『逃げ上手の若君』(第62話 鎧1335) 感想

全員もれなく鼻ほじってる鎌倉党の絵がおもしろすぎる。
まあ、時行が「北条」だと知らなければ、ただの鎧の重さに耐えられない子供だからね。

天狗が、諏訪は反乱の準備をしてない的な報告をしてたので、全然、仕事してないじゃん、って思ってたんだけど、頼重の準備を滞らせる、という成果をあげていたのか。
なるほど、天狗の監視の目はうまいこと潜り抜けたけど、潜り抜けるために削られてしまった部分もあったのね。

「鎧は脱ぐと当然危ないし……」「大将の威厳も無くなるし」まではわかるけど、「鎧着た想像図、何度も出てるし」はなんなの。
まあ、確かに出てたね。鎧着てるかっこいい時行の絵。

「全部脱ぎ捨てて…気持ち良く逃げたいんです!」と誠心誠意お願いする時行の声に、「全裸逃亡ド変態稚児だ」って反応する兵たち。
いや、それでよく時行の地位(?)が守られてるな。
そういう稚児を侍らせている頼重はどう思われているんだよ。
まあ、どんなウワサが流れても、頼重は気に留めないと思うけど。


雫、時行専用の軽い鎧を用意してた。
さすが雫! 有能すぎる!

新しい鎧を身に着けて「うん! これなら動ける!」って笑う時行がめっちゃかわいい。
この笑顔が雫にとっては何よりのご褒美。多分。


そして、四宮・保科軍VS国司軍の戦いで中先代の乱が始まった。
国司の救援に向かう小笠原、小笠原の背後を突きたい頼重、頼重を狙う瘴奸、瘴奸を狙う時行、という図式。

「高いなぁ…怖いなぁ…」とハァハァしている時行にドン引きする鎌倉党。
うん、気持ちはよくわかる。

でも、そんな時行をみて、弧次郎はニッコニコなんだよね。
うちの若は絶好調だ、とか思ってそう。


諏訪大社といえば御柱祭。
時行、まさかの御柱でサーフィン(?)。おまけに火までついている。
襲撃の予想をたてていた瘴奸だけど、これはさすがに読めない。

火牛の計、ってのは私もきいたことあるけど、それを御柱でやるとは。

いや、あれ相当、危険だよね。
信濃の民にちょっと教わったくらいで乗りこなせるものなの?

そりゃあ、こんなことやれ、と言われたら鎌倉党のみんなも不安がる。
それだけに、成功させたらめっちゃ信頼度アップしそう。
まあ、時行は信頼度アップ狙って危険なことやらせてるわけじゃなくて、今のリソースで勝てる策を考えたらこうなった、ってだけなんだろうけど。