『ワールドトリガー』(第165話 三雲修・16) 感想(『ワールドトリガー』再始動!)

約2年の雌伏の時を経て、ついに『ワールドトリガー』が連載再開!
葦原先生、おかえりなさいませ!

約2年もかかったのは、葦原先生はトリオン量が多すぎてトリオン体の再構築に時間がかかったのだ、という設定にしておきました(笑)。


それにしても、めっちゃ普通にはじまった。
えっ? 先号の『ジャンプ』にも載ってましたよ? って感じのシームレスっぷり。
あんまり絵が変わってないな、と思ったけど、栞ちゃんがちょっと大人っぽくなってるような気がした。

オサムは約2年も不安を抱えてたのか……。
迅さんのアドバイスが「揺れるな」なところをみると、ただの杞憂というわけでもなさそうだ。
迅さんの表情がちょっと険しくて、どうもこの不安はチームの勝敗がどうのこうの、みたいな問題じゃないんじゃないか、という気がしてきた。
これは意外とボーダーの方向性を動かすようなことになるんじゃないかな、と。

ひとり増えたら、移動の車が2台になった。
おそらくこれまでは、運転席が林藤さんorレイジさん、助手席が栞ちゃん、後部座席がオサム、ユーマ、チカちゃんだったんだろうな。この3人なら窮屈な感じにはならないだろうし。
てか、オサムを真ん中にして、ユーマとチカちゃんがくっついて座ってる絵を想像すると……かっ、かわいい……。
そのうち玉狛支部は三雲隊のためにワゴンカーを買い込むかもしれん。


さて、今回の実況は片桐隊のオペ・結束ちゃんだった。
片桐隊戻ってきたからね~。
次回は草壁隊長兼オペを期待。

解説陣は嵐山さんと犬飼。ずいぶんと華のある組み合わせですな。
犬飼はあいかわらずコミュ力が高いというかなんというか。
女子とのスキルトークを1/10でもいいから辻ちゃんにわけてあげて欲しい。

ヒュースは苗字がないようだけど、やっぱり「クローニン」になるのか? それとも「エリン」? と思ってたら、「ヒュース・クローニン」という設定になったようだ。
まあ、エリンはおこがましくて名乗れないだろうな、ヒュースの性格的に。

犬飼は辻ちゃんからヒュースのことをきいてないのかな。


東隊はあいかわらず、先生とそのアシスタントと生徒2人って感じ。


影浦隊もあいかわらずだな。
一時は三雲隊に勝ちを譲りたい、と考えてたユズルくんは「勝つのは影浦隊だ」とか、かなり本気モード。
荒船の喝が効いてる。


鈴鳴第一もあいかわらずの仲良しさん。
来馬先輩、約2年の間に19歳から20歳になったそうです。おめでとうございます!
これで20歳組は全員が20歳になったか……。みんなでお酒のんだのかな、とか想像すると楽しい。

このたまに出る(XX歳になった)っていう表記がなんか好きなんだよね。
なんだろうね。みんなが生きて成長してる感があるからなのかな。


今回のステージは「市街地D」。
市街地ってCまでしかないと思い込んでたんだけど、考えてみれば、MAPを選択しなければA~Cがランダムで選ばれる、という設定があっただけで、D以降がないとは言ってなかったね、そういえば。

カゲさんが「『D』ってどこだ?」と言ったあたり、あんまり使われないステージなのかな?
でも、コアラが「摩子さん、メテオラメテオラ」と言ってたあたりをみると、このステージではメテオラが有効というのは、知られてるっぽい。
まあ、カゲさんはログをみない人だから、自分がやったことのあるステージしか知らないんだろうな。

市街地Dは中央にどんとショッピングモールがあるMAP。
ボーダーのレーダーは位置はわかるけど、高さがわからないらしいので、建物内だと階が違うとみつけられなくなっちゃうのか。
位置があってるなら、メテオラでぶち抜けばいい、という考えもあるが。
狙撃手が不利なステージということは、荒船隊とか大変なことになりそうだな。

鈴鳴第一には太一というスナイパーがいるのに、これを選んだのは、太一が封じられることになっても、東さんとユズルくんという精度の高いスナイパーを封じた方のメリットがでかい、ということなのかな。
それとも、鈴鳴の新戦術はこういう不利を気にしないのか。
でも、チカちゃんがモールのど真ん中に穴をあけちゃえば、一気にMAPの特性が崩れちゃいそうな気もする。

モールの中とかスパイダーははりやすそうなんで、オサムには有利かもしれん。
元々、小回りの利くユーマには、障害物がちまちまありそうなモールみたいなとこは、得意フィールドだと思うし。


しかしまあ、あれだよね。
『ワールドトリガー』は各隊のミーティング風景をみて、MAPを紹介されるだけで、ここで誰々と誰々がぶつかったらおもしろいことになりそうとか、妄想するだけでほんと楽しいよね。
今回、これまでに対戦したことのあるチームばかりだから、それぞれがどういう戦い方をするキャラクタだ、というのが紹介済みなので、そういう楽しみが増える。
王子隊と生駒隊戦のような、知らない隊ばかりの時は、「おおっ、こんな戦い方があるのか」みたいな楽しみ方があって、それはそれで楽しいんだけど。

というわけで、『ワールドトリガー』があいかわらずでとてもうれしかったんでした。