『逃げ上手の若君』(第38話 信濃動乱1335) 感想

ついに1335になってしまったか……。
時行たちも10歳になってしまった。


頼重は直属の三大将に時行の素性を明かしたが、三人とも反応は薄い。
「皆の衆のビビった顔楽しみにしてたのに」って泣く頼重がかわいいな。

祢津は堅物っぽくって、望月は豪快な感じで、海野はチョイ悪系だけどめっちゃ頼りがいありそうな雰囲気。
3人とも本当に頼重のことが好きなんだな、って感じがめっちゃ微笑ましい。
ところで、望月氏の顔のとこに垂れ下がってる紙、じゃまくさくない? なんなの、あれ。紙垂?

泣く頼重に白目剥いてる祢津、干菓子(?)を差し出して機嫌をとろうとしている望月、涙を拭くためか紙を差し出している海野。
いつもこんな感じでバランスよく、ご機嫌伺ったり、叱ったり、なだめたりしてるんだろうな。
で、頼重もこの3人にはとことん甘えて良い、という気持ちがあるんだろう。
それこそ、時行にとっての逃若党のように。


一方、国司は暴虐性を増して再登場。
これ、京で尊氏から変な鬼つけられてない? ってくらいの変貌っぷり。
いや、実際にありそうでこわいな。

でもまあ、より残虐になったからといって、武芸の腕が上達するってもんでもないわけで、戦場で指揮権を握らせたくない男が、無能っぷりはそのままにやる気満々で戦場に乗り込みそうとか、貞宗は頭抱えるしかないな。


信濃の3つの抵抗勢力に対し、国司が一斉攻撃を開始。
頼重はそこに三大将をひとりずつ援軍として送り込み、その戦場間の伝令役を逃若党に依頼。
「絶対に捕まらない伝令」の響きにときめく時行がめっちゃかわええ。

これからしばらくは三大将の紹介ターンっぽいね。


「発情しながら戦場を裸で逃げ回る変態稚児」って、時行の噂がとんでもない形で流れていた。
まあ、「裸で」以外は本当だけどな。


海野殿いきなり「女を抱いた事はあるか」とか10歳の子供たちに訊ねて、子供に何をきいてるんだ、この人、と思ったら、なんかすごいこと言い出した。

「わしも無い」とかめっちゃしぶい顔で言うんじゃないよ!
こんなキャラ立てあり? ってなったんだけど、まあ、松井せんせーならありだな。うん。

めっちゃ女性への興味も女体への欲もあり、本人にその気があればいくらでも女性が寄ってくる立場でありながら、その熱をおさえ、すべてを諏訪明神のお役に立つために使っている。
そう考えると確かにかっこいいけど……これ、親はどう思ってるの? 後継ぎをつくれ、とか言われないの?

てか、そもそも頼重はどう思ってるんだろう。
そんなの意味ないからさっさと妻を娶れ、とか思ってたりして。


ラストページのド迫力の「修羅になるのだ」をみた後で、「お前はまだあのお方の本当の恰好良さを知らない」ってせりふのとこのコマをみると、男連中の妙に澄んだまなざしの意味がわかって、めっちゃ笑える。

海野にこんなにインパクトもたせちゃって、相対的に祢津と望月がショボくならないか心配になってきたんだが、松井せんせーのことだからまたわけわからん飛び道具を出してくるんじゃないか、という期待もあったりする。