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『アンデッドアンラック』(No.120 楽でいいな) 感想(互換機能があるなら使う)

ルインの頭と体が別々に拘束されてる絵がシュールだな。 そして、「不変」で包まれたまま飛んでくる口から上だけのルインが怖すぎる。 子供にそんな怖いもの見せちゃダメです。タチアナちゃんが「ヒッ…」ってなってるじゃん。 ビリー様はニコから「不死」の話をきいて以来、ずっとその能力を狙ってたのか。 まあ、「神」に挑むのなら、「不死」は絶対に欲しい能力だよね。 死なないから、どこまでも戦い続けられるもの。 あと、死んでもいい、という前提で戦術を組み立てられるの、めっちゃ便利だと思う。 でも、以前のアンディは自分が死ぬ方法にしか興味がなかったから、敵視してもらうことが困難だった。 死なないんだから、生存を脅かされることがない。 だから、襲っても暇つぶしの相手になってくれてありがとう、くらいになっちゃう。 餓死や凍死の心配がないなら、財産をすべて奪われても意に介さないだろうし。 やっぱり「不公平」の能力の一番の難点は、敵視してもらわないとどうにもならないってことか。 そのためには少なくとも顔を合わせる必要があるから、否定能力者を探してまわらないといけないし。 多分、主にテラーさんが探してるんだろうけど。 ところでテラーさん、喉のとこからコード(?)が出てるんだね。 いつもスピーカーっぽいものから声を出してるけど、自分の声はもう出せない状態なのかな。 声を出せない人が通信兵やれるとは思えないから、何かしらあって声を失ったんだろうな。 「不死」の能力はコピーがむずかしいはずだった。 けれど、風子ちゃんの登場でそれが一変した。 アンディは風子ちゃんに危害を加える可能性がある者をすべて敵認定するから。 あのタイミングでビリー様がユニオンを裏切ったのは、円卓の否定者以外も参加できるクエストが発生したからだと思ってたんだけど、アンディから「不死」をコピーできる目途がついたから、というのもあるのかも。 タチアナちゃんをめっちゃ使いこなしてるなビリー様。 「シャドウの位置を教えて!!」「うん!」のとこのやりとりがなんかかわいい。 「教えろ」じゃなく「教えて」なのが良い。 「不動」と「不変」の重ねがけは拘束能力としては鉄壁だろ。 ルインは「不動」で動けなくする。 ルインを動かしてしまうシャドウは「不変」で固定する。 包まれてしまうと厄介なブラッドは「不定」でただの流動体にする。 三位一体だから無敵!...

『週刊少年ジャンプ』2022年34号 感想

『ジャンプ』の表紙に安室さんが出る日が来るとはな……。 尾田先生と青山先生の対談は、尾田先生の方が闘争心というか競争心が強いのに、青山先生はそうでもないって感じなところがおもしろかった。 バトルものと推理ものという土俵の違いもあるのかもしれないけど。 そして、巻末コメントが高橋和希先生の訃報に対するコメント一色で、ようやく「ああ、本当にお亡くなりになってしまったのか……」ってなった感じがした。 ちょっとまだ信じてなかったとこあったんだな。 『ONE PIECE』 (第1054話 “炎帝”) 巻頭カラー絵は新たなる四皇。 ルフィ以外はみんな、ロジャーの船に乗ってたって考えると、やっぱりロジャーすごいな。 あと、四皇になるのはニカルフィなんだな、とあらためて思った。 海軍と世界政府からみると、脅威なのはルフィじゃなくニカなんだよね。 緑牛の技名が“禁憎森々(きんにくもりもり)”で笑った。 なんなのそのネーミングは。 しかし、緑化能力は便利だな。アラバスタあたりに行って砂漠を緑化して欲しい。 と思ってたら、そのアラバスタが大変なことになってたよ。 コブラがサボに殺されて、ビビは行方不明で、その件でサボが“炎帝”の名でヒーロー扱いされてるとか……なんなの……。 バーソロミュー・くまが解放されたのはよかったけど。 くまの扱い、あんまりだったから。 でも、コブラとビビはルフィと親しいので、そんな人たちにサボが危害を加えるとは思えないんだよね。 アラバスタが海軍からの攻撃を受けずに、ルフィに協力するために、そういう工作をした、みたいな方が信じられるかな。 シャンクスはワノ国の近くまで来てたのか。 ルフィが危なくなったら助けるつもりだったのかな。 いやでも、相当危なくなってたけどな、ルフィ。 ルフィに会いたくてはしゃぐ幹部連中の中で、息子に会う心の準備ができてないヤソップだけおろおろしてるのおもしろい。 ウソップは父親のことどう思ってるのかな。 シャンクスのクルーの父親を誇りに思っているのか、育児放棄した父親に何かしらわだかまりがあるのか。 バルトロメオ、シャンクスの旗を燃やしてルフィの海賊旗に変えた、って何やってんの。 それ、ルフィの敵を増やすだけじゃないの? シャンクスはその件を理由にルフィに会わないって言ってるけど、どうも言い訳っぽい。 シャンクスなりに、ルフィに会えない、会...

『逃げ上手の若君』(第72話 出信濃1335) 感想

「貞宗に殺される所でした」とめっちゃ楽しそうに報告する時行がかわええ。 そして、その隣に生霊(?)な時継……影が薄いキャラを本当に薄く描くな。 「透けてる!!」ってアオリがまたいい味だしてるな。 時行の存在に沸き立つ信濃陣営の中で、なぜか太刀で鼻をほじろうとしてる三浦。 いや、時行にとんでもないことをしでかしてて、立つ瀬がないのはわかるが、なんで「脳をほじって詫びるしかない」になったんだよ。 どうしても鼻をほじりたいのか? 「頭のおかしなド変態稚児」、「全裸逃亡ド変態稚児」と散々な評価だな。 まあ、逃げに関しては「変態」と呼ばれてもしかたない気がするが、 時行に続いて泰家も正体をさらした。 泰家が各地に参戦を促す書状を書くのか。 時行はネームバリューはあっても実績や人脈がないからかな。 まだ実務的なことがよくわからないので、泰家がそこらへんを担うということなのかもしれん。 泰家、軽薄そうにみえて、意外と堅実な実務家っぽい気がする。なんとなく。 頼重が整えてくれた舞台で、時行が主役を名乗り、本格的に中先代の乱がはじまる。 信濃での穏やかな生活はこれでおしまいか……さびしい……。 さて、鎌倉では直義が金儲けをしていた。 参加費ひとり250万円の半日旅か……ぼったくりっぽいけど、参加者たちは満足しているようだからいいのか? 急の呼び出しで中断したんじゃないかと思うんだけど、その場合の返金とかあるのか? とか妙なことが気になる。 時行は京を目指している、という知らせを、あっさりと「敵の狙いはこの鎌倉だ」と看破した直義。 頼重は信濃の外では凡才を装ってるっぽいけど、直義はその才を見抜き、その才に見合う策を見通したって感じか。 直義が有能すぎて怖い。 ついに北条と足利が正面衝突だぜ! ってフィクションだったらめっちゃわくわくする展開なんだろうけど、歴史上どうなってるかは知ってしまっているので、なんかもう怖い。 でも、松井せんせーもそこらへんは承知だろうから、それをどう描くのか楽しみでもある。 いろいろ複雑なのです。

『アンデッドアンラック』(No.119 超えられなければ) 感想(ルールは常に不公平)

ビリー様がユニオンを裏切りアンダーを創ったことと、ユニオンに加勢することは矛盾してると指摘するルイン。 確かに、ビリー様の行動だけみてるとわけわかんないよね。 「俺が手を貸すのはルールに抗う者だけだ」ってのが、かっこええです。 ビリー様の銃と「不変」を組み合わせた攻撃、かっこいいけど、めっちゃ難易度高そう。 そもそも、複数の否定能力を組み合わせて戦うのは、かなり頭の回転はやくないとむずかしいよね。 それにしても、ビリー様の腕が簡単に飛ばされちゃうのめっちゃ痛い。 治らないのならなおさら。 タチアナちゃんと風子ちゃんがなんで「不死」を使わないんだ、って言ってるのをきいて、アンディが悔しそうな顔をしてるのは、それが自分が条件を満たせないためだと理解してるから。 「使えないんだ。キミ達が優しいからね」 ジュイスさんとアンディは大体、勘づいているけれど、風子ちゃんとタチアナちゃんは気づけない。 ジュイスさんとアンディは自分の能力を実際に使われてしまって、その後、使えなくなってるのをみてるから、察することができたんだろう。 でも、風子ちゃんとタチアナちゃんは一度も条件を満たしたことがないから、わからないんだろうな。 「あ!? ビリーのおっちゃんか? なんだよ! やっと反省してユニオンに…」 トップ、一心さんが撃たれたと思った時は、本気でビリー様を殺しにいったのに、反省するんなら戻ってきてもいい、になってるんだな。 まあ、一心が生きてるからいいのか? ビリー様が本気ならば一心さんが無事なのはおかしい、って考え直したのかも。 でも「風子をルインに殺させたのは俺だ」と言われた途端、すぐに元通りか。 まあ、風子ちゃんを殺させた、は許しがたいよな……。 てか、トップ君、一心さんをおぶってどこを走ってるの? 「不動」を使うのに、「タチアナを殺したよ」って言ってるのは、ビリー様、チカラくんの気持ちに気づいてる? そして、チカラくんは本部内にいる? 「僕は音で視る」 なるほど、「不動」は視界に入っているものを動けなくするけれど、ビリー様は視界がそもそもなくて、拍車をソナーにして状況を感知してる。 それを「視る」と定義付ければ、全方位を「不動」の対象内にできるのか。 その能力と共に生きている元々の能力者が一番うまく能力を操れる、という話が何度かでてきたけれど、初めて本家よりも便利に能力を使って...

『週刊少年ジャンプ』2022年33号 感想

『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS79 透明な殺意) 南雲、神々廻、大佛さんと3人もORDERを動員しての任務は、元ORDER四ツ村討伐? 四ツ村はめっちゃ評価高いんだな。 南雲が「ちょっと厄介だよね~」で、大佛さんが「大仕事の予感…」だからな。 てか、座敷船でお食事とはなかなかゼイタク。 ORDERメンバーのお給料ってどれくらいなんだろう。 「まー神々廻と大佛みたいなもんだよー」 「…わたしおじさんじゃない…」 「なんでお前四ツ村さん側やねん」 ここの会話笑った。確かに、大佛さんの方が後輩っぽいなのに、立場が逆転してる。 神々廻のツッコミはいつも的確だなあ。 てか、大きな任務に失敗すると抹殺命令だされるとか、殺連めっちゃブラックだな。 どういう失敗の仕方をしたか、にもよるのかもしれないけど。 四ツ村が「透明な殺意」とか言い出したけど、スラーはこういうことを言う人を好みそうな気がする。なんとなく。 ところで、殺し屋の卵が「いいよ周君、わざとじゃないもんな」「言い過ぎちゃう時ってあるよな」ってめっちゃ素直で良い人なのどうなのよ。 晶ちゃんをみてたら今さらな話ではあるが。 『呪術廻戦』 (第191話 桜島結界・1) 別記事(あっち側からこっち側へ)になりました。 『ハルカゼマウンド』 ここ数年の中で『週刊少年ジャンプ』で読んだ野球マンガとしては一番好きだな(←『ジャンプ+』に『忘却バッテリー』があるので週間限定)。 これを連載して欲しいか? と問われると微妙だけど。 松浦先生の絵は線がキレイ。 あと、弟くんの笑顔がめちゃくちゃかわいかった。 『逃げ上手の若君』 (第71話 貞宗1335) 別記事になりました。 『ウィッチウォッチ』 (70 秘密の衝動) 転校初日にキャラ設定を失敗しちゃったらしいミハルくん。 吸血鬼の習性をごまかすために病弱キャラになるのはしょうがないけど、なんで耽美属性まで付けちゃったの。 「正直このキャラもうやめたい」でめっちゃ笑った。 故郷で友達をつくれなかった、というか、みずから離れたミハルくんが、乙木家で楽しく生活してて、学校でも親友ができたと知ったら、ご両親は安心するだろうな。 『PPPPPP』 (第41話 ザンゲANDホープ) 彩刃くんはピアニストを辞めるつもりなのか……。 レイジロウと優劣を競いたかったのではなく、レイジロウにこて...

『呪術廻戦』(第191話 桜島結界・1) 感想(あっち側からこっち側へ)

加茂宗家にやってきた加茂。 しかし様子がおかしい。 「貴様は憲倫(のりとし)様とは似ても似つかぬよ」 「だから憲紀(のりとし)は」 って会話がややこしい。 マンガだからわかるけど、アニメになったらここらへんわけわからなくなりそう。 加茂家に新しい当主が立ったって、誰のことだ? と思ってたら羂索か。 まあ、羂索は昔「加茂憲倫」だったらしいので、まったくの筋違いというわけでもないのか? 加茂家にしてみれば、いつの間にか乗っ取られて汚名着せられてたわけで、迷惑このうえないけど。 「夏油……傑……!!」 「その名はもう用済みだよ」 なんか夏油がかわいそうになってきたな。 亡骸と名前を好き勝手に使われたあげくに、用済みでポイ捨てとか。 加茂は加茂なりにがんばって総監部を動かそうとしていたけれど、羂索の前ではそれこそ小童扱いか……。 羂索はめっちゃ長く生きてるし、呪術界の内情もよく知っている。 そもそも加茂が太刀打ちできる相手じゃない。 てか、保守派を完全に羂索が掌握してるとなると、楽巌寺学長は今どうなってるんだろうね。 保守派の中で微妙な立場になってるんじゃないかな。 夜蛾学長の件もあるし、めっちゃ気の毒なことになってそう。 加茂が髪型変えたのは、加茂家と完全に断絶した、という意味だったのかも。 ところで、前回、真希さんたちの前に現れたイモムシみたいなのは直哉だった。 しぶといな、直哉……。 それでこそ直哉だよ! 術師は呪力をこめたもので殺さないと呪いに転ずるって話があったな、そういえば。 直哉、真希さん&真依さんのお母さんに包丁で刺されて死んだから、こんなものになっちゃったのか。 すると、呪力ゼロの真希さんに殺された禪院家の連中はみんな呪いになるのか? って思ったんだけど、呪具で殺されてれば問題ないんだろうか。 でも、拳や蹴りでやられて死んだ人もいそうだよな……。 「僕も来たでこっち側」の「こっち側」ってなんなんだろう、って考えたんだけど、直哉は伏黒パパや五条先生が立ってる場所を「アッチ側」と言ってたから、多分そういうことなんだろう。 すると、直哉は真希さんが伏黒パパと並び立つ存在になったと認めたことになるのか? 羂索にどうでもいい扱いされてた加茂だけど、直哉にものけ者扱いされそうで不憫だ。

『逃げ上手の若君』(第71話 貞宗1335) 感想

長寿丸が北条時行だと知り、単騎で突っ込んできた小笠原貞宗。 「儂の眼は節穴だった」のとこで眼が白くなってるのがなんか良いよね。 望月、いつも丸太持ってるけど、あれ役に立つの? 振り回してれば敵を散らせるのでOKなの? とか思ってたんだけど、今回、立派な盾になることが判明。 てか、実際に矢で丸太を粉砕できるもんなの? 風車柄って三つ鱗の変形だったのか。 「オシャレではないか」ってのがなんかかわいいな、貞宗。 留まっていればみんなが盾になってくれるのに、わざわざ陣から離れた時行。 誰かに護られるより、逃げる方が性に合ってるんだよね。 「信濃守護 小笠原右馬助貞宗」のとこの絵がめっちゃかっこええ。 躍動する二頭の馬。貞宗が構えた大きな弓。中央に矢。 信濃での最後の鬼ごっこの相手が小笠原か……これはもう納得の人選すぎる。 あと、「服かすった。あっぶなぁ」のとこの時行がかわいすぎじゃないですか? 鬼ごっこは「夢中」なことに自覚的というか肯定的な時行の勝利、という感じだった。 小笠原が枝にはじかれたとこ、眼だけ飛び出してるのは笑った。 あいかわらず貞宗の眼は自由自在(?)だな。 時行にとって小笠原貞宗は、強敵であると同時に良き師であった。 そういえば、時行の良き師になる、と最初に頼重が言ってたな。 それは、小笠原の弓の技術を盗め、的な意味かと思ってたんだけど、弓だけでなく、たくさんのものを時行は小笠原から吸収したんだな。 だから、時行は礼を尽くす。 「行ってきます。天下に挑みに!」 時行の眼は涼し気で落ち着いている。 「もしかすると何も出来ずに死ぬかもしれない」とわかっているのに。 ここで時行は、中先代の乱の主役としての北条時行に成ったのかもしれない。 時行に対して、ものすごい顔でキレまくってる貞宗がなんかかわいい。 そして「殺す」「殺す」「タメ口?」「殺す」って……あれだけキレてても、ちゃんとタメ口に反応するんだな。 でも、あそこでうっかりタメ口になっちゃう市河の気持ちはよくわかる。うん。 「逃げも出来ず天下も狙えぬ立場としては…少し貴様が羨ましいわ」 武士として大きなことをしでかしたい、という気持ちはありつつも、自分の器量を自覚し、それ以上を望まないのが小笠原貞宗のすばらしいところだと思う。 自分が守りたいもの、守るべきもの、そして、守れる範囲をちゃんとわきまえているんだろ...

『アンデッドアンラック』(No.118 定め) 感想(ウチの娘)

ルイン&シールと再び会敵したアンディ。 あれ? シールのバックスタイルってこんなかわいかったっけ? 今まで描かれたことあったっけ?(←記憶があやふや) 「不壊」の蓋(?)の下にあるのは円卓か。 すると、姿をみせてないタチアナちゃんとフィルくん以外のユニオンメンバーは、円卓を守るためにあの下に集合してるのかもしれない。 タチアナちゃん、命を捨てて風子ちゃんをループさせる気満々で怖い。 あと、UTエリアをかなり自在に操れるようになってるな。 めっちゃ練習したんだろうな。 アンディと風子ちゃんだけ「アーク」の元に行かせようとするタチアナちゃんだけど、ふたりはそれを拒否。 確かに、アンディはルイン相手に風子ちゃんを守り切れなかったからな、今回も先に行ったところで、ルインが何かやってすり抜けてきちゃってに追い付かれたら同じ結果になってしまう。 タチアナちゃんとフィルくんを見捨てていけない、って言われたら拒否れるけど、4人がかりで倒した方が確実、と言われたら言い返せないな。 「不滅」と「血」と「影」は一心同体で「ボクが死ななきゃ二人も死なない」とルインは言うけれど、「血」のルールが消えたら世界はどうなるんだろう? 動物はほとんど絶滅するのか? それとも別のルールが生えてくるのか? 「影」がない世界というのも不思議だな。 それって光がないってこととは違うのか? まあ、この世界ではよくわからないルールがせめぎあってるから、光があるなら影もあるべき! ということにはならないか。 「何でもいい!! 不運を!!」のコマ、アンディのひじに刀が刺さってて、どういう状況? と思ったんだけど、アンディ、腕と指をとばしたら刀が持てなくなるので、指を落としてそのまま肘に突き刺したのか。 刀落としちゃったら拾う動作が必要になるし、あの状況で風子ちゃんに持たせたら、うっかり風子ちゃんがケガしかねないもんね。 あいかわらず雑に自分を鞘にするな。 通風孔っぽいとこから刃物みたいのが出てきて、ルインが細切れになったのは、ユニオンのセキュリティシステムが「不運」で発動したっぽい。 「キミ達にこの状況を変えるだけの可能性がないんだから」 ここの風子ちゃんの目からこれまでにない強い憎しみがうかがえる。 そりゃそうだよ。 ルインの妨害がなければ、今回のループで片を付ける、という選択肢もあったんだよ。 「不可触」にとっ...

『週刊少年ジャンプ』2022年32号 感想

『僕とロボコ』 (第96話 遊園地とロボコ・2) 『ジャンプ』にグラビアが載ってるの久しぶりに見た。 えなこさん、確かに矢吹先生ロボコと完全一致で笑った。 そこで矢吹先生が描いたロボコを持ってくるとは。 そして本編はがっつり『SAKAMOTO DAYS』と『呪術廻戦』パロだよ。 いやこれ本当にアニメではどうするんだろうね。 ジャンプおたく的にはめっちゃ楽しいけど、ほとんどの人には通じないと思うんだが。 『呪術廻戦』 (第190話 東京第2結界・9) 別記事(宿儺は後輩)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第70話 名乗り1335) 別記事になりました。 『ルリドラゴン』 (第5話 やっと倒した) あれだけのことがあったのに、クラスの子たち、恐怖心もみせずによく受け入れてくれたな、特に火をもろにかぶった男の子、って思ってたんだけど、お母さんがクラスメートたちに謝ってちゃんと説明してくれてたのか。 娘には、無理なら学校行かなくてもいい、という態度で接しつつ、戻りたくなった時のために根回しをしておいてくれるとは、頼りになるお母さんだな。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS78 追われた男) 神々廻の武器、トンカチ? ハンマー? と思ったらネイルハンマーというらしい。 見た目は地味だけど、いろいろと器用に便利に使ってるな。 車の窓のところに人をひっかけて日除け&弾除けにしてるの笑った。 で、超余裕モードだった南雲と神々廻が、三節棍の男が身構えた途端に本気モードの眼になるとこがほんとかっこいい。 そして、キャリアカーの下段という、微妙に頭上がふさがってる中での姿勢を低くしての戦闘シーンがまたかっこいい。 特に、キャリアカーにとびうつってジャラッと武器をひろげる南雲がすんごくかっこいい。 戦闘シーンのステージのバリエーションの豊富さがすごいよね、このマンガ。 大佛が降ってきたのは笑ったけど、どうやってあの高さまで飛んだの。 『アンデッドアンラック』 (No.118 定め) 別記事(ウチの娘)になりました。 『PPPPPP』 (第40話 入場) 新人のマネージャーの恰好が気に入らないのに、気を遣って言葉を呑み込んだファンタ。 音上にしてはちゃんと人付き合いをしようとしてる感じだ。 レイジロウでさえマネージャーには気を遣ってる様子がみえないし、ミーミンにいたってはまるで関...

『呪術廻戦』(第190話 東京第2結界・9) 感想(宿儺は後輩)

ちんまりしているパンダ先輩が水しぶきを浴びながらみつけたのは手。 これは怖い、と思ったら秤先輩、右腕を守るために左腕を捨てたのか。 掌印を結ばせないために腕だけでもとろうとした、ってやっぱり右でなきゃダメとかいうのはあるのかな。 東堂も腕を失ったことで術式を失ったし、腕は意外と大事な部位なんだな。 伏黒は腕というか指なくなったらアウトになりそう。 狗巻先輩は腕失くしても術式に問題はない……とかいって、腕を斬られていいってことではない。 てか、パンダ先輩、頭部だけになってた記憶があるんだけど、自己修復機能があるのかしら。 鹿紫雲の術式は一発それっきりだそうだ。 なにそれ、練習とかできないの? だから鹿紫雲は宿儺相手にしか術式を使う気がない。 というわけで、鹿紫雲が秤先輩の仲間になったよ! 宿儺と戦わせる、というのが取引条件って、そんなの安請け合いして大丈夫なのか? 今の宿儺は3/4だよ? 表に出して大丈夫な存在じゃないよ? そもそも、虎杖は死んでも表に出さない覚悟だと思うが。 しかし、そこらへんの事情を秤先輩は知らないわけだから、安請け合いも仕方ないか。 実際、鹿紫雲を敵に回し続けるのは厄介すぎるし、話し合いで休戦協定を結べたんだから、おれってえらい! くらいの気持ちかもしれない。 紹介まではしてやるから、そこから先はおまえが交渉しろ、ってことになりそう。 「宿儺が後輩……??」ってなってる鹿紫雲がちょっとかわいい。 そうだよな。秤先輩の命令に絶対服従な宿儺とか、想像つかないよな。 先輩をたてる系男子な虎杖でも、宿儺の件に限っては言うこときかないと思うけど。 シャルルわりと元気そうでよかった。 てか、秤先輩の腕ちゃんと治るのか。すごいな。 秤先輩、シャルルをデビュー済のマンガ家だと思ってたのか。 そうか、読者視点だと、出版社に持ち込みしてるシャルルをみてるから、そうだとわかるけど、秤先輩にはわかんないか。 マンガ家を名乗ってるんだからデビューしてるんだろ、と思ってたんだろうね。 「描け!! もう殺し合いは終わるから、殺された気になって描きまくれ!!」ってなにげにシャルルを応援してる秤先輩が良いです。 西宮ちゃん登場。伝令係になってるのね。 真希さんは結界を素通りできる……ああ、呪力ゼロになったからか。 だから西宮ちゃんを、入ったら簡単には出られないというデメリット承知...

『逃げ上手の若君』(第70話 名乗り1335) 感想

センターカラー絵に殺せんせーが! 『暗殺教室』10周年か……そんなに経つか……。 ところで殺せんせーは水が苦手だったはずだが。確か、濡れると動きが鈍くなるとかなんとか……って、それで水底にへばりついてるのか? 国司を討ち取った頼重の軍。 小笠原は撤退で大勝利。 追撃をやめたのは、鎌倉が本命なのに、守りを固めた小笠原を相手にして、信濃で消耗するのは無駄すぎる、という判断だろうな。 宴会で保科と三浦にへろへろにされてる時行と、それを仕方ないなあ、って感じでみてる四宮が良いです。 で、狂乱の一夜が明けた後で、皆、冷静になるというのがなんとも……。 まあ、現実は厳しいよね。 ここからは朝敵になるわけだからね。 ここでついに時行が名乗りを上げる。 時行に対して、諏訪頼重と諏訪神軍の三大将がひざをつく絵がめっちゃかっこええです。 ところで、名乗りってこんな長いもんなの? それだけ時行に至るまでの家系図が豪華絢爛だってことなのかもしれないけど。 これよく覚えたな、ってどうでもいいところに感心してしまった。 桓武天皇からはじまる長い家系図。 それが少しづつ時代を下っていき、それぞれの時代の北条の偉大さを朗々と語る時行。 「…なあ、ずっと本家の血筋だぞ」とざわつきはじめる武士たち。 そして「我こそは相模の次郎…名を北条時行とぞ申し侍る!!」と宣言した時行のバックに描かれる北条の家紋。 かっこいい! めっちゃかっこいい! ここは北条時行の物語の最初のピークと言っていいとこだからね! そりゃもう、思いっきりかっこよく描くよね! と思ったら、その横に保科と三浦の絶望顔がみえて笑った。 そうだね。北条のお世継ぎにどえらいことしてたもんね。三浦なんか時行の前で堂々と鼻ほじってたからね。……ドンマイ……。 「北条」とおでこに書いた泰家の眼から涙がこぼれてたのは、ジンときた。 ドヤ顔しそうなイメージだったけど、そんな顔するのか。 考えてみれば、北条が滅ぼされて、時行以上に戦い続けてきたんだよな、泰家。 それこそ泥をすすってでも生き延びて、甥っ子が立派に名乗りを上げるところをみることができたんだもんな……。 そりゃあ泣けるよな。 感涙にむせぶ信濃軍あらため北条時行軍。 そこに単騎でつっこむ小笠原貞宗。 今、北条時行の生存を知っている人間はすべてここに集っているわけだから、ここで殺してしまえば時行は生...

『アンデッドアンラック』(No.117 FORGIVE) 感想(「神」が創る運命を否定する者)

センターカラー扉絵の風子ちゃんがきれいというか、これまでで一番、おとなびてみえるな。 このシュラバにあっておだやかな寝顔だけど、目を覚ましてしまったら、しばらくはもうこんな表情みられなくなるんだろうな、と確信できるのがツライ。 鎖がちぎれてふわりと降りてきた風子ちゃんの魂。 「ゴースト」が消滅する前に魂を肉体に戻さないと、死の概念が元通りになり風子ちゃんは死んでしまう。 アンディが風子ちゃんを抱きとめる時、頭に手をそえるのがなんか好きなんだよね。 風子ちゃんの魂を肉体に戻すのに、ポッドのシールドが邪魔なので叩き割ろうとするアンディ。 それを止めて解凍処理をしてくれたのはミコちゃん。 ミコちゃん、ありがとう! てか、あそこでアンディがシールド叩き割ってたらどうなってたんだろうね。 「風子ちゃんの魂を早く!!」と言われて、アンディがちょっとだけ間をあけてしまったのは、ミコちゃんをニコの元にいかせてあげたい、って考えちゃったからなんだろうな。 泣きながら解凍処理をすすめるミコちゃん。 ニコが背を向けたっきりなのは、もう動けないのか、合わせる顔がない、ということなのか。 「マミィを失った苦しみをアタシじゃ埋めてあげられなかった」 悲しみ、じゃなく、苦しみ、か……。 ミコちゃんには、悲しんでいる、というよりは、苦しんでいる、ようにみえてたんだな……。 そして、ミコちゃん自身もそんな父をみ続けることは苦しかったんだろうな。 娘との記憶は日々、増え続ける。 何年何月何日に身長が何センチだったか、までニコは覚えてるんじゃないかな。 それなのに、妻の記憶は日々、薄れ続けるのか……。 「不忘」が「あいつを忘れるのが怖かったんだ…」と言うのが、この否定能力の残酷さを示している。 「ゴースト」の動きを妨害してたのは、イチコさんとラボメンたちか。 ルールが消えれば自分たちも完全消滅とわかっていても、風子ちゃんを守ることを選んだんだ。 それにしても、ニコに穏やかにほほえみかけてるラボメン強いな。 きっとみんなも、ニコが苦しんでる姿をみて、何もできない自分に悶々としてたんだろう。 ここの、ニコを取り囲みながら、ミコちゃんの作業を見守ってる感じのイチコさんとラボメンと、あせってるアンディとミコちゃんの空気感の違いがちょっとおもしろい。 ようやく風子ちゃんを蘇生できたのに、浮かない表情のアンディ。 ...

『週刊少年ジャンプ』2022年31号 感想

『逃げ上手の若君』 (第69話 破魔1335) 別記事になりました。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS77 コ・ロ・シ・テ・ル) 寮に引きこもってる連中は授業がキツくて脱落したのかと思ってたんだけど、スラー信者(?)になったのをJCC側に咎められて立てこもってる感じか。 殺連が市場を独占しすぎてる、とか主張されると、もっともっぽく聞こえるけど、単純にだまされてるような気がする。 でも、実際のところ殺連がどんな組織かよくわからないから、どちらがよりまともかはわからんよなあ。 ORDERの連中がめっちゃなかよし(?)ってくらいしかわからん。 そもそも、殺し屋が職業としてオープンになってる時点で、この世界どうなってんの、って感じだが。 スラーを布教(?)してるっぽい周くんは、かなり本気でスラーを信じてる……というよりは、殺連を憎んでる感じ? 南雲はJCCでの学生生活をめっちゃ楽しんでいたらしい。 赤尾さんとめいいっぱいやんちゃして、坂本さんに迷惑かけてたんだろうな。 南雲と神々廻に置いてかれて茫然としてる大佛ちゃんがかわええ。 そして、敵の車にひょいって乗ってきた南雲もめっちゃかわええ。 まあ、ふたりともとてつもなく物騒な人だけどな。 コ・ロ・シ・テ・ルのサインって……ドリカムかよ……。 『Dr.STONE』 (TERRAFORMING) 久しぶりの『Dr.STONE』。そして、いつもの『Dr.STONE』だった。 新婚旅行についてきてもらえたとはしゃぐ大樹……いや、それはふたりっきりで楽しむものなのでは? まあ、実際のところ新婚旅行でなく慰安旅行だったようだが……と思ったらそれも違ったっぽい。 あいかわらず超人的な連中の中にあって、ゲンは一般人だ。 人を煽ったり誘導したりする能力はすごいけど、このメンツ相手にはそれが通用しないから、本当にただの一般人になってる。 それでもやっぱりゲンは必要だよなあ、って思った。 『ウィッチウォッチ』 (68 夢中戦争) ゲームで負けて泣きながら怒るモイちゃんが、めっちゃ幼くてかわいい。 下宿人連中相手には、こういう姿をなんのてらいもなくみせられるようになってるんだなあ。 でも、そんな子供っぽいとこみせながらも言ってることが「もう飯とか作んないからな!」って、かなり所帯じみてておもしろい。 まあ、この家の主夫で間違いないが。 て...

『逃げ上手の若君』(第69話 破魔1335) 感想

頼重と時行を背に、声を挙げる保科と四宮。 保科にとっては、自分とこの領地を取られたうえにそこに残されていた領民たちが奴隷扱い、さらには使いつぶされて盾扱いなわけで、武士としてはものすごい屈辱だろうな。 でも、時行が死に急ぐのを止めてくれたから、この戦に参加することがきでた、ということでもあるんだよ。 「全軍突撃か。焼討無しでこの戦車に挑むとは無謀な賊じゃ」 国司自身も、この戦車は焼討には弱い、という認識があったんだな。 だから、それをさせないために「防御装置」を事前にとりつけていたわけだ。 本当に、人道に悖る、という点以外は完璧に考慮されている。 それにしても、ここんとこ頼重がずっとかっこいいんだけど、どういうこと? まあ、身内以外の信者の前では常にこんなモードなんだろうけど。 あのくねくねした剣は戦うのに向いてないけど、非日常感を演出し、人間っぽさを打ち消して現人神感を出す効果があるのね。 総大将が人を斬る必要はないから、使い物にならなくてもいいのか。 それはそれで普通の剣は普通以上に使いこなせるのが頼重の怖いところ。 真の総大将のはずの時行を突撃させる頼重。 それは自分の神力と、時行の逃げ上手に絶対の自信があるから。 「当たりませぬ」「当たりませぬ」「当たりませぬ!」 矢が飛び交う中を、頬を染めて楽し気に走り抜ける時行がちょっと……というか、だいぶ変態っぽいんですが……。 いや、うっとりしすぎだろ。 色気がありすぎだろ。 そしてまさかのパルティアンショット再び。 矢がかすっただけで国司がえらいことになってたので毒矢か? と思ったら破魔矢だった。 頼重すごいな。 破魔矢とはだいぶファンタジーだけど、それを言ったら尊氏が国司を操ってる技(?)の方がファンタジーだろ! となる。 でも、頼重は「破魔矢」と言ったけど実際は毒矢だった、もありそうな話ではある。 ここで、四宮がサポートして、保科が首を落とす、という展開が熱い! 時行が片を付けるんじゃなく保科に、というのが良いよね。 時行は保科に領地をあきらめさせたから、それに対する見返りをちゃんと用意する、というのは松井せんせーらしいバランスの取り方のように感じる。 国司清原はいろいろなことを間違えたのかもしれない。 でも、あの時代に、あの身分で生まれて、尊氏たちに目を付けられて、他に道の選びようがなかったようにも感じる。 ...

『破壊神マグちゃん』9巻 箇条書き感想・追記

『破壊神マグちゃん』9巻の感想記事で、描き下ろしマンガにあった狂乱食堂の隣のおしゃれな喫茶店は誰の店なんだろう、と悩んでたんですが、なんと公式Twitterさんで答えが開示されました。 【アクロバティック質問回答後編❗️】 お待たせしました、17〜18個目の質問回答です✨ 前編もあるのでまだの方は是非🙇‍♂️ …そして今回の投稿をもって、一旦、邪神Q&Aの回答は終了となります。 (もしかしたらしばらくしてまた回答があるかもしれません) たくさんの質問、誠にありがとうございました‼️ pic.twitter.com/xP0v0oPkko — 破壊神マグちゃん公式 (@magmenuek_info) July 2, 2022 なるほど、あの「Cafe&Bar Night」はリン姉さんが夢見たお店なのか。 リン姉さんが実際にあのお店をつくったのかな。 それをノス子さんがウーネラスさんの協力を得て維持してたりするのかな、といろいろと妄想が広がりまくり。 いや、ノス子さんだけで店を維持できるとは思えないからね。 狂乱食堂のライバル、というのは、どちらもふじさわ食堂の味を継いでるから、ということなのかもね。 単純に、ナプタークくんとノス子さんの仲が良くないってことなのかもしれないけど。 考えてみれば、ナプタークくんとノス子さんはあんまり相性よくないよね。 騒がしいナプタークくんはノス子さんの安眠をさまたげるから。 リン姉さんとノス子さんがなかよく同居していたところを読ませていただけて、本当にありがたかったです。

『アンデッドアンラック』12巻 箇条書き感想

『アンデッドアンラック』の12巻が出たですよ! ・表紙はバイクに腰かけてユニオンのエンブレムをみつめるアンディ。またもや単独表紙か(←画像を明るくしてよくみると単独じゃないんですが) ・それにしても、めちゃくちゃかっこええ表紙だな。色の沈み具合が絶妙ですよ。そして、アンディには月がよく似合う ・表紙ロゴの色がめっちゃ渋いんだけど、風子ちゃんが戻るまでは単色を続けるのかな ・カバー折り返しの著者コメントは歯科医院でのおはなし。歯医者さんと母親に褒められるのが嬉しかった、ってかわいいな ・アンディ専用バイク(←アンディ以外が乗ったら死にそうだから)の名前は「UNDEAD UNBREAKABLE」。「死なない壊れない」ってなかなかなネーミングだな ・あのバイク、理論上は音速で走れるらしい。いやそんなんで走ったら、どこかで事故ってバイクは壊れ、ライダーは死ぬよね。壊れないし、死なないけど。てか、事故らなくても摩擦で死ぬのか ・ライダーが行方不明(?)になったらオートで探しにきてくれるとか超便利。乗り捨てても、取りに戻る必要がないのね ・ビリー様たちが乗ってた潜水艦もアーティファクトなのか。アーティファクトは多彩だな ・使用者の寿命を10年さしだすことで魚雷をリロードできるって、あいかわらず対価がエグイ。それを「不減」が踏み倒してるってのはちょっと笑った。「不老」でも踏み倒せるな ・カインがとってきたお魚をテラーさんが捌いてアンダーがおいしくいただいてるって、衛生的に大丈夫なのか? UMAだから問題ないのか? ・テラーさんは料理上手っぽいイメージあるな ・祝100回コメントに「滅茶苦茶読者さまをふり回し続けてしまってるなと思います。良くも悪くも。でも多分それがアンデラなんだと思います」と書かれていて、このマンガに振り回されまくってる自分は正しい読み方をしてるんだな、と思った。読み方に間違いとか正しいとかあるのかわかんないけど、とりあえず、戸塚先生が推測している読み方をしてるので正しいということにする ・「これからも不変の応援のほどよろしくお願いします!」って、ここで「不変」という言葉を使ってるのが良いよね ・シールのお札のサンプルか……あれはわけわからなくなりそうだよね ・ルーシーの能力解説あったけど、めちゃくちゃしんどそう。こんなしんどい状態を何年も続けてて、それでも自己対...

『アンデッドアンラック』(No.116 剣魂一擲) 感想(思い出が情報になる)

ニコがなんとしてでも繋ぎ止めたかったイチコさんの記憶を、アンディは壊した。 そして、ニコは「ゴースト」に乗っ取られた。 「GHOST -PHASE2-」のフォントがちょっとかさついた感じになってるのおしゃれね。 「不動」と「不可避」に捉われていてもアンディが動けたのは、「自分は魂で動く」と解釈を変えたから。 なるほど、「不動」も「不可避」も魂まで固定することはできないのか。 チカラくんが「魂にも自分の能力は効く」と解釈すれば「不動」で固定できるようになるのかもしれないけど、アストラルドールズにそんな機能はついてないだろうな。 しかし、その解釈の変更が「ゴースト」には有利に働く、というのはなんとも皮肉だな。 魂で動けるが、魂を削られたら動けない、になるとは……。 それでも抵抗するアンディに示されたのは、風子ちゃんの魂。 風子ちゃんを盾にされたらどうにもならんな、と思ったら、ニコの反撃がはじまった。 「オレは負けたんだよ。ならおとなしく風子を返しやがれ」 最初、あれだけのことをやらかしたのに、ニコはずいぶんあっさりと負けを認めたな、って思ったんだよ。 でも、よく考えてみたら、ニコの中のイチコさんとの思い出はすでに壊されちゃってるんだよね。 だから、イチコさんはとても愛した女性で、妻になってくれて、娘を産んでくれて、死んだ人、という「情報」はニコの中に残っているのに、そこに「感情」はないんだ。 ユニオンを裏切ってでも、ラボメンすべてを犠牲にしてでも、失いたくないものがあった、という「情報」だけが残っているってひどくない? 「そうすれば、お前は会える」 ここのニコの表情が壮絶だ。 奪われたことは知っているのに、その感情を引き出す思い出は壊された。 何を壊してでも繋ぎ止めたかったものは壊された。 会いたかった人に会えなかった。そして、会いたい、という気持ちも失われた。 これはもう無念なんてものじゃないだろう。 今のニコにできる唯一の復讐は、「ゴースト」から風子ちゃんを奪ったうえで、もろともに殺されることだけなんだろうな。 ミコちゃんはどうしてるんだろう。この場にいるはずなんだけど。 気絶したままならまだいいんだけど……。 これ、風子ちゃんが蘇生できそうな感じだけど、目覚めたらいきなりこの惨状をみせられるってひどすぎる。 いっそ、気を失ったままでループして欲しいくらいなんだが、...

『週刊少年ジャンプ』2022年30号 感想

『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS76 それぞれのミッション) 『ジャンプ』表紙の坂本さんがかっこええ。 こうやってみるとちゃんと主役っぽいな(←失礼)。 しかし本編では見る影もないどころか女体化(?)しているのであった。 射撃で発券させるシステムのJCCの学食。 玄米+レーション+日替わり野菜くずのJCC丼にしか当てられず、もう何か月もお肉を食べてない学生さんって、それで栄養バランス大丈夫なんだろうか。 レーション部分でちゃんと補われてるのかな、とかどうでもいいことが気になる。 シン、なにげに射撃うまい。 坂本さんに習ってるんだろうか。 勢羽は一応、弟のことは心配してるっぽい。ちょっとかわいい。 JCCにはそこそこ不登校生徒がいるんだな。 不登校といっても実家には帰らず、学生寮に引きこもるのか。 実家に帰る手段がないのかもしれないけど。 ハンガーやら掃除機やら使ったアクションがかっこよくて、戦闘シーンで使う小物とかシチュエーションのバリエーションの広さが、本当にすごいよね、このマンガ。 単純に絵がうまいから、それが引き立つってのもあるし。 『呪術廻戦』 (第189話 東京第2結界・8) 別記事(東京湾で化学のお勉強)になりました。 『アオのハコ』 (#58 右と左) 砂漠を渡るのに水を飲まない、と先輩に評されていた大喜くんに、ポカリを差し入れるのは千夏先輩か……。 雛ちゃんが勝てる余地あるの? って感じなんだが、それなのに雛ちゃんが大喜くんに惚れ直してるような描写が入ってるのエグくない? 『逃げ上手の若君』 (第68話 戦車1335) 別記事になりました。 『アンデッドアンラック』 (No.116 剣魂一擲) 別記事(思い出が情報になる)になりました。 『PPPPPP』 (第38話 ハッピーバースデー) ココレさんも日本に来てたんだ。 まあ、レイジロウのボディガードなんだから、当然か。 「坊ちゃまがすやすや眠れているので正直何でもいいですが」って、ラッキーと再会して不眠症は治ったのかと思ってたんだけど、ラッキーがそばにいる時だけ解消されるの? なんか突然、ラッキーが覚醒してビックリした! 顔まで変わった! ほわほわ感が消えて、顔は楽音に似て、雰囲気はソラチカに似てる気がする。 まさしく生まれ変わってる。フルスちゃんの反応が気になる。 「…俺、今人間になった...

『呪術廻戦』(第189話 東京第2結界・8) 感想(東京湾で化学のお勉強)

扉絵のところに「科学監修:くられ」って書いてあった。 なんで科学監修が必要なんだよ、と思ったら、なるほどな内容だった。 『Dr.STONE』とか『腹腹先生』とか『ジャンプ』系で大活躍だな、くられさん。 「時短潜伏からの突発大当り」ってなんなんだ、と思って注釈読んだら、「見かけは時短だけど、確変に入ってる状態。セグ見れば分かるよ」って書いてあって、すみません、わかりません、注釈に注釈つけてください、ってなった。 芥見先生、あいかわらず思い切りがよすぎです。 鹿紫雲を海に落とした秤先輩。 なるほど、海と雷は相性が悪いな。 まあ、秤先輩も海に落ちたら最悪だけど。 とびうお(?)に捕まって宙に浮く秤先輩がなんかファンシー。 反転術式が全自動、ということは、気を失っていても勝手に治る、ということ? めっちゃ便利機能だな。 しかし、それも全部、豪運に頼っているわけで、それはいったいどこから来てるの、ってなる。 それも一種の「呪い」だったりするのかな。

『逃げ上手の若君』(第68話 戦車1335) 感想

なんかごっついのでてきたけど、これ使い物になるのか? と思ってたらかなり有能な「戦車」っぽい。 あの国司、現代に生まれてたら、皆に喜ばれる仕事をめっちゃ生き生きとやってる人になれたかもしれん。 しかし、あの時代に生まれ、尊氏と道誉に操られた結果がこの阿鼻叫喚だよ。 戦車を動かすのは奴隷、弩に矢を装填するのも奴隷。 そのうえ疲弊しきって使い物にならなくなったら人間の盾として有効活用とか。 そして、その奴隷はさらってきた領民だから、使いつぶしても何も困らない。 確かに「人の道を外れているという一点を除けば」無駄も隙もない。 「待った! 火矢はまずい!」と止めた吹雪は、あの時点で状況を察してたんだな。 そういう発想ができる時点でこわいよ、吹雪。 ところで保科のとこの物騒な門番さん、お元気そうで何よりです。 国司の豹変ぶりが怖すぎてビビった。 小物ではあるけれど、わりと愛嬌のあるキャラだったのに、なんでこんなホラーな姿に……。 そうか、こんな形で「鬼」に進化するのか……。 しかし、国司以上に尊氏が怖いな。 これからいくらでもこんな人をつくりだせるってことじゃん。 「生まれた時代と生まれた身分と信じる相手を間違えてしまった人」 雫のまなざしが静かだ。 怒っているのとも、憐れんでいるのとも、ちょっと違うもののように感じる。 この世にあのような存在が生み出されてしまったことを愁いている、って感じかな。 ところで、天狗と時継+玄蕃の戦いの方だけど、時継には勝機がみえてそう。 玄蕃はこのままだとただの見届け人になってしまいそうなんだが。