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『アンデッドアンラック』(No.223 RAGNAROK) 感想(チーターも運営には勝てない)

クエストとクエストのインターバルの3か月を潰され、結果発表の直後なのに課題発表がはじまった。 あの7席の時計もってたおじいさんはUMA「タイム」か。 解放されてようやくこれだけのことができるようになったらしい。 なるほど、これまでこの手の嫌がらせをされなかったのは、単純にできなかっただけなのか。 上位十理の狙いは「不正義」が発現する機会を潰すこと。 これまで本当にジュイスさんひとりにやられまくってたんだな。 そして、5席の鎧の人はUMA「ジャスティス」で確定っぽい。 「デス」「チェンジ」「ラック」「ジャスティス」と2席~5席は対になる否定者がいて、「ラック」以外はずっとユニオンの主戦力だった。 「ラック」はおそらく前回ループでようやくユニオンに加入した。 「不運」はユニオンにとっての欠けたピースというか、「神」がジョーカー役として設定した能力だったのかも。 時間操作の能力の存在に気付けなかったことを悔やむ風子ちゃんに「1か月経過 ペナルティラグナロクを発動する」というアポカリプスの宣言が追い打ちをかける。 この風子ちゃんの「…は?」のコマと同じ顔で読んでたと思うよ、私。 いや、インターバルをすっとばすところまでは、このマンガならやる! って思ったけど、まさか上位十理戦をまるっとスキップするとは! 「ウォー」がビリー様と、「チェンジ」がジーナちゃんと対戦する気満々だったのに! この上位十理戦スキップは「タイム」の仕業ではなく、どうやら「ルナ」が勝手にやったことらしい。 そうね。「ルナ」も時間操作できることは、前回ループで示されていたよね。 「ソウル」が激怒してる……。 ようやくアンディから解放されて、否定者たちを蹂躙するぞ! って楽しみにしてただろうからなあ。 「不死1人に留められたアナタ達に何を期待するのです?」 この「ルナ」の言葉にうっかり納得しちゃった。 言われてみれば確かに……。 「不正義」さえいなければ、と上位十理たちは考えていたんだろうけど、それ以前にアンディに勝てないことが実証されてるだろお前ら、と言われるとうなずくしかない。 「そっちの方がおもしろい」 「ルナ」の判断基準は常にこれだな。 「ソウル」の最後の「なら」という言葉は、もしかしたら否定者たちと上位十理が手を組む可能性を示してるのかな。 「それなら、ボク達もお前に抗おう」って。 そして、上位十理...

『週刊少年ジャンプ』2024年43号 感想

『魔男のイチ』 (第3狩 雷狐の魔法) 魔女と魔法が対峙したら互いに名乗り合う、という文化があるのね。 この狐の魔法、やたらと自分の設定しゃべりまくるな、と思ってたら、魔法とはそういうものなのか。 でもイチは「魔女」じゃなくて「狩人」だから、作法とか文化とかにまったく興味がないし、相手は「魔法」ではなく「獲物」だから、自己紹介の必要はない。 性別とかは関係なく、思想というか指向というかが、魔女とはまったく違うものなので、そういう存在を魔女たちは受け入れられるのか? という話になっていくのかな。 少なくともデスカラスさんはイチをおもしろがっているようなので、最初に出会った魔女がこの人なのは、イチにとってラッキーだったんだろうな。 ところでやっぱりデスカラスさん、かわいいですね! 『逃げ上手の若君』 (第173話 ストームブリンガー1338) 別記事になりました。 『カグラバチ』 (第50話 迎撃) 六平パパさん、部屋に契約者たちの写真を飾ってたのか。 だからチヒロくんはすべての契約者の顔を知っている? 柴さんからお父さんは英雄だときかされ、お父さんから契約者たちこそが英雄だときかされてきたチヒロくんが、契約者の座村さんにお父さんが英雄に決まってるだろ的なことを言われて「“英雄”のなすり付け合いだ」って考えてるのおもしろい。 “英雄”のなすり付け合いをするような人たちだから、六平パパさんに信頼され、妖刀を託されたんだろうな。 ところで座村さんは、そのアイアンクローで本当に表情読み取れるんですか? 柴さんの「ごめん十代には衝撃的なキショさやわ」に笑った。 うん。座村さんには悪いが否定できない。 『超巡!超条先輩』 (第31話 「ゴリラと巡査長」) ポンちゃんとゴリラを間違える超条先輩とローボくんはかなりおかしいけど、あんなでっかいゴリラ相手に「勝てるに決まってるでしょ!!」って言えるポンちゃんはもっとおかしくない? しかも本当に勝ってるし。 『アンデッドアンラック』 (No.223 RAGNAROK) 別記事(チーターも運営には勝てない)になりました。

『逃げ上手の若君』(第173話 ストームブリンガー1338) 感想

船を造らされている時行たち。 顕家軍の生き残りを船で北奥州、南奥州、関東に送り込んで一発逆転(?)を狙う計画か。 壮大すぎて、そんなうまくいくか? と心配になるな。 でも、北畠親房本人とその息子も参加するわけだから、かなり本気なのはわかる。 残存兵を食わせるのが大変だから、さっさと追い出したいのもわかる。 ところで北畠家、みんな美形ね。 奥州からついてきた武士たちは故郷に帰れるので大乗り気。 時行としても鎌倉に乗り込めるわけだから、ありがたい話ではあるよね。 結城がおじさんの生首の詰め合わせを親房に献上しててビビった。 戦がなくても殺しはしたいという結城の要望に応えて、罪人と野盗限定で許可を出した、って親房が結城をイイ感じにこき使ってる。 結城も自分の性分がダメなものだとはわかっている。 でも、それが容認される立場を得てしまっているんだよね。 だからエスカレートしてしまっているのか、おかげで制御されててこの程度で済んでるのか。 無駄な殺生をやめることはできないか、と言った時行だけど、言ってもききいれてもらえないとはわかっていたんだろう。 作中でも触れられていた通り、それが許されない時代に生まれていたらどうなってたんだろうね、この人。 右目で泣いて、左目で人の死を求める結城の絵に、なんともいえない物悲しさを感じた。 結城家の人たちって最初はギャグっぽく出てきたのに、こういう締め方してくる手腕があまりにも松井せんせー。 そして、出航早々に魅摩ちゃん再登場。 なんかちょっと大人っぽくなってない? 人外感が出てきたというか。 これ、尊氏からなんかされた?

『アンデッドアンラック』(No.222 RTA) 感想(これぞチート技)

2015年10月31日。 いつの間にか2週間が過ぎてた。 円卓に集合したユニオンメンバーについにアンディがお披露目だけど、みんなあっちこっちに散らばってて、全員を集められなかったのかな。 クエスト以外にもアーティファクト探しとかいろいろやってるからな。 みんながアンディを覚えていれば、無理してでもみんなすぐに集まってくれたと思うけど、「リメンバー」使ってないから、クエストの結果発表でみんな集まれるから、その時にまとめて紹介するね! 的なことで2週間待ってたのかも。 「待たせたな野郎共!!」ってアンディめっちゃノリノリだけど、みんなのリアクションはいまいち。 女性陣がみんなドン引きしてるの笑う。 「彼氏なの?」って言ってるくるるちゃんは、風子ちゃん、こんなのがタイプなの? とか思ってそう。 てか、普通に「彼氏」認識なのね。 前回ループでは風子ちゃんが彼氏じゃないと否定し続けてたけど。 リップの病院の一件で、一瞬、手が触れただけで彗星を呼べる、という状況を目撃してる人がいるから、そこからの彼氏認定なのか? それともニコが言いふらしてまわったのか? 記憶がないのに、シェンの反応が「手合わせしたいね」で、前回ループと同じなの笑う。 まだ「リメンバー」使ってない風子ちゃんに驚くアンディ。 「いやオレはビリーあたりでするぞ アイツメンドクセーだろ」って、実際めんどくさいことやらかしたからね、ビリー様は。 でもビリー様にしてみれば、どうしてめんどくさいって言われてるかわからないから「え」ってなるよね。 2席の座をアンディに譲ったジーナちゃん。 風子ちゃんに見せてもらった過去があるから、アンディを認めてくれてる。 もし、それがなかったらジーナちゃんはどうしてたんだろうね。 超反発してたりして。 でも、そんなジーナちゃんだったとしても、アンディはうれしそうに見るんだろうな。 そして、友才さんからは刀のプレゼント。 風子ちゃんから話をきいてたのかな。 アンディがそれを肩に刺したのにみんな驚いたの、確かに新鮮だな。 まあ、普通はその反応だよね。 クエストはオールクリア。 「バーン」の捕獲については、「不燃」の円陣がいれば図体がでかいくらいしか難点がないので、わりと簡単そう。 「サマー」の捕獲はシェン、フィルくん、ボイドさん、友才さん、という面子。 「不可避」で逃げられなくして、シェンが前...

『週刊少年ジャンプ』2024年42号 感想

『ONE PIECE』 (第1126話 “落とし前”) ボニーがくまの膝に座って「やっと一緒に見れたね水平線」って喜んでるのが、かわいいやら物悲しいやら。 反応がなくても父が生きているだけで嬉しいのかな、ボニーは。 ベガパンクがくまを元に戻す手段をどこかに残してる可能性はあるのかな……あるといいな……。 バルトロメオがシャンクスの旗を燃やしたの、特に深い理由はなく、調子に乗った結果だったらしい。 バルトロメオならあるかもな……。 で、諭されたらすぐに反省するのもバルトロメオらしい。 さらに、ルフィを殺すように言われて渡された毒を自分で飲んでケジメをつけようとしたところまではかっこよかったけど、それで逃がしてもらえたら「案外甘ェんだべな!!」とか言っちゃうあたりが、またバルトロメオ。 反省はするけど、すぐにリセットされちゃう。 「ケジメはケジメ」と言われて、結局、船を撃沈されてしまったけど、バルトロメオたちは生きてそう。 どうすればよかったのかと思ったんだが、旗を燃やさなければよかったんだよ! としか言いようがない。 『魔男のイチ』 (第2狩 ウロロの魔法) 森を一瞬で破壊した魔法、威力でかすぎだろ、と思ってたら、使うと3日は寝込む、というデメリットがあった。 つまり、サポートなしでこれを使ったら、寝込んでるところを攻撃されてアウトということか。 単独行動で使うのはほぼ無理だな。 ウロロがイチに寄生してる感じになってるのおもしろい。 魔法は生物で要求をクリアすれば使えるようになる、というのは、その魔法を我が身に同居させるってことなのか? ところで、デスカラスさん、頭良くてずる賢くて最高ですね! 表情豊かでかわいいし! そういえばこの作品タイトル、どう英訳するの? って思ってたら『Ichi the Witch』らしい。 「wizard」じゃなくて「witch」なところが「魔男」を表してるのか? 『逃げ上手の若君』 (第172話 ?1338) 別記事になりました。 『カグラバチ』 (第49話 均衡) 漆羽さんとハクリくんを車内に残し、チヒロくんは脱出して敵をひきはがした。 ハクリくんが「蔵」を使えるようになれば、漆羽さんが妖刀を取り戻し、さらに電車が仙沓寺につけば、もうひとりの妖刀保持者も使えるようになる。 妖刀二本分の戦力はでかすぎるな! だから、このふたりを安全圏に逃...

『逃げ上手の若君』(第172話 ?1338) 感想

なんかまたすごいサブタイトル来た! あと、センターカラー絵がこわい。 なにこの、超失敗したAI絵みたいなやつ。 コンタクトレンズ専門店とのコラボとは、またおもしろいことやってるな。 「瞳を大事に」で小笠原殿が描かれていて、まさか小笠原殿のおかげでゲットできた案件なの? さて本編。 顕家が戦死してから3か月後の新田陣営。 郎党たちの士気はめっちゃ低いけど、新田だけはまったく変わらず元気! 新田が「首くらいもげてもそのうち生えてくる!」とか無茶なこと言ってるけど、誰も笑わないし文句もつけない。 いつもこんな調子でみんな慣れきっちゃってるんだろうな。 「源氏ってそんなに偉いのか?」という素朴な疑問。 まあ、家柄がいい方がいろいろとやりやすいってのはあるけど、この時代わりと後付けできたらしいからな。 信ぴょう性の薄い家系図引っ張り出してきたり。 「強い奴が勝ち! 勝った奴が偉く! 偉い奴は何を言ってもまかり通る!」 実にシンプルで新田らしい言葉で、本人はそれを信じ切っていたけど、現実としてはどんだけ強くても大勢で攻められれば負ける、で終わるんだよね。 少数で行動している時に囲まれ矢で頭を射抜かれた新田義貞。 完全に死んだかと思ったら、脳を完全に破壊されてるのに暴れまくってる絵がめっちゃ怖かった。 新田義貞に足りなかったものは何か。 そして、新田義貞は何のために戦っていたのか。 それについて松井せんせーは描かなかった。 松井せんせーなりの解釈はありそうだけど、それを描かず「?」のままにすることが、このマンガの新田義貞にふさわしいと考えたのかな、と妄想している。 ずっと「?」がくっついていた新田の最期の絵が、死体で描かれた「?」なの、徹底してるな。

『ワールドトリガー』第245話「若村麓郎」 感想

オサムと若村の違いを問われて「そもそもメガネ以外に何か共通点はあるのか?」と聞き返したヒュース。 なぜかメガネが重要だよね、このマンガ。 「別になんでも……」とごまかしかけた若村が、考え直してちゃんと言い直したとこが良い。 若村は変えたいんだよね、自分のことを。 多分、基本的に自分のこと好きじゃないというか、信じられるものが何もないという状態なんだけど、そこから脱したいという気持ちは強い。 香取ちゃんに頼ってもらえる存在になりたいのに、今はその足をひっぱってるって、思い込んでるからな。 もし若村が三雲隊のメンバーとチームを組んでて、オサムが香取隊に入っていたら、三雲隊と香取隊の順位は逆転していたかもしれない。 なるほど……この仮定はおもしろいな。 現実としては、オサムは香取ちゃんと衝突しまくりそうだし、ユーマとチカちゃんはそもそもボーダーに入らなかっと思うけど。 ヒュースが若村にズバズバ言ってしまうので、笹森と半崎がひやひやしてるのちょっとおもしろい。 これ、若村がキレて怒ることではなく、落ち込んでしまうことの方を心配してるよね、多分。 若村はオサムのことを自分と同じく地道な努力型だと思ってるから、気になるのか。 ユーマとかチカちゃんは突き抜けてるところがあるから、自分と何が違うんだよ! とはならないよね。 若村が犬飼からどんな訓練を受けているかをきいただけで、若村が気づいていない犬飼の真意に気づいたヒュース。 それを若村に離してもいいか、犬飼にお伺いを立てるヒュースは律儀だな。 というか、その価値みたいなものを理解できてる、というべきなのかも。 ヒュースは軍人だから、他のチームに中途半端にちょっかいを出すことの危険性を重くみているのかもしれない。 練習中の若村にやたら話しかけるのは、射撃をしながら他のことに意識をさくことに慣れさせるため、か。 射撃競技ならともかく、戦闘中に射撃だけに集中できる状況はつくれないよね、確かに。 距離をとってるスナイパーならともかく、ガンナーは周囲に常に気を配る必要がある。 でも、その意図を犬飼は若村に話さなかった。 若村に自分で気づいて欲しかったから。 でも、それができずに半年が経過してしまった、と。 若村は自分で考えるのが苦手、というのはなんとなくわかる。 あれをしなきゃいけない、これもしなきゃいけない、こうならなきゃいけない、みた...

『アンデッドアンラック』(No.221 凶界輪廻) 感想(永久ループって怖いよね)

アンディの独白ではじまった今回。 前回の風子ちゃんの独白と対になってるのね。 「アンディから始まったんだよ」と言った風子ちゃん。 でも、アンディは風子ちゃんに出会うまでは「ただの不死」だった。 「アンディ」にしてくれたのは風子ちゃんだった。 だから、ふたりが出会った時が始まりの時なんだよ。 「よかったな!! また不滅になれてよぉ!!」 「よかったな そのUMAとまた出会えて!!」 「よかったな ソウルに唆されて強くなれて!!」 ルインにそれをいうか、って感じなんだが、アンディは本気で言っている。 どんな経緯であっても、今のこの出会いは良いことなんだ、と。 「キサマにルインは救えない」 逆を言えば、「シャドウ」と「ブラッド」はルインを救いたい? 「シャドウ」と「ブラッド」は好きでルインにくっついてる感じだよね。 人間に付いてるUMAはクロちゃんとこの2体くらいしかいないけど、どういう経緯で、ここまでルインを贔屓することになったのかな。 「その方が楽ってだけだろ 怠けてんじゃねぇよ」 このアンディのセリフは、風子ちゃんに出会う前の自分にかけている言葉でもあるような気がした。 「何故だ 同じ再生能力 何が違う」 これは私も知りたい。 「不死」と「不滅」の違いって何? 「不死」はループを越えられて、「不滅」は越えられてないっぽいのはどういうことなの? ルインを虐待してる親(?)の姿が、ちょっと「サン」っぽく描かれてて怖い。 周囲に炎が描かれているのでなおさら。 否定能力者は親が愛情深くて、幸せな生活から突き落とされるパターンが多いので、最初っから恵まれてないというのは初めてのような気がする。 アンディは知らないとはいえ、この育ち方した人に「その方が楽ってだけだろ」は厳しすぎる! 「オレの成長もアイツも成長ももうない やり尽くした だからこっからなんだ」 アンディがそばにいなかった風子ちゃんの約200年は、風子ちゃんを限界まで成長させるための時間だったと捉えるのか。 個々の修行を終えて、これからはみんなの連携技で強くなるんだ、と。 「残り続けるオレの不死に 触れ続けるアイツの不運 その不運はお前が死ぬまで終わらない」 なにその永久機関。 「凶界輪廻(バッドループ)」こわすぎじゃない? 「不死」と「不運」の連携技がどんどんこわい方向に進化していってるな。 アンディはルインを強く...

『週刊少年ジャンプ』2024年41号 感想

『魔男のイチ』 (第1狩 イチ) やっぱり宇佐崎先生の絵は華やかで良いなあ。 イチの「相手がこちらに殺意を向けない以上 こちらも殺意を向けてはならない」というのは、ポリシーというよりは、自分で自分にはめた枷のようにも感じる。 人間社会の一部として生きていけるギリギリのラインを踏み越えないための方便というか。 人間として生きていきたい気持ちはあるけど、本性としてはそこを踏み外しているので、なんとか踏みとどまるための縛りプレイというか。 深読みのしすぎかもしれないけど。 魔法が一種の生物であり、課された課題をクリアすれば魔法が使えるようになる、という設定はおもしろいな。 でも、水を飲み干すとか、一緒に旅をするとかは時間をかければいける気がするんだけど、篝火を1時間抱きしめるとか、氷山に添い寝というのは死ぬのでは? あと、「魔女」が魔法を習得するハンターなのなら、ひとりで複数の魔法も取得可能なのか? 逆に、ひとつの魔法を複数の魔女が得ることは可能なのか? 『チェンソーマン』みたいに能力取得用に囚われている魔法もあったりして。 ところで、魔法が使えるようになると勝手に変身しちゃうのね。 コスチュームに統一感があるのは、魔女としての規定スタイルがあるから、とかではないのか。 『ONE PIECE』 (第1125話 “何をもって死とするか”) マリージョアへの物資供給を妨害する革命軍の作戦がじわじわと天竜人たちを追い詰めはじめた。 でも今のところ天竜人ではなく、料理人たちが犠牲になっちゃってるの理不尽だな! 多分、奴隷たちの方が先に飢えて死ぬことになるだろうし。 革命軍の上層部もこうなることは予想できたと思うんだけど、ここらへんもう割り切るしかないんだろうな。 サターン聖がイム様に始末されてしまった。 いろいろやらかしちゃってるから、イム様に見放さるのもわかるけど、ちょっとかわいそう。 五老星はみんな、イム様の力で生き延びてたりする? シャカ、エジソン、ピタゴラス、アトラスの意識(?)は生き延びてたか。ボディを失ったので急ごしらえボディに同居だけど。 中心となるステラを失っても、その脳は残っているので、いつかベガパンクは復活するのかもね。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS181 親睦会) ボイルさん再登場! この調子で過去敵が次々に現れてくるかもしれん。 シンがやけに...

『逃げ上手の若君』(第171話 望郷1338) 感想

後醍醐天皇からよくわからないグルメバトル(?)を挑まれ「外したら死罪」とか言われて困惑する時行。 きっと読者みんな困惑している。 しかしここでさらっと顕家の父・親房が助け舟を出してくれた。 息子の陣営で戦っていた時行を無碍にはできないんだろうな。 ずっと時行に厳しくあたってるけど。 親房の目の下側がちょっと濃く描かれているのは、息子の訃報に泣いたせいかもしれない。 ずっと平静を装っているけど。 親房のアドバイスで正解にたどり着けた時行。 でも、そもそも頼重が教え込んだ教養がなければそこにたどりつけなかった。 最初の頃の時行は勉強する意味がわからなくて逃げたりしてたけれど、それがここで活きてくるとはな……。 頼重はここまで読んでいたのかな。 いずれ公家と接する機会があるだろうから、その時のために、という考えはあったんじゃないかな。 ただの無理難題と思えた後醍醐天皇の要求は、だいぶ遠回しに自分の気持ちを伝え、それを読み取れるだけの教養を時行が持っているかの試験だった。 そして、御簾から出て来た後醍醐天皇。 前に登場した時よりだいぶ老いているようにみえる。 後醍醐天皇は楠木正成を失い、北畠顕家を失い、「朕はもう過ちを繰り返さぬのだ」と言うけれど、もはやそれを繰り返す時間は残っていない。 この人は革命家としては超有能だったんだろうね。 しかしながら、自分が知る限り革命家が為政者として有能だった例はないんだよ。 多分、必要な資質が違うんだろうな。 「めんどい」とか言って放り投げるみたいなことになるくらいなら、北条家とうまいこと交渉しておけばよかったのかな、という気もするんだけど。 傀儡になるのはイヤだ、という気持ちが譲れないのなら無理かな、やっぱ。 「北条時行はどの武将の指図も受けず…遊軍として自由に戦えるものとする」 後醍醐天皇が時行に授けてくれた、官位よりも名よりもありがたいもの。 そうだよね。大軍を率いるよりも、信頼できる少数の味方と共に自由に戦う方が時行には似合うよね。 「うむ 朕はモテモテで万能なのだ」 この台詞のキュートさときたら! 前回までわけわからん存在だった後醍醐天皇が、たった1話で楠木正成や北畠顕家の忠誠を得るにふさわしい魅力的な存在になって、松井せんせーの手腕がすごすぎる。 顕家に無理をさせたのも、自分の寿命の残り時間がみえて焦っていた、と理解できたし。...

『アンデッドアンラック』(No.220 さぁ) 感想(不運は必中)

アンディの再生能力を使った戦闘シーンがめっちゃ久しぶりで、それだけでなんかもうワクワクですよ! 「ブラッド」が「所詮皮だけの分身だ 攻撃能力があるのは本体のみ」って言ってるけど、その「皮」に風子ちゃんが触れれば「不運」による必中の的になり、避けられないアンディの必殺攻撃を喰らうという、必中×必殺コンボ。 不死×不運の組み合わせが強すぎる! 道路に投げ出されたルインが車に轢かれてバラバラになったあげく、アンディ捕獲ボール(?)に収納される流れが美しいな。 その車から普通にニコが出てくるし……。 えっ? 日本で待ち構えてたの? クエストの舞台が日本で、風子ちゃんが新宿に向かってると知って急行してきたとか? 「ムーブ」で運んでもらうのにわざわざ自動車ごととは思えないしな……。 風子ちゃんが「あ!」って言ってるあたりみると、風子ちゃんが呼んだわけではない? 元から、風子ちゃんはアンディとふたりで倒すって言ってたもんなあ。 「おかげ様で 今 最高に幸せだぜ アンディ」 ニコがそう言ってくれるだけで泣ける。 後ろにいるイチコさんと一緒に結婚指輪みせびらかしてるし! 前回ループでのアンディとニコの別れ方があまりにも悲しかったので、そんなニコの幸せな姿を真っ先にアンディにみせてくれてありがとう! ここでさらに、高速道路上にボイドさんとシェンを配置してるのも、2話を思い出させてくれてうれしい。 「おお シェンとムイか なんだあいつらもうくっついてんのか?」 そういえば、前回ループではシェンとムイちゃんがくっつくのに時間かかったからなあ。 そして、シェンの如意金箍で宇宙にとばされるルインは、スポイル戦のオマージュか! 連載初期の頃を思い出させるシーンを盛り盛りにしてくる戸塚先生、ファンサービスが過ぎる! 「ありがとねアンディ 諦めず生き続けてくれて」 死ねないアンディに、生き続けてくれてありがとう、という風子ちゃんが、とても良いなあ、と思う。 「運(たまたま)だよ お前が運(それ)を必然にした」 アンディはずっと死を求めてあがき続け、風子ちゃんに出会った。 アンディが風子ちゃんと出会えたのはたまたまかもしれない。 でも、「不運」は必中であり必然なんだよ。 アンディ、いつの間にかルインの体内に入り込んでて、こわってなった。 これもう逃げようがないじゃん。 「俺は俺が定めた理(ルール)で動...

『週刊少年ジャンプ』2024年40号 感想

次号から宇佐崎しろ先生が作画の新連載が始まる! 原作が『魔入りました!入間くん』の西修先生ときいて、あれ? 入間くんて連載終了してたの? って思ったらまだ連載中らしい。 片方は原作のみとはいえ、週刊連載を同時進行とはすさまじいな。 それにしても、今や『チャンピオン』の看板作家までひっぱってくるとは……。 あと、西修先生が『ジャンプSQ.』で連載してた『ホテルヘルヘイム』の作者だとはじめて知った。 あれはかなり好きなマンガだったんだけど、そうか、『チャンピオン』にうつってたのか。ある意味、出戻り? 西修先生の方は他誌でもしっかり作品名がでてる(和久井先生もそうだった)のに、宇佐崎先生の方は前作名が出てなくて、やっぱりもう二度と『ジャンプ』に載ることはないんだな、とあらためて実感した。 宇佐崎先生と編集部の決定は全面的に支持するけど、もう一度、千世子ちゃんに会いたいな、とは思ってしまうのです。 『カグラバチ』 (第47話 漆羽) 連載1周年で『ジャンプ』表紙&巻頭カラー! 一時期、掲載位置にハラハラしてたけど、最近めっきり看板っぽくなってきたな。 1周年記念のモブ妖術師コンテストって、夜桜さんでやってたスパイ募集みたいな感じか? と思って読んだら、「キミが考えた妖術師をチヒロがカッコよく殺します!!」って書いてあって笑ってしまった。 カッコよく殺しますって……要するに、斬られ役募集? あれか、『仮面ライダー』好きな人がショッカーになってライダーに雑にやられたい、って言ってるみたいなやつか(←たとえが古い)。 妖刀「酌揺」の契約者、漆刃。 「酌揺」と書いて「くめゆり」とはかっこいいネーミングだな。 これ全部、六平パパが考えてるんだろうか。 そして、妖刀の所有者も軍のえらい人とかじゃなくて、六平パパが指名してるっぽい? 作成時点では六平パパが暫定所有者で、同意がないと所有権の委譲ができないとかあるのかな。 漆刃はかなりな六平信者っぽいな。 「漆刃 お前に相応しい」の三連コピペはだいぶ笑ったけど、漆刃にとってはそれが人生の頂点であり、最大の誇りであり、その時のことを繰り返し思い出しながら、ここまでの苦難を生き延びてきたんだろうな。 実際、妖刀の所有者って大戦の一番、大変なところに送り込まれ、敗北は許されず、戦いが終わってみれば今度は軟禁状態という境遇だからなあ。 かなりハード...

『逃げ上手の若君』(第170話 吉野1338) 感想

撤退命令が出てるのに戦闘に発情(?)して逃げない秕さん。 時行とは別軸の変態さんだぁ! 弧次郎はそんな秕さんを見捨てない良い子です。 てか、自分より背が高い秕さんを担いで動けるのすごい! 「どけどけ! 北畠顕家卿の無敵の軍のお通りだ!!」 ここで弧次郎が北条ではなく顕家軍を名乗るのが熱い! 弧次郎、秕さんの足の刃を、自分の刀のように扱って戦うのかっこいいよね。 見ようによってはだいぶエロい感じなんだけど、弧次郎はそんなことまったく考えてなさそう。 でも秕さんは「無理やり身体使われて…無理やり生かされてる」と興奮してて、笑ってしまった。 逃若党では一番(唯一?)の常識人なんで、いろいろと大変だよね。 一方、春日は立てこもっていた寺を師直に焼かれて吉野に撤退。 師直は輿に乗ってるけど、馬に乗れないほどの重傷なんだろうな。 それでも働いてるのさすがだけど。 「尊氏様以外の神仏は焼いて構わん」 完全に尊氏が神仏と同等、というか、最高神(?)だな。 というわけで、顕家と共に戦い生き延びた者たちは吉野にたどり着いた。 しかしながら負け戦で領地が増えてないから、元からある宝刀とか、お金のかからない官位とか名しかもらえない。 失った兵とか遠征にかかった費用を考えると、明らかに元が取れてない。 でも、確かに戦はギャンブルだから、負けた以上、文句は言えないんだよね。 帝からちょうだいした官位や名は、家の箔付けになるから、なんの価値もない、とも言えないしな。 まあ、南朝が倒れたら、官位はチャラだけど。 「顕家様には奥州の皆が賭ける価値があったのだ」 伊達は本当に顕家が好きだったんだな。 負けたことよりも顕家を失ってしまったことの方が悔しいんだろう。 時行がついに後醍醐天皇と対面。 顕家から譲られた冠を付けての登場にざわつく公家たち。 ところで、鮭の返礼として帝から下賜された冠を贈るって、事情を知らない人にはわけわからんだろうな。 「顕家を失い消沈する朕に向かって」とか言ってるけど、顕家が亡くなったの、後醍醐天皇の判断ミスがだいぶ大きくない? 奥州から関西まで行軍させるなんて無茶がすぎるだろ。 奥州にとどまらせておけばこんなことにはならなかったと思うんだけど。 官位も字もいらない、と帝に喧嘩を売ったみたいな感じになった時行。 本人は、やっちまった、って思ってるけど、顕家軍からの好感度は爆上...

『アンデッドアンラック』(No.219 おかえり) 感想(待ってた!)

ニット帽を使った「凶弾」によりアンディが太陽から離れた。 これによりマスタールームに拘束状態だった上位十理たちが自由になった! 「ソウル」が「次のクエストでラグナロクは確定だ」って言ってるけど、まだ2015年のはずだよね? 三種の心器は2020年にならないと全開放されないんじゃなかったっけ? 三種の心器を揃えないと勝ち目はないんじゃなかったっけ? それとも、どこかで5年とばすのか? クエストのパスはもうできない状況かと思ってたんだけど。 上位十理の攻撃を5年間耐えるのもむずかしそうだし……と、この「ソウル」の台詞だけで疑問噴出。 ルインは今回ループでも「ブラッド」と「シャドウ」を使役してるのね。 しかも、「ソウル」が強化してるっぽい。 ジーナちゃんとビリー様が「不変」の二枚がけで風子ちゃんを助けた! 「チカラの目玉潰したんだ 百回死ね」って、ジーナちゃんの怒りっぷりがすごいし、ビリー様も青筋たててるしで、これやっぱりルインをユニオン陣営に入れるの無理っぽい。 ルインが「困ったなキミらは殺れな」って言ってるの、なんでだろって思ったんだけど、そういえば「チェンジ」と「ウォー」が対戦希望なので殺さないように言われてたわ。 そして右手袋が「凶弾」に使われた。 これで風子ちゃんがずっと身に着けていた3点セット(?)は使い切ったか……。 風子ちゃんはジーナちゃんとビリー様の援護を断って、金斗雲で場を離れた。 これからのクエストを考えると、主戦力になるふたりを損なうわけにはいかないからか。 チカラくんの目をやられただけでも十分な被害だからな。 風子ちゃんはこのふたりがプロテクト枠なの知らないし……。 それに、アンディが来るから大丈夫! 「教えてください 耳で視る方法を…」 目を潰されたばかりなのに、戦い続けることに迷いのないチカラくん。 ビリー様は今のところ「不動」をコピーしてる様子がないけど、これは目で対象を見るという条件を満たせないからかな。 でも、チカラくんはそこに活路を見出している。 チカラくんが強すぎて泣ける。 否定能力は使う者の解釈次第。 チカラくんがそう信じるのならそれはできるんだろう。 そしてきっと、チカラくんがそれをできるようになったら、ビリー様にもできるようになるんだろう。 もっとも、アンディが戻ってきたから「不死」をコピーすれば、見えるようになるんだけどね。...

『週刊少年ジャンプ』2024年39号 感想

『あかね噺』 (第123席 志ぐまの高座) 見開きの「死神だよ…」のページの迫力がすごいな。 描き込まれた風景の中にひっそりと、ちっちゃいおじいちゃんみたいのが立ってるだけなのにめっちゃ怖い。 このマンガ、たまにびっくりする絵が出てくるよなあ。 ラストページの志ぐま師匠の、静かな表情なのに迫力を感じる絵もすごい。 演目は『死神』か。 『昭和元禄落語心中』で主人公が十八番にしてたやつだ! 『ONE PIECE』 (第1124話 “親友”) 親友だったベガパンクを命令通りに殺したのに、上司の赤犬から手抜き仕事を疑われて怒る黄猿。 さすがにかわいそうが過ぎる。 赤犬も悪気はないだろうし、基本的に赤犬と黄猿の仲は悪くないんだろうけど、最悪のタイミングで地雷を踏み抜いた感がある。 おそらく赤犬は黄猿を信頼していて、信頼しているからこそ結果に納得いかなかったんだろうな。 これ、部下たちがみんな気絶していて、見ている人が誰もいない状況じゃなかったら、黄猿は泣けなかったかもしれないし、怒りと悲しみをあらわにすることもできなかったかもしれない。 それだけが救いかな。 リリスの言う、ベガパンクは「みんな生きておる!!! でもお前達にしたら死んどる」というのは、あのでっかい脳が残ってる件のこと? 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS179 トーレス) トーレスの武器はサンドブラスターか。 銃を使わない理由が「銃は弾が高ぇ!」なの笑った。 とにかくお金はギャンブル以外に使いたくないのね。 でも、坂本さんの方が安上がりな戦い方してない? ほぼほぼ現地調達だから。 吊り下げ式モノレールの車内の床が切り抜かれた絵がめっちゃコワイんだけど、落ちかけてる子供以外は乗客たちの反応が冷静だな。 このマンガのモブ、肝が据わり過ぎ! 『カグラバチ』 (第46話 勝手な野郎) 神奈備の上層部たちに尋問されてるチヒロくん。 柴さんが顔を繋いでくれるのかと思ったら、六平のことでボコってしまった人がふたりほどいるので、いない方がこじれずに済むらしい。 どんな暴れ方したんだ柴さん。 保護者(?)不在のチヒロくんを、緋雪さんがさりげにフォローしてくれるのうれしい。 チヒロくんは緋雪さんの「正義」にかなった行動をする、という信頼ができあがってるからだろうね。 あと、厄介扱いされていても、緋雪さん、上層部に信頼されて...