『呪術廻戦』(第33話 京都姉妹校交流会-団体戦・0-) 感想(人間として生かされるか、呪いとして殺されるか)
表紙は芥見先生がお好き(?)な3段組。
上段に東京校1年ズ。
ウィンクしてる野薔薇ちゃんがかわええ。
下段に東京校2年ズ。
真希さんの表情がなんかよいなあ。
そして、中段に乙骨……と『東京都立呪術高等専門学校』に出てたミゲルっぽい人がいるんだが……。
えっ? この人、本当にミゲルだとしたら、夏油派から五条派に乗り換えたの? それとも最初っからただの雇われ?
バオバブっぽいのが生えてるけど、ということはアフリカあたりかな。
あそこらへん、呪術の本場っぽいイメージがあるけど。
交流会の1日目は団体戦ときいて、大きな闘場でバトルロワイヤル的なものを想像してたんだけど、呪霊の討伐数を争うのか、思ったより平和的だな、と思ったら、妨害行為ありで、やっぱあんまり平和的じゃなかった。
"チキチキ呪霊討伐猛レース"ってネーミングしたのは誰なんだろう……。世代的には夜蛾学長な気がするが、五条先生の線も捨てきれない。
ところで五条先生、夜蛾学長にしめあげられてるけど、もしかして虎杖の件を学長にも黙ってた?
190超えの五条先生に対してああいうことができるとか、夜蛾学長めっちゃでかい。
あと、クスクス笑ってる歌姫先生かわいい。
七海さんと同じで普段から迷惑かけられてるんだろうな。
さて、東京校の生徒たちのミーティング。
虎杖の方は黒ぶちの刑(?)に処せられていた。
どこからあんなもん持ってきたんよ、と思ったんだけど、高専には遺体安置室っぽいのがあったくらいだから、こういうものが常備されててもおかしくないかもしれん。
「うるせぇ、しばらくそうしてろ」って虎杖に背を向けながら言う野薔薇ちゃんがめっちゃかわええ。
このなんとも微妙な表情は、怒ってるんじゃなくって、うれしいんだけど、うれしそうな顔をどうしても虎杖にみせたくなくて、なんかもうちょっとどう表情をつくっていいのか困ってるって感じにみえる。
事情を説明されて、仕方ないと納得はしたけど、そう簡単に感情はおいついていかない。
いろんな気持ちがごちゃまぜになって収拾つかない、ってところだろうか。
こういう表情の描き方が絶妙だよね、芥見先生。
虎杖のあれは確かにみようによってはとてもハードないじめだけど、誰もいじめだとは疑ってないよね。
どちらかというと、野薔薇ちゃんの気のすむようにしてやれ、ってみんな思ってそう。
ところで、パンダはなんで柱をのぼってるんだろう、と思って、いや、パンダだからそれで正しいのか? とぐるぐるしちゃったわけだが、結局、パンダはパンダなの? そして全裸なの?
できることをきかれて「殴る蹴る」って答える虎杖に笑った。
確かに今のところそれしかできない。
それにしても、虎杖はしれっと2年生ズになじんでるな。
一方、京都校のミーティング。
さらっと、虎杖抹殺命令が発せられた。
まあ、そうなるわな。
虎杖殺しても死なないのかと思ったら、呪力でとどめをさせば死ぬ可能性はあるのか。
五条先生や伏黒が、虎杖にそういうことを試みることはさすがにないだろうからな。
それにしても、学長が子供たちに平然と人殺しを命じるってこわい。
でも、彼らにとって虎杖は「人間」ではなく「呪霊」なのかもしれない。
それこそ、真人によって転変させられたあの異形たちのように。
伏黒も最初は「呪い」として祓うべき、と考えていたもんなあ。
虎杖を人間としてみていない京都校の生徒たちにとって、虎杖を殺すのは「気が重い」レベルのことでもおかしくないよなあ。
東堂はあいかわらずゆがみなくドルオタ。
「リアタイと録画両方観んだよ、ナメてんのか?」って……。
まあ、『週刊少年ジャンプ』を紙版と電子版の両方買ってると言うとだいたいひかれるから、それと似たようなもんだと思えば。
ところで「女の趣味の悪いオマエラには疾うの昔に失望している」って、加茂の女の趣味ってどんなんだろう。
てか、学長にもそれきいたんだろうか……。
さて、その頃、五条先生と歌姫先生は先生同士で密談してた。
裏切り者が京都校にいるのではないかと疑っている五条先生。
まあ、いるだろうね。
歌姫先生も「呪詛師ならまだしも呪霊」と言ってるから、呪詛師である夏油とつながっている者がいる可能性はあると思ってるんだろう。
思想的に夏油に傾倒してるのとか、お金目当てとか、弱み握られてるとか……いろいろ考えられるしなあ。
五条先生、歌姫先生をおもいっきりあおっといて、湯呑み投げつけられて、術式で防御するとか、なかなかひどい。
あれは腹立つ。
「私の!! 方が!! 先輩なんだよ!!」って言い方がなんかかわいいなあ。
三方でのミーティングが終わって、交流会開始。
「なんか大役っぽい」って言ってるとこをみると、虎杖は囮役かな。
静かに「何かあったろ」って伏黒に言われて、「あ? 何もねーよっ」って軽くいなした虎杖を、ただじっとみつめる伏黒がっ! なんともっ!
これは「……あった」と認めざるをえないよなあ。
この伏黒の虎杖のことわかってる感すごい。
なんかちょっと無理してるってのがバレちゃってんだなあ、と思ったところで、伏黒が虎杖のことよくみてる、っていうのもあるけど、もしかして伏黒はこういう人を過去によくみていたのかもしれないな、って考えた。
つらい気持ちを隠して、なにごともないかのように笑ってる人が、伏黒のそばにいたんじゃないかな、って。
伏黒めっちゃ複雑な環境で育ってそうだもんなあ。
でも、今の伏黒は、なんだかんだでいい人たちに囲まれてるよね。
呪術師ってだけで人生ハードモードなのは決定的だけど、まだ、五条先生が願う「青春」ってやつは過ごせていると思うんだ。
他人に干渉するのをものすごく苦手にしてそうな伏黒が、虎杖にはわりと積極的に干渉しているようにみえる。
虎杖を生かすことを「私情」で願った伏黒は、虎杖を生かすことに対して責任を感じているんだろうな、と思う。
でも、それだけじゃなくって、単純に虎杖をほっとけないんじゃないかな、と思うんだ。
結構、自覚的に虎杖との関りをつなぎあわせようとしている、というか。
伏黒は、虎杖が「ここからは踏み込まないで欲しい」というサインを出せば、そこから先には踏み込んでいかない。
「おまえを見ているぞ」というメッセージが、虎杖に通じているのなら、それで納得できるんだろう。
今回の展開をみて、伏黒が虎杖に一番伝えたいのは「おまえは人間だ」ということなんじゃないかな、と思った。
虎杖が「呪い」になったところも、「人間」として死を選んだところも、みつめていたのは伏黒ひとりきり。
そんな場面をみている伏黒が、小さい頃から呪術界にどっぷりつかってそうな伏黒が、虎杖に「人間」として接しているというのは、思った以上に、虎杖にとって大きな救いなのかもなあ、と京都校のやりとりをみていて思ったんだ。
上段に東京校1年ズ。
ウィンクしてる野薔薇ちゃんがかわええ。
下段に東京校2年ズ。
真希さんの表情がなんかよいなあ。
そして、中段に乙骨……と『東京都立呪術高等専門学校』に出てたミゲルっぽい人がいるんだが……。
えっ? この人、本当にミゲルだとしたら、夏油派から五条派に乗り換えたの? それとも最初っからただの雇われ?
バオバブっぽいのが生えてるけど、ということはアフリカあたりかな。
あそこらへん、呪術の本場っぽいイメージがあるけど。
交流会の1日目は団体戦ときいて、大きな闘場でバトルロワイヤル的なものを想像してたんだけど、呪霊の討伐数を争うのか、思ったより平和的だな、と思ったら、妨害行為ありで、やっぱあんまり平和的じゃなかった。
"チキチキ呪霊討伐猛レース"ってネーミングしたのは誰なんだろう……。世代的には夜蛾学長な気がするが、五条先生の線も捨てきれない。
ところで五条先生、夜蛾学長にしめあげられてるけど、もしかして虎杖の件を学長にも黙ってた?
190超えの五条先生に対してああいうことができるとか、夜蛾学長めっちゃでかい。
あと、クスクス笑ってる歌姫先生かわいい。
七海さんと同じで普段から迷惑かけられてるんだろうな。
さて、東京校の生徒たちのミーティング。
虎杖の方は黒ぶちの刑(?)に処せられていた。
どこからあんなもん持ってきたんよ、と思ったんだけど、高専には遺体安置室っぽいのがあったくらいだから、こういうものが常備されててもおかしくないかもしれん。
「うるせぇ、しばらくそうしてろ」って虎杖に背を向けながら言う野薔薇ちゃんがめっちゃかわええ。
このなんとも微妙な表情は、怒ってるんじゃなくって、うれしいんだけど、うれしそうな顔をどうしても虎杖にみせたくなくて、なんかもうちょっとどう表情をつくっていいのか困ってるって感じにみえる。
事情を説明されて、仕方ないと納得はしたけど、そう簡単に感情はおいついていかない。
いろんな気持ちがごちゃまぜになって収拾つかない、ってところだろうか。
こういう表情の描き方が絶妙だよね、芥見先生。
虎杖のあれは確かにみようによってはとてもハードないじめだけど、誰もいじめだとは疑ってないよね。
どちらかというと、野薔薇ちゃんの気のすむようにしてやれ、ってみんな思ってそう。
ところで、パンダはなんで柱をのぼってるんだろう、と思って、いや、パンダだからそれで正しいのか? とぐるぐるしちゃったわけだが、結局、パンダはパンダなの? そして全裸なの?
できることをきかれて「殴る蹴る」って答える虎杖に笑った。
確かに今のところそれしかできない。
それにしても、虎杖はしれっと2年生ズになじんでるな。
一方、京都校のミーティング。
さらっと、虎杖抹殺命令が発せられた。
まあ、そうなるわな。
虎杖殺しても死なないのかと思ったら、呪力でとどめをさせば死ぬ可能性はあるのか。
五条先生や伏黒が、虎杖にそういうことを試みることはさすがにないだろうからな。
それにしても、学長が子供たちに平然と人殺しを命じるってこわい。
でも、彼らにとって虎杖は「人間」ではなく「呪霊」なのかもしれない。
それこそ、真人によって転変させられたあの異形たちのように。
伏黒も最初は「呪い」として祓うべき、と考えていたもんなあ。
虎杖を人間としてみていない京都校の生徒たちにとって、虎杖を殺すのは「気が重い」レベルのことでもおかしくないよなあ。
東堂はあいかわらずゆがみなくドルオタ。
「リアタイと録画両方観んだよ、ナメてんのか?」って……。
まあ、『週刊少年ジャンプ』を紙版と電子版の両方買ってると言うとだいたいひかれるから、それと似たようなもんだと思えば。
ところで「女の趣味の悪いオマエラには疾うの昔に失望している」って、加茂の女の趣味ってどんなんだろう。
てか、学長にもそれきいたんだろうか……。
さて、その頃、五条先生と歌姫先生は先生同士で密談してた。
裏切り者が京都校にいるのではないかと疑っている五条先生。
まあ、いるだろうね。
歌姫先生も「呪詛師ならまだしも呪霊」と言ってるから、呪詛師である夏油とつながっている者がいる可能性はあると思ってるんだろう。
思想的に夏油に傾倒してるのとか、お金目当てとか、弱み握られてるとか……いろいろ考えられるしなあ。
五条先生、歌姫先生をおもいっきりあおっといて、湯呑み投げつけられて、術式で防御するとか、なかなかひどい。
あれは腹立つ。
「私の!! 方が!! 先輩なんだよ!!」って言い方がなんかかわいいなあ。
三方でのミーティングが終わって、交流会開始。
「なんか大役っぽい」って言ってるとこをみると、虎杖は囮役かな。
静かに「何かあったろ」って伏黒に言われて、「あ? 何もねーよっ」って軽くいなした虎杖を、ただじっとみつめる伏黒がっ! なんともっ!
これは「……あった」と認めざるをえないよなあ。
この伏黒の虎杖のことわかってる感すごい。
なんかちょっと無理してるってのがバレちゃってんだなあ、と思ったところで、伏黒が虎杖のことよくみてる、っていうのもあるけど、もしかして伏黒はこういう人を過去によくみていたのかもしれないな、って考えた。
つらい気持ちを隠して、なにごともないかのように笑ってる人が、伏黒のそばにいたんじゃないかな、って。
伏黒めっちゃ複雑な環境で育ってそうだもんなあ。
でも、今の伏黒は、なんだかんだでいい人たちに囲まれてるよね。
呪術師ってだけで人生ハードモードなのは決定的だけど、まだ、五条先生が願う「青春」ってやつは過ごせていると思うんだ。
他人に干渉するのをものすごく苦手にしてそうな伏黒が、虎杖にはわりと積極的に干渉しているようにみえる。
虎杖を生かすことを「私情」で願った伏黒は、虎杖を生かすことに対して責任を感じているんだろうな、と思う。
でも、それだけじゃなくって、単純に虎杖をほっとけないんじゃないかな、と思うんだ。
結構、自覚的に虎杖との関りをつなぎあわせようとしている、というか。
伏黒は、虎杖が「ここからは踏み込まないで欲しい」というサインを出せば、そこから先には踏み込んでいかない。
「おまえを見ているぞ」というメッセージが、虎杖に通じているのなら、それで納得できるんだろう。
今回の展開をみて、伏黒が虎杖に一番伝えたいのは「おまえは人間だ」ということなんじゃないかな、と思った。
虎杖が「呪い」になったところも、「人間」として死を選んだところも、みつめていたのは伏黒ひとりきり。
そんな場面をみている伏黒が、小さい頃から呪術界にどっぷりつかってそうな伏黒が、虎杖に「人間」として接しているというのは、思った以上に、虎杖にとって大きな救いなのかもなあ、と京都校のやりとりをみていて思ったんだ。