『逃げ上手の若君』(第153話 執事1338) 感想

なんとか生き残ったもののボロボロな顕家軍。
しかし、帝がいる吉野に身を寄せるわけにはいかない。

大軍を養う兵糧がないし、吉野総攻撃の口実を与えてしまうからか……。


春日の献策は、自分が京を見下ろす男山を奪い立てこもって足利軍をひきつけるので、顕家軍はその間に南下して軍の態勢を立て直す、というもの。
一番、大事で大変なところを自分が受け持つのね。

ここで楠木正成の息子たちが登場。
楠木の本拠地の河内で顕家軍を養う代わりにその地を守る、という取り引きを春日がもちかけていたのか。

ちゃんと負けた場合の手も打ってるあたり、春日、有能すぎる。

顕家に「さすがよ春日 汝の執事の才は師直の倍だ」と顕家にほめられて、めっちゃ満足そうにひげをねじねじしてるのちょっとかわいい。


ところで、ダラァァァってやってる尊氏がめっちゃホラーなんですが。
なにこの得体の知れないドーピング薬。


雫、師直、春日。タイプは違うけれどみんなご主人様大好きなのは間違いない。
主従でほのぼのと日常を過ごしてる描写だけやってればいいじゃない、と思うんだがそうはならないんだよね。