『逃げ上手の若君』(第102話 家族1335) 感想

祝! TVアニメ化決定!
『魔人探偵脳噛ネウロ』、『暗殺教室』に続いて3作連続でアニメ化はすごい!
そもそも、『週刊少年ジャンプ』で3作も連載できて、それが全部2年以上続いてるってのがすごいんだけど。

このマンガは馬とか鎧とかめっちゃ作画コスト高そうなものがバンバン出てくるんで、アニメ化は厳しそうだよなあ、って思ってたんだけど、やるんだねえ。
今作では3DCGのデータを活用して作画コストを抑えてる、みたいなこと松井せんせーがおっしゃってたけど、アニメとして動かすとなると、さらに大変なことになりそう。


『ジャンプ』表紙は刃を交える時行と尊氏。
この絵だけだと、時行も尊氏もめっちゃ真っ当な人にみえるな……。


巻頭カラーは現代バージョン逃若党。
亜也子とかめっちゃアイドルっぽい。かわいい。
てか、時行が普通に女の子にみえる。

テレビ(?)に魔人様と殺せんせーと玄蕃が映ってるけど、魔人様めっちゃ久しぶり!
殺せんせーはちょくちょく見てたけど(公式YouTubeとか)。


さて本編。
時行のガイドで頼重は鎌倉見物。

大仏殿に名越がいて悲しくなった。
中途半端に史実という名のネタバレくらってるの本当に良くない。

時行が「観光名所じゃないからね 内紛!」って言ってるけど、実際のとこ鎌倉の観光名所には内紛が関わってる場所がちらほらあるので、間違ってないような気もする。


足利尊氏の不思議な能力は、三代前の足利家時が自害する際に込めた怨念に由来するもの。
頼重が戦うのは、神力が尊氏に集中することを阻止したいから。
神力は万物に降り注ぐことが自然であり、現在の不自然な状況を受け入れ続けていると、日本全体がダメになる、と。

なるほどそうきたか、ってなったよね、これ。
「現人神」としての頼重はこの異常事態を看過できず、危ない橋を渡ってでも尊氏の神力を削ぎたい、ということなのね。


鎌倉の海岸ではしゃぐ、時行たち逃若党と頼重の姿がかわいらしくもあり、せつなくもあり。

いろいろな思惑があっても、頼重が時行を導いて大事にしてくれたのは確かなことで、だから時行は頼重を「家族」として愛してるんだよね。


ここで魅摩ちゃん再登場!
魅摩ちゃん、神力だけなら雫よりも強いみたいな話はあったけれど、ここまで強力だったのか……。