『週刊少年ジャンプ』2016年02号 感想

『食戟のソーマ』(147 反撃開始!!)
えりな様の意見はきいても、えりな様の言う通りには動かない極星寮の面々。
これが、幸平パパさんや堂島先輩の時代から連綿と受け継がれてきている気風なんだろうなあ。
えりな様の舌は「神の舌」で、えりな様の言葉は「神の言葉」な世界で生きてきたえりな様にとって、えりな様の言葉と寮仲間の言葉を同等に扱う連中は、ものすごく新鮮な存在なんだろうな、と思う。

極星寮の面々がセントラルという存在に呑み込まれて生きていけるわけないよなあ。

ところで竜胆先輩は誰の味方なんです?

『火ノ丸相撲』(第77番 知ってほしいこと)
入部前に部長さんにしてきたことを、めっちゃ後悔しているユーマさん。
意外と神経質なところあるよね、この人。
一方、それはもう終わったことだと思ってた部長さん。
相撲のこと、仲間のこと以外は、あんまり深く考えてないんじゃないかね、この人。

ユーマさんは部長さんのやさしさに甘えない。自分がしでかしたことを忘れない。
それは大事なことなんだろうけど、その想いにとらわれて相撲に集中できなかったら本末転倒なんだよね。
その問題が、全国に行く前にクリアされてよかったなあ。

『背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~』(STEP31 リベンジワルツ)
「普通」にワルツを踊るふたりの笑顔がすごくよい。
笑顔だと採点がよくなるから笑顔なんじゃなく、心底、楽しいから笑顔なんだよね。
これは、御木くんとターニャのペアにも言えることなんだけど。

『暗殺教室』(第168話 開花の時間)
別記事(地の利と気持ちの強さで快進撃)

『ワールドトリガー』(第124話 「ガロプラ・3」)
別記事になってます。

『ハイキュー!!』(第186話 バレー馬鹿たち)
「俺は、俺の40年を懸けて、烏野10番、お前を否定したい」という、監督の思いは、なんともせつないなあ。
日向くんと同じように体格に恵まれなかった人が、日向くんとは別ベクトルであがき続け、ある意味、成功している。
でも、自分ももしかしたら日向くんのようになれたかもしれない、という自分のこれまでの人生を否定するような思いが、心の底にくすぶっていることを否定しきれない。だからこそ、「否定する」ではなく「否定したい」なんだろうなあ、と。

『左門くんはサモナー』(第13話 左門くんはゴネる)
顔を真っ赤にして左門くんをドスドスする天使ヶ原ちゃんがかわいすぎなんですがっ。
なんかもう最近、左門くんと天使ヶ原ちゃんが同じコマにいるだけで幸せ(←末期症状)。

そして、授業をサボってベヒモスと1on1でフットサルとか、左門くんがさびしすぎる。本人がキャッキャしているので、なおさら。
いやあ、左門くんのポンコツ化に拍車がかかってるなあ。

『ものの歩』(第十四局 賭け)
2、3日連絡がないだけで、自分が何か悪いことしたんじゃないかと思い詰めて、心当たりもないようなのに「オレ何か言ったっけごめん!」とか謝ってきちゃう十歩くん。
十歩くんは即レス文化の人じゃないかと思うんで、そう考えると、よく2、3日も耐えた、とみるべきかもしれない。
しつこくしたら信歩にうざがられるんじゃないか、とかグルグルしてたんじゃないかね。

で、信歩の訪問に舞い上がってる感じの十歩くんがまた、信歩との距離感をつかみあぐねているというか、信歩に気に入られたい、信歩の役に立ちたい、という必死感があふれてる感じでかわええ。ていうか、あざとい(爆)。