『呪術廻戦』(第182話 東京第2結界・2) 感想(呪術師のリアル)

シャルルが突然、『D.Gray-man』の星野桂先生の著者コメントの話をはじめてちょっと笑った。
そうか、あれは「詩」だったのか。
芥見先生は『BLEACH』のコミックスの中扉の詩を「巻頭歌」って呼んでる方だから、他にもいろいろ独特な呼称があるかもしれない。


現実(リアル)の世界に呪術(フィクション)が降りてきてしまったことに絶望しているシャルル。
フィクションをどうやってリアルの世界に具現化させるか、がモチベーションだったのに、リアルがフィクションに浸食されたことが絶望なのか。
でも、秤先輩にしてみれば、それはずっと現実の世界に存在しているものなわけで、これはまあ、かみ合わないよね。

呪術師たちは命をかけてリアルを守ってきたのに、なんでそのリアルをフィクションのままにしておいてくれなかったんだ、みたいなことになってるのかと思うと、いや、本人は命がけで漫画を描いてたつもりかもしれないけど、別に死にはしないだろ、本当に死んでしまった呪術師がたくさんいるんだゼイタク言うな、って感じる。


シャルルが持ってる槍(?)の切っ先がGペン形状で、「いいのか? 漫画家がペンで人を傷つけて」と言われて、「大空翼も蹴りで神田の頭を砕いた!!!」って返すの笑った。
まあ、あのマンガ、そもそも「友達」を常に蹴ってるからね。


シャルルの能力は未来予知的なものか。約1秒だけだけど。
禪院の前当主の能力は、未来を確定というか固定させる感じだから、ちょっと違うね。

1秒だけでも戦闘になればかなり有利なのかな、と思ったら秤先輩にあっさり攻略されてしまった。
これが2秒にのびても、多分、すぐに攻略されるだろうな。


ここでまさかの秤先輩の領域展開が登場か。
てか、秤先輩、領域展開つかえるの?
五条先生も乙骨もめちゃくちゃ高く評価してたから、すごいことできるんだろうな、とは思ってたけど。
シャルルは領域展開を使わざるを得ないほどの相手とは思えないけど、それくらい徹底的に潰したい相手、と解釈すると、もしかして秤先輩めっちゃ怒ってる?

ところで、領域展開を使える人はみんな特級かと思ってたんだけど、そういう基準でもないのかな。