『週刊少年ジャンプ』2024年21号 感想

『極東ネクロマンス』(第1話 スピリチュアル)
『ALIENS AREA』の那波歩才先生の新連載。
わりと早く戻ってきたな。
でも、絵がすっきり見やすくなってる気がして、短期間でしっかりレベルアップしてる感がある。
初回の1コマ目のセリフが「そうです憂鬱(メランコリー)って言いたいだけです」で、初手から那波先生のノリだわ~、ってなった。

宇埜くんが雨の中、おばあちゃんと歩いてる絵がステキだ。
大きめの傘をおばあちゃんの方に傾けて、自分は車道側を歩いて周囲に目配りをしてる感じが、めっちゃおばあちゃんを大事にしてるんだな、ってわかる。
おばあちゃんも安心しきってる表情をしてて、なんかかわいい。
この1コマだけで、おばあちゃんと孫が寄り添い合って穏やかな生活を営んでいるんだな、と感じさせてくれる。

それと、おばあちゃんにちょっとだけ手の込んだ料理をリクエストすると元気になる、ってめっちゃわかる!
わがまますぎないわがまま言うと、なんか張り切るよね、おばあちゃん。

天涅さんは回りくどい発言をするし、好き嫌いめっちゃ多そうだけど、いい人っぽい。

あと、チタリかわいい!
ほっぺたふくらましてる顔がめっちゃかわいい!

『超巡!超条先輩』(第11話 非番の巡査長)
ポンちゃんの「いま私だけ劇場版の話についていけてない状態…」ってセリフに笑った。
あるある、自分はテレビ版しか観てないけど相手は劇場版も観てて、劇場版だけの設定の話をされてポカ~ンってなること!

ポンちゃんが知ってる原作(?)の犬飼警視はただの超条先輩過激派だけど、劇場版の犬飼警視はキビキビと仕事をこなす有能リーダーなのね。
しかも、ポンちゃん以外は劇場版しか観てない感じか……。
そうなると、原作も劇場版も知ってて普通に両方とも受け入れてるK9さん、すごすぎるな!

そのK9さん、ポンちゃんに「たぶん私のが強いんで怪我とかしないです!」って言われちゃって、ちょっと傷ついてる感じでかわいそう。
いや、K9さん、かなり腕に自信のあるタイプよ? それなのにあんな華奢なポンちゃんにさらっと自分より弱い人扱いされたら、そりゃあヘコむよ?
ポンちゃん、悪気なくK9さんのプライドへし折ってる。

『あかね噺』(第107席 昔の名)
落語家、名前が出世魚のごとくに変わるので、誰が誰だか混乱する問題。
知ってる落語家さんが他の落語家さんの名前でテレビに出てきて、そうか、襲名したのかってなることよくある。

一生師匠も過去になんかあって、妙にこじれてる感じかな?
志ぐま師匠はその件になにかしら負い目があって、一生師匠に強く出られないのかもしれん。
いろいろごたごたしてるけど、そういうのを弟子にまでかぶせたくなくて、自分たちの代でその因縁を解消したいけど、今のところどうにもできないでいる。
でも、そういう因縁を背負っていない朱音ちゃんでなければ、解決できないんじゃないかとも思い始めてる状態、と予想。

『SAKAMOTO DAYS』(DAYS163 厄)
「私が乗っ取っちまったら…有月の人生はどうなんだよ!」
「そりゃ私だって…できることならなァ…!」
どちらもリオンさんの本心なんだよなあ。
有月の人生を乗っ取りたくない、でも、坂本さんと南雲と共に過ごした日々に未練がある。

坂本さんは当然として、南雲もそれがリオンさんの人格ならば守りたいと思っている。
たとえそれが有月がつくりだした幻だとしても、誰を敵に回してでも……で、まさかの殺連からの抹殺命令ですよ。
会長、本当に性格が悪いな。
神々廻さんとか、これどうすんのかな。
大佛ちゃんはわりとすんなりと命令に従っちゃいそうな気もするけど。

そして、篁さんはその命令に従って動いている?
篁さん、殺連会長の命令絶対な人なの?
この人の行動原理さっぱりわからない。

坂本さん、南雲、有月ボディリオンさんはこのマンガでも最強格のはずなんだけど、その3人がそろってても篁さんに勝てそうな気がしないの、なんなんだろうね。

『アンデッドアンラック』(No.204 得意不忘言)
別記事(すべてを忘れない覚悟)になりました。

『逃げ上手の若君』(第154話 頭角1338)
別記事になりました。