがにマズいよね。 朱音ちゃんが主役のイベントならともかく、前座がそれはダメだろ。 だけど、誰かが高座からひきずりおろしたり、声をかけて止めるとかするのもできないんだろうな。 『ONE PIECE』 (第1109話 “阻止”) ベガパンクが世界の秘密を暴露するのかと思ったら、まさかの準備に時間がかかるので10分待て! 段取り悪すぎなのでは……って思ったけど、いかなベガパンクでも海軍や世界政府の妨害を振り切って放送を流すのは大変なのかも。 黄猿はここでリタイアか……。 重傷って感じじゃないけど、もうメンタルが限界で立ち上がりたくないんだろう。 『超巡!超条先輩』 (第4話 パシリ巡査長) 派出所にロボット警官がやってきた! って、こち亀でみた展開だわ。なつかしい。 ロボだから思考が読まれなくて弱みを握られることがないので、超条先輩対策として送り込まれたっての、めっちゃ納得した。 区内に超巡アンチがいるのか……前回の保護者の人たちみたいなのがたくさんいるのかな。 お金を出してでも抑え込みたいってなかなかの執念。 「こんな澄んだ目ェして産湯ドス黒いな」ってツッコミはめっちゃ笑った。 ドス黒い産湯ってワードが出てくるのすごい。 ポンちゃん、襟と袖がある相手なら負けないみたいなこと言ってたけど、襟も袖もない相手にも強い! これ ・ローボくんは超条先輩に強い ・超条先輩はポンちゃんに強い ・ポンちゃんはローボくんに強い という三すくみ状態になったってこと? 『カグラバチ』 (第23話 蔵) 六平が死んで妖刀がこれ以上は増えないことが確定したので、真打の値段も確定できる、というのはなるほどな、ってなった。 美術商としての漣家当主らしい考え方だ。 チヒロくんは受け入れることができない考え方だけど。 ...

『逃げ上手の若君』(第147話 高師冬1338) 感想

逃若党が総がかりでもまったく歯が立たない高師冬こと吹雪。 秕さんすら軽くあしらわれてるもんなあ。 てか、馬の下敷きになるって結構な大ごとじゃない? 逆さになってギュルルッて回ってる吹雪の絵がちょっとシュール。 さすがに雫はちょっと離れて様子見か。 足手まといにしかならないもんな。 仮面のとれた高師冬が吹雪の顔してなくて、ちょっとショックだった。 いや、吹雪の顔なんだけど、あんな禍々しい顔したことなかったよ。 「野心が溢れて止まらない」か。 吹雪は野心にとりつかれた父親に虐待されて育ったから、そういうのは嫌ってると思ってたんだけど、そちら方向に洗脳されちゃってるのか。 あれ? 高師冬もしかして吹雪には戻らない? 雫に匙投げられた感じなんだけど。 逆さ凶でとどめをさされた時行。 そんな時でも、吹雪を恨まず、逆に謝ってるのがいかにも時行。 そして、死んだと思ったらなぜかウォーターバイクに乗った頼重に救われる。 まさかの頼重再登場! 死んだ人の頭に輪っかというのは神道にも仏教にもないはずだが、と思ったら「冥土では時代も宗教も一緒くた」らしい。 時行、三途の川を渡らずにすんだっぽいけど、本当に「急展開にも程がある!!」よ!

『アンデッドアンラック』(No.196 Set!!!) 感想(魂を繋ぐもの)

「不壊」の能力を使いこなす「ビースト」に疑問を抱く春歌ちゃん。 「不壊」は何年にもわたる修行を前提に成り立つ能力なので、それを取り込んだところですぐに使いこなせるのはおかしい、と。 実際、風子ちゃんもビリー様に「不壊」をコピーしてもらったんだけど、コピー出来ても使えなかったらしい。 「ムリだよボス~」って言ってるビリー様かわいすぎ! よくこんなんで、前回ループで悪役やろうと思ったな! 今回ループはずっとかわいいビリー様でいてください! ってなった。 「不壊の力は一子相伝 不壊の魂を継がぬ者では 相当の修行を積まねば使えませぬ」 ということは、ビリー様も修行を積めば使えるようになる? でもまあ、一心さんがいるのに、戦闘能力も指揮能力も高いビリー様を技術職として修行させるメリットはないな。 「ビースト」タコバージョンがでてきたけど、タコも獣扱いなのか。 人間同士で争わせるのに飽きて投入されたのが「ビースト」とか言ってたから、人間以外はすべて獣なのかもしれん。 でも、「不壊」を使えたということは人間も対象? UMA「インセクト」がいたから虫は除外だと思うけど。 腕が折れて停止したトップくん。 前回ループでの停止条件はそのままで、何かを蹴り倒す、という条件も追加された感じか。 要するに、壊れる、という条件はそのままなのね、と考えて、春歌ちゃんが「不壊」なのは皮肉がきいてるな、ってちょっと思った。 絶対に止まらないトップくん用装備をつくれる可能性がある、とは言っても、どこかで止まらなきゃいけないわけで、それって止まった時点でトップくんが生きてるとは思えない……。 「お前は魂の鎖で 獣を繋ぎ止め 僕にしている」 アンディがやってたみたいなことを、「ビースト」は獣たちに対してやってたのか! てか、あれって風子ちゃんもできるのか! 「お前は喰べた物の魂も喰らい その魂に刻まれた記憶・経験値ごと手に入れる」 ビリー様の「不公平」は否定能力をコピーだけど、「ビースト」は経験値も込みで手に入れられる。 上位十理だけあって強い! でも「不公平」はビリー様なりの解釈を加えることでオリジナルな使い方もできるので、別ベクトルで強いんだよね。 「この世界の最初のルールは魂!!」 やっぱり上位十理の第1席は「ソウル」か。 もし「ソウル」を倒したら、この世界はどうなるんだろう。 それはもしかしたら、「...

『週刊少年ジャンプ』2024年13号 感想

『ONE PIECE』 (第1108話 “応答せよ、世界”) ブルーグラス中将の「張り切れねェんだよ 倒しても損失!! 倒されりゃ理不尽!!」って台詞に、めっちゃ同情してしまった。 そのうえ、何もしなけりゃ命令違反なんだから、やってらんねえ、って傍観きめこむわけにもいかないんだろうな。 ベガパンクが死ぬと、自動的に世界中にメッセージが発信されるようになっていた? そのメッセージの内容によっては、海軍にボニーを始末するとかどうでもよくなるくらいのインパクトを与えられるとか? 『カグラバチ』 (第22話 拮抗) 漣家との正面衝突を避け、落札という手段で真打を回収することを決めた神奈備。 なるほど……漣家が守りたいのは楽座市なんだから、そこに沿って金銭解決をはかり、衝突を避けるというのはアリな気がする。 緋雪の「何競売盛り上げようとしちゃってんだよ」というセリフがちょっとおもしろかったけど、戦闘要員を双城に減らされたばかりだから、これ以上の人材の損耗は避けたい、というのは当然だろうな。 漣家のトップのおじいさん、ひとりなのに部屋に入るなりしゃべりだすからどうした、と思ったら柴さんが普通に座ってた。 と思ったら、チヒロくんもいた。 周囲にふわふわ水滴が浮いてるだけで、チヒロくんがすでに臨戦態勢に入ってる、ってのがわかるの、おもしろいな! 『逃げ上手の若君』 (第146話 再会1338) 別記事になりました。 『超巡!超条先輩』 (第3話 決闘者巡査長) 「大天使テシィ」ってもしかして天使ヶ原ちゃん? テッシー、ついに大天使になった? 『アンデッドアンラック』 (No.196 Set!!!) 別記事(魂を繋ぐもの)になりました。 『グリーングリーングリーンズ』 (第12話 「初」) 初めてゴルフコースに立った珀が、その広さに息を呑み、カップまでの遠さにゴルフという競技のむずかしさを実感するシーンがすごく良かった。 そうだよなあ。ゴルフ以上に専用フィールドの広い競技ってないもんなあ。 あと、15打でホールアウトしても落ち込まず、1打目とパターがカンペキだったから、今度は2打目もカンペキにできればバーディー取れる! というポジティブ思考ができるとこも良いよ! 『ツーオンアイス』 (第21話 You'll Never Walk Alone) 今のところパートナーなしの無何有...

『逃げ上手の若君』(第146話 再会1338) 感想

なんとか勝った青野原の戦い。 戦に勝てば当然、宴ですよね! 奥州武士たちが雅楽を気に入って奏者たちに話しかけてる絵がかわいい。 あと、弧次郎が新田(息子)にお酒を注いでるのを止められてる絵もかわいい。 確かに、あの時代設定でもさすがに早い。 しかしながら、顕家軍の損耗はひどい。 それでも進軍は止められないので、大急ぎで立て直しをせねば、というところに新手の大軍が登場! 高師直と佐々木道誉が揃っているよ! でも、高師直はすぐに退いちゃったな。 忙しいのはそうなんだろうけど、それだけ高師冬の仕上がり(?)に自信があるんだろうな。 足利方の打つ手が速すぎた件の原因は高師冬の献策か? 逃若党のみんなが、一気に緊張感MAXになってる……。 時行を中心に、逃若党だけで師冬の元に向かう。 みんな表情が硬いし、戦の際は後方に置かれるのが常な雫まで同行してる。 師冬が吹雪だとしたら、なんとかして身内だけでことをおさめたいんだろうな。 それにしても、最前列の亜也子と弧次郎を易々と切り抜けて、あっさり時行に迫る吹雪が怖すぎる。 時行が逃げ上手でなければ、これ多分、死んでた。 元々、強すぎる吹雪だけど、迷いみたいなものがなくなって、単純な戦闘マシーンになってさらに強くなった? 目に涙を浮かべる時行が悲しい。 師冬は仮面をかぶってるから、殺したことにして自軍に連れ戻すというシナリオはつくれると思うけど、どうやって「吹雪」に戻すの? ってのがなあ。 雫がなんとかしてくれないかな……。