『週刊少年ジャンプ』2024年39号 感想

『あかね噺』(第123席 志ぐまの高座)
見開きの「死神だよ…」のページの迫力がすごいな。
描き込まれた風景の中にひっそりと、ちっちゃいおじいちゃんみたいのが立ってるだけなのにめっちゃ怖い。
このマンガ、たまにびっくりする絵が出てくるよなあ。
ラストページの志ぐま師匠の、静かな表情なのに迫力を感じる絵もすごい。

演目は『死神』か。
『昭和元禄落語心中』で主人公が十八番にしてたやつだ!

『ONE PIECE』(第1124話 “親友”)
親友だったベガパンクを命令通りに殺したのに、上司の赤犬から手抜き仕事を疑われて怒る黄猿。
さすがにかわいそうが過ぎる。
赤犬も悪気はないだろうし、基本的に赤犬と黄猿の仲は悪くないんだろうけど、最悪のタイミングで地雷を踏み抜いた感がある。
おそらく赤犬は黄猿を信頼していて、信頼しているからこそ結果に納得いかなかったんだろうな。

これ、部下たちがみんな気絶していて、見ている人が誰もいない状況じゃなかったら、黄猿は泣けなかったかもしれないし、怒りと悲しみをあらわにすることもできなかったかもしれない。
それだけが救いかな。

リリスの言う、ベガパンクは「みんな生きておる!!! でもお前達にしたら死んどる」というのは、あのでっかい脳が残ってる件のこと?

『SAKAMOTO DAYS』(DAYS179 トーレス)
トーレスの武器はサンドブラスターか。
銃を使わない理由が「銃は弾が高ぇ!」なの笑った。
とにかくお金はギャンブル以外に使いたくないのね。
でも、坂本さんの方が安上がりな戦い方してない?
ほぼほぼ現地調達だから。

吊り下げ式モノレールの車内の床が切り抜かれた絵がめっちゃコワイんだけど、落ちかけてる子供以外は乗客たちの反応が冷静だな。
このマンガのモブ、肝が据わり過ぎ!

『カグラバチ』(第46話 勝手な野郎)
神奈備の上層部たちに尋問されてるチヒロくん。
柴さんが顔を繋いでくれるのかと思ったら、六平のことでボコってしまった人がふたりほどいるので、いない方がこじれずに済むらしい。
どんな暴れ方したんだ柴さん。

保護者(?)不在のチヒロくんを、緋雪さんがさりげにフォローしてくれるのうれしい。
チヒロくんは緋雪さんの「正義」にかなった行動をする、という信頼ができあがってるからだろうね。
あと、厄介扱いされていても、緋雪さん、上層部に信頼されているっぽいな。

チヒロくんが危ない状況になりそうになった途端、鼻血を出しながら臨戦態勢に入るハクリくんも良い!

4か所の重要拠点のひとつが、はやくも陥落!
温泉が黒くなってるのは、血で染まってるってことなの?

妖刀の所有者は逃走中。
妖刀がないうえに、自分が死ぬと大変なことになるとわかっているんだから、戦わずに逃げるよね、そりゃあ。

チヒロくんと神奈備は一時的な共闘をすることで決定か。
淵天の所有権を争ってもめるのは先送り。
要するに、共闘できない理由は棚に上げて、共闘できる理由を優先ということ。
まあ、共闘は絶対無理な毘灼を先に潰そう、というのは妥当な判断だよなあ。

それにしてもハクリくんの存在はでかいな。
神奈備はハクリくん込みのチヒロくんだからこそ、話し合いに乗ってくれたんじゃないかと思えるので。

『逃げ上手の若君』(第169話 百花繚乱1338)
別記事になりました。

『アンデッドアンラック』(No.219 おかえり)
別記事(待ってた!)になりました。