『ワールドトリガー』(第167話 鈴鳴第一・2) 感想(なぜオサムは東隊にカモにされるのだろう)

三雲隊の初期配置は、モールの外にいて欲しいチカちゃんがモールの中で、モールの中にいて欲しいユーマとヒュースがモールの外で、さらに、はやいとこ合流して欲しいユーマとヒュースの距離がかなり離れているという、わりと最悪パターン。
これ、初期配置的に一番おいしかったのは鈴鳴のような気がする。

トリオン体には暗視機能がついてるけど、これはオペレータの視覚支援が必要なので、オペレータが大変なことになる、か……。
4人をオペレートしないといけない栞ちゃんは大変だなあ。

マンティスをかぎ爪状にして建物にひっかけるとか、攻撃以外にも使い道があるんだね。
ボーダーのトリガーは汎用性の高さを主眼として開発してるっぽいけど、開発側が考えもしなかった尖った使用方法をユーザが編み出しちゃうのはよくある話。うん。

それにしても、ゾエさんのライフルの威力がすごいな。
他のガンナーたちと擬音からして違うし、壊してる範囲も広い。
まあ、あの適当メテオラの範囲を絞り込めば、こんな感じになるのも納得だけど。
いやあ、トリオン量格差が如実に表れるな、ガンナー、シューターは。

しゃかしゃかしてる太一がちょっとおもしろい。そこ這いつくばる必要あるの? 立ってると小荒井にみつかると思ったのか?
そして、東さんとユズルくんがモールの中へ……ということで、モールの外に出たスナイパーはチカちゃんだけか。
というか、チカちゃん以外はみんなモールの中か、そこに向かってる最中だよね。

そういえば、犬飼はユズルくんのこと「ユズルくん」って呼ぶんだな。「絵馬くん」じゃなく。
鳩原ちゃんは「ユズルくん」か「ユズル」だろうなと思うので、それがうつってるのかな、と思ってみたり。
当真がチカちゃんのこと「チカ子」って呼ぶのは夏目ちゃんの影響だと思うし、諏訪隊のメンバーがレイジさんのことを「木崎さん」じゃなく「レイジさん」と呼ぶのは諏訪さんの影響だと思うので、葦原先生、呼び方で人間関係のつながりを出すのお好きだよね、って気がする。


バッグワームを特に用もなくつけはずしてオペレーターへの嫌がらせをするとは、なかなか細かいことしてるな。
てか、結束ちゃん、元・東隊なのか。
なんとなく、元A級東隊のオペレーターは月見さんなのかな、って思ってた。
いやでも、B級になってからのオペレーターで、人見ちゃんと交代したって可能性もある?

ここでうっかりオサムと奥寺が鉢合わせとわっ。
東隊相手だとどうしても、壁抜きスナイプで開始そうそうにベイルアウトさせられた試合を思い出しちゃうんだが、大丈夫か?
奥寺も、小荒井いないのに、迷うことなくオサムにつっかかっていったしな。
まあ、一対一でオサムに負ける気がしないってのはわかるけど(苦笑)。

オサムが危ないと知ったユーマの、オサムのことを助けにいきたそうな様子はちょっとせつないな。
模擬戦であろうとも、オサムを落とさせたくはないんだろうな。
でも、オサムは「大丈夫だ!」と言った。
いや、そんなこと言ったって勝算あるのか?
奥寺と小荒井をひっぱって、ユーマとヒュースのところまで連れていければそりゃあ願ったりかなったりだろうけど、それまでオサムがもつのか?


モールは6階建てですべての階を貫く吹き抜けあり。
今、戦闘状態に入ってるのは、吹き抜けをはさんだカゲさん+ゾエさんVS来馬先輩+鋼さんと、1階のオサムVS小荒井。
ユーマは影浦隊と鈴鳴の戦闘に割って入れる位置にいるけど、ヒュースの到着待ち。
オサムは東隊に包囲されかけてる。
太一は暗躍(?)してる、という状況。


ところで、鋼さんの孤月が黒いけど、これは鉛弾を使ってるということ?
えっ? 鉛弾ってブレードにも装着できるの?
それとも、雪中戦で東隊が隊服と武器を白くしていたのと同じで、暗闇の中で目立たないようにするための迷彩?

来月出るコミックスの表紙が鋼さんだそうなので、これは鋼さんの大活躍フラグのようでかなり楽しみ。