投稿

10月, 2024の投稿を表示しています

『アンデッドアンラック』(No.227 アタシはどっちも!) 感想(「不変」は変化する)

アポカリプスからジュイスさんに関する記憶を受け取ったジュリアちゃん。 ダメージを負ってる様子がないのは、アポカリプスが流し込む情報量を制限して、ジュリアちゃんに負担がないように配慮したからだろうな。 「不正義」の発現の仕方がわかったということは、条件をすぐに揃えることが可能、ということだよね、多分。 なんなんだろうな。 ヴィクトルと出会うこと、とか予想してるんだけど。 そしてアポカリプスは永眠か……。 そうか……。 「ソウル」が直々にジュリアちゃんを殺しに来た。 衝撃を受けてもしっかりアポカリプスを抱いてるジュリアちゃんはさすがだな。 あと、「ソウル」とやりあってもしっかり生きてるニコがすごい! やっぱり「不正義」さえなければ自分たちは勝てるって「ソウル」は考えてるんだな。 「タイム」の攻撃を受けて老けたムイちゃんに、「かわいいね! おばあちゃんでも!!」って笑いかけるシェンが満点です! シェンがそう言ってくれるって確信して、シェンに向かって笑うムイちゃんも満点です! その背後で核攻撃(?)っぽいものを受けてるビリー様とテラーさん。 「不変」バリアでなんとかしのいでる? そして、肩に剣を受けても「不抜」でそれを抜けないようにして攻撃を封じる友才さん。 さらに「シック」相手にまったくひるむ様子なく戦うリップとラトラ。 みんな苦戦してるのに、「どいつもこいつも希望を持ったツラは変わらない」んだよ。 強い! みんな強すぎる! 風子ちゃんががんばって、みんなの大切なものを失わせずにここまできたから、みんな信じることができるんだと思うんだよ。 自分たちが勝てる可能性を。 一方、「不変」と「チェンジ」戦。 「ソウル」が「不正義」にかまうことが気に入らない「チェンジ」。 情緒が安定しないのは「チェンジ」ゆえなんだろうか。 それにしてもジーナちゃんと「チェンジ」の舌戦が怖すぎるな。 ジーナちゃんに「変わらないことを恐れてんだからさあ!!」って指摘されて、「は?」って言ってるとこの「チェンジ」の目とか、超怖い! ところで、ジーナちゃんは「不死」ではないので、腕をすっぱり飛ばさないでください。元に戻らないので。 でもジーナちゃんはひるまず「チェンジ」の胴体をすっぱり切り離した。 こちらは切り離されてもノーダメージなのね。 「さあ変わりましょう?」 この台詞にアンディの「変わろうぜ」を思...

『週刊少年ジャンプ』2024年47号 感想

『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS186 今日の運勢) アタリちゃんの「3つ以上の命が消えます」という予知、ゴキブリのことだと思ってたら、アタリちゃんと看守さんふたりのことだった。 で、このままだと死ぬのでアタリちゃんは上の階層に逃げる、と。 アタリちゃんの超能力は「その時その場で最も運がいい行動を選択できる」。 これだけの能力を持ってて、どうしてスラーの件は予知できなかったんだ、という疑 問があったんだけど、予知できない方がラッキーだから、だったりして。 『あかね噺』 (第131席 解体) 志ぐま一門解体の件でまいける兄さんは一剣師匠のところへ抗議に行ってた。 一生師匠や全生師匠ではなく一剣師匠のところに行ったのは、話をきいてもらえそうだからだろうね。 そうだね、まいける兄さんなら自分の負担もかえりみず、弟妹弟子たちを守ろうとするだろうね。 でも、それを志ぐま師匠と弟妹弟子たちが望むか? ってなっちゃうよな。 師匠たちにもそれぞれの想いがあるけど、正直、それに振り回される朱音ちゃんはたまったものじゃない。 振り回すのなら事情を話せ、という朱音ちゃんの主張はもっともすぎる。 師匠たち、合理だ気働きだと言いながら、朱音ちゃんの気持ちを置いてけぼりにしすぎ! 志ぐま師匠は折を見て話す気だったのかもしれないけど。 そういうことをちゃんと主張できる朱音ちゃんは好きだな、って思う。 『ONE PIECE』 (第1130話 “呪いの王子”) 新聞に載ってるニカルフィの写真の腕についてる×のマーク。 これをロビンが不思議がってて、腕に×といえばアラバスタでのあれじゃん! って思ったんだが、そうか! ロビンは知らないのか! 麦わら一味の初期メンバーだけさらわれているな、と思ったんだけど、あのマークの意味を知っているか、が分岐点なのか。 ビビはナミがいつも新聞を読んでることを知ってるから、ルフィの写真にマークを付ければ、自分はモルガンズのところにいるよ、ということが麦わらの一味に伝わると考えたんだろうな。 そして、そんなことができるということは、監禁されてるわけでもない、と。 ロビンは確か、麦わらの一味とビビと別れた時、サニー号に密航してたから、お別れのシーンみてた可能性はあるけど、この時点でのロビンにとってはどうでもいいことだから記憶があいまいなんだろう。 『逃げ上手の若君...

『逃げ上手の若君』(第177話 選択1338) 感想

結城が死にかけてる。 そりゃあ、海につかった状態で矢傷を受けたからねそうなるよね。 郎党たちが泣いてたり、肩を落としたりしてて、こんなヘキを持ってる人でも部下には慕われてたんだね。 時行は結城のことを心配してお見舞いにきたけど、結城の命令で追い返された、と。 自分の決断でやったことなんだから、時行に負い目を感じられるのは意に沿わない、ということなんだろうね。 死にかけなのに笑いながら起き上がる結城の絵が怖い。 えっ、結城って70歳なの? あの時代に70歳ってすごくない? その歳になっても戦場に立ち続けてたのもすごいな。 本人的には屋敷で隠居してるよりは、戦場で血をみてる方が楽しいんだろうけど。 「朝敵の首を我が墓に捧げよ!!」まではわりと普通な感じなんだけど、「朝敵」の範囲が広すぎた。 南朝以外全部敵って、北朝だけを指してるんじゃなくて、南朝にも北朝にも属していない者(外国含む)すべてを指してた。 そして数億の首を並べて「仁徳天皇陵より巨大な首塚に…」ってスケールがでかすぎる。 そんな遺言、誰にもかなえられるわけないだろ。 いやあ、壮大な夢だなあ(棒)。 そういうわけで結城が逝った。 まあ、満足な最期だったのでは? 一方、魅摩ちゃんを迎えた時行陣営。 でもその魅摩ちゃんの体調が悪いまま。 限界まで酷使されたんだから、そう簡単には元には戻らないわな。 で、時行と魅摩ちゃんの婚姻も保留になった、というか、雫が保留させた。 北条の統領が思いつきだけで結婚するわけにもいかないだろうね。 それに、考えてみれば魅摩ちゃんの意思確認がまだだぞ。 ほぼ確実にOKだと思うけど、一応。 尊氏はパワーアップして、勘は予知に、武力は神武に、強運は天運に、魅力は魔力になった。 予知と天運を合わせ持つだけでもむちゃくちゃ強いな。 そして、逃げ上手は何になった? ところで、南部の通訳(?)さんは生き延びていたのね。 容器みたいなの抱えてるけど、もしかして南部のお骨か首だったりする? 初登場の宗良親王はなんか良い人そう。 旗印の立場だから、一番安全なところにいてもらわないといけない人が刀で戦う羽目になっても「和歌のネタになる」と鷹揚に受け入れている。 なかなかメンタルが強い。 「帝の威光の象徴たる余が死ねば…」と自分の立場と状況を冷静に語ってるのも良い。 ここで時行は諏訪神党を頼って信濃に戻るか…...

『アンデッドアンラック』(No.226 黙示録) 感想(ゲームマスターの正義)

上位十理との戦いで劣勢に立つユニオンメンバー。 風子ちゃんから決着を急ぐな、敵の観察に徹しろ、と言われているのでそりゃそうなんだけど、決着つける気で戦っていたとしても優勢にはならんだろうね。 ところでジーナちゃんの肩幅が広くなってる気がするんだけど、これ気のせい? それとも、『チェンジ』に性別を変えられちゃった? そして、戦いのキーとなるジュリアちゃんは黙示録からジュイスさんの記憶を受け取るために奮闘中。 風子ちゃんが「リメンバー」を使わずにいるのは、ジュリアちゃんという人格を尊重したい、というだけではない。 「ジュイスさんの発現が再現不可能だから 時代も世界も特殊すぎる」 なるほど、性別がなく、もしかしたら老いもなかった世界で発現した条件が、現在の状況では自然発生しない可能性が高いのか。 再現するためには発現状況を意図的につくるしかなさそうだから、それを知りたい。 ヴィクトルは知ってるかもだけど、沈黙を貫いてるからなあ。 「黙示録」に触れて記憶が流されるかはアポカリプスの気持ち次第。 まあ、ジュイスさん、普通に抱っこしてた絵があったからな。任意なんだろう。 前回ループでアンディがアポカリプスの口に手をつっこんだ時に何も起こらなかったのは、ヴィクトルの存在とかいろんなことを隠しているジュイスさんのために流さなかったのかな。 風子ちゃんが触れて、あの程度ですんだのはアポカリプスが手加減してくれてたのかも。 アポカリプスの記憶再現とはいえ、ようやく出番をもらえた「バーン」が円陣のワンパンでやられたのかわいそう。 「スポイル」もトップくんに蹴っ飛ばされて終わった……。 再現度が低いのか、今の春歌ちゃんの「不壊」でつくられたものは、「スポイル」でさえ腐らせられないのか。 「黙示録」を狂暴化させたのは「ソウル」だった? これって、アーティファクトである「黙示録」にも魂が宿ってるってことだよね。 「ソウル」の目から光が失われているけれど、これは「サン」に操られているってことなのかな。 最後のループの「ラグナロク」が発生してしまった以上、ループに必要な「円卓」とクエストに必要な「黙示録」はすでに存在意義を失っている。 だから、アポカリプスなんてどうなったってかまわない。 それでも、アポカリプスには魂があるんだよ。 「ゲームのルールなんて関係ない」 「ルール」を守らせることにこだわ...

『週刊少年ジャンプ』2024年46号 感想

『カグラバチ』 (第53話 暗がり) 自分は英雄ではなく人殺しだと考えている座村さん。 漆羽さんもそんな感じっぽいし、六平パパはそういう考えの人にしか妖刀を託してないんじゃないかな、という気がする。 少なくとも、妖刀を持ってウッキウキだった双城みたいな人には絶対に渡さなかっただろうな。 座村さんが目を閉じた理由のひとつが、自分が斬った人の断面を直視することに耐えられなかったから。 でも、目を閉じてもその映像が浮かぶし、グラビアは見たいし、タバコもやめられないしで、なんも切り捨てられてないのが、残念なところ。 しかしながら、目を閉じても何も好転しないであろうことは、薄々覚悟していたのかな、って気もする。 それでもやってしまったのは、何もしないことにも耐えられなかったんじゃないかな、と。 「憧れはやめて尊敬にします」って言うチヒロくんは、他人との交流が極端に制限された環境で育ったわりに、ちゃんとコミュニケーション能力が備わってる。 感情豊かなお父さんと柴さんのおかげだろうか。 見開きの暗がりの絵が紙版だとただの真っ黒で残念だったんだけど、電子版で絵がみえるようになっても何が起こったのかよくわからない。 昼彦もわかってないっぽいけど。 それにしてもラストのページのチヒロくんが怖すぎるな。 チヒロくんが人殺しであることを受け入れてるのツライ。 柴さんはもっとツラいんだろうか。 『逃げ上手の若君』 (第176話 神代の終わり1338) 別記事になりました。 『あかね噺』 (第130席 ぐちゃぐちゃ) 志ぐま師匠が倒れた理由は急性心筋梗塞で、検査してみたら初期の喉頭がんが見つかった、と。 初期なら死にはしないんだろうけど、声を失う可能性があり、そうなると落語家としては死ぬことになる。 そういえば、朱音ちゃんが医師から説明をきいてたけど、志ぐま師匠に同居の家族はいないのかな。 これまで登場してないし、いれば朱音ちゃんがひとりで話をきいて、入院のための準備をする、なんてことにはならないだろうし。 そして、志ぐま師匠の部屋、めっちゃ物が多い! ガチャポンとか、変な形の人形とか、ドラムセットとか、多趣味すぎる。 病室で寝ている志ぐま師匠の足の方に立っている一生師匠。 これは『死神』になぞらえるなら、志ぐま師匠は死なない、ということなんだろうけど、それでも絵が怖い。 一生師匠、病床の志ぐ...

『逃げ上手の若君』(第176話 神代の終わり1338) 感想

魅摩ちゃんが気を失い嵐は止んだ。 そして雫も神力を失い人の形を失いつつあるけど、それどころではない。 「亜也子ちゃんに兄様を任せて消えるつもりが…なんでここで魅摩ちゃんがお嫁に来るの!?」 時行が亜也子のものになるのはOKだけど、魅摩ちゃんは受け入れられないのか。 まあ、出会った時から雫と魅摩ちゃんは反発しあってたからな。 微妙に似たところがあるのがダメなんかな。 あと、亜也子とはずっと一緒にいて、時行を命がけで守ってくれる人という信頼があるけど、魅魔ちゃんは時行を殺しかけたわけだから、受け入れがたいのも無理はないか。 「愛したから結婚するのではない 結婚したから真摯に愛して添い遂げる」 雫も亜也子も頼重に命じられて時行の郎党になったし、最初っから時行にべた惚れって感じではなかったから、そういう意味ではこの形に沿っているんだよね。 時行はずっと魅摩ちゃんのこと友達って言ってたのに、なんで結婚になるんだって思ってたけど、時行にしてみれば、あの父親の元においておくわけにはいかない、それなら結婚という名目で自分のそばにおきたい。 そして、結婚するなら絶対に大事にする、という話なのか。 時行の感覚では、それは自然なことなのね、きっと。 「北条の当主で何が不満だ 父上の腰巾着 佐々木道誉」 ここの時行の挑発的な表情がめっちゃ良い! これが北条の惣領の貫禄だよ! ところで雫の脳内の魅摩ちゃんがひどすぎない? どんだけ印象悪いの。 頼重に未来視えない期がある、という話は、予知が便利すぎるのでちょっと弱体化させよう、くらいの感じでつけた設定なのかと思ったら、人として動揺すると神力を失う、という尊氏の設定とつながってたのか。 なるほど~。 時行のことを大事に想いすぎた結果、時行を危険にさらしてしまったというのは、皮肉な話だな。 そして雫は神力を失い、人間としての肉体を得た。 でもまあ、魅摩ちゃんも失ったからそんなに問題はないか。 有能執事としての能力は残ってるし。 尊氏に対抗するのに雫の神力はきっと必要ないんだね。 尊氏に対抗するのは時行の役目だから! 時行は神頼みをしないから!

『アンデッドアンラック』23巻 箇条書き感想

ちょっと出遅れましたが23巻についてちょこっと。 ・表紙はアポカリプスを抱いたニコを中心にイチコさん、ランちゃん、ファン。そして、下に風子ちゃんとアンディ。周囲に「あ」「A」「阿」が散らばってるの良い ・ランちゃんはともかくファンまでめっちゃ悪役の顔してるのおもしろい ・中表紙でニコボールが海苔になってて、ニコが見たら怒りそう ・カバー折り返しの著者コメントはニコについて。戸塚先生、めっちゃニコのこと好きだな ・前回ループでニコがループのことを「知らん」と言う前に「…」という沈黙があったのは、ランちゃんがループのことをほのめかしていたので、知らないけど心当たりはあったから、という推測が当たっていたことが判明。こういう答え合わせあるのうれしい ・この巻はトップくん&春歌ちゃん、ニコ&イチコさんがメインかと思いきや、気が付くとファンがやたら目立ってる! って感じで、いちゃいちゃとセクシー(←本誌ネタ)が入り混じっててめっちゃ楽しい ・24巻の表紙は風子ちゃん親子をカラーで見たい!

『ワールドトリガー』第246話「若村麓郎・2」+第247話「若村麓郎・3」 感想

若村の「『実力』って何だ?」って問いは、改めて考えるとよくわからんな。 それに対するヒュースの回答は「実力とはただの『結果』だ」と実にシンプル。 なるほど、「実力」と言ってもいろいろあるけど、ボーダーが求めていて、若村が欲しがっているのは「結果」のような気がするな。 ここでヒュースが例えに出してきたのがタイヤキなの、おもしろい。 玉狛で食べてたけど、よっぽど気に入ったんだな。 若村は真摯に丁寧にタイヤキを焼く。 香取ちゃんは目分量で適当にタイヤキを焼く。 それでも香取ちゃんのタイヤキの方がおいしいのなら、香取ちゃんの方が「実力」がある、ということになる。 客は「結果」であるタイヤキのおいしさにしか興味がないから当然そうなる。 例えば香取ちゃんの気分次第で毎日タイヤキの味が変わっちゃったとしても、おいしいのならそれも許されると思う。 そしてオサムにはタイヤキを焼く能力はなく、売る能力がある。 つまり、おいしい、という「結果」は出せなくても、儲けた、という「結果」を出せる、ということ? チカちゃんのタイヤキがでっかくて、ユーマが曲芸のようにすばやく仕事をしている、というのがそれぞれの能力を表してて細かい。 「おいしい」以外にも、「量が多い」とか、「注文したらすぐにアツアツのが出てくる」と、「結果」にもいろんな種類があるわけね。 まあ、味はそれなりでいいから量が欲しいとか、待たされるのが嫌いだからすぐに出して欲しいでも冷めてるのはイヤとか、客のニーズはそれぞれだよね。 オサムがスパイダーでルートをつくってお客さんを誘導してるの、ちょっとかわいい。 「実力とは『結果にプラスの影響を及ぼす能力』の事だ」 ……めっちゃ納得度が高い……。 「実力が欲しければ結果を出すしかない」 このヒュースの言葉が 「これが香取隊の実力ってこと それだけの話よ」 という香取ちゃんの言葉とリンクするのうまい。 つまり、香取ちゃんは無自覚に、ヒュースと同じ考えにたどり着いてるんだよね。 でも、若村は香取ちゃんにその言葉を言われた時、納得いってなかった。 香取ちゃんがきっちり説明できなかったってのもあるけど、若村が香取ちゃんをその時の気分で適当なこと言ってる、みたいな評価をしてたのも原因だと思う。 「不運や理不尽を嘆いても無意味だ 直面した状況下に於いて『結果』をどれだけ最善に近付けられるかで実力が試...

『アンデッドアンラック』(No.225 知りたい) 感想(ヴィクトルのプレゼント)

「不正義がいたからこの戦いは101と続いたのです」 上位十理の認識はやはり「不正義」さえいなければ負けない、なんだな。 実際、そうなんだろうけど。 ところで「ラック」がやたらと「リメンバー」を使わせようとしているようにみえるんだけど、どういうことなんだろうね。 「リメンバー」を使って否定能力者が強化されたら、ちょっとは楽しめる戦いになる、というバトルジャンキー脳なのか? 「リメンバー」を使うと「不正義」が発現する可能性がゼロになるのかな? って気もするんだけど。 みんな超がんばってるけど、やっぱり押され気味。 そりゃそうだろうね。 ところで「ジャスティス」ってどういう戦い方してるの? 「ラック」もよくわからんな……。 ジュリアちゃんという存在は、ヴィクトルがジュイスさんに贈った「プレゼント」という風子ちゃん。 のんびりと紅茶を飲んで、友達と穏やかな学生生活を過ごすジュイスさん、というのを、ヴィクトルは確かに望んでいただろう。 ヴィクトルが望むジュイスさんの幸福に、ヴィクトル自身は邪魔すぎる存在なんだよ。 でも、ジュイスさんはヴィクトルと過ごす日々と引き換えならそんなものいらない、って断言するだろうな。 ヴィクトルからの心からのプレゼントだとしても、受け取るか否かはジュリアちゃんが決めることなんだよ。 ヴィクトルの「正義」とジュイスさんの「正義」は反発しすぎてる。 「リメンバー」を使わず、「あなたがあなたのまま その想いを受け止める」ってどういうことだ? って思ったら、ニコの時と同じく「アポカリプス」でヴィクトルの情報を知る、という手段に出たか。 どちらでも知ることは同じじゃない? って一瞬、思ったんだけど、「リメンバー」はジュイスさんの記憶だから、それに呑み込まれてしまうリスクはありそう。 「アポカリプス」のは記憶ではなく記録だから客観的ではあるだろう。 「私は私のまま その人を知りたい!!」 ジュリアちゃんの選択をきいたアンディが「…聞いてるか 逃げんなよ」ってつぶやいた相手はきっとヴィクトル。 ジュリアちゃんが、ジュイスさんの気持ちを引き継ぐと決断しても、ヴィクトルはアンディの中にひきこもり続けそうだもんな……。 ヴィクトルは自分の存在を隠蔽したいんだろうけど、ジュリアちゃんは夢でみてるから、いなかったことにはできないのよ。 「デス」のジュニアに立ち向かうニコの...

『週刊少年ジャンプ』2024年45号 感想

『ONE PIECE』 (第1128話 “RPG”) サンジの「もしこれが夢なら…「男」が登場する筈がない!!」って台詞に笑ってしまった。 徹底してるな、サンジ! 「“おれレーダー”にロビンちゃんが引っかからねェ…!!」とか、ちょっと怖いぞ! チョッパーが別で捕らわれていたのは、ペット扱いで別枠になったのかな。 そもそも麦わら一味の初期メンバーだけなんで連れてきたんだろう? どうやって連れてこれたんだろう? サンジとかめっちゃ神経質なとこある印象なんで、連れてこられたことに気づかないの解せないんだけど。 『アオのハコ』 (#167 まだ間に合うなら) 匡くん、付き合えないも付き合いたいも、とても伝えるのに勇気のいることをちゃんと言葉にして、すっごく真面目に素直にがんばったのに、あのラストってかわいそすぎるんだけど……。 『超巡!超条先輩』 (第33話 「アンドレ巡査長」) 縦ロールお嬢様とかベタベタなのがでてきた! ポンちゃんが「完全に貨幣経済の外側にいますわぁ…!?」とか思われてて、まさかのお嬢様の天敵はポンちゃんなのか。 やっぱりポンちゃん強すぎる。 超条先輩にはホビー系というわかりやすくお金で懐柔できるネタがあるけど、お嬢様がポンちゃんを欲しいと思ったらどうするのかな。 めっちゃ立派な柔道場を建てるとか? 『あかね噺』 (第129席 落語ですか?) 「志ぐまの芸(仮)」は「…コレ 落語ですか?」って言われるようなシロモノなのか。 てか、何をもって「落語」とするのか? って問われるとめっちゃ困るな。考えたことなかったけど。 一生師匠は教わることすら許されなかった噺。 そして、おそらくはもっとも執着している噺。 そう考えると一生師匠に認めさせるの無理すぎる気がするんだが。 どれだけハードルあげるんだよ。 しかも、ここでまさかの志ぐま師匠、倒れる! 導いてくれるはずの人を倒れさせるとか、さらに難易度あげるのか……。 『魔男のイチ』 (第5狩 分析の魔女シラベドンナ) イチが魔女狩りになるルートが示されて、ほえ~ってなった。 なるほど、魔法狩りをするのかとばかり思ってたけど、魔女協会と決裂して魔女狩りになるルートもあり得るのか。 でも、イチがウロロを信用しているとは思えないので、簡単に唆されて魔女狩りになるとも思えないな。 かといって、今のところ魔女たちに協力するメリ...

『逃げ上手の若君』(第175話 責任1338) 感想

自分が消える前提で神力を解放した雫。 そこまでやれば人間の魅摩ちゃんがかなう相手ではない。 佐々木道誉が娘を差し出してでも欲したものは、実は顕家を超える「美」だったか。 あの顕家の死に様はそれほどに強烈なものだったんだな。 でも、顕家の華やかさは公家という出自の上に成り立つものではあるけれど、公家なら顕家みたいになれる、なんてことはないからなあ。 「もっとド派手に もっと贅沢に もっと婆娑羅に!!」って、めちゃくちゃ無理してがんばること自体、美しくないもの。 顕家はたとえ困窮しても、きっと美しく華やかに生きるもの。 「いかなる犠牲も陰謀も」と考えてしまった時点で、顕家が示した「美」から遠ざかってしまった気がするな。 そして、魅摩ちゃんにとってもっとも目障りな存在が雫だった、というのはめっちゃわかる。 神力が彼女を特別にしてくれたのに、雫は同じものをもっていて、時行の側にいる。 つまり、神力があるから、という理由だけでは時行に特別扱いしてもらえないんだよ。 自分は神力以外に価値あるものを持っていない、と魅摩ちゃんは考えているんだろうね。 だから、雫がいる限り、時行は自分を求めてくれないと思い込んだんじゃないかな。 「負けたくなかった 私の存在を見下すような奇麗な奴らに」 時行たちは魅摩ちゃんを見下してなんかいないのに、魅摩ちゃん自身が、自分は見下される存在だと信じきっている。 自己評価が低すぎる……。 もしかしたら、自分が傷つけてきた人たちに対する罪悪感から、自分は最低ランクの人間だ、という評価になっているのかも。 海に落ちた時行を助けてくれた結城。 「背中の傷は嫌いです 鮮血吹き出す自分の傷口が見れないので」って、自分の血が流れるのを見るのも好きなのね。 時行に別れを告げようとした雫の前に、頼重が現れるってのは感動的なシーンのはずなんだけど、ピザを頬張ってることでいろいろと台無しになってる。 でもずっと時行のことを見守ってくれてるんだな。 そして、いきなりの時行の魅摩ちゃんを「娶る」発言ですよ! なるほどそうきたか! これなら確かに合法的(?)に親から娘を引き離すことができる! 佐々木道誉の娘なら家格的にも時行の正室として問題なさそうだし。 時行は魅摩ちゃんのことをずっと「友達」と言っていたので、そんな方向に持っていくとは思わなかったよ。 これは雫も「思い残しは無い...

『アンデッドアンラック』(No.224 ご武運を) 感想(上位十理戦やるよ!)

4646億年続いたゲームを見続けてきた「ルナ」。 よく飽きないな。 つまらないところはスキップしてるのかな(←できそう)。 「あなた達があなた達でいられる」とか言ってるけど、ここでバッドエンドになったら、みんなの魂はもう保管されないということなのかな。 ラトラが乗ってるのがやっぱり「ハーレークイン」らしい。 クエスト報酬で「ハーレークイン」と「サイレントヴォイス」の所在地が開示された後で、4ヶ月のスキップが発生したけど、あれはクエストパスの時と同じく円卓の間限定なのね。 ニコラボ視点で考えると、アーティファクトの位置情報が送られてきたっきりで、誰も円卓の間から出てこない、という謎現象だもんなあ。 スキップの可能性がある時は風子ちゃんが事前に予告してたっぽいから、それがないのにスキップしたと推測できる状況が発生したわけで、何か異常事態が発生したと察して、とにかくやれることをやっておこうと、アーティファクト探しをがんばってくれてたんだろうね。 ニコラボ超有能! 対「サン」戦の初手は、ジーナちゃんが不変剣をつくって、それをボイドさんが振る、という連携技。 不変剣がめっちゃサンライズパースで描かれててふふってなった。 そういえば、「不変」にされたものはジーナちゃんの手から離れても効果は解けないんだった(風子ちゃんガード用に「不変」バリアをジーナちゃんがジュリアちゃんに預けてた)。 「不可避不変剣」の「不変」が解けた描写があるんだけど、ここでよくみると3番の球が光ってる描写があって、これつまり第3席「チェンジ」が「不変」をキャンセルさせた、ってことなんだろうね。 そして、クリードの「不減」弾幕を弾幕で防いだのが第6席「ウォー」か。 「サン」の衛星(?)になった上位十理たち。 クエストスキップされたのは、上位十理をそのまま戦わせるより、「サン」と合わせて戦わせた方が効率的だから? いや、前回は上位十理戦がスキップされた! って凹んでたけど、考えてみれば、アンディには上位十理を抑え続けてきた実績があるわけで、クエストすべてにアンディを参加させればかなり勝率は高いと思うんだよね。 しかも、アンディは死なないし、負傷しないし、疲弊もしないから、どれだけ連戦させても問題ないし。 上位十理が一気に襲ってきたとしても、アンディが来れるようになるまでの持久戦という戦術はとれる。 だから、その...

『週刊少年ジャンプ』2024年44号 感想

『逃げ上手の若君』 (第174話 神の戦1338) 別記事になりました。 『あかね噺』 (第128席 いよいよ) 不穏な回想ではじまったけど、これは先代志ぐまの死の原因に一生師匠が関わっている、ということなの? 布団に横たわる人物とその枕元に立つ若き日の一生師匠の絵が、頭の方に死神がいたらもう助からないからあきらめろ、っていう『死神』の設定を思い出させて、ぞわっとなる。 一方、からしとひかるちゃんは二人会を開催していた。 なんだかんだで仲良しだな! 声優としてのひかるちゃんのファンは、からしのことをどう思ってるのかな。 ストーリー自体は何も動いていないように感じるし、みんな思わせぶりなこと言うばかりで何もわかってないんだけど、緊張感に満ちた回だった。 これから朱音ちゃんは『志ぐまの芸(仮)』で真打を目指すんだろうね。 『カグラバチ』 (第51話 座村) 座村さんは自分で目を閉ざしたのか。藤虎か! 禁煙をしようとしてるのにタバコをくわえてるし、煩悩を削ぐために目を閉ざしたのにグラビアみたくてしかたないしで、いろいろ中途半端なとこがあざとかわいいぞ、座村さん。 柴さんと座村さんがきゃっきゃしてるのを冷めた目でみてる、ちょっと幼いチヒロくんもかわいい! 座村さんが出る時は、他の味方は何もしない、というのは、敵とまとめられて斬られる可能性があるのと、音を必要以上に増やさないため? こんな強い人が妖刀もったらどうなっちゃうの。 『魔男のイチ』 (第4狩 首都ナタリー) イチがひらっひらがついてる装飾過多な靴を履いてるのかわいいな。 西先生がどれくらいデザインに関わってるかはわからないけど、宇佐崎先生めっちゃうきうきで描いてそう。 『超巡!超条先輩』 (第32話 「アイドル巡査長」) 巡子ちゃんが! かわいすぎるんですがっ! 超条先輩、メイクだけでこんなにかわいくなるとは! なんか、この姿をみたら警視が昇天しそう。 『アンデッドアンラック』 (No.224 ご武運を) 別記事(上位十理戦やるよ!)になりました。

『逃げ上手の若君』(第174話 神の戦1338) 感想

魅摩ちゃんが起こした嵐に翻弄される南朝の船団。 どうやってこんなに強い神力を手に入れたのか、ってやっぱり尊氏か……。 父親の道誉に都合よく利用され、わけがわからないうちに神力を注入される魅摩ちゃんがかわいそすぎてエグい。 アニメで増えた新規層を減らしそう。 道誉は自分の得しか考えてないし、尊氏はあれが魅摩ちゃんをひどく傷つける行為だという認識がなさそうだしで、あまりにもかわいそう。 神力を操る能力があるから父親に特にかわいがられ、道誉の娘という地位で好き勝手できたのは確かだろうけど、それにしたってあんまりだ。 いつもは得体の知れない気味悪さみたいなものを発してる尊氏だけど、今回のはシンプルにキモい。 特に悪気はなさそうなのがキモい。 「今の彼女は意識朦朧の使い捨て兵器」 思考能力をだいぶ失って、時行への執着だけが彼女を動かしてる感じなのかな。 時行は魅摩ちゃんと仲直りして、再び友達になりたい。 だから、危険を冒して彼女を救おうとする。 船から船へと飛び回り、矢をくぐり抜ける時行はさすがだけど、それでも魅摩ちゃんには届かない。 この時行の危機に、雫が人の姿を捨てる覚悟をするか……そうなるか……。 えっ? 雫ここで退場しちゃうの? 神力には神力で対抗するしかないってのはわかるけど、魅摩ちゃんを救うために雫が犠牲になったら、時行はどうなっちゃうのよ。