『週刊少年ジャンプ』2018年51号 感想
『Dr.STONE』(Z=83 Dr.STONE)
祝! アニメ化!
いずれはするだろうと思ってたけど、結構、はやかったな。
来年1月から『約束のネバーランド』、4月から『鬼滅の刃』、7月から『Dr.STONE』というスケジューリングか。
その後は『僕のヒーローアカデミア』か『ハイキュー!!』の続編かな?
それにしても、稲垣先生が脚本担当というのはすごいな。
それじゃあほぼほぼ「原作」じゃん。
思想的に対立してただけで、千空と司は意外と気が合うんだよね。元々。
「無意味な話はダメなのか?」という台詞に、千空の真情が込められてる感じでなける。
これが最期の会話になるかもしれないのに、合理的というか事務的なことばかり伝えてくる、そんな頭のかたい司に、俺達はそれだけの関係なのか? って問いただしてる感じ。
千空だって、自分のやることなすことすべて成功するとは信じてないんだろう。
でも、「できる!」って、自分にもみんなにも言わなきゃいけない。
自分で自分を鼓舞しなければいけない。
この過酷な世界で、希望を失ってうずくまって、それでも現代なら生き延びていけるけれど、あの世界では簡単に死んでしまえるからな。
それほどに途方もないことを、千空はやろうとしているんだよなあ。
なんかいきなり日本脱出って話になったけど、村人たちはどうするんだろうね。
元・村長が村長に戻るのかな。
カセキじいさんはついていきたがるだろうけど。
杠ちゃんはあの立体パズルを組み立てるという重要ミッションを担っているし、大樹は杠ちゃんを守らなければいけないし、旅にはついていかないのかもなあ。
『呪術廻戦』(第36話 京都姉妹校交流会-団体戦・3-)
別記事(虎杖の親友枠はもう埋まってるから)になりました。
『ブラッククローバー』(ページ182 セフィラの徒)
ファナとヴェットが復活するとわっ。
ヴェットはルックス変わり過ぎだけど、なんとか調達できたからだに魂を押し込めただけだったんだろうな、あれ。
冥府への扉が開けば、元の人間の魂が完全に追い出される、という仕組みか。
これって、自我を取り戻したようにみえるユノも、扉が開いてしまえばエルフに逆戻りということなのか?
ここでようやく黒の暴牛アジト組が合流か……。
そういえば、アスタを長いことみてなかったような気が。
てか、ユノは今、どこにいるんだろう。
『アクタージュ act-age』(scene42.星アキラ)
アキラくん、不憫すぎるよな……。
経済的にまったく不自由のない家庭にうまれ、ルックスに恵まれ、人気もあり、仕事もそこそこできる。
でも「そこそこ」では満足できないと、可能な限りの努力を重ねてきたのに、それを裏切らなかったのが筋肉だけとは。
アキラくんがわりとムキムキってのは、特撮ヒーローものをやってた関係なのかな、と思ってたんだけど、こんな悲愴な感じでからだを鍛え続けた結果だったとは……。
巌さんは、美しくなるために、自由になるために芝居をしろ、という姿勢なのに、アキラくんは自分で自分をがんじがらめにして、もがいてそれでも夢をあきらめられない。
「僕の本当の不幸は、今、ここにいる自分を後悔していないことだ」ってのはそういうことだと思う。
だから巌さんは、アキラくんに、阿良也くんではなく亀を手本にしろ、と言ったんじゃないかな。
ダサい自分を他人にみせつけることで、自分を解放しろ、という。
「僕の不幸は、君には手が届かないと、気がついていること」のシーンで夜凪ちゃんの姿が描かれているのは、あれ? アキラくん一方的に熱愛なの? って感じがした。
同じ事務所で、自分と同じように努力を重ねていて、その努力が報われている千世子ちゃん。
同じ年代で演技力を高く評価されていて、おそらくは、アキラくんがなりたかったものに最も近い存在であろう阿良也くん。
そのふたりではなく、まだ世間の評価が定まっていない夜凪ちゃんに、手を届かせたいと感じているっていうのは。
それにしても、巌さんは何をどうやって、星アリサをあそこまで役者嫌いにしたんだよ。
『忘レ者探偵』
『レッドスプライト』の屋宜先生の読み切り。
かなりおもしろかった。
以前に比べてみやすい絵になってるよね。
これ、お兄ちゃんが怪人にのっとられたパターンかと思いきや、本物だったのか。
実の兄なのに、兄のニセモノと認識され続けるとは、キツすぎる。
一緒に暮らしていたいけど、それは妹ちゃんが得体の知れない存在と生活しているというストレスと戦い続ける、ということだもんな。
これはさすがに、同居は無理、って判断になるよね。
この設定せつなすぎるだろ。
『ハイキュー!!』(第327話 バレーの虫たち)
茜ちゃんに健闘をたたえ合う乾杯を求める冴子姉さんがあいかわらずかっこええです。
でも、目に涙を浮かべてる女子中学生にヒィってなる男連中の気持ちもわかる。
あれはさすがにどうしていいかわかんないと思う。
木兎はマウンティングをとるなんていう発想はなさそうだよな。
なぜなら、自分が一等賞なのはあたりまえだから、そんなものを誇示するという発想がないと思う。
『鬼滅の刃』(第135話 悲鳴嶼行冥)
悲鳴嶼さんと玄弥は、反復動作に怒りや痛みの記憶を使ってるけど、炭治郎は、幸せな記憶と自分がやるべきことを思い出してるんだね。
案外、痣が出る条件というのは、どういう記憶を元に集中を高めたか、ということなのかもしれない。
時透くんが兄との記憶を燃料にし、恋柱さんが後輩たちと里の人たちを守らなければならない、という気持ちを燃料としたように。
伊之助が「天ぷら」で岩を動かせるんなら、善逸は「ねずこちゃん」で動かせそうな気がする。
悲鳴嶼さんが倒れてる炭治郎に水をかけ続けたのは、炭治郎の様子がおかしいとこまではわかったけど、目がみえないので「ありがとうございます」だけだと無事の判断がつけられなかった、ということなのかな。
ねずこちゃんより里の人たちの命を優先したことを認められて、それを「認められては困ります」というのがいかにも炭治郎っぽい。
それにしても悲鳴嶼さんの過去もかなり悲惨だな。
教え子たちに裏切られ、子供だから仕方がない、と思いつつも、やっぱりどこかに恨めしく思う気持ちは残り、そんな自分を醜く思う。
救われたいという気持ちと、お館様に対する恩義から、自分を鍛え続け、鬼殺隊最強にまでなったんだな。
悲鳴嶼さんに頭をなでられ、へへへ、と照れ臭そうに笑う炭治郎をみて、やっぱりまだ子供なんだよな、と思った。
どんだけ強くなっても、強い大人に頼りたい、ほめられたい、という気持ちがあるんだよ。
『ワールドトリガー』(第168話 鈴鳴第一・3)
別記事(来馬先輩の意欲と鋼さんの献身)になりました。
『火ノ丸相撲』(第218番 勝利の波紋)
調子に乗っちゃって勝利者インタビューで公開プロポーズしちゃう潮くん……。
いや、我を忘れすぎだろ。
レイナさんのお父さんってどんなタイプなのかな。ユーマさんタイプだとかなり大変だよね。
てか、親である自分に話を通す前に発表とはどういうことか、って言われたら反論のしようもない。
潮君、そういう手順はしっかり守りたがるタイプっぽいし。
久世の「結婚おめでとう」には笑った。
いや、プロポーズしただけってのは、みてればわかるだろ。
そこは「彼女がいたんだな」くらいにしとこうよ。
でもこの対応はいかにも久世っぽいな、なんとなく。
久世は潮くんに期待しすぎて、勝手に裏切られたと感じて、でもやっぱり自分の真のライバルは潮くんだという気持ちは残ってる。
いろいろ融通きかなすぎな男で、自分からいろんなものに縛られにいってる感もあって、本当に苦労するなあ、この人も。
祝! アニメ化!
いずれはするだろうと思ってたけど、結構、はやかったな。
来年1月から『約束のネバーランド』、4月から『鬼滅の刃』、7月から『Dr.STONE』というスケジューリングか。
その後は『僕のヒーローアカデミア』か『ハイキュー!!』の続編かな?
それにしても、稲垣先生が脚本担当というのはすごいな。
それじゃあほぼほぼ「原作」じゃん。
思想的に対立してただけで、千空と司は意外と気が合うんだよね。元々。
「無意味な話はダメなのか?」という台詞に、千空の真情が込められてる感じでなける。
これが最期の会話になるかもしれないのに、合理的というか事務的なことばかり伝えてくる、そんな頭のかたい司に、俺達はそれだけの関係なのか? って問いただしてる感じ。
千空だって、自分のやることなすことすべて成功するとは信じてないんだろう。
でも、「できる!」って、自分にもみんなにも言わなきゃいけない。
自分で自分を鼓舞しなければいけない。
この過酷な世界で、希望を失ってうずくまって、それでも現代なら生き延びていけるけれど、あの世界では簡単に死んでしまえるからな。
それほどに途方もないことを、千空はやろうとしているんだよなあ。
なんかいきなり日本脱出って話になったけど、村人たちはどうするんだろうね。
元・村長が村長に戻るのかな。
カセキじいさんはついていきたがるだろうけど。
杠ちゃんはあの立体パズルを組み立てるという重要ミッションを担っているし、大樹は杠ちゃんを守らなければいけないし、旅にはついていかないのかもなあ。
『呪術廻戦』(第36話 京都姉妹校交流会-団体戦・3-)
別記事(虎杖の親友枠はもう埋まってるから)になりました。
『ブラッククローバー』(ページ182 セフィラの徒)
ファナとヴェットが復活するとわっ。
ヴェットはルックス変わり過ぎだけど、なんとか調達できたからだに魂を押し込めただけだったんだろうな、あれ。
冥府への扉が開けば、元の人間の魂が完全に追い出される、という仕組みか。
これって、自我を取り戻したようにみえるユノも、扉が開いてしまえばエルフに逆戻りということなのか?
ここでようやく黒の暴牛アジト組が合流か……。
そういえば、アスタを長いことみてなかったような気が。
てか、ユノは今、どこにいるんだろう。
『アクタージュ act-age』(scene42.星アキラ)
アキラくん、不憫すぎるよな……。
経済的にまったく不自由のない家庭にうまれ、ルックスに恵まれ、人気もあり、仕事もそこそこできる。
でも「そこそこ」では満足できないと、可能な限りの努力を重ねてきたのに、それを裏切らなかったのが筋肉だけとは。
アキラくんがわりとムキムキってのは、特撮ヒーローものをやってた関係なのかな、と思ってたんだけど、こんな悲愴な感じでからだを鍛え続けた結果だったとは……。
巌さんは、美しくなるために、自由になるために芝居をしろ、という姿勢なのに、アキラくんは自分で自分をがんじがらめにして、もがいてそれでも夢をあきらめられない。
「僕の本当の不幸は、今、ここにいる自分を後悔していないことだ」ってのはそういうことだと思う。
だから巌さんは、アキラくんに、阿良也くんではなく亀を手本にしろ、と言ったんじゃないかな。
ダサい自分を他人にみせつけることで、自分を解放しろ、という。
「僕の不幸は、君には手が届かないと、気がついていること」のシーンで夜凪ちゃんの姿が描かれているのは、あれ? アキラくん一方的に熱愛なの? って感じがした。
同じ事務所で、自分と同じように努力を重ねていて、その努力が報われている千世子ちゃん。
同じ年代で演技力を高く評価されていて、おそらくは、アキラくんがなりたかったものに最も近い存在であろう阿良也くん。
そのふたりではなく、まだ世間の評価が定まっていない夜凪ちゃんに、手を届かせたいと感じているっていうのは。
それにしても、巌さんは何をどうやって、星アリサをあそこまで役者嫌いにしたんだよ。
『忘レ者探偵』
『レッドスプライト』の屋宜先生の読み切り。
かなりおもしろかった。
以前に比べてみやすい絵になってるよね。
これ、お兄ちゃんが怪人にのっとられたパターンかと思いきや、本物だったのか。
実の兄なのに、兄のニセモノと認識され続けるとは、キツすぎる。
一緒に暮らしていたいけど、それは妹ちゃんが得体の知れない存在と生活しているというストレスと戦い続ける、ということだもんな。
これはさすがに、同居は無理、って判断になるよね。
この設定せつなすぎるだろ。
『ハイキュー!!』(第327話 バレーの虫たち)
茜ちゃんに健闘をたたえ合う乾杯を求める冴子姉さんがあいかわらずかっこええです。
でも、目に涙を浮かべてる女子中学生にヒィってなる男連中の気持ちもわかる。
あれはさすがにどうしていいかわかんないと思う。
木兎はマウンティングをとるなんていう発想はなさそうだよな。
なぜなら、自分が一等賞なのはあたりまえだから、そんなものを誇示するという発想がないと思う。
『鬼滅の刃』(第135話 悲鳴嶼行冥)
悲鳴嶼さんと玄弥は、反復動作に怒りや痛みの記憶を使ってるけど、炭治郎は、幸せな記憶と自分がやるべきことを思い出してるんだね。
案外、痣が出る条件というのは、どういう記憶を元に集中を高めたか、ということなのかもしれない。
時透くんが兄との記憶を燃料にし、恋柱さんが後輩たちと里の人たちを守らなければならない、という気持ちを燃料としたように。
伊之助が「天ぷら」で岩を動かせるんなら、善逸は「ねずこちゃん」で動かせそうな気がする。
悲鳴嶼さんが倒れてる炭治郎に水をかけ続けたのは、炭治郎の様子がおかしいとこまではわかったけど、目がみえないので「ありがとうございます」だけだと無事の判断がつけられなかった、ということなのかな。
ねずこちゃんより里の人たちの命を優先したことを認められて、それを「認められては困ります」というのがいかにも炭治郎っぽい。
それにしても悲鳴嶼さんの過去もかなり悲惨だな。
教え子たちに裏切られ、子供だから仕方がない、と思いつつも、やっぱりどこかに恨めしく思う気持ちは残り、そんな自分を醜く思う。
救われたいという気持ちと、お館様に対する恩義から、自分を鍛え続け、鬼殺隊最強にまでなったんだな。
悲鳴嶼さんに頭をなでられ、へへへ、と照れ臭そうに笑う炭治郎をみて、やっぱりまだ子供なんだよな、と思った。
どんだけ強くなっても、強い大人に頼りたい、ほめられたい、という気持ちがあるんだよ。
『ワールドトリガー』(第168話 鈴鳴第一・3)
別記事(来馬先輩の意欲と鋼さんの献身)になりました。
『火ノ丸相撲』(第218番 勝利の波紋)
調子に乗っちゃって勝利者インタビューで公開プロポーズしちゃう潮くん……。
いや、我を忘れすぎだろ。
レイナさんのお父さんってどんなタイプなのかな。ユーマさんタイプだとかなり大変だよね。
てか、親である自分に話を通す前に発表とはどういうことか、って言われたら反論のしようもない。
潮君、そういう手順はしっかり守りたがるタイプっぽいし。
久世の「結婚おめでとう」には笑った。
いや、プロポーズしただけってのは、みてればわかるだろ。
そこは「彼女がいたんだな」くらいにしとこうよ。
でもこの対応はいかにも久世っぽいな、なんとなく。
久世は潮くんに期待しすぎて、勝手に裏切られたと感じて、でもやっぱり自分の真のライバルは潮くんだという気持ちは残ってる。
いろいろ融通きかなすぎな男で、自分からいろんなものに縛られにいってる感もあって、本当に苦労するなあ、この人も。