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『アンデッドアンラック』(No.021 そこにいるなら何度だって) 感想

表紙はスポイル編ででてきた子供たちの行方について。 ユニオンが18歳までは教育ふくめて面倒みてくれるのか。 子供たちが一般社会に戻ることを選んだら、ユニオンに関係していた記憶は抹消されるらしいけど、そうしたら先生のことも忘れちゃうんだよね。それがイヤでユニオンに残ることを選択する子もいそう。 さて本編。スーツ姿のアンディがかっけえ! 左側だけ前髪を全部おろしてるのは、カードを隠すためか。 てか、なんであんな目立つ場所に挿してるんだろうね。自分では選べなかったのかな。 「セレブっぽい」と言われて、「ぽいかは聞いてねえよ。お前の好みかって話だ」と回答をせまるアンディが、いじわるだけどかっこよくて、しゅきぃいい!! ってなる。 不運ちゃん、嘘つくことになるから「好みじゃない」とは言えないし、でも「好み」とか言ったらまた迫られるので、何も言えないに違いない。まあ、何も言わなくても迫られるけど。 否定者やUMAやアーティファクトが出回る闇市か。 やっぱりこれらの存在は、裏社会では商品になっちゃうのね。 不運ちゃんがこういうマーケットに出品されちゃう可能性もあったんだろうな。 でも、不運ちゃんを買っても、使い道はあるのか? 殺したい相手に近づけさせて、不運ちゃんに触ってもらって事故死させれば完全犯罪になるけど、と思って、あれ? どっかでそんな話読んだ、と思ったら、かずはじめ先生の『Luck Stealer』だわ。 不運ちゃんの場合、相手を好きにならないといけない、という縛りがあるので、まあ無理だよね。 露出の多いドレスは、ほかの人に触られる可能性が高くなるからダメ、と主張する不運ちゃんに「俺の女として行くんだ。触らせねーよ。誰にもな」って言いきるアンディがオトコマエすぎる。 で、そこからの「俺といる時位、好きなもん着ろよ」だよ。これは惚れる。ちょろくなくても惚れる。 そのうえ、一度80点をつけた後で、背筋を伸ばしたら満点にするとことか、オトコマエすぎる。 あと、「胸苦しくねーか?」って、さりげにフォローまでしてくれる。 不運ちゃん、これくらい我慢できるから、とか思って黙ってたんだろうな。 とにかく、注文を出す、というのが苦手そうだよね、不運ちゃん。 トラックにはねられ、海に落とされ、サメに振り回されるアンディ……。 サメにブンブンされてるところ、右側のやつはお尻まるだしになって...

『週刊少年ジャンプ』2020年29号 感想

今週の『ジャンプ』は浜辺ブーム、という感想をみかけて、そういえば、新連載は浜辺でUMAをひろってるし、『ハイキュー!!』は浜辺でビーチバレーの回想シーンが入ってるし、『呪術廻戦』は領域内の浜辺(?)から渋谷に戻ってるし、『アンデッドアンラック』は浜辺でいちゃいちゃしてるし、『チェンソーマン』は浜辺で待ち合わせしてるしで、確かにやたらと浜辺のシーンが多い。 こういう偶然ってあるんだなあ。 『破壊神マグちゃん』 (第1話 少女 宮薙流々) 新連載。 ありきたりっちゃあありきたりなんだけど、なんかかわいい。 日常系アニメ的なノリで楽しむマンガなのかな、って思ったんだけど、意外と『ジャンプ』には珍しいタイプかも。 『ハイキュー!!』 (第398話 遠きに行くは必ず邇きよりす) ウシワカのスパイクを日向くんがレシーブするだけの回なんだけど、いっちゃえばそれだけなんだけど、これだけのことができるマンガがどれだけあるか。 ここまでの400話近い積み重ねがあるからこそできる贅沢な回。 最近、『ハイキュー!!』を読んでると、長い長いお別れの言葉をきいているような気分になる。 まだまだきくので、もうちょっと一緒にいさせてください。 『ONE PIECE』 (第983話 “雷鳴”) うるティちゃんの必殺技が頭突きなの、なんかかわいい。 『あやかしトライアングル』 (第2話 オンナトモダチ) 主人公が女体化する意味ってなんなんだろう、と思ってたんだけど、年頃になって、なんとなく距離ができちゃった男女の幼馴染が、距離をつめる口実としてはなかなか良いな、と思った次第。 「いいのかな…祭里は男の子なのに」と悩みつつも、「“女友達”ならこの方が自然でしょ」と言って、バスでやたら近距離に座らせるすずちゃんがかわいい。 祭里が男の子の姿のままだったら、はずかしくてこんな距離では座れないんだろうね。 『Dr.STONE』 (Z=158 SCIENCE IS ELEGANT) ゼノはなんでこんなに武力制圧したがってるのかね。 そもそも、あの世界で、あんなにたくさん武器をつくる必要性があるのか? ゼノは WHY MAN のことを知ってるのかもしれないな。 だから、強引な手を使ってでも、てっとりばやく武力を手に入れたいと思ってるのかもしれない。 でも、最初っから、話し合い拒否はどうなんかな……。 『呪術廻戦』...

『呪術廻戦』(第111話 渋谷事変・29) 感想(危険物の過剰摂取ダメ絶対!)

センターカラー表紙は伏黒父子。 めっちゃかっこええ! 伏黒は、ルックスは100%父親譲りで、性格は100%母親譲りなんだと思ってる。 「まだ終わ」までしか言えてないのに、ドチャチャチャチャとめった刺しにされる陀艮……。 伏黒パパはめった刺し好きだよね。 そして、領域が消滅し、みんな渋谷に戻ってこれた。 だけど、陀艮より伏黒パパの方がヤバいよね、明らかに。 「その牙は常に強者へと」で、伏黒だけが連れ出されたんだけど、あの4人の中で伏黒が最強と判断された? と思ったんだが、漏瑚がいきなり現れたので、伏黒だけを助けたようにもみえる。 う~ん、どっちなんだろ。 漏瑚めっちゃ強い。 五条先生にさんざんコケにされてたのと、夏油(偽)から見下されてたのとで、弱い印象あったけど、呪霊側では元から最強クラスだったね、そういえば。 てか、七海さんと真希さんと禪院当主が燃やされたんですけどっ! えっ? これ死んでないよね。 いくらなんでも、こんな雑な退場の仕方するキャラじゃないよね。 「最速の術師(五条悟を除く)」にちょっと笑った。 呪術界は「最〇の〇〇(五条悟を除く)」にあふれているに違いない。 一方、宿儺の指を喰わされた虎杖。 その気配を察知して、移動してきた漏瑚。 これで3人はまだ死んでない可能性でてきた? ミミナナちゃん、漏瑚が現れて、あわててスマホで自撮りしてたけど、あれ多分、なんかの術式だよね。 術式って時代にあわせてどんどん新しいものが開発されていくんだろうなあ。 でも、伏黒の影絵や、野薔薇ちゃんの釘みたいな、伝統的(?)なものも継承されている。 禪院当主のコマ割り(?)っぽいのは、動画っぽい解説すると新しめにみえるけど、動きを絵にうつすことで描かれた人の行動を操る、というのはわりと古典的なネタな感じもする。 虎杖は指を20本、すべて取り込んでも自我を保てる、と判断されていたのか。 虎杖、どんだけ頑丈だよ。 でも、一気に取り込めばさすがに抵抗できない……か。 ここでまさかの10本追加? これを喰わされたら、3/4宿儺になっちゃうの? でも、すぐに喰わせるってわけでもなさそうだな。 とりあえず今の状態の宿儺を呼び出して、10本の指を材料に交渉するつもりなんだろうな、多分。 でも、宿儺は誰かに利用されることを嫌いそう。 なんだかんだで人間の世界をおもしろがってるふしもあるから、...

『アンデッドアンラック』(No.020 この地球に手を出すな) 感想

センターカラーですよっ! 人気が出てるようでありがたいですね。 クエストを全クリアできなかったため、ペナルティとして「銀河」が追加された。 銀河を確認するために基地の外に出たところ、あたりまえのように不運ちゃんをお姫様抱っこしてるアンディがかっこええ。 そして、いつもタチアナちゃんにくっついてるビリー様がなんかかわええ。 てか、ついついちゃん付けしちゃうんだけど、タチアナって女の子だよね? 違ってたらどうしよう。 銀河が「罰」ってどういうこと? って思ってたんだけど、黙示録が追加したペナルティは常に人類を滅亡に導くルールを持っているそうだ。 銀河が人類を滅亡に導くって、隕石が降ってくるとか? と思ったんだけど、それ不運ちゃんがすでに降らせまくってるよね。 否定者たちはルールの外側にいて、ルールが追加されたことで何が変わったのかがわからない。 そのために、変更点を確認するためのチームを、ニコは率いているということらしい。 てか、ニコのチームがみんなニコっぽいのはどういうわけなんだ。 銀河が追加されたことにより、星がみえるようになり、ヴィクターが確認していた「曜日」の概念も生まれた。 そして、宇宙人が攻めてきた……って何事よ、これ。 いや、銀河の追加から、宇宙人の侵攻がうまれるとは予想外すぎた。 地球以外に星がないから、宇宙人もいないし、当然、宇宙船という概念もない。 普通、空に奇妙なデザインの大きな船が現れたら「宇宙船か?」とか言いそうなもんだけど、そういう概念がない不運ちゃんは「何アレ!? 船が飛んで……!?」という驚き方しかできないのね。 「自分の星が滅びそうで移住先を求めているとか、そういう設定の奴だろうな」というニコのセリフに笑った。 なるほどすべて「設定」なのね。 銀河という「舞台」がつくられたことによる、新しい破滅につながる「設定」。 ジュイスさんがついに仮面をとったよ! 凛々しい美人さんだな! ジュイスさんの能力は「UNJUSTICE」。略して「JUICE」か。 この極太ゴシックで能力名がドーン! って演出、何度みてもかっこいいよね。 今回、ついに見開きになったけど。 ジュイスさんの能力は「正義を否定する」こと。 つまり、自分の正義を否定された結果、宇宙人たちは自滅(自死?)したってこと? これ、自分の中に強い正義を持ってる相手には無敵だな。 でも、ヴィ...

『週刊少年ジャンプ』2020年28号 感想

『鬼滅の刃』、『ゆらぎ荘の幽奈さん』が終わって『約束のネバーランド』と、200話ぐらいまで続いた中堅連載が続々終わるなあ。 『ぼくは勉強ができない』もある意味すでに最終回やってるし。 さびしいけど、100話前後グループの『アクタージュ』『呪術廻戦』『チェンソーマン』が着実に伸びてきてるので、まだまだ大丈夫。 『あやかしトライアングル』 (第1話 祭里とすずと妖) 矢吹先生が『ジャンプ』本誌に戻ってきたよ! 『ゆらぎ荘の幽奈さん』が終わった翌週に投入してくるとは、この路線のマンガを絶やさない、という強い意思を感じる(笑)。 あいかわらず女の子がかわいいよなあ。 女の子のかわいさだけでも十分に戦える。 ここからどんな展開になるのかわからないけど、結構、楽しみにしている。 ところで祭里くんは、お湯をかぶれば男子に戻れるとかそういうこと?(←雑誌が違うから) 『アンデッドアンラック』 (No.020 この地球に手を出すな) 別記事になりました。 『ハイキュー!!』 (第397話 つづきからはじめる) 星海の「くそくそくそ!!! 小さくて!! 見えなかった…!!!」には、悪いけど笑ってしまった。 みんな、星海のおかげで小さい相手との戦いにある程度、慣れているのに、星海だけは、自分と同じくらいの大きさの相手と戦い慣れていないのね。 で、自分も同じくらいの大きさなのに「小さくて!!」って言っちゃうという。 常に敵を見上げてきた星海が、同じ目線にある日向くんを視界にいれてなかったというのは皮肉だよなあ。 でも、プロリーグにはリベロ以外で自分たちと同じサイズの選手はいないだろうしなあ。 『チェンソーマン』 (第73話 日常の終わりに) センターカラーのアキがやけに落ち着いた目をしていて逆に不安になるという。 川の字になって寝る早川家……なにこれ尊い。 パワーちゃんがデンジの腕に自分の腕をからませているのかわいい。 叫ばなくなったけど、まだ、デンジにすがってないと不安なのね。 「だって思い返してみたらワシ……、地獄で闇の悪魔を倒していたかもしれん…」とか言い出したパワーちゃん。 いや、そんなわけないだろ、ってセリフなんだけど、デンジは「あ~、そうだな」って答えてくれるのね。 妄言だろうがなんだろうが、それでパワーちゃんがひとときでも落ち着くのなら、それでいいんだよね。 アキはデンジとパ...

『呪術廻戦』(第110話 渋谷事変・28) 感想(純粋な力の向かう先)

伏黒パパがつっこんできたので、伏黒たちは脱出しようとしたのではなく、援軍を招き入れたのか、と勘違いしちゃった陀艮。 まあ、こんな絶妙なタイミングで飛び込んできたらそう思うよね。 で、案の定、「游雲」は真希さんから奪われ、伏黒パパの手に。 真希さん、ただの力比べで負けたことないんだろうな、多分。 伏黒パパ、これ完全に壊れてるのか。 降霊された時点では、ちゃんと伏黒パパっぽかったんだけど。 オガミ婆が死んで時点で、違うものになっちゃったんだね。 ただ、破壊衝動だけで動くゾンビに。 これぞまさしくバーサーカー。 しかし、無邪気に「やっちゃえ! バーサーカー!」とか言ってられる雰囲気じゃないな。 こわすぎて。 伏黒パパは本気だせば水の上も走れるのか。 人間じゃない……まあ、ゾンビだけど。 でも、生前も走れたのかもしれない。 伏黒パパの動きに目を見張る真希さん。 真希さんにしてみれば、はじめてみる自分の「同属」なんだろうね。 そして、同じ武器を使って、自分はまったく歯が立たなかった存在を、軽々とぶちのめす存在。 自分が超えるべき存在である当主が苦戦していた相手をひるませる存在。 そりゃあ、目を奪われるだろう。 そこに、真希さんが呪術師の世界で生き抜けるだけの力を得るための、参考例があるんだから。 伏黒パパが「游雲」を研ぎだしたのは笑った。 いや、刃物じゃない武器を研ぐってどういうことだよ。 てか、あれ億越えするはずなんだけど、それを変形させちゃって価値さがったりしない? 結局、禪院当主のナイスアシストもあってやられた陀艮であった。 「もう一度、言おうか?」ってかっこええなあ、禪院当主。 前回、同じ手を使われてたのに、なんで上に飛んだんだよ。 陀艮も呪霊としてはまだ幼かったようだし、経験不足ってことだったのかな。 ここでつぶされず成長していたら、真人みたいに手の付けられない感じになっていたんだろうか。 ところで、「強者へと向かう」ってことは、陀艮がやられちゃったら、今度は禪院当主が襲われるのでは? それとも、潜在的な呪力レベルは伏黒の方が上なのか? 今のところ、伏黒はあれが父親だと気づいてないっぽいけど、父親が降霊術で復活してバーサーカーになって自分を襲ってきました、ってわけがわからん状況になったらかわいそすぎる。 いやこれまで、伏黒がかわいそうじゃなかった状況なんて、ほとんど...

『ワールドトリガー』第197話「B級中位最終戦」 感想(普通ではない組織の普通の子供)

センターカラー表紙は那須隊が制服姿で勢ぞろい。 那須さんはお嬢様学校だから、小南ちゃんと同じ制服。 熊ちゃんと小夜子ちゃんは同じ普通校でセーラー服。 茜ちゃんは中学校でブレザー。 これ、茜ちゃんの卒業式に、那須隊が制服のままで集まって、那須さんが自撮りしたってことなんだろうな。 茜ちゃん号泣してそうなイメージだったけど、この時点ではもういろいろと吹っ切れて、最後まで先輩たちと笑っていたい、って思ってたのかな、とかいろいろ妄想してしまう。 B級中位最終戦は、香取隊+諏訪隊+那須隊。 実況は綾辻ちゃん、解説は鋼くんと奈良坂。 熊ちゃん、笹森、三浦と、各隊ひとりずつ落ちてふたりずつ残ってる、という状況か。 諏訪隊2点、那須隊1点、香取隊0点と、諏訪隊がリード中。 香取隊は、前シーズン上位で終わったから、中位に落ちるのはイヤだろうし、那須隊は過去最高位を目指してるから、負けたくないだろう。 諏訪さんはあんまり上位にあがりたがってるイメージないな。なんとなく。 でも、試合には負けるのはおもしろくないって考えてそう。 あと、笹森のがんばりに目に見える形で応えたい気持ちはあるんじゃないかな。 上位戦と同じ時間にはじまったのなら、ずいぶんと時間かかってるな、と思ったけど、上位戦はヒュースの初期配置が悲惨だったせいか、膠着状態がほとんどなくハイペースで試合が進んだのかもしれない。 上位入りするには31ポイント以上必要だけど、香取隊と那須隊はあと4ポイント、諏訪隊は3ポイント必要。 落とせる駒は各隊とも最大4ポイントなので、これは生存点なしで取れる数字じゃないよね。 現時点での総合得点表が出た時、鋼くんが上を向いてちょっと難しい顔してるのは、鈴鳴の上位入りが完全に消えてるからだろうな。 来馬先輩とがんばって新戦術つくったのに、上位に届かなかったな、と思ったら、そりゃ浮かない顔にもなる。 自分の努力がまだ足りてない、とか考えちゃいそうだよ、鋼くんは。 てか、二宮隊と景浦隊の存在がB級の重しになりすぎてない? 弱くなって落とされたわけじゃない元A級がふたつも席を乗っ取ってるって、壁が厚すぎるだろ。 試合前、あいかわらずもめていた香取隊。 本当に葉子ちゃんと若村はよく衝突するな。 これ、華さんが口出してくればうまくまとまりそうな気がするんだけど、華さんは自分から変わろうとしなければ意味がない...

『アンデッドアンラック』(No.019 Result) 感想

表紙は涙を浮かべて必死に手を伸ばす不運ちゃん。 前回のアンディの表紙と対になってるんだな。 意識を取り戻した不運ちゃんの枕元で、不運ちゃんの推しマンガを読んでいたアンディ。 アンディ、ずっと不運ちゃんのそばにいたんだろうな。 不運ちゃん、怒ってポカポカするときも、ちゃんと事前に枕を投げて緩衝材にしてるんだな。 こうやってちゃんと配慮してるのに、素手で不運ちゃんの頭をポンしちゃうアンディがオトコマエすぎる。 「また…独りになるとこだった…」って泣いてる不運ちゃんだけど、それは、今は独りじゃない、ってこと。 ずっと孤独に耐えていたけれど、そうじゃない生活を知ってしまったら、もう元には戻れない。 だから戻さないで、という願いのこもった涙をみたら、そりゃあ、アンディもこれくらいのペナルティ(?)は引き受けなきゃってなるだろう。 コッペパンパンダと食パンパンダをみせあってる不運ちゃんとタチアナがかわいすぎる。 ふたりとも、会議に必要ないのに、わざわざ持ってきたんだな。 「おせーぞ、バカップル」とか「彼氏燃えてんぞ」とか、声かけられたり、あの一件で不運ちゃん、すっかり受け入れられてる。 最初は不変さんのこともあってピリピリしてたけど。 ひとつ増えた席をみて、不変さんの形見の服をギュッてする不運ちゃん。 自分の席を得るために、不変さんが死ななければいけなかったことを思い出したんだろうな。 不変さんは満足そうだったけど、不運ちゃんにしてみれば、それで割り切れるもんじゃない。 ところで、ジュイスさん、働きすぎでは? ご褒美で、全世界の言語が統一されたんだが、これご褒美になってる? ムイちゃんと中国語での会話ができなくなって、シェン、めっちゃしょんぼりしてるよ。 「了解しました」で話が切られたけど、前は「知道了」って言ってたもんな。 ユニオンには中国語ネイティブ、シェンとムイちゃんしかいないっぽくって、ふたりの間で中国語をしゃべることは、特別感があったんじゃないかな、って思うんだよね。 それがなくなって、ふたりだけの絆が奪われた、みたいな気持ちになってるんじゃないかな。 自分はまだ中国語をしゃべれるのに、今後、誰にも通じない言葉になる。 この、世界に置いてけぼりくらったみたいな気持ちさえ、共有できない。 こんなことを50年も続けてたら、そりゃあ、不変さんも疲弊するよ。 だいたい、英語で...

『週刊少年ジャンプ』2020年27号 感想

『ハイキュー!!』 (第396話 空腹・2) ベストオーダー投票は、納得の布陣になったな。 これ、セッターが一番の激戦区だったんじゃないかな。1位の影山くんと2位の大王様がほとんど誤差範囲内。 他にもツムとか、赤葦とか、研磨とかいるわけで、超迷うよね。 個人的には大王様に1票だけど。 オポジットは1位のウシワカと2位のサムで4倍くらい差があるな。 てか、大地さんはオポジットって言われても……感がある。 高校編ではいなかったポジションだからなあ。 ロメロの「Pega!!(繋げ!!)」のとこの顔がこわすぎる。 そりゃあ「繋がなかったら殺す!!」って意訳するわ。 このこわすぎるテンションに、わくわくしてる日向くんと木兎さんもこわいけどな。 最後の「祭りがもうすぐ終わる」ってナレにしょんぼりしてしまった。 どうしても、「連載がもうすぐ終わる」と意訳してしまって。 『呪術廻戦』 (第109話 渋谷事変・27) 別記事(禪院家の呪いを捨て去った者)になりました。 『ゆらぎ荘の幽奈さん』 (209 ゆらぎ荘の幽奈さん) 幽奈さんの未練が晴れたら成仏してしまうから、別の未練をつくるということで、幽奈さんの成仏を阻止したか。 これ、コガラシくんのそばにいたい、というのが未練だから、コガラシくんが死んだら、幽奈さんも成仏してしまうのかな。 それはそれで、幽奈さんにとっては願ったりかなったりなんだろうけど。 幽霊と結婚、という字面だけみるとなかなか思い切った結末だけど、コガラシくんと幽奈さんが結婚した、と考えると、なんの違和感もない。 コガラシくんにしてみれば、みえて触れられる存在なんだから、それで十分なんだろう。 たまにわけのわかんないエピソードもあって、困惑もしたけれど、楽しいマンガだった。 『アンデッドアンラック』 (No.019 Result) 別記事になりました。 『チェンソーマン』 (第72話 みんな一緒) アキの墓参りに連れていけ、とねだるデンジとパワーちゃん。 パワーちゃん、だいぶ元に戻ってるな。 あのままの状態が続いてたら、デンジとアキが介護疲れで倒れてしまうとこだった。 それにしても、このふたりを連れての旅は大変すぎる。 ふたりとも公共交通機関で騒ぎまくるし。 でも、このふたりがいてくれたから、憂鬱が逃げていった。 アキにとって、デンジとパワーちゃんがどんどん家族にな...

『呪術廻戦』(第109話 渋谷事変・27) 感想(禪院家の呪いを捨て去った者)

伏黒、領域外に退いたと思ってたんだけど、まだ残ってたよ! そうか、領域もってても外には出られないのか!(←いろいろ設定忘れてる) と思ってたんだけど、出る方法はあるらしい。 あのまま逃げることも可能だったけど、真希さんたちを通す穴をあけるために、あえて残ったっぽい? 「游雲」を手にした真希さんだけど、陀艮にダメージを与えるまではいかないのね。 そうか……やっぱりそう簡単にはいかんのか……。 領域展開していて余裕がない伏黒をフォローする七海さんがかっこええんだけど、もしかして片目つぶれてる? 出血で一時的にふさがってるだけ? と思ってたら、禪院当主は片腕がなくなってるぞ。 この人、71歳なのか。もうちょっと若いのかと思ってた。真希さんと真依さん、50過ぎての子供なのね。 「命は賭けても、捨てる気はありません」という伏黒の言葉が頼もしい。 まあ、捨てるつもりはなかったけど、結果として捨てることになった、ってパターンを容認する、という意味にもとれるけど。 虎杖に「長生きしろ」と言われたので、それを守ってほしいものです。 虎杖、生き返っちゃったので、遺言もチャラになってるかもしれないけど。 ところで、伏黒がみんなを逃がすために、必死であけた穴から、伏黒パパが飛びこんでくるって、ひどくない? ひどすぎて、うっかり笑っちゃったよ。 いやいやいや、なんでこんなとこに入ってきちゃったんだよ。 「なんか変な穴あいてる。とびこんでみよう!」ってなったの? それになんだよ、その楽しそうな顔。 やっちゃいけないドーピングやってるっぽい顔なんだけど。 伏黒がかわいそう。かわいそすぎる。 芥見先生の伏黒への嫌がらせは度を越している(苦笑)。 それにしても、この領域内、禪院家、多すぎる。 こんなの、ひとりだけ部外者の七海さんが流れ弾でやられるに決まってるじゃないか。 まあ、一番、被害でかいのは伏黒確定なんだけどね。 伏黒の中では、父親は出奔中、のままなのかな。 禪院当主はさすがにことの経緯を知ってると思うんだけど。 真希さんは存在すら知らされてないかもしれない。 でも、真希さんにとって似たような境遇の人ではあるから、何か学ぶところはあるかもしれないな。 今のところ、「游雲」奪われる未来しか思いつかないけど。

『アンデッドアンラック』(No.018 Return) 感想

「アンディくんとなら一瞬でも大きな不運が来るのだろう?」と問われて、「お恥ずかしながら!!」って答える不運ちゃんかわええ。 もう完全に好意を認めちゃってるじゃないか。 ヴィクターは基本的にはユニオンの協力者っぽいな。 やり方が強引すぎる感はあるけど、ユニオンを強くしたい気持ちは確かだ。 だから、ほとんど戦闘能力がない不運ちゃんが席をひとつつぶしているのが気に入らないのか。 でも、不運ちゃんの最大火力は半端ないよね。一瞬で街が壊滅するレベルだから。 ボロ負けして戦線離脱したはずのシェンが、最後にちゃっかり大活躍したの笑った。 ちゃんと奥の手とっておくのが、めっちゃシェンらしいいやらしさ。 あと、トップくん、腕がおかしな方向に曲がってない? ストップできなくて無理した? ところで、アンディだったり、ヴィクトールだったり、ヴィクトルだったり、アンディの呼び名多すぎ(苦笑)。 アンディは不運ちゃんが付けた今の名前で、ヴィクトルは中の人(?)が自認している名前で、ヴィクトールは異名? ジュイスはアンディとそこそこ長いつきあいっぽいよね。

『週刊少年ジャンプ』2020年26号 感想

『チェンソーマン』 (第71話 お風呂) 人気投票結果発表! パワーちゃんがトップとは意外すぎるっ! てか、デンジは主役なのに4位なのね。 あと、コベニちゃんがコベニちゃんの愛車より順位が低いってどういうことなの? 見開きカラーはなんちゃって学園物設定なのかな。 この中で現役の学生さんは吉田ヒロフミだけだけど。 ていうか、ちゃんと学校に行ったことがある人の方が少ないのでは? 11位だけど姫野先輩をアキの隣に配置してくれてありがとうございます。 これみてあらためて気づいたんだけど、このマンガ、一応バトルものになると思うんだけど、女性キャラめっちゃ多いよね。 トップ10の半分が女性キャラだよ。 性別不明のポチタとか、性別なしのコベニカーとかあるけど。 アキは片腕だけくっついたのか。 片腕しかないのに料理つくらされてるけど。 まあ、デンジに料理やらせていらいらする方がイヤなんだろうな。 アキは隻腕になったけど、天使ちゃんは無腕になっちゃったか。 そして、ビームくんと暴力は死に、コベニちゃんは公安を去った……なんかもう死屍累々だな。 ビームくん、やっぱりダメだったのか。地味にヘコむ。本当にいい子だったのに。 パワーちゃんは幼児退行しちゃった感じ? デンジに介護されてるみたいになってるけど、デンジはよく面倒みてるな。 怒るわけでもなく、ちゃんと相手してあげてる。 あんなにマキマさんとの旅行のためにがんばってたのに、マキマさんからの旅行のお誘いを断ったデンジ。 アキに理由を訊かれた時に、洗濯物が描かれてるのよいよね。 旅行という「非日常」なイベントに胸躍らせていたのに、洗濯物がぶらさがってる「日常」を選択してしまったんだな。 マキマさんは、デンジの反応をうかがってる感じだよね。 今のデンジにとって、自分がどれくらいの存在か、パワーちゃんがどんな存在かを探ってる感じがする。 べったりくっつきながら食事して、一緒にお風呂に入って、からみあって寝る。 かなりエロいシチュエーションなのに、本当にエロくない。 パワーちゃんの表情がやたら幼いのもあるんだろうけど、デンジがパワーちゃんのこと、手のかかる子供みたいな扱いしてるからだろうな。 いろいろ無理難題ふっかけられてるのに、パワーちゃんを見捨てられないデンジ。 育った環境がアレだったから、発想がいろいろアレになっちゃってるんだけど、基本的...

『呪術廻戦』(第108話 渋谷事変・26) 感想(0割からの反撃)

陀艮の領域にひきずりこまれた禪院当主+七海さん+真希さん。 禪院当主は簡易領域とはまた別の領域への対抗術式を持ってるのね。 てか、「御三家に伝わる」ってことは加茂も使えるのかもしれない。 領域内での攻撃が必中なら、当たってもダメージ受けないようにすればいい、的な。 陀艮、禪院当主7割、七海さんに3割の力で対抗……って、真希さん0割ですか、そうですか。 七海さんの2倍以上、禪院当主は強いってことでもあるな。 特別一級というのは、特級じゃないだけで、一級レベルというわけでもない、ということなの? ていうか、案外、特級になるには明確な判定基準があるのかも。 禪院当主と七海さんが手も足もでないって感じなのに、真希さんが動ける状態なのは、果てしなく0割に近い力でしか攻撃されてないからってことなんだろうな、多分。 ここでまさかの伏黒、割り込み。 そういえば、領域展開を破るのは難しいけど、領域内に入るのはわりと簡単、という話があったな。 多分、領域同士の押し合いになったら伏黒が負けるんだろう。 まだ安定して領域を出せるとこまでは至ってないと思うので。 けれど、伏黒はそうなる前にあっさり退避した。 伏黒は真希さん専用の歩く呪具格納庫(?)の役割を果たしたから、それで十分と判断したんだろう。 自分の領分をわきまえている伏黒は賢い子! ここで特級呪具「游雲」の出番か。 多分、作中でもっとも出番が多い特級呪具だよね。 「游雲」を構える真希さんめっちゃかっこええ。 伏黒がこれを渡しただけでひっこんだのは、これさえ渡せば真希さんがなんとかしてくれる、という信頼があるからだろう。 ところで「游雲」を伏黒パパが使ったらどうなるんだろうね……かなりこわいことになりそう……。

『呪術廻戦』11巻 箇条書き感想

『呪術廻戦』の11巻が出ましたよ! ・11巻の表紙は七海さん。めっちゃかっこええ! シブい! 芥見先生が描く手って筋張ってていいよね ・カバーしたのじゅじゅさんぽは『外出自粛』になった。大変なご時世になってしまいました ・伏黒を笑わせようとする虎杖と野薔薇ちゃん。あきれてる伏黒。わんこマグカップかわいいな。いつか玉犬グッズとかでないかな ・呪術界はリモートワークできるのか? 狗巻先輩とメカ丸はできるな ・中表紙のよくわからないけどホラーっぽい絵シリーズについに呪霊っぽいのが登場 ・壁抜けは弱い呪霊の特権か。弱くても、逃げる能力は付与されている、ってのはやさしい設定だな ・偽夏油が呪霊たちとゲームをやってたのは、人間について学習する、って意味もあったのか。術師の縛りは、人間の感覚だからこそ縛りになる、ってのはあるのかもね。どういうルールになってるのかを暴くことが攻略につながることもあるので、知っておいて損はないか ・奈々子ちゃんと美々子ちゃんって双子だったの? 同じ村で保護されただけで血縁あるとは思ってなかった ・蝗GUY、結構、強かったのに2級なのか ・オガミ婆の孫、どっかからさらってきた他人だった。そうやってだまされて、孫にされて、誰かの魂にのっとられて、使いつぶされて、殺されるとか、悲惨な人生すぎる。しかもそうやって稼いだお金がアイドルに貢がれるとか…… ・アベコベ爺さん、やっぱりろくでもない ・オマケページが活字になってるのは確かに読みやすいけど、芥見先生の字が好きなので、手書きがよいです。でも、芥見先生のご負担になるのなら、活字でいいです ・伏黒パパや乙骨のモデルになるような父親はさすがにイヤかな。それを疑われる息子になるのはもっとイヤかな ・12巻の表紙は冥冥さんに期待! できれば憂憂くんとふたりでポーズを決めていただきたい

『ワールドトリガー』22巻 箇条書き感想

『ワールドトリガー』22巻が出ましたよ! ・表紙は2回目のチカちゃん! おおっ、これは予想できなかった。前回は私服バージョン(あの時点はまだボーダー隊員じゃなかったからね)、今回は隊服バージョン。りりしい! ・著者コメントは表紙チカちゃんとおそろいポーズのネコ先生。先生もトリオン体になれればいいのに…… ・カバー折り返しキャラは、犬飼と辻ちゃん。犬飼の表紙ちょっと期待してたんだけど、こっちだったか…… ・キャラクタープロフィールはあらためて三雲隊+小南ちゃんだった ・オサムの師匠ポジキャラが増え続けているのは、私も気になってた。この調子でいくと、ボーダーのA級+元A級全員が師匠になりそう ・ユーマは玉狛に拾われてから毛並みがツヤツヤ! めっちゃわかる! おいしいものをたくさん食べさせてもらってるからな! あと、玉狛先輩ズにしょっちゅう頭なでられてそう。そりゃあ毛並みもよくなる! ・ユーマはナチュラルに男前すぎる……わかる……めっちゃわかる…… ・チカちゃんは179話以降、ぐっと描きやすくなったのか。作者的にも、常に無意識に自分を抑え込んでるチカちゃんがしんどかったのかな ・栞ちゃんは本編に出てこないところでめっちゃ働いてそうだよね。オペ業務やったり、戦闘用のプログラム組んだり、支部内の家事したり ・小南ちゃん+王子+蔵内の解説は桜子ちゃんの差配か。さすがに気が利いてる ・にのまるブロマイドの撮影者は陽太郎だったのか。ヒュースに持ち上げられてるのかわええ ・烏丸先輩、元太刀川隊説は前々からあったけど、確定か。出水と仲よかったり、唯我が烏丸先輩に対抗心もやしてるっぽい感じあったり、烏丸先輩が唯我の話にちょっとネガティブな反応みせたり、太刀川隊と関係ありそうな感じだったもんな ・太刀川さんはエンブレムの3本目の刃を、自分の2本目のブレード、と唯我に説明してたけど、実際は烏丸先輩をあらわしてたんだな。それを唯我にすりかえなかったあたり、太刀川さんなりのケジメなのかな、って気がした ・太刀川さん+出水+烏丸先輩ってちょっとこれ最強すぎない? って思ったんだけど、おそらくこの時期は、東隊がA級1位だったんだよね。東さん+二宮さん+加古さん+三輪にはさすがに勝てなかったか…… ・烏丸先輩が玉狛に移籍した理由はいつか語られるんだろうか。個人的には、遠征で長期間、家を留守にするのがダ...