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11月, 2021の投稿を表示しています

『アンデッドアンラック』(No.088 心にかけて) 感想(心が届く時)

しょっぱなの「皆の想いの積み重ねが、いつか神に届くと思うんです」のところの風子ちゃんがちょっと怖い。 言っちゃなんだが狂信者っぽい。 でも、これくらいじゃないと「不運」背負って生き続けられないんだろうな。 その次のコマで、アンディがちらっとビリー様の方みたのはちょっとおもしろかったな。 リアクションなしかよ、みたいな感じにみえた。 「不運とは好きな奴のみ効くのだろう!? しからばワシに通らぬわ!!」 そう言うスプリングに「関係ないよ、好きになったら」って答えてるコマに、アンディが描かれてるのもいいよね。 「不運」をもたらすことで、スプリングを好きだってことを証明する、というなんとも不条理な風子ちゃんの言葉。 そんな理不尽を受け止めきってる今の風子ちゃん。 本来なら、かわいそう、ってなりそうなのに、怖い、って感じちゃうんだよね。 「だから素敵だし、辛いんだ」 この言葉に、風子ちゃんはどれだけ重いものをこめているんだろう。 目に迷いはないけれど、スプリングから目をそらさぬよう、懸命にこらえているようにもみえる。 「想い人 死なせた己が許せずに その眼に刻んだ 不治の傷痕」 リップのいつも血が流れてる眼帯の下には、リップが自分でつけた傷があるのか。 子供に戻ってもやっぱり眼帯してたけど、あれはもしかして、わざわざ傷をつけなおした? 「眠らずの姫に恋した 青き日々 忘れられずに 今を苦しむ」 風子ちゃんが「消去法でニコさん!」って言ってるけど、ニコのことは風子ちゃんも知らないんだな。 ニコさんで「眠らずの姫」ってめっちゃあまずっぱいワードが出てきて驚いた。 「眠らず」=「不眠」なのかな、って気もするんだけど、自対象の場合、すぐに死んでしまいそうだよ。 この「姫」がミコちゃんの母親なのかな。 「恋の色 教えてくれた不死人に 返せる恩は 何かと探す」 友才さんは抜刀術を教えてた時点で、アンディが「不死」だって知ってたんだな。 アンディが去った時に強く引き留めなかったのは、「俺より長く生きれるならな」という言葉の重さが理解できちゃったからなのかもしれない。 友才さんは若い時の恋を自分の中でちゃんと折り合いつけてて、そのうえでアンディにしてあげられることを探して、「神」を殺してアンディを死なせてあげよう、ってなってアンダーに入ったのかな。 あきらめずに追いかけ続けたジーナさんとは対...

『週刊少年ジャンプ』2021年51号 感想

伊原先生のマンガのすぐ後ろに『ONE PIECE』が載ってる『ジャンプ』を読む日がこようとは……。 『守れ!しゅごまる』 (第1話 さなぎを守れ!しゅごまる) なんかわからんが勢いはすごい。 あと、小ネタがおもしろい。 「入学式 同時開催ルドン展」がめっちゃツボった。 いや、ルドン展が同時開催されてたら、入学式に出ずにそっちを観にいくわ! 『ONE PIECE』 (第1032話 “おでんの愛刀”) 日和ちゃん、なんでこんなとこにいるの~? 『呪術廻戦』 (第166話 東京第1結界・6) 別記事(眩しい虚無の内で生きる)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=219 三勇士) 「乗員はフライトのほとんどを石化してやり過ごす」ってとこで、なるほど~、ってなった。 半無人飛行みたいな感じか。 だから旧世界の飛行士は探さずに、石化光線の経験値をもってる連中の中から選ぶ、というのは理にかなっている。 そして、宇宙飛行士のスキルは落とせるけど、管制側のスキルは逆に上がるくらいなので、専門家かつ経験者のゼノをロケットに乗せるわけにはいかない、というのも理にかなっている。 そういうわけで、千空と龍水は確定か。 龍水はめずらしいこと、誰もやってないことは、なんでもやりたがるな。 着衣水泳をやってて、百夜に無茶させたことを思い出して、やさしい顔になる千空が良いよね。 「科学は全ての者を平等にする」 司がそれを言うってのは感慨深い。 あと、以前、出てきた体重の話がここでまた出てくるとはな。 司は最強で間違いないけれど、ホワイマンが腕力押しで来るとは思えないので、格闘技の強さだけで決めるのは違うってことか。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS48 心の糸) なんだかんだで大佛ちゃんの面倒をみてる神々廻さんが良いですよね。 ところで、鳥居を壊された神様がどう感じるかはわかりませんが、よくわからん人にからまれてようやく家に帰ってみたら、玄関どころかお店がぶっ壊されてた、ってことになる予定の坂本さんはめっちゃかわいそうだと思います。 それともORDERは南雲のバイト先のお片付けもやってくれるんだろうか。 『高校生家族』 (第63話 無敗の女の子) 本来、小学生で、しかも将棋をはじめたばかりの春香ちゃんに、まったく勝てなくてめちゃくちゃ悔しい、という気持ちはあるけれど、春香ちゃんにはそ...

『呪術廻戦』(第166話 東京第1結界・6) 感想(眩しい虚無の内で生きる)

ジャッジマンが「有罪」「没収」「死刑」って宣言してるとこの、当惑してる日車の表情がなんか良いな。 これ、「えっ? それ認めちゃうの?」って感じかな。 「死刑」の宣告に伴い、日車には「処刑人の剣」が日車に与えられ、それで斬られた人は例外なく必ず死に至る、か。 「必ず死に至る」ならそれって「必殺」なわけで、日車の領域展開は「必殺」は付与されてないんじゃなかったか? と思うわけだが、領域に取り込まれたら必ず死ぬ、とかじゃなくて、裁判もどきをやって、ジャッジマンが手を下すわけではなく日車が死刑執行人をやらなければいけないとか、そういういくつかの手順をしっかり踏まなければいけない、ということを考えると、呪術的には「必殺」の定義から外れるのかね。 てか、この領域内では、ジャッジマンは検事と裁判官を兼ね、日車は死刑執行人なのね。 弁護士的な役割をしてる存在がいなくて、被告は自分で自分を弁護しなければいけない。 だけど、渋谷事変の件で、虎杖は自分を弁護しなかった。 伏黒に頼まれたことをやりきらないと、とか、五条先生を助けないと、とか、生き延びなければいけない理由がなかったら、虎杖は無抵抗で「処刑人の剣」に斬られていたかもしれない。 裁判官になる道を断り、弁護士として人の心に寄り添って生きていこうとしたけれど、そこで得た結論は「人は皆!! 弱く醜い!!」だった。 虎杖が宿儺の罪は自分のものと抱え込んで生き続けて、それで虎杖は何を得られるの? それは、このマンガを読んでいて、常にひっかかってることだった。 虎杖は何も得られなくていい、と思ってるのかもしれないけど、それでも虎杖には「自分は生きていてもいいんだ」と思って欲しいんだよ、私は。 「その先には何もない!!」 「目の前の闇はただの闇だ!!」 「明りを灯した所で!! また眩しい虚無が広がっている!!」 このセリフは、虎杖が好きでこのマンガを読み続けている私に、ド直球の火の弾を投げつけてきたな、って思った。 いやもう、今のままだと確実にそうなるだろうな、ってめっちゃ痛いところをツッコまれた感がある。 ところで、椅子をバラバラ投げながら服を脱ぐとか、虎杖はあいかわらず身体能力がすごいな。 そして、その虎杖の足払いを跳んで避けた日車もすごくない? ジャッジマンから提出された証拠は、開封しなくても中身わかるのか。 だから、虐殺を行ったのは宿...

『ワールドトリガー』第214話「遠征選抜試験・12」+第215話「遠征選抜試験・13」 感想(水上は何者なの?)

戦闘シミュレーションで使うユニットが隊員の能力準拠なため、チームごとに異なると知って「でもそれじゃあどう考えてもうちが……」と言いかけて、黙った香取ちゃん。 さすがにそれではオサムをdisるだけ、と気づいたらしい。 香取ちゃん、悪い子じゃないし、ちゃんと人を思いやることもできるんだけど、たまに考えなしに思ったことをそのまま口に出しちゃうからね。 それでこれまでにもいろいろトラブったことあるんだろうなって思う。 若村ともそれで無駄に衝突してたし。 でもまあ、言っちゃいけないことだ、ってのはちゃんとわかってるんだよね。 オサムのトリオン量が少ないのは、オサムの努力不足とかではなく、純粋に生まれつきのものだから、それを責めるのはどうなんだ、ってのは。 まあ、そのトリオン量で戦闘員やってるのはどうなんだ、というのは追求されても仕方ないと思うが(←明らかに迅さんが何かしてる)。 戦闘シミュレーションは毎日、総当たり戦で1日10戦を3日間か。忙しいな。 そして、勝った場合のポイントが毎日つりあがっていく。 つまり、初日全敗しても最終日に全勝すれば、全体でみれば圧勝ということ? これは、戦闘に関する学習能力をはかる狙いかな。 それだったら鋼くんがぶっちぎりトップになりそうな気もするが。 ああ、ユーマも有利になるか。 「要は初日は負けても傷が浅く済むってことだ」っていう諏訪さんの説明がわかりやすい。 初日は負けてもいいのでがんがんいろんなことを試した方がお得、ということね。 みんなのパラメータがでてきたけど、隠岐はトリオン8なのか。 グラスホッパー使いまくる機動型狙撃手をやれてるのはそのおかげか。 スナイパーは常にバッグワームを起動しているのでトリオン消費が激しい。だから、グラスホッパーをほいほい使うスナイパーがあんまりいない、という理屈なのね。 隠岐はパラメータが全体的に高いレベルでまとまってて、さすがスカウトされただけのことはある。 そして香取ちゃんは攻撃9だよ! さすが! BBFみたら、香取ちゃんのパラメータはほぼ諏訪さんと同じなんだよね。 なるほど、諏訪さんと香取ちゃんは戦闘員としては同系統なんだ……ってなった。 多分、今回、載せられてない指揮能力で差がつくんだろうけど。 オサムのパラメータは、隠岐と香取ちゃんに比べれば低いけれど、BBFと比べると援護と技術のパラメータはあ...

『アンデッドアンラック』(No.087 二本目) 感想(カルタ対決かと思ったら暴露大会もしくは惚気合戦だった)

組織調査報告書でアンディと風子ちゃんが好き⇔好きになってて、ふふっ、ってなった。 それ以外は、ゴシックフォントで「嫌い」が多いけど、こういう相関図を否定者たちだけでつくってもらえれば、「好き」が乱舞すると思うんだ。 是非ともつくって欲しいです! 「否定者」⇒「辛い」、「神」⇒「極悪」、「UMA」⇒「有害」って一言でまとめてるのおもしろかった。 でも、ハッシーブックさんが「これホントですか!?」って言ってるあたり、実は違ってる可能性も……と疑ってしまうのがアンデラ考察勢のサガ。 さて本編。 独楽のバトルフィールドがベコンって元に戻ってた。 なんでベコン? って思ったら、そういえばあそこタワーのてっぺんだったね。 なんか公園っぽくなってるけど、あの下は鉄だったわ。 風子ちゃんにすがりついて謝ってる一心さんがかわいい。 一心さんの方が年上だと思うんだけど、なんか風子ちゃんの方が貫禄あるな。 なんでクロちゃんのマントをかぶせてあげてるんだろうってなったんだけど、花びらに触れたらアウトだったね、そういえば。 アンディは桜になっても切り落とせばいいだけだから無防備だけど。 互いに鎧をゆずりあった結果、風子ちゃんは左腕部分と袴部分だけを身に着けることに。 なんか、隊長ショルダーっぽい(←『ワールドトリガー』ネタでスマナイ)。 まあ、一心さんの体格にあわせてつくってあるはずだし、一心さんムキムキだし、風子ちゃんがあの鎧を着て動き回るのは無理があるもんね。軽めのパーツを風子ちゃんに譲ったんじゃないかな。 アンディとビリー様は意見がぶつかりあったままだけど、険悪な雰囲気はもう消え失せてる感じだ。 そして、スプリングはやっぱり「一心」に執着があるんだけど、そこらへんの記憶を掘り返そうとすると「神」の洗脳が強くなって苦しむ、という前回と同じパターン。 三本勝負の二本目開始! タワー周辺にいた否定者たちが回収された。 ひとりだけ置いてけぼりにされたシェンがかわいそうだけど、自力でタワーの上に来るんじゃないかと予想。 足止めしなきゃいけない敵もいないし。 そしたら、不死となりかけゾンビとキョンシーのトリオが揃うことに! 次の勝負は、百人一首ならぬ「十三人一首」か。 一心さんは独楽にされたり札にされたり忙しいな。 それにしても、句で一気に否定者たちの掘り下げをするとは斬新すぎる。 札は日本語で書...

『週刊少年ジャンプ』2021年50号 感想

『呪術廻戦』 (第165話 東京第1結界・5) 別記事(渋谷事変池袋裁判)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=218 WWW) サブタイトルの「WWW」が笑ってるようにみえるな。 てか、「World Wide Web」って言葉を知ってる人、あんまりいなさそう。 それにしても、あっとゆーまに海底ケーブルを敷設しててびっくりした。 もう宇宙飛行士選びに突入とは、話の展開がはやすぎる……。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS47 上へ参ります) タワーの鉄骨がいろんなアングルで緻密に描かれていてめっちゃかっこいい。 『あやかしトライアングル』 (第68話 ああ、好き、好き、好き!) すごいサブタイトルだな。 告白しようとしたのに、土壇場でふんぎりつかずに「やっぱ無理」ってなったのに、スイートポテトもらって、そのやさしさがうれしすぎて泣きながら「好き…祭里のこと大好き…!」ってなるすずちゃんかわいい。 そして、スイートポテトかじりながらの告白ってのが、めっちゃすずちゃんっぽい。 三大欲求に忠実すぎるヒロインと評判のすずちゃんらしくて本当に良い。 『逃げ上手の若君』 (第40話 三大将1335) 別記事になりました。 『アンデッドアンラック』 (No.087 二本目) 別記事(カルタ対決かと思ったら暴露大会もしくは惚気合戦だった)になりました。 『破壊神マグちゃん』 (第67話 神は何を見て哂う) センターカラーは上位存在の集合絵。 無位以外は、上から序列順に描かれてるんだね。 マグちゃんの横の螺旋っぽいのなんだろうと思ったら、ノス子さんの髪っぽい? ってなって、この絵、ノス子さんとニニツィで上下がつながるようになってるんだな、と気づいた。 なるほど、それでアオリが「終わることなき支配の螺旋」なのか。 ルルちゃんの全力すぎる変顔ではじまった今回。 いや、本当に全力すぎるだろ。 そして、ルルちゃん、笑いの沸点が低すぎる。 しかし、マグちゃんは笑わない。そういえば、マグちゃんの笑顔ってみた記憶がないな。 というわけで、マグちゃんを笑わせることに躍起になったルルちゃん。 でも、どうしても笑ってくれない。 マグちゃん的には笑う必要がないもんな。 久しぶりにウーネラスさんのコスプレが出たよ! メガネ、付け鼻、付けヒゲとか、ちょっとネタが古すぎないか? ウーネラスさんは、...

『呪術廻戦』(第165話 東京第1結界・5) 感想(渋谷事変池袋裁判)

日車はあらゆる難関試験をストレートで通過してきた「天才」だった。 旧司法試験は本当に難しかったと聞くよねえ。 でも、日車にとっては簡単な「作業」だったわけだ。 日車がお金に頓着なかったのは、めっちゃ努力して得たわけではない能力で高い報酬を得ることに、ちょっと違和感があったからなのかもしれない。 そして、日車は勉強以上に呪術師としての才能を持ち合わせていた。 虎杖が訓練で身に着けた能力を、日車はみずからの術式を解明することで身に着けたわけだ。 理屈がわかれば使える理論。 呪霊やプレイヤーに襲われるたびに、データは増えるわけで、経験値があがるごとに呪術師としてのレベルもはねあがるわけだ。 それにしても、12日で1級術師レベルまでいくって、本当に天才だな。 羂索はこうなる可能性をみこしてたのか? ところで「返り討ち」ということは、日車本人は積極的に狩りをしてるわけじゃないってこと? 術者は術式を剥奪されるとグダグダになるというのは、術式だけを頼りにしていなくても、術式をまったく頼りにしない戦い方は想定してない、ってことかな。 虎杖に課されたペナルティ「没収」は、一時的に術式の使用を不可能にするものだけど、虎杖は術式を持っていないので、術式を練れない、という形で発動した。 これ、宿儺は中でどうなってんのかね。 ペナルティを受けたのは虎杖だから、宿儺は術式を使えるんだろうか。 ところで、真希さんの場合、奪われるものがなんにもないような……。 ただの体術で日車の術式と渡り合えてる虎杖。 水が入ったバスタブを蹴り飛ばせるのはすごいけど、さすがに100tハンマーみたいなのを受け止めるのはヤバい! ってなるよね。実際、どれだけの重さかわかんないけど。 で、この状況で考えて考えて「やり直し」を求めた虎杖えらい! ジャッジマンは裁判のやり直しを請求されたら、断ることができない。 やり直しをしている間は攻撃を受けることはないから一休みできる。 そして、うまいこと無罪を勝ち取れば、もう攻撃されることはなくなる。 なるほど、日車の術式が無敵すぎるようにみえるから、何かしら抜け道があるはず、ということね。 術式は常にリスクやコストを抱えていて、便利なだけってことはない。 五条先生や宿儺みたいなのは例外だ、ということだ。 ところで「二審」と言いつつ、裁判の対象になる罪が変わってるのどういうことなん...

『逃げ上手の若君』(第40話 三大将1335) 感想

望月はやっぱり亜也子の実の父親だったのね。 父の死を嘆く亜也子と、亜也子の不幸に涙を流す時行と弧次郎の後ろで「恰好良い望月様が死んでしまったあああ」って泣く望月……。 いや、なんで死んだ本人が泣いてるんだ。 まあ、望月はふざけてるで済むかもしれんけど、その後ろで泣いてる部下の人たちはなんなの? つきあい良いな。 望月は亜也子の父親ってのがめっちゃ納得いく豪快な人だな。 そして、アバラはそんなにほいほい折ってはいけない。 これから戦わなきゃいけないのに、なんで父娘で負傷させあっているのだ。 戦わずして砦を捨てた望月。 どっちにしろもちそうになかったから、傷の浅いうちに逃げ出したか。 そして、砦に頼らず山に潜んで、攻撃の機会を狙う算段。 しかし、他との連携をまるで考えていなかったため、このままだとただの浮いた駒になる。 なるほど、行き当たりばったりだけどなんだかんだで正解を出す系の人か。 そして、望月を浮いた駒にさせないために、四宮の元に赴いた時行、弧次郎、吹雪はもうへろへろ。 3つの陣営を巡り続けて、ろくに寝てないから仕方ない。 てか、数えで10の子供なんだからちゃんと寝ろ! それにしても、目がうつろになってる時行がかわええ。 祢津を中心にした軍議で、進言の許可を得た雫は、それをすかさず吹雪にパス。 一度、雫が請け負う形にしたのは、雫が頼重陣営の中ではそれなりに信頼されてるのに対し、吹雪はまだ、ただの時行の従者扱いで発言権が低いだからだろうな。 吹雪も現在の自分の立場をわきまえて、発言するつもりはなかったっぽい。 雫は時行と時行の郎党たちを祢津に売り込んでいるんだろうな、って思った。 雫の策は、祢津と兵200の入れ替え。 大将を動かすとはなかなか大胆な。 吹雪は頭が切れるけど、雫もかなりなもんだよな。 肝も据わっているし。 観察眼に優れ判断力が高い吹雪と、発想力に優れ交渉力が高い雫のコンビはめっちゃ頼りになる。 ところで、雫は頼重を「父様」と呼んでいるけれど、祢津が「雫、頼重様からの信頼も厚いお前の提言だ」って言ってるところをみると、やっぱり実の娘ではないんだな。 頼重の娘だったら、こういう扱いにはならないと思うので。 ここでまたもや小笠原が登場! 伝令として駆け回る時行、弧次郎、玄蕃に対して、小笠原率いる100人か……。 「ちょこまか逃げる伝令」がいるという報告だけ...

『アンデッドアンラック』(No.086 私の鎧は) 感想(壊したくないなら怖がるな)

でっかい「一心の墓」の前から始まった今回。 たくましい父とかわいい娘さん。 「父上」とか時代がかった呼び方してるし、一心さんが使っている言葉もいちいち時代がかってるし、この隠れ里みたいなところは外界とほとんど交流をせずに暮らしているんだろうな、と思わせる。 一心の一族は代々「一心」ていう名前で、「不壊」を受け継いでいるってことらしい。 でも、順繰りに受け継いでいくのではなく、爺ちゃんから息子をスキップして孫娘に引き継がれた。 その爺ちゃんが、アンディがユニオンに捕らえられていた時期の「不壊」なんだろうな。 シェンからムイちゃんに引き継がれたのも「神」のいやがらせとかではなく、なんらかの法則性があったりするのかな。 でも、一心の一族も、血族の間で受け継ぐことはできても、だれが引き受けるまではコントロールできないっぽいな。 コントロールできるのなら、強くて戦う意志と能力を持っている父親が引き受けたに違いないと思うので。 だって、まだ幼くて気弱な娘に、こんな重い役目を背負わせたくはないだろう。 でも、娘が継いでしまったからには、「不壊」の能力と「一心」の名と共に生きろ、と言い聞かせるしかないのだろうな。 でっかい「一心ノ墓」に字が刻まれているのは、代々の「一心」の本名かもしれない。 爺ちゃんも息子も孫娘も「一心」じゃさすがに不便だから、家族内での呼び名ぐらいはつけているんじゃないかな、と思うので。 父親に「これからはお前の不壊がこの村を守るのだ」って言われて、「……うん」ってちょっと沈黙が入ったのは、自分なんかがこの村を守れるんだろうか、と思ったんだろうな。 でも、父親の言葉を否定するなんて発想すらない、従順な子供だから「うん」と言うしかなかったのかな、って。 さて現在、「やっぱ無理で候!!」って言われても、アンディはスプリングに操られていて、手加減してやることができない。 風子ちゃんに「手加減してよアンディ!!」って言われても、無理なものは無理。 すると一心は地面を削って不壊の壁をつくりはじめた。 一心は風子ちゃんの独楽だから、自分の意志で動くことが可能らしい。 そこに突然の落雷。 これは「神」の雷なのかな。 「春雷」って言葉もあるから、スプリングの能力のひとつかもしれん。 どちらにせよ、スプリングはたまたま雷が落ちた、と言い張るよね。 昔、一心の村をおそった「妖怪」。...

『週刊少年ジャンプ』2021年49号 感想

『ONE PIECE』 (第1031話 “科学の戦士”) 巻頭カラー絵はNo.2そろい踏み。 久しぶりにみるベン・ベックマンがかっこええな。 あと、やっぱりレイリー本当にかっこいい。 ところでハートの海賊団のNo.2ってベポなの? ビッグ・マムは倒せてなかったけど、自分の寿命を1年分使うくらいだから、かなりダメージは与えられたようだ。 とか言っても、ローとキッドにとっては救いにはならないかな。 女性に暴力をふるったと咎められているサンジ。 サンジには身に覚えがないっぽいけど、「何もやって…ないハズなんだ」と自信がない様子。 周囲の女性たちが「アンタしかいなかったんだよ!!」って言ってるから、現場をみてるわけじゃないっぽいので、サンジがやったとは限らない。 てか、サンジはやってないってことにして欲しい。 だってそれじゃあ、サンジがかわいそすぎるだろ。 でも、サンジの意志は介入してないけど、サンジの能力が何かしらやった、という可能性はありそうなんだよな……。 こんな、サンジにとって自分の人生を否定するような場面でサンジが考えるのが、「どっちが海賊王の役に立つ…?」なのがなんとも言えない。 サンジにとっては、ルフィの役に立てるか否かが、重要な判断材料なんだな。 逆を言えば、ルフィの役に立つと確信が持てるなら、サンジは女性を無感情で殴る科学の戦士になってもいい、と思っているんだろうか? でもルフィは、それでサンジが笑えなくなるなら、そんなもんなるな、って言うだろうな。 この戦いが終わった時に、自分が自分でなくなっていたら殺せ、とゾロに依頼したサンジ。 そうだよな、これはルフィには頼めないよな。 『呪術廻戦』 (第164話 東京第1結界・4) 別記事(正義の木槌)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=217 科学の挑戦者) 千空だけじゃなく、ゼノもクロムを見る目がやさしいな。 愛弟子をみつめる師匠の目、というか。 クロムの想いをくみとって、難易度が高い往復ロケット路線に切り替えることを決断したんだろうし。 ついにインターネットをつくることになったわけだが、実際、どうやってつくるの? 海底ケーブルの敷設よりは通信衛星の打ち上げでネットをつなぐ方が楽かな。 今って、めっちゃ労力つかってFAXで図面を送り合ってるんだっけ? それならインターネットでかなり楽になるはずだが。 『...

『呪術廻戦』(第164話 東京第1結界・4) 感想(正義の木槌)

100点保持者・日車が領域展開「調伏賜死」を発動。 領域展開できるのか……てかもしかして、あの日車がグレる原因になった判決が出た時にすでに領域展開が発動してたの? 初手で領域展開できてたとしたら強すぎない? 羂索は何をしたの? ってなる。 日車の領域内では、あらゆる暴力行為が禁止されている。 自分のルールを相手に押し付ける空間だから、そういうことも可能か。 呪術師たちは体術が強い連中が多いから、暴力行為禁止にするだけでも、日車にとってはメリットがでかい。 虎杖18歳未満なのにパチンコやってるんじゃね? 疑惑が掘り返されて笑った。 そこ掘り返しちゃうんだ。 コンプライアンス的にどうなんだって編集部に注意受けたとかどこかに書いてたけど、そこをあえて掘り返しちゃうんだ。 チャレンジャーだな、芥見先生(苦笑)。 ジャッジマンから提出された「証拠」の中身を推定し、言い分を述べ、疑いを晴らしジャッジマンから「無罪」を勝ち取らなければいけない……。 まあ、「疑い」じゃないことは明らかだけどね。 ちゃんと弁護士資格を持ってて、経験もしっかりある弁護士相手に、中身がわからない「証拠」をかわして、実際にやっちゃったことの「無罪」を主張しろ! とかハードル高すぎない? 伏黒や七海さんならなんとかできるかもしれんけど、嘘をつくのが下手と評判の虎杖だし……。 昔、領域は「必中必殺」ではなく「必中」だけで、そのため現代よりも普通に使われている技術だった。 「必中」は自分のルールを強制させること、「必殺」は文字通り必ず殺せること。 そして「必殺」にこだわった結果、使い手が減少した。 う~ん、なんで「必殺」にこだわったんだろうね。 宿儺みたいな強すぎる敵を相手にしてたら「必殺」できる呪術師しか生き残れなくなり、その後、そういう敵が減少した頃には、「必殺」できなきゃ領域じゃねえ、みたいなエリート意識もった連中しか上層部に残っていなかったとか? 保守派好みの保守的な術式を持ってないと、いろいろ疎外されるみたいな話もあったし。 エリート意識じゃなく、領域展開を使える、というアドバンテージを最大限利用しようと思ったら、領域展開をめっちゃハードルの高いものにしておいた方がいろいろと都合がよい、と考えた結果、とか? つまり、領域展開ができる連中が、自分の格をつりあげるために、わざとハードル上げをしたんじゃない...

『逃げ上手の若君』(第39話 鷹1335) 感想

センターカラーの色使いが美しすぎる。 そして時行がかわいすぎるというか色気がありすぎる。 カラー裏の信濃の平地勢力図がわかりやすくてありがたい。 望月・海野・祢津の領地は200年後には真田の領地になるのか。 望月、海野、根津といったら真田十勇士を連想するもんな……。 前回から引き続き、海野様かっこいい! のターン。 いや、ほんとにすごいな。 3つの戦場でせり合っている今回の戦。 どこも諏訪陣営が数で負けてるので、かなりギリギリの戦い。 でも、どこかひとつが勝って、他の応援に行ければイーブンになる程度の戦力差。 逆を言えば、どこかひとつが負ければ総崩れになる恐れがある、ということ。 一番強いとされる小笠原軍は海野が持ちこたえさせて時間を稼ぎ、その間に他の2箇所にケリをつけてもらう作戦らしい。 敵兵がいる中、堂々と伝令に出発した時行。 「さあ皆、逃げよう!」って、時行がめっちゃ生き生きしてるのに、弧次郎と玄蕃がため息ついてるのがおもしろい。 うちの主君は平気で無茶言うな~、って呆れながらも、逆らうつもりはまるでないという忠誠心と、敵兵の中をつっきるのはめんどいけどやられる心配もしてない、という自信みたいなものがうかがえる。 トップが一番、危険な役目してるけどいいのか、って普通なら思うし、周囲も止めるだろうけど、時行の場合、一番楽しいところを奪ってはいけないってなるし。 馬を華麗に乗りこなす時行の愛らしさがたまらない。 時行の馬術が上達したのは吹雪の指導のたまものか。 吹雪はすでに時行の扱いを熟知しているな。 「生き抜く活力に満ちている」のところの時行は本当に楽しそうだ。 危険な役目を活き活きとつとめる子供の姿は、大人たちの気持ちも盛り上げる。 伝令役は時行に三大将を知ってもらうためだけど、三大将に時行のことを知ってもらうためでもあるんだろう。 逃若党が来たのは、保科・四宮陣営。 弧次郎が大人気! 弧次郎は祢津家の者らしいけど、祢津の十八番技を説明する表情は、ちょっと投げやりだ。 そして、ついて早々に常岩陣営に向かうことを決めた時行。 「敵の見張りを躱しながら進むのがもう楽しくて。ねえ皆!」って、皆、げっそりしてるんですけど……。 吹雪と玄蕃は時行よりずっと体力あると思うんだけど、「逃げ」になると時行の体力は無尽蔵だな。 そして隙さえあればおにぎりを食べてる吹雪……。 「...

『アンデッドアンラック』(No.085 一本目) 感想(死なないVS壊れない)

センターカラー! お着物の風子ちゃんがめっちゃかわええです。 前に描いてた任侠風の和装もよかったけど、今回のは町娘風でかわいい。 赤い髪飾りと帯がほんとにかわいい。 袴姿のアンディもめっちゃかっこよい。和装が似合うな。てか、アンディ結構なんでも似合う。裸族なのに(苦笑)。 スプリングは風子ちゃんにほだされかけては、「神」の洗脳を受けて攻撃性を取り戻す、って感じになってるな。 いちいち元に戻っちゃうのは、本当に人間が好きだからなんだろうな、と思うと、めっちゃ気の毒。 「一本目 否定独楽」 「否」と「楽」のフォントが大きいのは、「楽しむことを否定する」という意味なんだろうか。 それはつまり、風子ちゃんが言ってる「遊ぼうよ」を否定するということ? 独楽をぶつけあって、土俵からはじきだされるか壊れるか止まるかした方が負けになる、というのは、よくある遊びだが、普通と違うのは否定者の体を独楽にして、独楽が壊れればその否定者も死ぬ、というルール。 壊れなければいい、というのなら、自発的に止まれば死なずにすむのかな、って思ったんだけど、独楽になっている人はただ操られるだけで、本人の意志では動けないのかな。 スプリングが選んだ独楽はアンディ。 実質的に壊れない独楽だから、壊れて負ける、ってことはないな。 でもスプリングの目的はそれだけではなく、風子ちゃんにアンディを使わせない、の方が大きいらしい。 風子ちゃんがアンディの独楽を使って「不運」を込めれば、ぶつかりあう独楽も不運に巻き込まれるけど、アンディは死なない=壊れないから負けない、という理屈か。それだと戦う相手が死ぬから風子ちゃんはやりそうにないけど。 独楽になって「いいね新鮮だ」って言ってるアンディの絵が、なんかシュールだな。 スプリング編は人が小判になったり独楽になったり、これまでにない趣向を取り込もうとしてる感じだ。 とにかく自分がおもしろいと思うものをひたすらぶち込もうとしてる感があるよ、このマンガ。 風子ちゃんが「ありがとうアンディを選んでくれて」と言ったのは、片方は死なせてしまう心配をせずにすむ、ってことだろうな。 そして、風子ちゃんが選んだ独楽は「不壊」の一心。 なるほど、こちらも壊れない独楽になれるのか、と思ったんだけど、「不壊」は自対象じゃないから、やっぱり壊れそうな気がするな。一心がつくった独楽なら壊れないんだ...

『週刊少年ジャンプ』2021年48号 感想

『ONE PIECE』 (第1030話 “諸行無常の響きあり”) 錦えもんが下半身だけになって動いてた。 ローに斬られたからだがちゃんとくっついてなかったって……。 でも菊はそんなことないから普通に危篤状態っぽい。 そして、カン十郎まだ生きてた……さすがにもう終わりそうだけど。 ローとキッドの合わせ技でビッグ・マムを追い詰めててびっくりした。 このコンビ、めっちゃ技の相性がよいな。 『アンデッドアンラック』 (No.085 一本目) 別記事(死なないVS壊れない)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=216 HELLO WORLD) プログラマにとってはなかなか意味深なサブタイトル。 ついにロケット打ち上げ成功で、ゼノが涙を流してて、さすがのゼノも泣くよね、ってなった。 ストーンワールドでここまでできる、というのは、復活させた人たちの気持ちをひとつにするのにも役立つだろうし。 めっちゃがんばって採掘したり加工したりしたものが、秒で砕け散る映像とかみたらがっかりするだろうな、って思うので。 3700年後の世界地図はおもしろいな。 大陸の形が変わるほどの年月ではないけれど、砂漠や森林の分布が変わる程度の年月ではある、ってことか。 そしてついに月面にホワイマンの影をみつけた。 これ、建造物か何か? 宇宙望遠鏡があげられたこと、ホワイマンが察知しててもおかしくないと思うんだけど、どうなんだろうね。 次回あたりで撃ち落とされたりして。 『逃げ上手の若君』 (第38話 信濃動乱1335) 別記事になりました。 『ウィッチウォッチ』 (36 デート・ウィズ・ザ・ナイト) ミニモイちゃんがかわいすぎだった。 モイちゃんは心の中ではいつも太鼓叩いたり踊ったりしてたんだな。 ラストで、カンシとケイゴと合流しようとしたニコを止めたとこが本当に良い。 ニコを独占したくなったんだろうな、って思うとニマニマしてしまう。 『PPPPPP』 (第7話 喝采) 突然「俺…母ちゃんになれるかもしれない…」とか言われたら、そりゃあそんな顔になるって感じのロックくんの絵がおもしろかった。 『破壊神マグちゃん』 (第65話 謎めく継承者) びっくりするくらいかわいい子がでてきて、めっちゃびっくりした。 「何この娘すげーかわいい」っていうルルちゃんの感想に、おもいっきりうなずいてしまった。 ルルちゃんも...

『逃げ上手の若君』(第38話 信濃動乱1335) 感想

ついに1335になってしまったか……。 時行たちも10歳になってしまった。 頼重は直属の三大将に時行の素性を明かしたが、三人とも反応は薄い。 「皆の衆のビビった顔楽しみにしてたのに」って泣く頼重がかわいいな。 祢津は堅物っぽくって、望月は豪快な感じで、海野はチョイ悪系だけどめっちゃ頼りがいありそうな雰囲気。 3人とも本当に頼重のことが好きなんだな、って感じがめっちゃ微笑ましい。 ところで、望月氏の顔のとこに垂れ下がってる紙、じゃまくさくない? なんなの、あれ。紙垂? 泣く頼重に白目剥いてる祢津、干菓子(?)を差し出して機嫌をとろうとしている望月、涙を拭くためか紙を差し出している海野。 いつもこんな感じでバランスよく、ご機嫌伺ったり、叱ったり、なだめたりしてるんだろうな。 で、頼重もこの3人にはとことん甘えて良い、という気持ちがあるんだろう。 それこそ、時行にとっての逃若党のように。 一方、国司は暴虐性を増して再登場。 これ、京で尊氏から変な鬼つけられてない? ってくらいの変貌っぷり。 いや、実際にありそうでこわいな。 でもまあ、より残虐になったからといって、武芸の腕が上達するってもんでもないわけで、戦場で指揮権を握らせたくない男が、無能っぷりはそのままにやる気満々で戦場に乗り込みそうとか、貞宗は頭抱えるしかないな。 信濃の3つの抵抗勢力に対し、国司が一斉攻撃を開始。 頼重はそこに三大将をひとりずつ援軍として送り込み、その戦場間の伝令役を逃若党に依頼。 「絶対に捕まらない伝令」の響きにときめく時行がめっちゃかわええ。 これからしばらくは三大将の紹介ターンっぽいね。 「発情しながら戦場を裸で逃げ回る変態稚児」って、時行の噂がとんでもない形で流れていた。 まあ、「裸で」以外は本当だけどな。 海野殿いきなり「女を抱いた事はあるか」とか10歳の子供たちに訊ねて、子供に何をきいてるんだ、この人、と思ったら、なんかすごいこと言い出した。 「わしも無い」とかめっちゃしぶい顔で言うんじゃないよ! こんなキャラ立てあり? ってなったんだけど、まあ、松井せんせーならありだな。うん。 めっちゃ女性への興味も女体への欲もあり、本人にその気があればいくらでも女性が寄ってくる立場でありながら、その熱をおさえ、すべてを諏訪明神のお役に立つために使っている。 そう考えると確かにかっこいいけど……これ...

『逃げ上手の若君』3巻 箇条書き感想

『逃げ上手の若君』の3巻が出ましたよ! 帯に「累計50万部突破!」って出てて、なんかホッとした。 ・3巻の表紙は足利尊氏。めっちゃかっこええ。衣装や背景をよくみると仏様で埋まっててすごい。衣装の方は地獄絵にもみえる ・1巻の時行と2巻の頼重は光属性って感じだったけど、3巻は闇属性って感じだな ・著者コメントで「早期打ち切りなら赤字も覚悟」だったと書いていらして、確かにかなり先行投資してる感じだったよね(3Dデータの外注とか)。早期打ち切りにならなくて本当によかった ・『週刊少年ジャンプ』は実績のある人でも容赦なく打ち切りになる、というのはここ2年くらいでいろいろ実例出てきちゃったからね。そこがいいところだと、松井せんせーはラジオでおっしゃってたけど ・さりげないおだてに弱い時行がかわいい! さりげないおだてができる郎党たちはえらい! きっと、ドヤ顔の時行みたくて喜んでやってるんだ ・松井せんせー、歯医者さんに恨みでもあるんですか? ・時行、亜也子に肋骨折られてたのか…… ・市河、意外と蛮性パラメータが高いな。子供相手でも一切容赦がないし、そんなもんか? ・雫の忠義パラメータは95ですよ! さすがですよ! ところで残りの5は何なの? ・雫の知力パラメータが45だけどもっと高いと思ってた。でもまあ、9歳でこれだから、これからもっとあがるんだろう ・4巻の表紙は弧次郎と予想