『アンデッドアンラック』(No.108 Reason) 感想(譲れない理由)
センターカラーでうれしいな、と思ってめくったら、2ページ目もカラーだった。
次号もセンターカラー、かつ、増ページだそうで、戸塚先生めっちゃ働いてる。
合併号だからちょっとは余裕あるのかもしれないけど。
最高タッグ人気投票結果の件については、書きだしたらまた長くなるので割愛します(←別記事になりました)。
今回はリップ、ラトラ、ライラの子供時代のおはなし。
おさななじみな3人。
ライラはこの時点ですでに体調が悪いようで車いす。
リップたち、結構、裕福な育ちっぽいな。
大学時代に貧乏してたみたいな感じだったんだけど、家から医師になることを反対されて学費を出してもらえなかったのか?
ライラは心臓が悪くて余命10年か……それを覆すために、リップは医師を志した、と。
頼もしくて、いつも笑わせてくれて、自分のためにすべてをかけて医師への道を歩んでくれる人。
ライラが「ヒーロー」と呼ぶのも当然だよなあ。
それにしてもリップ、ライラを治すことができない、というだけで「ヤブだよヤブ」って言い切るのすごいな。
どんな名医だって治せない病気はあるだろう。
そして、ラトラはリップと同じ理由で、リップとは正反対ともいうべき占い師の道に進んだ。
ところで、リップのフルネーム、「リップ=トリスタン」なのか。
トリスタンと言えば「円卓」の騎士だが……。
ライラにプロポーズするリップを、陰できいているラトラ。
その泣き顔が、すっきりしたような表情で……多分、ラトラはこの時点で自分の気持ちに気づいていたんだろうな。
でも、ライラの恋が実ったことを素直に祝福する気持ちも嘘ではなかったんだと思う。
「二人のメスと水晶でたくさんの人を救って…」
ライラの最期の言葉は皮肉がすぎる。
リップは握ったメスで誰も救えないどころか、誰をも死に追いやってしまう。
子供の頃のリップは、自信満々で、迷いなんて何もなくて、自分が本気でやれば何だってできると、本気で信じていた。
そんなリップが、自分には何もできない。人を殺すことしかできない。
そしてその一人目がライラだった。
そう知った時のリップの絶望を思うと……。
両膝から下と、左腕をみずから切り離すことを厭わないほどの激情。
右目もなんか埋め込んでるっぽくみえる……。
「忘れられるわけないんだよ!!」
これはリップの台詞だけど、ニコもそう思ってそう。
「アイツがいないこの世界なんざ、どーでもいい!!」
では、ラトラがいる世界もどうでもいいのか?
「アーク」=「円卓」か。
なるほど、ジュイスさんはループを渡れるとして、「円卓」は毎度、発掘してるのかな。それとも、ヴィクトルが事前に探してくれてるのかな。
とか思ってたんだけど、「円卓」ごとループするのなら、探す必要もないな。
風子ちゃんを救うためにポイントをすべてアンディと風子ちゃんに譲渡して、1位から陥落したジュイスさん。
繰り上がりで1位になるのは、ジュイスさんに次ぐポイントを持っているヴィクトル=アンディなのか。
ポイントは他者に譲渡することができる、とわかっているんだから、アンディからポイントを譲ってもらおう、ということになるよね。
リップはラトラをこのループに置き去りにして、自分が「アーク」に乗るつもりか。
すべてを懸けて救おうとして、死なせてしまったライラを、取り戻すために。
アンディの額のカードから流れる血が、左目の傷のようにみえて、それは、リップの右目の傷と鏡写しのようだ。
アンディは風子ちゃんを救うためならなんだってする。
リップはライラを救うためならなんだってする。
アンディには「神」を殺せば、風子ちゃんだけを選ばなければいけない、という事態を避けられる、という望みがある。
だけど、リップはループが発生しないとライラを救えない。
ライラとラトラを両方とも選べるルートがみつからない。
おまけにリップはすでに、わずかな希望をつなぐために、人を殺してしまっているんだよ……。もう引き返すなんてできないよ……。
これもう、リップとアンディが共闘できるルートが思いつかないんだけど、どうしてくれるんですか、戸塚先生。
ところで、リップはなんで「アーク」が「円卓」だとわかったんだろうね。
次号もセンターカラー、かつ、増ページだそうで、戸塚先生めっちゃ働いてる。
合併号だからちょっとは余裕あるのかもしれないけど。
最高タッグ人気投票結果の件については、書きだしたらまた長くなるので割愛します(←別記事になりました)。
今回はリップ、ラトラ、ライラの子供時代のおはなし。
おさななじみな3人。
ライラはこの時点ですでに体調が悪いようで車いす。
リップたち、結構、裕福な育ちっぽいな。
大学時代に貧乏してたみたいな感じだったんだけど、家から医師になることを反対されて学費を出してもらえなかったのか?
ライラは心臓が悪くて余命10年か……それを覆すために、リップは医師を志した、と。
頼もしくて、いつも笑わせてくれて、自分のためにすべてをかけて医師への道を歩んでくれる人。
ライラが「ヒーロー」と呼ぶのも当然だよなあ。
それにしてもリップ、ライラを治すことができない、というだけで「ヤブだよヤブ」って言い切るのすごいな。
どんな名医だって治せない病気はあるだろう。
そして、ラトラはリップと同じ理由で、リップとは正反対ともいうべき占い師の道に進んだ。
ところで、リップのフルネーム、「リップ=トリスタン」なのか。
トリスタンと言えば「円卓」の騎士だが……。
ライラにプロポーズするリップを、陰できいているラトラ。
その泣き顔が、すっきりしたような表情で……多分、ラトラはこの時点で自分の気持ちに気づいていたんだろうな。
でも、ライラの恋が実ったことを素直に祝福する気持ちも嘘ではなかったんだと思う。
「二人のメスと水晶でたくさんの人を救って…」
ライラの最期の言葉は皮肉がすぎる。
リップは握ったメスで誰も救えないどころか、誰をも死に追いやってしまう。
子供の頃のリップは、自信満々で、迷いなんて何もなくて、自分が本気でやれば何だってできると、本気で信じていた。
そんなリップが、自分には何もできない。人を殺すことしかできない。
そしてその一人目がライラだった。
そう知った時のリップの絶望を思うと……。
両膝から下と、左腕をみずから切り離すことを厭わないほどの激情。
右目もなんか埋め込んでるっぽくみえる……。
「忘れられるわけないんだよ!!」
これはリップの台詞だけど、ニコもそう思ってそう。
「アイツがいないこの世界なんざ、どーでもいい!!」
では、ラトラがいる世界もどうでもいいのか?
「アーク」=「円卓」か。
なるほど、ジュイスさんはループを渡れるとして、「円卓」は毎度、発掘してるのかな。それとも、ヴィクトルが事前に探してくれてるのかな。
とか思ってたんだけど、「円卓」ごとループするのなら、探す必要もないな。
風子ちゃんを救うためにポイントをすべてアンディと風子ちゃんに譲渡して、1位から陥落したジュイスさん。
繰り上がりで1位になるのは、ジュイスさんに次ぐポイントを持っているヴィクトル=アンディなのか。
ポイントは他者に譲渡することができる、とわかっているんだから、アンディからポイントを譲ってもらおう、ということになるよね。
リップはラトラをこのループに置き去りにして、自分が「アーク」に乗るつもりか。
すべてを懸けて救おうとして、死なせてしまったライラを、取り戻すために。
アンディの額のカードから流れる血が、左目の傷のようにみえて、それは、リップの右目の傷と鏡写しのようだ。
アンディは風子ちゃんを救うためならなんだってする。
リップはライラを救うためならなんだってする。
アンディには「神」を殺せば、風子ちゃんだけを選ばなければいけない、という事態を避けられる、という望みがある。
だけど、リップはループが発生しないとライラを救えない。
ライラとラトラを両方とも選べるルートがみつからない。
おまけにリップはすでに、わずかな希望をつなぐために、人を殺してしまっているんだよ……。もう引き返すなんてできないよ……。
これもう、リップとアンディが共闘できるルートが思いつかないんだけど、どうしてくれるんですか、戸塚先生。
ところで、リップはなんで「アーク」が「円卓」だとわかったんだろうね。