『アンデッドアンラック』(No.087 二本目) 感想(カルタ対決かと思ったら暴露大会もしくは惚気合戦だった)

組織調査報告書でアンディと風子ちゃんが好き⇔好きになってて、ふふっ、ってなった。
それ以外は、ゴシックフォントで「嫌い」が多いけど、こういう相関図を否定者たちだけでつくってもらえれば、「好き」が乱舞すると思うんだ。
是非ともつくって欲しいです!

「否定者」⇒「辛い」、「神」⇒「極悪」、「UMA」⇒「有害」って一言でまとめてるのおもしろかった。

でも、ハッシーブックさんが「これホントですか!?」って言ってるあたり、実は違ってる可能性も……と疑ってしまうのがアンデラ考察勢のサガ。


さて本編。
独楽のバトルフィールドがベコンって元に戻ってた。
なんでベコン? って思ったら、そういえばあそこタワーのてっぺんだったね。
なんか公園っぽくなってるけど、あの下は鉄だったわ。


風子ちゃんにすがりついて謝ってる一心さんがかわいい。
一心さんの方が年上だと思うんだけど、なんか風子ちゃんの方が貫禄あるな。

なんでクロちゃんのマントをかぶせてあげてるんだろうってなったんだけど、花びらに触れたらアウトだったね、そういえば。
アンディは桜になっても切り落とせばいいだけだから無防備だけど。

互いに鎧をゆずりあった結果、風子ちゃんは左腕部分と袴部分だけを身に着けることに。
なんか、隊長ショルダーっぽい(←『ワールドトリガー』ネタでスマナイ)。
まあ、一心さんの体格にあわせてつくってあるはずだし、一心さんムキムキだし、風子ちゃんがあの鎧を着て動き回るのは無理があるもんね。軽めのパーツを風子ちゃんに譲ったんじゃないかな。


アンディとビリー様は意見がぶつかりあったままだけど、険悪な雰囲気はもう消え失せてる感じだ。
そして、スプリングはやっぱり「一心」に執着があるんだけど、そこらへんの記憶を掘り返そうとすると「神」の洗脳が強くなって苦しむ、という前回と同じパターン。


三本勝負の二本目開始!
タワー周辺にいた否定者たちが回収された。
ひとりだけ置いてけぼりにされたシェンがかわいそうだけど、自力でタワーの上に来るんじゃないかと予想。
足止めしなきゃいけない敵もいないし。
そしたら、不死となりかけゾンビとキョンシーのトリオが揃うことに!


次の勝負は、百人一首ならぬ「十三人一首」か。
一心さんは独楽にされたり札にされたり忙しいな。

それにしても、句で一気に否定者たちの掘り下げをするとは斬新すぎる。
札は日本語で書いてあるんだね。
否定者と同じくUMAも言語統一の影響を受けないんだろうか。

そして、ビリー様は日本語ができるのか……。
アンディが「お前、日本語できんのか?」ってきいてるってことは、アンディとビリー様の会話は日本語以外でやりとりされてると思うんだが。


否定者の過去を句にしているのなら、否定者たちをよく知る風子ちゃんの方が断然有利、と思いきや、スプリングは風子ちゃんがとろうとした札を奪うことで確実に勝つ作戦か。
なかなか卑怯だな。

ならフェイントしかけてお手付きさせろ、というアンディの案に風子ちゃんは従わず、ひたすら吹っ飛ばされまくる。
いくら一心さんのおかげでちょっとガードできるとはいえ、もうボロボロだよ。
こんなのアンディ、みてられないだろ、って思うけど、それでも目をそらさず見届けようとするのがアンディだ。
しかもかなりしっかり見てる。

なるほど、ぶつかるたびに、少しづつスプリングに触れて「不運」をチャージしてるのか。
独楽対決じゃ近寄ることすらできなかったもんね。


6枚とられて、もう崖っぷちの7枚目。
詠もうとして2コマも固まるビリー様。

「恩人の叶わぬ夢に声を貸し 止めたい本音は 声に出来ない」

なんですかこれ。テラーさんからビリー様へのラブレターですか? ってなった。
「声を貸し」と「声に出来ない」の対比に、もうころげまくりなんですけどっ。
なんかこう、全部ゆだねちゃったから、自分にはもう何もできないよ、的な。

そうか、テラーさんはビリー様が目指す神殺しは叶わないと思ってるのか。
それでも、ビリー様を止めないんだね。
ところで、札やら小判やらになってる間、外の様子はうかがえるのかね。
独楽になってたアンディと一心さんはしっかり意識あったけど。
もしわかってたらテラーさん、恥ずかしくて元に戻れないよ、これ。

あと、バニーちゃんを抱っこしてる風子ちゃんと話してるテラーさんの良い人オーラがすごい!


非情に徹することができれば、「神」にも手が届く、と考えるビリー様。
しかし風子ちゃんは「私が必要だと思うのは、非情じゃなく愛情です」と断言する。

ビリー様は、否定能力を自分の中で束ねて、ひたすら自分を尖らせていけば、いつかはみずからを神殺しの槍にすることができる、とか思ってるんだろうな。
でも、アンディは、否定能力はそれが宿った否定者のもので、本人が一番うまく使いこなせるはずだから、それをうまく組み合わせていった方がいい、というスタンス。
風子ちゃんはさらに進んで、愛情を皆で積み重ねていけば、いつか「神」に手が届くという、根拠なき自信を抱いている。

てか、これまではわりと根拠がなかったんだけど、今回でそれめいたものが提示されたよね。
「今まで私達に能力を押しつける事しかしなかった神が、真剣勝負に茶々入れだしたんですよ。近付いたんですよ、私達!!」
確かに!

そう考えると、ジュイスさんはちょっと中途半端だったのかもしれないね。
非情に徹しきることができなかったし、ユニオンのメンバーにすべてをゆだねることもできなかった。
ジュイスさんがどれだけの絶望を重ねてきたかを考えると、そうなるのも無理はないんだけど。


スプリングに落ちた雷。
「ごめんねスプリング。アンディへの不運は制御できなかったけど、アナタへの不運ならできるみたい」
これ「不運」に「すき」ってルビふってあるの最高!

てか「アンディへの好きは制御できない」って、どういう惚気だよ!


ところで札が13枚で、スプリングがすでに6枚とっているということは、最後の1枚の扱いはどうなるんだろうね。
残り1枚になったらもう確定になっちゃうから、残り2枚になった時点でラストワン争奪戦が始まると思うんだけど。
百人一首で残り2枚になったら「運命戦」と呼ぶらしいけど(←『ちはやふる』で覚えた)、自陣という考えのないこのカルタ取りではそういう状況にはならないよね。


ところで公式Twitterさんで一部の未公開上の句が公開されてたので、それと合わせてどれが誰の句かを考えてみた。

■亡き親が 恥じぬ息子である為に 動き出そうぞ 動かぬ為に:チカラくん
■友の夢 砕き拾ったこの命 神の顔面 蹴るまで 止まらぬ:トップくん
■恩人の叶わぬ夢に声を貸し 止めたい本音は 声に出来ない:テラーさん
■悠久を共に廻った あなたへと 死を届けるのが 我が正義也(ジュイスさんでほぼ確)
■あなたから 貰った力と言の葉に 嘘無き眼で 応えてみせる(ムイちゃんででほぼ確)
■出られない 皆がいるから気にしない だからそんなに 哀しまないで(バニーちゃんだと思うんだけど)
■戦友(とも)の悲願 戦の理(るーる)を殺めても 成せぬのならば 俺は神(おまえ)を(これが一番わかんないんだけど消去法でいくとクリードだな。元軍人っぽいから戦友って言葉も合う。しかしこれがクリードだとするとだいぶキャラのイメージが変わるな)
■(上の句不明) あなたの心に 触れるのなら(タチアナちゃん?)
■(上の句不明) 守って行きます 心にかけて(一心さん?)
■(上の句不明) その眼に刻んだ 不治の傷痕(リップでほぼ確)
■(上の句不明) 背負うか 足掻くか 占うか(ラトラでほぼ確)
■(上の句不明) 忘れられずに 今を苦しむ(ニコ?)
■(上の句不明) 返せる恩は 何かと探す(友才さん?)



ところで「会見か!?」って意気込んでラトラに「ステイ」されて「はい」って素直に答えてるリップがかわいすぎる。
登場時のリップはサイコ系イケメンだったのに、いまやすっかり気のいい兄ちゃんだな。


あと、先週分の答え合わせでアンディと一心さんが並んでたんだけど、一心さん、アンディよりでかい!
2メートルは確実に超えている!

そして、鎧に隠れだしたのはトップくんが入ってから……ということは……。
トップ×一心を期待していいんですね! いいんですね!

アンディが一心さんが女性だと思ったのは、シャンプーの匂いかららしい。
アンディは美容師やってたからそういうのに敏感なのかも。
そして、ユニオンの女性陣は皆、ジュイスさんと同じシャンプーを使ってるらしい。
ジュイスさんのさらさらと美しい髪をみてたら、そりゃあ使いたくもなる。