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『アンデッドアンラック』(No.204 得意不忘言) 感想(すべてを忘れない覚悟)

ここのところサブタイトルが四字熟語シリーズだな、と思ってたら五字熟語(?)になったんだけど、元ネタは「得意忘言」らしく、それに「不忘」をかけたおしゃれタイトルなのね。 不完全とはいえ「ルナ」の攻撃に耐えるファンは何者なんだろうね、本当に謎だ。 でもファンだからなあ、でなんとなく納得できちゃうのも謎だ。 しかも、攻撃受けてボロボロなのに、知らない技術に「面白い!!」ってなっちゃってるからね。 「ルナ」の攻撃も肉体から魂を切り離して放つ、というやり方なのね。 風子ちゃんが会得した技術を、ファンも別ルートで手に入れたのか。 「ルナ」は「思念の頂点」。 「サン」は「物理の頂点」。 さらっと新情報が出てきた。 「ソウル」だけは「ルナ」が生み出した、という話だったけど、つまり魂は「思念」から創り出された、ということ? そして、「ソウル」は上位十理のトップ。 するとこの世界、「思念」は「物理」を超えるもの、という設定? 魂を使いこなすことが「ルナ」に近づくということなら、上位十理の2位以下に勝てる要素は、すでに風子ちゃんとファンは手に入れているということなのかもしれない。 そして、風子ちゃんに教えられて春歌ちゃんもそれに触れられたということは、他の否定能力者たちも習得可能ということなんだよね。 ボロボロのファンは死理取りで薬を出すことを要求。 自分の肉体が全快すれば勝てると自信満々。 でも、イチコさんはそれを否定。 イチコさん「目隠れ」って呼ばれてるんだ……。 イチコさんはファンよりも自分の方が魂を理解している。 だから、たとえ全快したとしてもファンは「ルナ」には勝てないとわかっている。 イチコさんはあえて自分が死んで、ニコの「不忘」を発現させるという策を提案。 「回復せず技を放てば俺は死ぬぞ 俺に死ねというのか」って言ってたファンが、一度、死んだらもっと強くなれるよ! って言われて、めっちゃウキウキで死ぬことを決めたの、めっちゃ笑った。 強くなれるのなら死んでもいいのか! いや、本当に生き返れる保証はないと思うんだが、そこに強くなれるルートがあるのなら即決で命を賭けるの、あまりにもファンらしいイカレっぷりだな! 「見えたぞ 真八極…その完成形…」のコマの目がもう完全に逝っちゃってて笑った。 そして、イチコさんの覚悟の決まりっぷりもなかなかイカレてるな。 ここで「初めて好きになっ...

『週刊少年ジャンプ』2024年21号 感想

『極東ネクロマンス』 (第1話 スピリチュアル) 『ALIENS AREA』の那波歩才先生の新連載。 わりと早く戻ってきたな。 でも、絵がすっきり見やすくなってる気がして、短期間でしっかりレベルアップしてる感がある。 初回の1コマ目のセリフが「そうです憂鬱(メランコリー)って言いたいだけです」で、初手から那波先生のノリだわ~、ってなった。 宇埜くんが雨の中、おばあちゃんと歩いてる絵がステキだ。 大きめの傘をおばあちゃんの方に傾けて、自分は車道側を歩いて周囲に目配りをしてる感じが、めっちゃおばあちゃんを大事にしてるんだな、ってわかる。 おばあちゃんも安心しきってる表情をしてて、なんかかわいい。 この1コマだけで、おばあちゃんと孫が寄り添い合って穏やかな生活を営んでいるんだな、と感じさせてくれる。 それと、おばあちゃんにちょっとだけ手の込んだ料理をリクエストすると元気になる、ってめっちゃわかる! わがまますぎないわがまま言うと、なんか張り切るよね、おばあちゃん。 天涅さんは回りくどい発言をするし、好き嫌いめっちゃ多そうだけど、いい人っぽい。 あと、チタリかわいい! ほっぺたふくらましてる顔がめっちゃかわいい! 『超巡!超条先輩』 (第11話 非番の巡査長) ポンちゃんの「いま私だけ劇場版の話についていけてない状態…」ってセリフに笑った。 あるある、自分はテレビ版しか観てないけど相手は劇場版も観てて、劇場版だけの設定の話をされてポカ~ンってなること! ポンちゃんが知ってる原作(?)の犬飼警視はただの超条先輩過激派だけど、劇場版の犬飼警視はキビキビと仕事をこなす有能リーダーなのね。 しかも、ポンちゃん以外は劇場版しか観てない感じか……。 そうなると、原作も劇場版も知ってて普通に両方とも受け入れてるK9さん、すごすぎるな! そのK9さん、ポンちゃんに「たぶん私のが強いんで怪我とかしないです!」って言われちゃって、ちょっと傷ついてる感じでかわいそう。 いや、K9さん、かなり腕に自信のあるタイプよ? それなのにあんな華奢なポンちゃんにさらっと自分より弱い人扱いされたら、そりゃあヘコむよ? ポンちゃん、悪気なくK9さんのプライドへし折ってる。 『あかね噺』 (第107席 昔の名) 落語家、名前が出世魚のごとくに変わるので、誰が誰だか混乱する問題。 知ってる落語家さんが他の落語家さん...

『逃げ上手の若君』(第154話 頭角1338) 感想

春日の「フフフ もっと来い その分 南の顕家卿が楽になる」のとこの、穏やかな表情がめちゃくちゃ良い。 攻めてくる敵が多ければ多いほど、その分、顕家を攻める敵が減ると思うと、ちょっと安心するんだろうね。 その分、自分が大変になる、なんてことはどうでもいいって感じが、さすが顕家サマの自慢の執事! 桃井はめっちゃ元気だな。 亜也子の色仕掛け(?)にひっかかったことでだいぶ株を落としたけど、今は直義様のために一生懸命! ってなってて、頼もしい感じになってる。 そして、高師直。 この人、めちゃくちゃ働き者だし、めちゃくちゃ有能なのは間違いない。 でも、傲慢だし、それを隠す気もなくて、反感を買いまくってる。 でもこの人は、それだけやっても大丈夫と信じてるんだろうなあ。 顕家軍は連戦続きでボロボロ。 顕家も負傷を隠せなくなってきている。 でも、あいかわらず凛としていて美しい。 後醍醐帝の無茶振りで苦労しているってのが目に見えてわかるから、顕家ほどの人物がそこまでの忠誠を誓うに足る人物なのか? って疑問を持っちゃうのはよくわかる。 でも、それを顕家に訊ねることは憚られるよなあ。 後醍醐帝は顕家なら大丈夫、と無邪気に信じていたんだろうか。 それとも頼りになるのが顕家だけだった、ということなんだろうか。 高師直と決別した夏ちゃんが生き生きしててうれしい。 そんな夏ちゃんをみる玄蕃も心なしかうれしそう。 ところで、回想でも影が薄い時継はなんなんです?

『アンデッドアンラック』(No.203 文武両道) 感想(ファン無双)

人気投票結果発表! 風子ちゃんが安定の1位! と思ってたら、アンディがまさかの5位……ループ後はほとんど出番がないから仕方ないのかな……と思ってたんだけど、みんなアンディには入れるだろうと思ってあまり入れなかったんじゃないか? という考察をみて、あり得る~ってなった。 2位はタチアナちゃん。これもまさかまさか。 こちらはアニメ化の影響かもしれない。 かわいさ増量のうえに釘宮さんボイスだからな! 3位はまさかのファン! ループ後、あざとさ増し増しになったとはいえ、躍進がすぎるな。 表紙で風子ちゃんとジュリアちゃんが乗ったタチアナちゃんのスフィアを担がされてるうえに、ジュリアちゃんに頭を踏みつけられててかわいそう。 そして4位はジュイスさんorジュリアちゃんか。 ジュイスさん美人すぎるし、ジュリアちゃんかわいすぎるし! 確か上位4キャラがそろったアクスタプレゼント企画があったと思ったけど、まさかの風子ちゃん、タチアナちゃん、ジュリアちゃんに囲まれるファンのアクスタがつくられることになるとは……。 それにしてもあいかわらずアンデラの人気投票は票差があまりないね。 アンデラ界隈、全押しの人が多い印象がある。 あと、シェンとムイちゃんの票差がたった2票なの、ふたりに公平に票入れた人が多かったんだろうな、って思う。 さて本編。 前回のアオリで「セクシー」と書かれ、人気投票結果発表で「ツンデレ」と呼ばれたファンが登場! 寝起きでいきなりこんな状況になってて、さすがに混乱してるな。 あと、全裸じゃなくて本当に良かったです。 それはアンディだけにしといてください。 「ってかこれホンモノ? 転送されて来たの!?」って、イチコさんも自分の中のイメージのファンが現れると思ってたんだな。 そりゃそうだよね。 ファン、イチコさんの魂にプ二って触っただけで状況を理解した。 魂を通じて情報を読み取ることができるのか? ファン、イチコさんが魂だけになってもみえてるし、触れれば情報伝達が可能だと知ってるし、かなり魂を理解してるな。 ファン、神龍を瞬殺! 龍の逆鱗の位置がわかったのか。 てか、龍にちゃんと逆鱗がついてるって、ランちゃんのイメージがだいぶしっかりしてるんだろうな。 ファンは強い敵が現れてうれしそう。 ランちゃんが鼻血を流してるけど、これやっぱり架空の存在を出して壊されるとダメージが行くしく...

『週刊少年ジャンプ』2024年20号 感想

『ツーオンアイス』が終わってしまい、初連載作3連弾の生き残りは『カグラバチ』だけになった。 そしてまさかの東リベ作者が『ジャンプ』に来るとは……。 『願いのアストロ』 (第1話 世剣ヒバル) 現代で極道ものって大丈夫か? と思ってたら、世界がめちゃくちゃになって行政も司法もめちゃくちゃになったら、そういう組織の存在も容認されることになる、ということなのね。 なかなかすごい発想だな。 これ、なんかよくわからない能力があちこちにばらまかれたということか。 つまり、すべてのキャラが同時に能力者としてのスタートラインに立ったところ? ということは、いちはやく自分の能力を理解し、利用できた人が有利になるのかな。 いきなり授けられた能力を利用するにしても、組織力があればかなり有利をとれるから、ヒバルとテラスとお兄ちゃんたちが一致団結すればあっという間に天下とれるかも。 逆に対立すればめっちゃ迷惑な抗争に発展しそうだけど。 『あかね噺』 (第106席 今日の主役) 泰全師匠がだんだん萌えキャラにみえてきた。 『超巡!超条先輩』 (第10話 思春期巡査長) 掲載順たっか! 10話目でこの位置にいる連載なかなかないよ! エロ目的で超能力が欲しい思春期男子が出てきたけど、超条先輩が思春期の頃はどうだったんだろうな。 事故の被害者のからだの状況を視るシーンがあったから、その気になればエロにも活用できそうだけど。 視えすぎちゃって無になってるのかもしれない。 それにしてもあいかわらずワードチョイスがすごすぎる。 特に「平成の余熱で暖を取れって言うのか!!」はすごい。 そうか……令和はすぐに炎上するから平成の余熱で暖を取る方が安全なのかも……。 『アンデッドアンラック』 (No.203 文武両道) 別記事(ファン無双)になりました。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS162 懐かしの面子) 結局、有月の中のリオンさんは、有月がつくりあげた人格ということで確定なの? 坂本さんと南雲が動揺するほどのリオンさんっぷりって、有月がリオンさんのことをめちゃくちゃ深く知ってなきゃ無理だと思うんだけど。 ところで、非常口の取っ手の端が切られて落ちてるカットだけで、篁さん来た! ってなるのすごいな! 『逃げ上手の若君』 (第153話 執事1338) 別記事になりました。 『カグラバチ』 (第29話 ...

『逃げ上手の若君』(第153話 執事1338) 感想

なんとか生き残ったもののボロボロな顕家軍。 しかし、帝がいる吉野に身を寄せるわけにはいかない。 大軍を養う兵糧がないし、吉野総攻撃の口実を与えてしまうからか……。 春日の献策は、自分が京を見下ろす男山を奪い立てこもって足利軍をひきつけるので、顕家軍はその間に南下して軍の態勢を立て直す、というもの。 一番、大事で大変なところを自分が受け持つのね。 ここで楠木正成の息子たちが登場。 楠木の本拠地の河内で顕家軍を養う代わりにその地を守る、という取り引きを春日がもちかけていたのか。 ちゃんと負けた場合の手も打ってるあたり、春日、有能すぎる。 顕家に「さすがよ春日 汝の執事の才は師直の倍だ」と顕家にほめられて、めっちゃ満足そうにひげをねじねじしてるのちょっとかわいい。 ところで、ダラァァァってやってる尊氏がめっちゃホラーなんですが。 なにこの得体の知れないドーピング薬。 雫、師直、春日。タイプは違うけれどみんなご主人様大好きなのは間違いない。 主従でほのぼのと日常を過ごしてる描写だけやってればいいじゃない、と思うんだがそうはならないんだよね。

『アンデッドアンラック』(No.202 雲蒸竜変) 感想(セクシー担当はその人でいいんですか?)

「死理取り」は「イメージの対処のし合い」だそうだ。 「後攻は対処に選んだ言葉の語尾をそのまま次ターンの先攻で使える!!」 要するに、後攻になったら次ターンの先攻で使うことを前提に言葉を選ばなければいけない、ということ。 ランちゃん、戦闘力は低そうだけど、耐久力はそこそこあって、イメージ力は当然高い。 てか、ランちゃん「死理取り」で上位十理と遊んでたりするんだろうか。 「ソウル」なら相手してくれそうな気がする。 「シック」や「ビースト」は相手にならなそう。 日本語で「ん」が末尾になったら負け、というルールって、日本語を選ばなければ絶対に負けないってことでもあるのか……なるほど……。 実質的に「ランゲージ」にしりとりそのもので勝つのは不可能だな。 ということは、イメージでダメージくらわすしかないのね。 ニコもイチコさんも使い物になるのは日本語と英語だけ。 それ以外の言語は単語をぼちぼちって感じなんだろうな。 翻訳機があるじゃん、って思ったんだけど、翻訳機ってのは翻訳元の言葉がないと役立たずなんだよね、当然ながら。 一方、金斗雲で移動中の風子ちゃんたちは「ウォー(推定)」のジュニア(?)の攻撃を受けていた。 上位十理側はクエスト関係なく攻撃できるの不公平感ある。 どんな時でも頼りになる「不壊」は心強い。 その「不壊」にしか負けてないニコご自慢の素材・ブラックメタルの壁はロンギヌスの槍に砕かれていた。 実物のロンギヌスの槍がそんなに強いとは思えない(そもそも実在したのかもあやしい)が、そこはまあイメージの問題なのね。 次に出たのは中国語で「神龍」。 「シェンロン」って「ん」がつくじゃん、って一瞬、思ったんだけど、中国語だからセーフなのね。 ここでイチコさんが「海坊主」を出したんだけど、海坊主ってこんなんだっけ? なんか、戸塚先生の自画像のニット帽部分が藁になった感じ。 イチコさんがイメージする海坊主ってこんなかわいいのか。 ニコにも「なんだそのゆるキャラは!!」言われてるし。 「せめてデカくあれよ!!」には笑った。 そうだね、せめて神龍と同じくらいの大きさは欲しかったね。 海坊主がやられて、イチコさんが謎のダメージをくらった。 そして、その悲鳴がニコに届いた。 ついにニコが魂を感知しはじめた? 「龍に勝ちうる オレがイメージできる最強の言葉…!!」を思いつけないニコ。 でも...

『週刊少年ジャンプ』2024年19号 感想

『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS161 サメ) 父親が死んだ理由を知りたがる周くん(死んでないけど)。 でも、神々廻は答えられない。というか、答えるわけにはいかない。 それを知ることで周くんが殺されるリスクだってあるから。 そして、かつての四ツ村と同じ立場になってようやく、四ツ村が自分を守ろうとしてくれたのだと気づくのせつない。 神々廻が周くんをかばったのは、罪滅ぼしとかではなく、もう自然にからだが動いちゃったんだろうね。 だから本当に「サァ…よう分からんわ…」って答えるしかなかったんだと思う。 ところで、穴から這い出てくる大佛ちゃんが怖すぎなんですが。 『あかね噺』 (第105席 口出し無用) 全生師匠のキレ方がめっちゃ子供っぽくって全力で、清々しささえ感じる。 これを人目があるところでやってるってのもまたスゴイな。 迷惑な人ではあるけれど、自分の感情に正直で、それを表に出すことをおそれないという点はちょっと好きかな。 目の前にいて欲しくない人だけど。 このめちゃくちゃキレてる人にさらっと笑顔で話しかけちゃうまいける兄さんの強キャラ感がすごすぎる! いや、どうみたって一瞬たりとも関わり合いになりたくない人だろ、全生師匠。 『アンデッドアンラック』 (No.202 雲蒸竜変) 別記事(セクシー担当はその人でいいんですか?)になりました。 『カグラバチ』 (第28話 突破口) ちょっと離れたとこにいても「ハクリ」と呼ばれると、チヒロくんの元に駆け寄ってくるハクリくんがワンコっぽくってかわいいな。 漣家の「蔵」の継承の仕組みはよくわかってないけど、うまいことハクリくんに継がせることができれば一発逆転狙える、ってのはなるほどってなった。 漣家をつぶしちゃうと余波がとんでもないことになりそうだけど。 『逃げ上手の若君』 (第152話 雫1338) 別記事になりました。 『超巡!超条先輩』 (第9話 コンビニ巡査長) コンビニ勤務で超テンションあがってる先輩がかわいかった。 「ダメだ コイツ心がキッザニアに在る」って確かに……憧れ方が小学生レベル。 だが、本物のコンビニはキッザニアではないのだよ、残念ながら。 あと、ポンちゃん「ドリンクの補充は…?」ってつぶやきながらダンボール(最低4箱)片手でもってるけど、ということはそれの中身ドリンクだよね? 重量かなりのもんだ...

『逃げ上手の若君』(第152話 雫1338) 感想

雫と師直の謎の執事レスバトル(?)がはじまった。 尊氏、寝る前に読み聞かせまでしてもらってんの? それでもそこそこまともな執事の仕事内容だったのに、途中からファ~ファ~入り過ぎて何がなんだかわからない。 師直めっちゃ真面目な顔で、何言ってんだこいつ、みたいなこと言ってるんだろうな、というのはわかるけど。 ピー音じゃなく笙でファ~ファ~かぶせるというのは斬新だな。 三浦(弟)は高師泰の太刀持ちになってた。 しかも敵になってるのは元主君の時行。 あの熱血漢の三浦が、三浦家と兄の子を守るために必死に耐えてるんだろうな、と思うと泣ける。 そして、顕家軍は南に撤退。 「我らの援軍がありながら何たる様よ!」って、援軍のせいで負けたようにみえるんですが……。 大中小納言は最悪だけど、これまでずっと顕家のそばにいた親王殿下は、曇り無き眼で顕家への信頼を口にした。 顕家がうれしそうでうれしいけど……史実を考えるとなあ……。 歴史ものって史実という名のネタバレが痛しかゆし。 雫、からだが透けてるうえに衣装が中途半端に欠けてて、なんかとんでもない姿になってるな。 神力の塊が頼重の前に現れ、頼重の神力の影響で少女の姿になった的な感じ? 「神から人にわたる力が…ほんのひと時 人の像を成した それだけだ」 頼重は現人神という立場だけど、雫は肉体をもたない現人神ということなのかもしれない。 弧次郎、亜也子、玄蕃あたりは元ネタがあるけど、雫にそういうのがないのは、そもそも人間じゃないってことだったのか……。 雫が神力をあまり使ってこなかったのは、「雫」という存在を維持できなくなるおそれがあるから。 それでも、それを解放することで時行の願いを叶えることができるのなら、それで満足して消えていける。 と、思っていたら、やっぱり時行に引き留められた。 それもダイレクトアタック(?)ですよ! そして、やっぱり雫は時行のキラッキラな無茶振りに弱かった。 神力は使わず知略で役立って欲しい。 神様の加護なんていらないから、人間としてそばにいて欲しい。 そんなことお願いされて、雫が断れるわけないのよ。

『アンデッドアンラック』(No.201 死理取り) 感想(「不忘」はいらない)

「ランゲージ」に挑むことになったニコとイチコさん。 その内容はしりとり。ただし、全言語対象! 「全言語」と言われて「どの規模だよ 国連所属の国の言語の数か?」ってきっちり確認をとるのは、さすがニコだな。 対象は「七千 このループで確認された言語全て」か……。 さすがのニコも7000も言語は把握してないだろ。 前回ループのニコは「不忘」で覚えてたかもしれないけど。 さらに使った言語を具現化してぶつけ合って、どちらかが死んだらおしまいか……。 なんかこんな感じの『ノーゲーム・ノーライフ』でみたな。 「ランゲージ」はさすがに7000の言語を把握してるだろうから、回を重ねるごとにニコは不利になる。 さらに、イチコさんが心配だから、少しでも早く片を付けたい。 これ、ゲームを楽しみたいランちゃんとしては、イチコさんを攻撃したの悪手じゃない? まあ、それがなかったらニコが相手してくれなかった可能性はあるか。 それなのに、イチコさんが「ニコ…なに焦って…」ってなってて、気づいてあげて! ってなった。 「流星」って言葉からイメージするものが「鉄隕石」ならそれが出現する。 なるほど~。「隕石」って言わなくても隕石が出るのか。 隕石を防ぐためにニコが出したのは「イージス」。 最強の盾! がふにゃふにゃで現れて笑った。 そうだよね。ニコは「イージス」の実物をみたわけじゃないもんね。 でも、不格好でも性能がちゃんとイメージできればOK! というわけでちゃんと流星を防げた。 ところでニコが日本語使えるのは、チカラくんの件でしばらく日本に滞在してたからなのかな? ここでニコが「サイエンス」を選択したけど、さすがにイメージがしっかりしてるな。 「不忘」のニコではなく、「ユニオンの最古参 科学班班長」として「ランゲージ」と戦う! という宣言が熱い! これは「不忘」なんかいらない! という宣言でもあると思うんだよ。 「不忘」という能力自体に好奇心はもってそうだけど、だからといって風子ちゃんが拒否しているものを受け入れるわけにはいかないって感じなんじゃないかな、と。 次は「科学」と「噴火」のぶつかり合いか。 イチコさんの言葉はニコには届かないという一方通行な状況だけど、コミュニケーションにまったく不安がなさそうなの、なかなかすごいな。 てか、イチコさん魂状態の方が身軽に動けて強いんじゃないか? 鉄粉+空...

『週刊少年ジャンプ』2024年18号 感想

『あかね噺』 (第104席 あの日の約束) 要領が良すぎるちょう朝と要領が悪すぎる泰全に挟まれて、いろいろ苦労してたらしいおっ父。 このバランス感覚が営業職には向いてたんだろうな。 ちょう朝の弟子のお披露目の時にはおっ父と泰全も出演するという約束。 ちょう朝の弟子のお披露目にあかねちゃんが出ているという現実。 ちょう朝と泰全にとっては、うれしくもあり、さびしくもあり、なんだろうね。 『超巡!超条先輩』 (第8話 追跡!巡査長) 「チヒロ」という女性とも男性ともとれる名前が出た時点で、これ男性なんだろうな、とは思ったけど、まさかのホッさんだった! ホッさんって「スマホ」の「ホ」からきたあだ名だと思ってたんだけど、「保坂」って名字だったのね……。 踏み込むのを止めるポンちゃんは良識も常識もある良い子です! てか、犬養さんは警視なのに、なんで率先して踏み込もうとしている……。 ところで盛り塩のプラモって何? 皿部分と塩部分のふたつしかパーツがなさそうなんだけど。 でも、さりげに左門くんネタを出してくれるのうれしいです。 『逃げ上手の若君』 (第151話 般若坂1338) 別記事になりました。 『アンデッドアンラック』 (No.201 死理取り) 別記事(「不忘」はいらない)になりました。 『グリーングリーングリーンズ』 (第17話 「撫子」) 王賀ちゃんの母親がプロゴルファーで、オリバーの母親がそのキャディをつとめていた、という関係だったのね。 海外を転戦していて、その娘というだけで特待生として迎えてもらえる、ということはかなり有名な選手なんだろうね。 「王賀」って珍しい名字なのに誰も反応しないのは、それが父方の名字で母親とは違うってことなんだろうか。 娘がゴルフをやりたがってるのに「もう辞めたらどうだ」って言っちゃうのはどうなの、って思うんだけど、別れた原因を考えると父親もいろいろ複雑な心情があったんだろう。 妻も娘もゴルフのせいで離れていった、みたいになってるし。 『ツーオンアイス』 (第26話 “Two” on Ice) 先週のドロドロから一転して、清くて爽やかな綺更と隼馬のターン! 本当にもうずっとお互いしかみてないふたりの、この曇りなき世界! あまりにも幸せにあふれている! それをみつめるたっくんのなんとも形容しがたい表情。 虚ろにもみえるし、うらやましそうにも...

『逃げ上手の若君』(第151話 般若坂1338) 感想

京を目指して行軍を再会した顕家軍。 厳しい道のりを爆速で進むことができるのは、結束力の高さがあればこそ、なんだろうね。 あと、顕家に対する忠誠心の高さ。 からまれまくってる時行はかわいいけど、まだ体調がよろしくないはずなので手加減してあげてください。 後醍醐帝が援軍をよこしてくれてありがたい! ってなってたのに、来たのはほとんどが公家の軍。 役に立たなそう感あふれる絵がなんともいい味だしてますね! 「さらに追加で中納言と少納言を追い納言じゃ」って……「追い納言」って何? 「極大納言じゃ!!」でポーズつけるコマがおもしろかったけど、その下のコマで罵詈雑言を浴びせたいけど必死でこらえてる感じの顕家をみると笑えない。 顕家は例外で、ほとんどの公家は戦場では役立たず……というか足手纏い。 しかも、顕家より位が高いから、顕家の指示になんて従わない。 「公家に武装をさせる金があるなら… 一人でも多く周辺の武士をかき集めて欲しかった」 本音を口に出せない顕家、めっちゃツライ。 雫、神様だった! 神力の強い巫女じゃなく、神様そのもの? 頼重の実の娘ではないんだろうな、とは思ってたけど。 でも普通に成長してるんだが。 時行に手を出してもらうって話はどうなるの? あと、「…貴様 人ではないな」ってあっさり受け入れる高師直はなんなの?