『呪術廻戦』(第35話 京都姉妹校交流会-団体戦・2-) 感想(そんな「もしも」はいらない)

虎杖の女性の好みは東堂と同じか……。
まあ、前にジェニファ・ローレンスが好きとか言ってたから、骨格しっかりしてる系が好きなのかな、って思ってたけど。

そして、唐突にはじまる「もしも」の物語。
虎杖と東堂が親友で、高田ちゃんが同じ学校にいて、高田ちゃんに告白したけどふられて虎杖になぐさめてもらう物語。
……いや……吉野くんの「もしも」はともかく、東堂のそんな妄想エピソード、虎杖はいらないだろ。

それにしても、その妄想のクオリティの高さなんなの?
虎杖のことほとんど知らないわりに虎杖がめっちゃ虎杖なんだけど。
それに、妄想の中でさえ高田ちゃんとくっつくルートをつくらないとは……ドルオタの鑑かもしれん。
あと、妄想の中の高田ちゃんがめっちゃかわええ。

いや、3ページも使って東堂の青春アミーゴをみせられるとは……。
修二と彰ならぬ悠仁と葵……微妙に名前が似てる……。
すごいな、これ。意表をつきすぎだろ。

なるほど、東堂は同担は親友派か。
宿儺は同担拒否派だと思うけど。
というわけで、東堂に"親友"認定された虎杖なのだった……おもしろすぎる。


さて、ここで京都校側が虎杖の元に大集合。

三輪ちゃんの簡易領域の構えがめっちゃかっけえな!
領域展開の中に入ったら技が必ずあたる、ということを考えると、三輪ちゃんの簡易領域は、あの円の範囲に足を踏み入れたら必ず技が当たる、的なやつなのかな。
でも、ためらった、ということはやっぱり「人間」の虎杖を殺すのは躊躇があるのかな。
五条先生の生徒を殺したら、五条先生に嫌われるからイヤ、とかだったりして……。

真依さんは拳銃で、加茂は弓。
メカ丸はビームか……メカだから正しい……のか?

そして、東堂の術式は物体の入れ替え?
なんか、京都勢も東堂の術式を知らなかったっぽいけど。
でもまあ、一級までは呪力のみで対応らしいから、東堂の術式をみたことがある人はそんなにいないのかもね。
野薔薇ちゃんの話の感じでは、術式についてべらべらしゃべる術者はあんまりいないらしいし、東堂は同級生たちと仲悪そうだし。


東堂に言われて、静かに撤退する加茂。
まあ、ここで京都勢同士で削り合ってもなんの益もないのは確かだけど。
「ちゃんと殺せよ」と言ったあたりをみると、とりあえず東堂に任せて、万が一、東堂が負けたら自分たちで殺せばいい、ということなんだろうね。

ところで、女性の好みが気に入らなかったら伏黒みたいに叩きのめされるし、好みが合ったから虎杖と本気で戦うというし、結局、なんと答えたら東堂と戦わずに済むんだよ。
虎杖、今回は京都勢に振り回されてるだけだったな。かわいそうに。


一方、魔女っ子ぽい子は本当にほうきで空を飛んでた。
空飛べるってもしかしてものすごく貴重な人材なのでは?

空には敵がいなくていいな、と思ったら鵺が飛んでた。
そういえば、鵺につかまれば、伏黒も空を飛べるのかな。

京都勢は伏黒&真希さんペアとぶつかるか……。
野薔薇ちゃん、パンダ、狗巻トリオは完全フリーになったわけか。
これは東京校有利!
とか言っても、すでに交流会なんて破たん状態だけど。

はやくも虎杖暗殺計画を察した伏黒。
どうしてわかったんだろうね。
虎杖の近くに連絡用の式神を配置してるのか?
上空の鵺経由でみえたのかもしれんけど。

伏黒にしてみれば、目の前で死んだ虎杖が生きていたと知ったその日に虎杖を殺そうとする連中が現れるとか、許せるもんじゃないよな。


ところで「呪術高専だより」とか、こういう紹介企画ページっぽいのは、だいたい既知の情報がまとめられてるだけなんだけど、「呪術高専トリビア」とかいう謎のコーナーができてて、これはかなり優秀。

そうか、呪術高専は4年制、とかどっかに書かれていて、高専って5年制じゃなかったか? と思ってたんだけど、4年勉強して、1年はモラトリアム期間として自由に過ごす、ということなのか。
生徒たちも呪術師としてめっちゃ働いてる様子だから、1年ぐらいは自由にさせてあげようよ、ということなのね。
わりと最近4年制になった、ということは五条先生の代は5年制だったんだろうな。

2年ズと1年ズたちは、その1年のモラトリアム期間で何をするんだろうな、とか考えるだけで楽しい。
伏黒あたりは「そんなもの必要ない」とか言って、呪術師の仕事を詰め込みそうな気もするけど。