『週刊少年ジャンプ』2024年41号 感想

『魔男のイチ』(第1狩 イチ)
やっぱり宇佐崎先生の絵は華やかで良いなあ。

イチの「相手がこちらに殺意を向けない以上 こちらも殺意を向けてはならない」というのは、ポリシーというよりは、自分で自分にはめた枷のようにも感じる。
人間社会の一部として生きていけるギリギリのラインを踏み越えないための方便というか。
人間として生きていきたい気持ちはあるけど、本性としてはそこを踏み外しているので、なんとか踏みとどまるための縛りプレイというか。
深読みのしすぎかもしれないけど。

魔法が一種の生物であり、課された課題をクリアすれば魔法が使えるようになる、という設定はおもしろいな。
でも、水を飲み干すとか、一緒に旅をするとかは時間をかければいける気がするんだけど、篝火を1時間抱きしめるとか、氷山に添い寝というのは死ぬのでは?

あと、「魔女」が魔法を習得するハンターなのなら、ひとりで複数の魔法も取得可能なのか?
逆に、ひとつの魔法を複数の魔女が得ることは可能なのか?
『チェンソーマン』みたいに能力取得用に囚われている魔法もあったりして。

ところで、魔法が使えるようになると勝手に変身しちゃうのね。
コスチュームに統一感があるのは、魔女としての規定スタイルがあるから、とかではないのか。

『ONE PIECE』(第1125話 “何をもって死とするか”)
マリージョアへの物資供給を妨害する革命軍の作戦がじわじわと天竜人たちを追い詰めはじめた。
でも今のところ天竜人ではなく、料理人たちが犠牲になっちゃってるの理不尽だな!
多分、奴隷たちの方が先に飢えて死ぬことになるだろうし。
革命軍の上層部もこうなることは予想できたと思うんだけど、ここらへんもう割り切るしかないんだろうな。

サターン聖がイム様に始末されてしまった。
いろいろやらかしちゃってるから、イム様に見放さるのもわかるけど、ちょっとかわいそう。
五老星はみんな、イム様の力で生き延びてたりする?

シャカ、エジソン、ピタゴラス、アトラスの意識(?)は生き延びてたか。ボディを失ったので急ごしらえボディに同居だけど。
中心となるステラを失っても、その脳は残っているので、いつかベガパンクは復活するのかもね。

『SAKAMOTO DAYS』(DAYS181 親睦会)
ボイルさん再登場!
この調子で過去敵が次々に現れてくるかもしれん。

シンがやけに挑発的にみえたんだけど、坂本家にくるまではこんな感じだったような気もする。
坂本さんの前ではおとなしいから、そう見えてただけで。

シンたちの目的の占い師さん、かわいい女の子だった。
タバコすってるんで、未成年ではないと思うけど。
食事の衛生管理が気になるのはわかるけど、そんな場所で髪を床につけてるのダメですよ! ってなる。

看守たちに気を遣われてるところをみると、疑われてるだけで確証はないので、内通がなかった場合に元のポジションに戻ってもらえるよう、待遇は良くしてるのかな、と思った。

『カグラバチ』(第48話 国獄 湯煙スクワッド)
チヒロくんたちを乗せた列車は仙沓寺方面に向かう。
つまり、このまま所有者たちのいる場所を転戦する?
まあ、できるだけ急がないといけないもんなあ。

漆羽さん、妖刀を抱っこしたがったり赤ちゃん言葉で話しかけたり、あのお父さんに負けないファンキーなキャラだな。
六平パパとめっちゃ会話がはずんでる光景が目に浮かぶ。

妖刀は六平パパに直につながる存在だから、愛おしんでるのは妖刀に連なる六平パパとの思い出なのかもしれないね。

「ならその十五年間は一人きりってわけじゃなかったんだな」
「……ずっと愉快でしたよ」
「そりゃよかった」
この会話で、漆羽さんがどんだけ六平パパを好きだったかわかる。
離れることになっても、平穏に楽しく生きていて欲しかったんだよね。

漆羽さんの護衛たち、めっちゃ強くて襲撃者を返り討ちにして生き延びて、「元気よく出迎えてやろうぜ」って言ってたのに、すぐに駅のホームの椅子に死体が並べられてて、うわっ、ってなった。

漆羽さんを挑発するためにそんなことしたのに、出てきたのはチヒロくんだけで、漆羽さんは無表情で待機している。
ハクリくんが「俺なら取り乱して挑発に乗ってる」って考えてるけど、そうだよね、それを期待してそんなめんどくさいことしたんだよね。
さすがは大戦を最前線で戦い抜いた強者。

妖刀を愛おしそうになでてたり、護衛の人たちのことをちょっと自慢気に話したりする、愛情深い人だと思うんだよ、漆羽さんは。
でも一方で、自分の命を価値を知り、それを失わないことが、死んでしまった六平パパと護衛たちの想いに応えることだと信じてるから、自分の命をチヒロくんと淵天にあずけて静かに待機している。
内心、どんだけ腸煮えくり返ってるかと思うと胸が痛む。

『逃げ上手の若君』(第171話 望郷1338)
別記事になりました。

『超巡!超条先輩』(第29話 係争巡査長)
前回、妄想彼氏彼女だった超条先輩とポンちゃんが、今回はパパとママになってた。

「俺達…一度距離を置いた方がいいみたいだな…?」「子犬(こども)の前ですよ」って、離婚間近の夫婦みたいなやりとりだけど、実際は子犬の親権(?)をとりあってるだけという。
喧嘩するふたりを呆れながら見守っているローボくんが一番、大人だな。

「ほんっと人類だなコイツら~ッ」ってなかなか聞かない台詞だけど、めっちゃ納得してしまう。

『アンデッドアンラック』(No.221 凶界輪廻)
別記事(永久ループって怖いよね)になりました。