『ワールドトリガー』第231話「遠征選抜試験・28」 感想(チームの盾と矛)

オサム、鋼くん、雪丸とボーダーでは数少ないレイガスト使いが3人も1コマに詰め込まれている、というなかなかレアな絵ではじまった今回。
寺島さん大喜びかもしれない。

いくら鋼くんでも香取ちゃん×2にとりつかれたらキツイよな。
てか、近接連携を香取ちゃん同士でやるのって、強すぎで禁止技にした方がいいんじゃないですかね。

圧勝でむふーしてる香取ちゃんのドヤ顔がめっちゃかわええです。
これもう、香取ちゃん楽しくて仕方ないだろうな。


敗けた村上10番隊が検討会やってるけど、このチームは本当にしっかり者が多いな。
特別な攻略法をがんばって探すより、今の路線の精度を上げてこう、という着実路線を選ぶのは納得だ。

堤さんが攻略法の発案ものは諏訪さんじゃなくオサムじゃないか、と見抜くあたり、さすが鋭い!
そういえば、堤さんは「メガネくん」呼びなのね。
名前を知らない頃に諏訪さんが「メガネ」って呼んでたのをそのまま継続してる。諏訪さんは「三雲」って呼ぶようになってるけど。


オサムが張ったワイヤーで無双する香取ちゃんとか、シミュレーションの駒じゃなく、本物(?)で見てみたい。
てか、ユーマ+香取ちゃんの連携でワイヤーアクション無双して欲しい!


古寺6番隊に勝ってうはははな諏訪さんの表情が悪くて最高です!
諏訪さんは性格悪い顔してる時が本当に好き。

連勝で上機嫌の香取ちゃんかわいい。
一時期どんよりしてたけど、調子に乗ると手が付けられないタイプだよね、間違いなく。
好不調の波が激しいタイプだけど、今のところ若村と三浦はただ振り回されてるばっかりに見えてるのが本当に惜しい。
一番、悔しく思ってるのは香取隊のメンバー自身なんだろうけど。


諏訪7番隊に負けたのに、ちょっとにやついてる木虎ちゃんもかわいいな。
オサムの強いとこみると、悔しいけどうれしい、という。

オサムに負けたくないけど、オサムが弱いのは許さない、みたいなとこあるよね、木虎ちゃん。


香取ちゃんの特殊スキル活かして3連勝!
本当にうはうはですよ。

でも、連勝に浮かれながらもしっかりオサムの行動をチェックしてて、改善点を指摘するあたり、香取ちゃんやっぱりできる子!

香取ちゃんが「囮」ってはっきり言ってるのを、宇井ちゃんが「チームの盾」って言い換えてるのは笑った。
宇井ちゃんナイス!
まあ、「最強の囮」もかっこいいけどね!(←それは別のマンガ)

オサムは「盾」で香取ちゃんは「矛」!
これがきれいにハマって諏訪さんも内心ニッコニコだろう。


敗けた来馬5番隊は反省会。
裏技をみつけたい小荒井だけど「ガタついてんじゃねェーぞコラァ!」って一喝する弓場さんがかっこええ。
みつけたい気持ちはよくわかるけど、それで浮足立って、今できてることができなくなる可能性は十分にあるからなあ。

そこで「『裏技』だけじゃ組織は回らないと思うし…」と穏やかに諭す来馬さんはやっぱり仏。
このチーム、来馬さんと弓場さんの飴と鞭の連携がカンペキすぎる。

小荒井は、どうせやるんなら勝ちたいし、いい成績とりたい、の他に、東さんに褒めてもらいたいってのもあるのかな、と思ってみたり。

あとは単純に、高得点を取れるからくりは知りたいだろう。
「諏訪さんや水上に聞けばいい」と言われてあっさりひいたあたりをみても。
「そうだおめェーならそっからでも自分の成長に活かせんだろォが」って、ちゃんと小荒井をほめてる弓場さんも良いよね!

そして、「半端にあたま使うから不安になるのだ アホになれコアラ」とキリッとして言う小佐野ちゃんのかっこよさよ。

硬軟あわせて諭され励まされ、やる気が高まる小荒井。
完成度と安定度がハンパない東さんと人見さんに見守られてる感の強い東隊とは違う空気感の中で、新しい刺激を受けて成長してるんだな、って感じる。


さて、ボーダー上層部はこれからの試験について話し合い。
唐沢さんがいなくて迅さんがいるのね。

今のところ、想定以上に勝敗に偏りが出ているもよう。
組み分けのくじを操作してたって話もあるし、運営的には差があまり出ないチーム分けにしたつもりなのかな。
それだと二宮さんとこが強すぎるのは何故なんだ、って話になるが。

遠征要員として目を付けてる人材同士の相性をみたかったのかもな、という気もしているんだけど。


ところで「今日苦戦することがわかっている二宮8番隊」でチカちゃんが出てるのはどういうこと?
チカちゃん、たくさんの駒を動かすのはめっちゃ苦手そうだから、そういうことなのかな。

皆が新しいチームでそれなりにのびのびやってる感じなんだけど、チカちゃんとユズルくんだけはそんな気配がまるでない。