『逃げ上手の若君』(第184話 酒1340) 感想

籠城戦をあきらめ、落城後の準備をちゃくちゃくと進めている逃若党。
土岐の逸話をきいて「ははは からかうな 余はそこまで常識知らずではないぞ」って笑う親王殿下がかわいすぎるな。
「殿下にあの化物を見せたくねー」って気持ちよくわかるわ。


一方、時行は貞宗殿とお酒を飲もうとしていたが、水にお酒を二滴三滴って、それはただの水ではないかい?
てか、それでも酔い潰れる心配をするレベルなのか。

白髪が増えた貞宗殿。そのうえ病み上がりと知って心配する時行。
戦場で殺し合いをやってるのに、なんだその対応は、って思ったら貞宗殿も同じこと言ってた。

戦場で死ぬのは受け入れるのに病で死なれるのはイヤ、というのはちょっと不思議な気もするけど、そういえば時行はいろんな人に死なれているけど、病死されたケースはないんだよね。
時行にとっては戦場で死ぬのが普通なんだな。


時行が弓を射た時に貞宗殿が目を閉じた件の答えが来た!
「目を閉じる事で外させた」か。
この場面でなんで目を閉じるの? って動揺したからはずれちゃった、ということね。

これ、時行が未熟者だから、という指摘なんだけど、それをほえええってうれしそうにしてる時行があまりにも時行。
貞宗殿がすばらしい師匠でいてくれることがうれしいんだろうね。


時行に家族認定されるとその直後に死ぬ、って心当たりが多すぎる!


これまで、「南北朝鬼ごっこ」ってわりとおどろおどろしい書体で書かれていたのに、ここにきて「なんぼくちょう おにごっこ」とひらがなになって字体もちょっとやわらかい感じになってるの、良いよね。

これまでたくさんの「鬼」と対峙してきた時行が、ここにきて無邪気に命がけじゃないおにごっこを楽しんでいる。
貞宗殿もめっちゃ楽しそうだったり、しっかり給水休憩してたり。

貞宗殿、初登場時点とか犬追物のところでは悪役感満載だったのに、こんな孫のおにごっこにつきあってくれるおじいちゃんになるとはなあ。