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『アンデッドアンラック』(No.048 ボクの知らない物語) 感想(ボクが望んだ物語)

『ジャンプ+』に『アンデッドアンラック』のフルカラーパックがきてた。 フルカラーでみると、また違う味わいがあって良いね。 あと、カラーだとなんだかシェンが目立ってみえる(髪色が明るいせいかな)。 さて本編。 アンディの本と風子ちゃんの身体をリップと着ぐるみから守っている安野先生。 リップが「ショーンまだだ」と言ってる横に誰もいないが、これは不可視(アンシーン)か。 「あのガキを殺せばオレはアンタより席が上になる」って、アンダーもユニオンと同じ席次システムなんだな、と思ったんだけど、円卓を持ってったからには席次は明確に決めないとあかんのか。 ポイント稼いで席次アップ! は否定者たちを納得させやすいから、同じようにしてるのかな。 「腹裂いた奴の言う事なんざ、もう聞かねぇよ」って、そういえばリップに切られてたな、アンシーン。 ということは、やっぱりリップを殺す以外のアンリペアの解除方法ってあるんだな。 リップに椅子に縛りつけられて、腹を切られて、脅されてたアンシーンにしてみれば、そりゃあ、リップの言うことききたくないよね。 そして、再び安野先生の回想。連載がはじまってしばらく経った頃。 安野先生が漫画描いてるの、風子ちゃんが持ち込みしてた編集部? なるほど、漫画雑誌の編集部なら、原稿用紙やらインクやら消しゴムやらを調達しやすそうだし、それらをかすめとっても、あまり罪悪感がないかもな。 その結果が編集部に利益として還元されるわけだから。 そういえば、安野先生、アシスタントなしで連載してるのかな。だとしたらすごいな。 安野先生の背後にかかってたカレンダーに曜日表記がなくて、そういえばこの頃はまだ曜日がなかったんだな、と思ったんだけど、7日で1タームにはなってるんだよね。 だけど、左上端から日付がはじまってるってことは、単純にこのカレンダーがそうなってるってだけで、5日で1タームのカレンダーとかもあるのかもしれない。 安野先生、Gライナーにみせられた記憶が現実に起こること、とは思ってなかったのか。 自分が否定者になってしまったので、否定者の実在は信じたけど、アンディと風子ちゃんが実在することまでは信じてなかったのね。 でも、記憶を頼りにアンディを探しにいってみたら、アンディは確かに存在していた。 ジョシュが習いたがっていた居合いを代わりにマスターするアンディ。 アンディがいろん...

『週刊少年ジャンプ』2021年08号 感想

去年の後半あたりから、「なんか最近、ブログばっか書いてない?」って状況になっていたんですが、この度めでたく松井せんせーがご帰還したことにより、さらに記事数が増える見込みです……。 あと、最近の『アンデッドアンラック』の記事の長さは我ながらひどいよ。 『逃げ上手の若君』 (第1話 滅亡1333) 別記事になりました。 『Dr.STONE』 (Z=182 DIAMOND HEART) 「誰でもできる。聖人様だろうが、殺人鬼だろうが、誰がやろうが必ず同じ結果が出る。それが科学だ」って、科学を常に信じる千空らしいセリフだな。 ダイヤモンドをつくろうとするアメリカ居残り組。 最近、出番がなかった連中なのでうれしい。 あと、ニッキーがめっちゃ頼もしいな。リーダーっぽい貫禄がでてきたというか。 『呪術廻戦』 (第136話 渋谷事変・53) 別記事(虎杖の兄と伏黒の姉)になりました。 『破壊神マグちゃん』 (第28話 福豆と鬼) せっかく福豆をもらったのに、もったいなくて気持ちよく投げられないルルちゃん。 そして、代わりに投げてやるといって納豆を撒くマグちゃん。 まて、それは大惨事になるからやめろ! いや、想像するだけでこわいよね。納豆が撒かれた家って。 マグちゃんに対してもやもやを抱いているイズマくん。 大雪の件もあって、マグちゃんを悪い存在と思えなくなってきているけれど、邪神は許されない存在、という教育を受けて育ってきてるんだろうから、なかなか受け入れられないんだろうね。 で、そんな葛藤するイズマくんの姿に萌えるウーネラスさんがいる。 「戦う事はあの子が求めているのよ」って、イズマくんの気持ちを尊重しているようにみえるけど、それを求めるような状況に追い込んだのは、ウーネラスさんでは? 「破壊神だの、邪神だのを、我が名乗った覚えはない。我が権能を畏れて下等生物共がそう呼ぶだけだ」 マグちゃんは弱き者に対して寛容だ。 下等生物がじゃれついてくることにいちいち怒るなんてことはしない。 それを「馬鹿にしている」とみることもできるんだろうけど、マグちゃん自身は、ただ存在しているだけなんだな、って思う。 ただ存在しているだけなのに、勝手に祀り上げたり、畏れたりする人々が、それぞれにマグちゃんを定義づけていく。 マグちゃんはゆらぐことなく、マグ=メヌエクであるだけなのに。 ルルちゃんは、マグ...

『呪術廻戦』(第136話 渋谷事変・53) 感想(虎杖の兄と伏黒の姉)

人類が次に目指すべきステージ。 九十九さんは「呪力からの“脱却”」と言い、偽夏油は「呪力の“最適化”」と言う。 呪いを失くす方向に動くべきか、呪いをよりよい形で利用する方向に動くべきか、というお話なのかな。 偽夏油が提唱する最適化プランの難点は、日本しか最適化できないこと、か。 日本だけが特殊になって、それでその先、この世界の中で幸せになれるの? って感じかな。 てか、最適化プランには天元様の結界が必要不可欠って、その天元様がどうにかなったらどうすんの。 「呪力」を「エネルギー」としてみると、最低限、人間が生き延びることができるだけの環境があれば、資源が無尽蔵にわいてくるってことか。 ひどいことすればするほど呪いは強まるはずだから、これは倫理を無視すればとんでもなく効率がいいな。 人力発電……こわい……。 日本で呪術師や呪霊の発生がやたら多いのはなんでだろうね。 天元様の結界の影響なのかな。 九十九さんは呪術師がもっと幸せに生きていける世界を求めている。 そのためには、呪術師が呪力を失えばいい、と思っているけれど、現状、呪霊がいるからそれに対抗するものとしての呪術師はどうしても必要。 だから、呪術師と呪霊の両方が同時に呪力を失う、という状態にもっていけないものかと考えている。 それが脱却プランということかな、と思った。 でも、偽夏油は人々が幸せになることを目指していない。 ただ、人間の可能性の果てが見たい。 なるほど、九相図は可能性を追求する過程で生み出されたものか。 九相図の母と、九相図兄弟にしてみれば、とんでもない話だな。 「千人の虎杖悠仁が悪意を持って放たれたとでも思ってくれ」 なんか、突然、どでかい話になったぞ。 いや、これまでも十分にどでかい話ではあったんだが。 虎杖みたいに呪物をとりこんだ者と、吉野くんみたいに呪術師の素質がありながら呪力を使えなかったけど使えるように改造された者が千人か。 偽夏油、働き者すぎるだろ。 津美紀さんの昏睡は偽夏油が原因か。 どうしよう、伏黒が幸せになれるビジョンがどうしても思い浮かばない。 伏黒が津美紀さんを殺さなければいけないとこに追い詰められるとか、伏黒をかばって虎杖が津美紀さんにとどめをさすとか、そういう不穏な想像しかできない。 そういえば、この渋谷事変が片付いたら、虎杖が高専に処刑される流れになるんでは、と思ってたん...

『逃げ上手の若君』(第1話 滅亡1333) 感想

松井せんせーがついに『週刊少年ジャンプ』に戻ってこられましたよ! 予告からして時代物っぽい。でも、予告詐欺の可能性も……とか思ってたんだけど、がっつり史実ものだった……。 しかも、鎌倉幕府滅亡からはじまるって、めっちゃニッチな時代を選んだもんだな。 ところで日本史に弱いもので「北条時行」を知らなかった。 でも、織田から徳川あたりの武将はちょっと詳しいよ。主に『境界線上のホライゾン』知識だけど。 でもさすがに足利高氏は知ってる。 なんというか、『魔人探偵脳噛ネウロ』に犯人役で出てきそうな人だな。 実際、この漫画では足利高氏が敵役になるんだろうけど。 とか思ってたら「頼もしく思います。高氏殿」ってところの時行がおそろしくかわいい! なにこのあざとかわいい子はっ。 そして「おい、こら、死んだらどうする」って諏訪頼重につかまってる絵が、なんというか、なまめかしい。 いやいやいや、これで8歳ってどういうことよ。 国のトップになっていたかもしれなかった子供が、8歳にしてすべてを失い、命を狙われ逃げる立場になった。 けれど時行は絶望していない。 悲しんではいるけれど、失ったものを惜しんではいないように思える。 こんな状況なのに、時行は生きる喜びにあふれているようにみえる。 「生きる悦びにときめいてしまった」 きっと時行はこのときめきを得るために生きることにしがみつき、逃げ続けるのだろうな。 『暗殺教室』は殺す側の子供たちの物語だったけれど、『逃げ上手の若君』は殺される側の子供のお話なんだね。 ものすごく残酷で重々しい物語のはじまりなのに、なぜか軽快さを感じる。 題材的にはめっちゃむずかしいものを描いてるはずなんだけど、小難しさを感じない。 これは『暗殺教室』の時にも感じたことだな。 ああ、松井せんせーが戻ってきたよ!

『アンデッドアンラック』(No.047 九能 明) 感想(ボクを伝えろ)

過去編が終わり、話が現代に戻った。 対峙する安野先生とリップ。 リップは、オータムを追ってたらアンディと風子ちゃんと一緒に安野先生が現れたので、ユニオンの関係者だと思って安野先生を攻撃してるのかと思ってたんだが、安野先生が未来を知ってると知ってて攻撃してるのか。 なんでわかったんだろうね。 タチアナちゃんが『君に伝われ』を読んでたから、そこからビリー様に伝わって、ビリー様もジュイスさんと同じことに気づいたのかな。 安野先生、左手をなくしても、「左手なくてもマンガは描けるし!!」とか言ってたけど、右手までまでバッサリいっちゃって、ヒエってなった。 隻腕でもだいぶしんどいのに、無腕になっちゃったよ。 しかも、安野先生、腕なくなっても、まったくひるんでないんだよね。 覚悟がきまりすぎてる。 安野先生は子供の頃からマンガ大好きっ子で、お母さん大好きっ子だった。 そしてある日、Gペンの形をしたアーティファクトを拾う。 「最初に触れた者はその回のループの過去と未来を全て見る事ができる」ということは、誰かがあのアーティファクトを奪っても、ただのGペンでしかないってことか。 だけど、ループのすべての記憶、ってものすごい量じゃない? パニックじゃない? それをワクワクですませるのすごいな。 安野先生がアーティファクトに触れてもなんともなさそうなのは、すでにGライナーによって大量の映像をみせられてるから、今さらショックを受けないってことなのかな。 「それと同時に否定者にも選ばれた」というのは、ものすごい偶然なのか、アーティファクトに触れた者は否定者になりやすくなる、とかいうことがあるのか。 明くんの落書き、おなじみのキャラが散らばってるけど、「バック」だか「パック」だかってのは知らないキャラだな。 明くんの否定能力は、強制発動型。 「常時、彼の言動行動及びそれで起こった外的変化は自身以外の生物に感知されない」 否定者はどれもしんどいけど、特に強制発動型は普通の生活ができないものばっかり。 明くんとぶつかった男の人がすり抜けたのは、男の人はぶつかって、からだが揺らいだかもしれないけど、揺らいだことさえも感知できてないから、結果としてすり抜けたみたいな状況になってる、ってことなのかな。 生物に感知されない、ってことは機械には感知される。たとえば、自動ドアは普通に開く、ってことなんだろうな。...

『週刊少年ジャンプ』2021年07号 感想

次号から松井せんせーの新連載がはじまりますよ。 ふっふっふっ。 『Dr.STONE』 (Z=181 NEW WORLD SCIENCE) あれだけの数の石化装置があっても、全部、電池切れか……。 でも、あの職人さんがやったみたいなことやれば、使えるものもあるのでは? 1回っきりしか使えないとしても、あれだけの数があればそれなりに使いようはありそうな気がする。 と、思ってたら、これだけ数があるなら、力づくで分解しても問題ない、という話になった。 なるほど。そりゃそうだね。 石化装置はレーダーにうつらない、か。 でも、レーダーにうつったとしても、石化は回避不能だったのでは? それとも、なにかしら回避方法があって、万が一にもそれに気づかせたくなかった? 船に石化装置はりつけまくってステルス艦はおもしろい。 あれ、めっちゃきらきらしてるんだろうな。 目視だったら遠くからでもくっきりはっきりわかっちゃいそう。 『ONE PIECE』 (第1001話 “鬼ヶ島怪物決戦”) 前回、ルフィが赤鞘のみんなを避難させるように言ったことに、文句をつけてるローがかわいい。 まあ、ルフィの下についたわけじゃないから、命令を聞いた、みたいなことになるのはイヤだよね。ローの性格的に。 ルフィ的には頼んだだけなんだろうけど。 てか、船長3人ともバカをやってどうするっ。 『呪術廻戦』 (第135話 渋谷事変・52) 別記事(だって長男だから)になりました。 『夜桜さんちの大作戦』 (作戦66.お花見) 夜桜の先代の遺体をタンポポが所有してるとか、なかなかヘヴィーな話がでてきた。 百さんがタンポポに加わっているのは、長男と同じことに気づいて、妻の遺体を奪還しようとしている? だとしたら、子供たちに何も話さないのは、長男と同じ理由だろうな。 戦力に数えられていないはずの六美ちゃんまで出動するのは、六美ちゃんをひとりにしてまた狙われたら困るので、だったら連れていった方が安全、という考えかな。 『アンデッドアンラック』 (No.047 久能 明) 別記事(ボクを伝えろ)になりました。 『破壊神マグちゃん』 (第27話 破滅の新春初詣) センターカラーで、マグちゃんが鏡餅、ナプタークが門松、ウーネラスさんが巫女さんか。 マグちゃんの鏡餅、違和感なさすぎる。ナプタークも。 ウーネラスさんはこうやってみると、色が...

『呪術廻戦』(第135話 渋谷事変・52) 感想(だって長男だから)

脹相兄ちゃんには、血のつながった弟たちの異変を感じ取る能力がある。 虎杖が死にかけた(=脹相兄ちゃんが殺しかけた)時、脹相兄ちゃんは虎杖の「死」を感じ取った。 ゆえに虎杖は血のつながった弟である。 という理屈なのか。 理屈としては通ってる感じだけど、「死」を感じ取ったこと、それ自体が捏造されたものではないか? と疑えるんだよなあ。 てか、「存在しない記憶」をつくれる能力、があるとしたらどんな考察も意味がない……。 でも、虎杖が弟であることを疑う余地はない、と脹相兄ちゃんは思ってるから、これはもう何があっても「弟」を守る行動に出るだろうな。 たとえ、2人の弟を殺したのが虎杖であっても、そこは加茂(祖先)が悪い、ということになるから、加茂への憎しみが増えただけで、虎杖は無罪判定なんだろう、多分。 ところで「全力でお兄ちゃんを遂行する!!」ってセリフが面白すぎない? お兄ちゃんって「遂行」するものなの? 脹相兄ちゃんの赤血操術をみて驚く加茂。 受肉体ゆえに、人間であるがゆえの限界超えられるからね。 これ、加茂が真似したら死ぬやつだからね。 偽夏油と裏梅を相手に奮闘する脹相兄ちゃん。 「それが弟の前で命を張らない理由になるか?」って、かっけー!! でもまあ、虎杖にしてみれば、数時間前に自分を殺しかけた呪霊が、自分のことを「弟」って呼ぶの、ちょっとしたホラーだよね。 虎杖にとって、身内はおじいちゃんだけだし。 「東堂といい、ヤバいフェロモンでも出てるんじゃないのか?」って……。 いろいろこんがらがりすぎているので、もう全部「フェロモン」でごまかした方がいいかもな。 脹相兄ちゃんのおかげで場が荒れた隙に、つっこんで五条先生を奪い返したい虎杖、パンダ、加茂。 しかし、裏梅にあっさり凍らされる。 裏梅は氷雪系能力か。めっちゃ強いな。 宿儺がそばにいることを認めているんだから、それなりに強いんだろうな、とは思ってたけど。 氷をぶち破った虎杖に「誰の肉体だと…!!」ってキレてる裏梅がこわい。 これ、宿儺様が乗っとる予定の肉体に傷つけんじゃねーよ、ってことだろうな。 「味方でいいんだな!?」 「違う!!」 「あ"!?」 「俺はお兄ちゃんだ」 「真面目にやってくんねーかなぁ!!」 「とりあえず1回呼んでみてくれないか? お兄ちゃんと」 この会話が何度読んでも笑える。 これは虎杖、...

祝! 『アンデッドアンラック』連載1周年突破!

『アンデッドアンラック』が連載1周年を突破したそうです! おめでたい! 2020年1月20日に連載を開始した「アンデッドアンラック」は、本日で1周年を迎える事が出来ました!ここまで続けてこられたのも、毎週応援して下さっている皆様のおかげです。本当にいつもありがとうございます…!誌面での1周年企画は只今鋭意準備中ですので、今しばらく、楽しみにお待ち下さい…!! — アンデッドアンラック公式 (@undeadunluck_of) January 20, 2021 ここ2年で連載1周年を突破できたのは『夜桜さんちの大作戦』と『アンデッドアンラック』、そして、来週、1周年を迎える『マッシュル -MASHLE-』。あとは1周年を突破したとたんに終わった『AGRAVITY BOYS』だけですからね。 『週刊少年ジャンプ』で連載が1年続くことのむずかしさがよくわかります。 『アンデッドアンラック』は熱心なファンが多そうなのに、掲載順が低いとか、コミックス売り上げがパッとしないとかで、いろいろ嘆く声がきこえてきますけど、私はわりと楽観視しています。 毎回、アンケートを入れて、コミックスは発売日に買って、グッズも2つずつ買って、人気投票をしてたら毎日、欠かさず票を入れて、編集部に「ここにファンがいるよ!」アピールは怠りませんが、それでも終わっちゃったら、それはそれで仕方ない。 まあ、楽観というよりは、諦観って感じですね。 私がここまで落ち着いていられるのは、松井せんせーの『魔人探偵脳噛ネウロ』という前例があるためだと思います。 熱心なファンはそこそこいるっぽいのに、ずっと巻末をうろうろしてるわ、コミックス売り上げが良いという話もきかないわで、ずいぶんハラハラさせられたもんですが、今『アンデッドアンラック』でやっているような応援を地道に続けていたら、読者みんなが納得できるラストにたどりつきました。 だから、私は私にできる応援をする! それでも打ち切られたら泣いてあきらめる! だって、『週刊少年ジャンプ』は私だけのものじゃないから、私以外の読者が別のマンガを求めるのなら仕方ない。 それはそれとして、私は『アンデッドアンラック』をおもしろいと思うから、応援するよ! というわけなので、2周年目指して地道に応援を続けるだけです。 戸塚先生、1年間、楽しませてくださってありがとうございました。...

祝! 『逃げ上手の若君』連載開始!

松井せんせーの新連載が来週からはじまるっ! うれしいっ! 超うれしいっ! 「魔人探偵脳噛ネウロ」「暗殺教室」の松井優征先生最新作となる「逃げ上手の若君」が週刊少年ジャンプにて2021年1月25日(月)より連載開始! 「暗殺教室」完結から約5年の時を経て、久々の新作連載となります!来週の月曜日をぜひお楽しみに! pic.twitter.com/3TgWzPWaaA — 『暗殺教室』公式 (@ansatsu_k) January 17, 2021 『暗殺教室』が完結したのが2016年の春だったから、あれから約5年か……。 『魔人探偵脳噛ネウロ』と『暗殺教室』の間が約3年だったから、それくらいは待つことになるだろう、と勝手に目算をつけてたんだけど、それよりちょっと長くなった。 でも、松井せんせーがマンガを描き続けてくださっているのならそれで十分です。 『魔人探偵脳噛ネウロ』はコミックス売り上げがあんまりパッとしてないってきいてたし、グッズもそんなに出てなかった(私は多分、フルコンプに近い状態で持ってると思う)ので、『暗殺教室』がはじまるまでは、ちゃんと食べていけてるのかな、と心配していたんだけど、今回はその心配がない分だけ気楽だった。 『暗殺教室』のコミックスは売れてたし、グッズもかなり出てたからね。 そういえば松井せんせーは『暗殺教室』完結後に、デジタル作画の練習をしていらしたそうだけど、今回からはフルデジタルになるのかな。 今はデジタルの方が安心できて良いけど。 ところで新作のタイトルが『逃げ上手の若君』って……まさかの時代物……。 『ジャンプ』でもかなりレアなジャンルで攻めてきたな。 予告カットの男の子の衣装をみるに、平安時代から鎌倉時代あたりのおはなし? 「史実の逃亡譚」とか書いてあるし、タイトルにも「逃げ」って入ってるから、どこかの若君が追っ手から逃げまくる話なのかな。 いや、松井せんせーのことだから、予告詐欺をやらかしかねんぞ。 『離婚調停』ってタイトルであの内容のマンガを出してくるからな……。 とか、いろいろ予想している時間が楽しい! めっちゃ楽しい!

『ワールドトリガー』第205話「遠征選抜試験・3」 感想(ほぼオールキャラ)

見開きカラー表紙は優雅にお食事している玉狛の面々と、給仕役の烏丸先輩+見守り役(?)の迅さん&レイジさん。 ヒュースは手掴みで食べるピザでさえ、なんか食べ方が下手そうにみえるのなんなんだろうね。 いつもながら、食事中のヒュースを見守ってるみたいな陽太郎。 きっと、後輩がちゃんと食事できるのか心配している(笑)。 ユーマはいつも楽しそうに食事してるよね。 そして、やっぱり給仕している烏丸先輩がかっこええ。 烏丸先輩のシフトの時間帯はお客さんが増える理由がよくわかる。 さて本編。 第3プールで1番クジを引いた若村。 「誰を採るのが正解なんだ……!?」ってのが、いかにも若村って感じだな。 こういうことをやってみたいとか、こうなったらおもしろそう、みたいな基準ではなく、「正解」を求めてしまう。誰ともわからない誰かのジャッジを気にしてしまう。 香取ちゃんだったら、せっかくの機会だからって、組んで楽しそうな人を選びそうだけどね。 香取ちゃん的に組んで楽しそうな人が誰なのかはわからんけど。 で、「単独でも突破力のある尖った駒が一枚欲しい……!」で思い浮かべるのが、香取ちゃんというのが良い。 ケンカが多いけれど、香取ちゃんを一緒に戦う仲間として、高く評価してるんだよね。 長考している若村をみている犬飼のコマがちょっと意味深。 きっと、自分の弟子がどういうチョイスをするのか、興味津々なんだろう。 これで犬飼本人を選んだら、だいぶマイナスポイントだったと思う。 若村が考えているような、編成バランス云々は当然、犬飼も考えているだろうし、それでも、よく知っている人の方が楽だから、という理由で自分を選んできたら幻滅しそう。 長考の末、若村はヒュースを選んだ。 ヒュースの単独の突破力の高さは折り紙付きだよ! 最終戦では、ひとりっきりで二宮隊、生駒隊、弓場隊に取り囲まれて、あそこまで粘ったからね! それにしても、強いことははっきりしているけれど、もっとも得体が知れない存在であるヒュースを選択するというのは、結構、大変なことだったんじゃないかな。 「ヒュースを指名します!」って言ったとこの若村の覚悟がこもった表情が良かった。 てか、最近、オサムの代わりに若村が冷や汗かいてるな。 来馬先輩に指名されて「ッス!!」と返事してバッと頭を下げる弓場さん。さすが礼儀正しい。 諏訪さんは香取ちゃんを選んだ。 ...

『アンデッドアンラック』(No.046 現在で会おう) 感想(短いお別れ)

表紙は、ヴィクトルとジュイス。 背を向けあっているけれど、常にお互いの存在を意識しあってる関係、ってイメージ。 ジュイスがいつになくこわい表情だな。 リーダーとしての厳しい表情はよくみせるけど、これは女として現実を直視してる、って感じの顔だ。 ヴィクトルの方は、けわしさの中にさびしさがまじってるって感じがする。 さて本編。 ヴィクトルをカプセルに封じ込めたけど、ヴィクトルの居ぬ間にその過去をのぞくのではなく、話し合いをしたいと言い出す風子ちゃん。 確かにね。アンディとヴィクトルの魂が別々ならば、ヴィクトルの了承なしで過去をのぞくのはどうなんかな、って気がするよね。 ヴィクトルやっぱり自力で出られるけど、あえて閉じ込められてくれてた。 出てきた時、カプセルの半分を頭にかぶってるのが、なんかめっちゃおもしろいな。 孵化したばっかのひよこかっ! で、久々にでっかい海苔が出てきたぞ。 股間の海苔を粉砕されて、下唇をキュッてかみしめてるヴィクトルがおもしろすぎる。 で、結局、耐えられずに膝をつくという。 そうか……それはノイズとして処理しきれないのか……。 まあ、1話でアンディも耐えられなかった攻撃だもんな……。 本の中にしか存在していないifアンディに対して、風子ちゃんとヴィクトルは外部から差し込まれた魂。 だから、本の中こそが「現実」なアンディは現実でできることしかできないけれど、風子ちゃんとヴィクトルは想像だけで状況を変えることも可能、って解釈でOK? 存在のレイヤーが違う、ってことかな。 風子ちゃんに「お前はジュイスに似てるな」と言っておきながら、風子ちゃんに否定されたら「確かに品がないし、色気もない」って言い切るヴィクトル~。 それは「ジュイスは品もあるし、色気もある」っていう惚気ですか、そうですか。 背後で、アンディがむっとしてるのかわいい。 アンディは風子ちゃんとヴィクトルの会話に口を挟まないな。 風子ちゃんがヴィクトルと話し合いをしたいと言ったから、邪魔をしないようにしてるのかな。 それはそれとして、いちいち風子ちゃんの頭なでなでしたり、頭にあご乗っけたりして、べたべたしてるところが素晴らしいです。 ヴィクトルがジュイスさんを想って悶々としてるのに、その目の前でいちゃいちゃするとかちょっとは自重せんか、とは思うけど。 数限りない敗北を重ねて、神は殺せない、とヴ...

『週刊少年ジャンプ』2021年05・06合併号 感想

今年最初の『ジャンプ』! 前回に引き続き表紙は連載陣総出で『ONE PIECE』キャラと自キャラのツーショット。 こういうのって、事前に先生方の希望をきいて、バランス調整したりするのかね。 アーロンのノコギリ(?)に興味津々な虎杖がかわええ。 田畠先生のしらほし姫がめっちゃかわええ。 あと、サンジ的にロボコの男飯はどういう評価なんだろうか……。 『ONE PIECE』 (第1000話 “麦わらのルフィ”) 1000話目のサブタイトルがこれなの、めっちゃ熱いな。 マルコが便利キャラすぎる……。 めっちゃ強いし、白ひげの元部下たちからの人望もあるだろうし、マルコが本気になったら四皇に対抗できる勢力になれそうな気がするんだけど、この人自身には野望とか夢みたいなものはもう何もなくって、白ひげが守ろうとしたものを守りたい、という気持ちしか残ってないんだろうね。 なんか、ルフィが「“海賊王”になる男だ!!!」って言うの、久しぶりにきいたような気がする。 『呪術廻戦』 (第134話 渋谷事変・51) 別記事(お兄ちゃんの弟)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=180 悍ましくも美しく) 石化装置がピラミッドのように積み重なっている絵がめっちゃこわかった。 なんだろうね。大きいものが数個ドン! とあるより、小さいものが無数にある方がこわい感じがするっていうのは。 それこそ、司よりも軍隊アリの方がこわい、ってのと同じなのかな。 宝島に雨のように降った石化装置があるんだから、ホワイマンはものすごい数の石化装置をつくれる、ということはわかっていたのに、これは予想してなかったな……。 『ブラッククローバー』 (ページ277 金色の夜明け副団長) シャーロットが強くなりすぎてるんですが……。 自分の能力を使い切ることができるようになったうえ、懸かっているものがヤミ団長の命だからな。 この“茨女王”のコスチューム、カラーになったらめっちゃ華やかそうなんで、アニメでみるのが楽しみ。 リル団長の活躍が薄くてちょっと残念だった。 ところで、番外編が微妙に『僕のヒーローアカデミア』とカブってたのがだいぶおもしろかった。 両先生にしてみれば冷や汗ものかもしれんけど。 そうか、デクとアスタはそういうとこ似てるのか。 『夜桜さんちの大作戦』 (作戦65.夜桜夫婦ババ抜き大決戦!!) スイーツをゆずる...

『呪術廻戦』(第134話 渋谷事変・51) 感想(お兄ちゃんの弟)

虎杖に「極ノ番」について解説して、なぜか笑う偽夏油。 「いや、すまない。急にらしいことを始めてしまったなと思って」って言うのは、偽夏油の中身(?)が、元々は人に教えることをなりわいにしてた、とかいうことなのかな。 呪霊操術極ノ番「うずまき」は0巻で夏油が使ってた技だよね。 乙骨と里香ちゃんの純愛に敗れたけど。 術式の抽出ができるということは、真人の「無為転変」を偽夏油が使えるようになった、ということ? それは確かにめっちゃお得な機能だな。 ごくごく限られた呪霊と呪術師しか使えない必殺技を、横取りできるって……。 いつの間にか到着していた京都校の連中。 総がかりでもまったく歯が立たない。 メカ丸は犠牲がでるだけだから渋谷に行くなって見解だったけど、やっぱりそうなっちゃうのかな。 三輪ちゃんの髪が水色なのは、マンガ表現的なものだと思ってたんだけど、本当にあの色なの? ソーダ水を飲みすぎたからとか?(←『鬼滅の刃』理論) 三輪ちゃんのすべてを懸けた攻撃が軽くいなされちゃったの悲しい。 でも、このマンガではよくあることだよね。 残念ながら、メカ丸の見積もりは正しい。 生徒たちが危なくなって、日下部先生と歌姫先生が飛び出してくるの、やっぱり教師なんだな、って。 歌姫先生「先生が前出てきちゃ意味ないでしょ!!」って西宮ちゃんに怒られてるけど、歌姫先生の術式は後方支援系のものなのかな。 虎杖をのっとった宿儺にひどい目にあわされたのに、虎杖に変わりなく接してくれるパンダ先輩。 やさしい。 そして、五条先生をさらっと「公害」ってディスってるの笑う。 パンダ先輩は夏油がガワだけで中身は別人だってわかってるのね。 五条先生が夏油を殺し損ねるのはありえないから、あれは夏油じゃない、という理論なのかな。 それとも、パンダ先輩にはそういうのがわかる能力があるんだろうか。 と、そこにやってきた脹相兄ちゃん。 なんかどんどん事態がこんがらがっていくぞ。 とんでもなくおどろおどろしいやり方で九相図をつくった加茂憲倫も、ガワを乗っ取られた人だったのか……。 だとしたら、本人も加茂家も気の毒だな。 でも、突然おでこに縫い目ができたら、さすがに周囲の人たちも気づくんじゃないかい? まあ、片っ端から殺してったのかもだけど。 脹相兄ちゃんに「加茂憲倫!!」言われて、「私!?」ってなる加茂がちょっとかわいい。 ...

『呪術廻戦』14巻 箇条書き感想

『呪術廻戦』の14巻が出ましたよ!(←ちゃんと発売日に書けた) ・14巻の表紙は宿儺。かっこいいなあ、宿儺。虎杖をいじめるからあんまり好きじゃないけど…… ・カバー下はやっぱりじゅじゅさんぽ改め『外出自粛』。夜蛾学長もサングラス+マスクで不審者度があがるな ・カバー折り返しの著者紹介の絵がパフェでコメントが「ハンバーーーーーグ!!!」なんですけど、これは一体……。最近、「ハンバーグ」言われると『チェンソーマン』のコベニちゃんが脳裏をよぎる ・中表紙の後ろ姿は、もしかして虎杖? これ、どういうストーリーなの? ・バレンタインランキング、ぶっちぎりの1位は五条先生。確かに「ハイハイってかんじ」だな ・3位が伏黒で「君はもうちょっと頑張ってくれないと」と言われても、ここは芥見先生ががんばるところでは? もっと伏黒のあざといシーンを増やすとか!(←個人的願望) ・4位は虎杖。虎杖はがんばっているよ。うん ・5位は七海さん。「5位は1位」……どういう理屈なんだよ。てか、今年のバレンタインはもっと上にいくと思う ・7位は脹相兄ちゃん。人気あるのわかる。なんかわからんけどかわいいよね、脹相兄ちゃん ・総評「…東堂は?」。東堂はもらう側じゃなくて、貢ぐ側だから! ・てゆーか、メカ丸も入ってないな。そもそもメカ丸ってチョコとか食べられるのかな。あの状況だと食事制限とかありそうな気がするんだが ・チョコの数のランキングじゃなく、乾電池の数ならメカ丸トップ、とかいうオチはないですか? ・五条先生の術式の設定がちゃんとしてるかを工学で修士号を取っている方に確認してもらったらダメ出しされたらしい。まあ、間違っててもいいんじゃないの? マンガだし(←みもふたもない) ・異能バトルものってのは追及しだすと、その異能を実現させるエネルギーはどこから供給されてるんだ問題で詰むので、深く追求しない方がいいと思ってる派 ・15巻の表紙……裏梅?