『逃げ上手の若君』(第152話 雫1338) 感想

雫と師直の謎の執事レスバトル(?)がはじまった。
尊氏、寝る前に読み聞かせまでしてもらってんの?
それでもそこそこまともな執事の仕事内容だったのに、途中からファ~ファ~入り過ぎて何がなんだかわからない。
師直めっちゃ真面目な顔で、何言ってんだこいつ、みたいなこと言ってるんだろうな、というのはわかるけど。
ピー音じゃなく笙でファ~ファ~かぶせるというのは斬新だな。


三浦(弟)は高師泰の太刀持ちになってた。
しかも敵になってるのは元主君の時行。
あの熱血漢の三浦が、三浦家と兄の子を守るために必死に耐えてるんだろうな、と思うと泣ける。


そして、顕家軍は南に撤退。
「我らの援軍がありながら何たる様よ!」って、援軍のせいで負けたようにみえるんですが……。

大中小納言は最悪だけど、これまでずっと顕家のそばにいた親王殿下は、曇り無き眼で顕家への信頼を口にした。
顕家がうれしそうでうれしいけど……史実を考えるとなあ……。

歴史ものって史実という名のネタバレが痛しかゆし。


雫、からだが透けてるうえに衣装が中途半端に欠けてて、なんかとんでもない姿になってるな。

神力の塊が頼重の前に現れ、頼重の神力の影響で少女の姿になった的な感じ?

「神から人にわたる力が…ほんのひと時 人の像を成した それだけだ」
頼重は現人神という立場だけど、雫は肉体をもたない現人神ということなのかもしれない。

弧次郎、亜也子、玄蕃あたりは元ネタがあるけど、雫にそういうのがないのは、そもそも人間じゃないってことだったのか……。


雫が神力をあまり使ってこなかったのは、「雫」という存在を維持できなくなるおそれがあるから。
それでも、それを解放することで時行の願いを叶えることができるのなら、それで満足して消えていける。

と、思っていたら、やっぱり時行に引き留められた。
それもダイレクトアタック(?)ですよ!

そして、やっぱり雫は時行のキラッキラな無茶振りに弱かった。

神力は使わず知略で役立って欲しい。
神様の加護なんていらないから、人間としてそばにいて欲しい。
そんなことお願いされて、雫が断れるわけないのよ。