『暗殺教室』第167話 信頼の時間、もしくは、会いたい気持ち

軟禁状態の中、学級会を開くE組の面々。
「殺せんせーに本心から死んで欲しい生徒なんていない」と「僕等はそれでも殺し屋だ」というのは、矛盾しているようにみえるが、生徒たちにしてみれば矛盾はしてるかもしれないけど不自然ではない。
殺せんせーは大事な自分たちの先生であり、その殺せんせーがどうせ死ぬのなら生徒たちに殺されたいと望んでいるんだから、その望みが叶えられるにしても叶えられないにしても、その決定権および実行権をE組から奪うなよ、ということにはなるだろう、当然。

でも、E組の「外側」からみれば、自分たちも巻き添えで死ぬことになるかもしれないんだから、それはおまえらだけの問題じゃないだろ、ということになるわけで、ここらへんの溝はどうやったって埋まりそうにない。
事前に殺せんせーとE組のみんながこの件について話し合いの時間が持てていたら、殺せんせーに説得された生徒たちが、じゃあせめてその瞬間までそばにいます、とかいうことになったのかもしれないが。


殺せんせーは旧校舎を念入りに手入れして、最期の時を待つ。
唯一の望みは「もう一度だけ……生徒に会いたい」

殺せんせーと生徒たちの望みは一致している。

ただ「会いたい」。


殺せんせーに会いにいくと決めた生徒たち。
山にたどりつくまでは磯貝くんが、山に入ってからはカルマくんが仕切り役か。
一番、重要な部分の仕切り役を志願したカルマくんに、「…ああ、任せた」と微笑む磯貝くんがイケメンすぎる。


イリーナ先生の口の中が、四次元ポケットな件(笑)。
E組内ではほぼ無効なイリーナ先生の技術だけど、やっぱり、普通に強力な武器なのね。


「最後の任務は全員無事に登校する事!!」か。

気が付けば、暗殺期限まで残り3時間だよ。
そうか、ここまできたか……。
なんかもう、本当にここまできちゃったんだなあ。
とか思ったら、どんどんヘコんできた。