『アンデッドアンラック』(No.226 黙示録) 感想(ゲームマスターの正義)
上位十理との戦いで劣勢に立つユニオンメンバー。
風子ちゃんから決着を急ぐな、敵の観察に徹しろ、と言われているのでそりゃそうなんだけど、決着つける気で戦っていたとしても優勢にはならんだろうね。
ところでジーナちゃんの肩幅が広くなってる気がするんだけど、これ気のせい?
それとも、『チェンジ』に性別を変えられちゃった?
そして、戦いのキーとなるジュリアちゃんは黙示録からジュイスさんの記憶を受け取るために奮闘中。
風子ちゃんが「リメンバー」を使わずにいるのは、ジュリアちゃんという人格を尊重したい、というだけではない。
「ジュイスさんの発現が再現不可能だから 時代も世界も特殊すぎる」
なるほど、性別がなく、もしかしたら老いもなかった世界で発現した条件が、現在の状況では自然発生しない可能性が高いのか。
再現するためには発現状況を意図的につくるしかなさそうだから、それを知りたい。
ヴィクトルは知ってるかもだけど、沈黙を貫いてるからなあ。
「黙示録」に触れて記憶が流されるかはアポカリプスの気持ち次第。
まあ、ジュイスさん、普通に抱っこしてた絵があったからな。任意なんだろう。
前回ループでアンディがアポカリプスの口に手をつっこんだ時に何も起こらなかったのは、ヴィクトルの存在とかいろんなことを隠しているジュイスさんのために流さなかったのかな。
風子ちゃんが触れて、あの程度ですんだのはアポカリプスが手加減してくれてたのかも。
アポカリプスの記憶再現とはいえ、ようやく出番をもらえた「バーン」が円陣のワンパンでやられたのかわいそう。
「スポイル」もトップくんに蹴っ飛ばされて終わった……。
再現度が低いのか、今の春歌ちゃんの「不壊」でつくられたものは、「スポイル」でさえ腐らせられないのか。
「黙示録」を狂暴化させたのは「ソウル」だった?
これって、アーティファクトである「黙示録」にも魂が宿ってるってことだよね。
「ソウル」の目から光が失われているけれど、これは「サン」に操られているってことなのかな。
最後のループの「ラグナロク」が発生してしまった以上、ループに必要な「円卓」とクエストに必要な「黙示録」はすでに存在意義を失っている。
だから、アポカリプスなんてどうなったってかまわない。
それでも、アポカリプスには魂があるんだよ。
「ゲームのルールなんて関係ない」
「ルール」を守らせることにこだわっていたアポカリプスには、一番、言ってはいけないことだよね、これ。
ジュイスさんに礼を言われていたアポカリプス。
クエストやルールに苦しめられていたはずのジュイスさんは、アポカリプスのことを肯定していたんだな。
アポカリプスが選ぶクエストのおかげで、自分たちは成長できる、と。
それなのに、ルールを守らせるという役目を与えた「神」の側に立つ「ソウル」(もしくは彼を操っている「神」)が、アポカリプスのことを否定してきたうえに、ルールを守らないことを強制してきた。
それはアポカリプスにとってこのうえない屈辱だろう。
そりゃあ、アポカリプスに反逆されても仕方ないだろ。
ここんとこ「ソウル」はやることなすこと裏目に出てて、ちょっとかわいそうになってきた。
ジュリアちゃんに抱かれ号泣する姿が、赤ん坊のようにも見えて、ちょっと泣けた。
「このゲームでのルール違反は たとえ誰であろうと 神であろうと許さない」
このゲームをつくったのは「神」だけど、ゲームマスターはアポカリプスだったんだよ。
ルールを守らせることがアポカリプスの役目であり「正義」だったんだよ。
「報酬」と書いて「せいぎ」と読ませるのが、本当に良いよね。
ジュイスさんもアポカリプスも自分の「正義」を貫いて死んだんだ。
そして、その「正義」をジュリアちゃんは受け継ごうとしているんだな。
巻末コメントで戸塚先生と編集の木田さんが泣いてたの、実を言うとちょっとおもしろかった。
アポカリプス、愛されてたんだな。
風子ちゃんから決着を急ぐな、敵の観察に徹しろ、と言われているのでそりゃそうなんだけど、決着つける気で戦っていたとしても優勢にはならんだろうね。
ところでジーナちゃんの肩幅が広くなってる気がするんだけど、これ気のせい?
それとも、『チェンジ』に性別を変えられちゃった?
そして、戦いのキーとなるジュリアちゃんは黙示録からジュイスさんの記憶を受け取るために奮闘中。
風子ちゃんが「リメンバー」を使わずにいるのは、ジュリアちゃんという人格を尊重したい、というだけではない。
「ジュイスさんの発現が再現不可能だから 時代も世界も特殊すぎる」
なるほど、性別がなく、もしかしたら老いもなかった世界で発現した条件が、現在の状況では自然発生しない可能性が高いのか。
再現するためには発現状況を意図的につくるしかなさそうだから、それを知りたい。
ヴィクトルは知ってるかもだけど、沈黙を貫いてるからなあ。
「黙示録」に触れて記憶が流されるかはアポカリプスの気持ち次第。
まあ、ジュイスさん、普通に抱っこしてた絵があったからな。任意なんだろう。
前回ループでアンディがアポカリプスの口に手をつっこんだ時に何も起こらなかったのは、ヴィクトルの存在とかいろんなことを隠しているジュイスさんのために流さなかったのかな。
風子ちゃんが触れて、あの程度ですんだのはアポカリプスが手加減してくれてたのかも。
アポカリプスの記憶再現とはいえ、ようやく出番をもらえた「バーン」が円陣のワンパンでやられたのかわいそう。
「スポイル」もトップくんに蹴っ飛ばされて終わった……。
再現度が低いのか、今の春歌ちゃんの「不壊」でつくられたものは、「スポイル」でさえ腐らせられないのか。
「黙示録」を狂暴化させたのは「ソウル」だった?
これって、アーティファクトである「黙示録」にも魂が宿ってるってことだよね。
「ソウル」の目から光が失われているけれど、これは「サン」に操られているってことなのかな。
最後のループの「ラグナロク」が発生してしまった以上、ループに必要な「円卓」とクエストに必要な「黙示録」はすでに存在意義を失っている。
だから、アポカリプスなんてどうなったってかまわない。
それでも、アポカリプスには魂があるんだよ。
「ゲームのルールなんて関係ない」
「ルール」を守らせることにこだわっていたアポカリプスには、一番、言ってはいけないことだよね、これ。
ジュイスさんに礼を言われていたアポカリプス。
クエストやルールに苦しめられていたはずのジュイスさんは、アポカリプスのことを肯定していたんだな。
アポカリプスが選ぶクエストのおかげで、自分たちは成長できる、と。
それなのに、ルールを守らせるという役目を与えた「神」の側に立つ「ソウル」(もしくは彼を操っている「神」)が、アポカリプスのことを否定してきたうえに、ルールを守らないことを強制してきた。
それはアポカリプスにとってこのうえない屈辱だろう。
そりゃあ、アポカリプスに反逆されても仕方ないだろ。
ここんとこ「ソウル」はやることなすこと裏目に出てて、ちょっとかわいそうになってきた。
ジュリアちゃんに抱かれ号泣する姿が、赤ん坊のようにも見えて、ちょっと泣けた。
「このゲームでのルール違反は たとえ誰であろうと 神であろうと許さない」
このゲームをつくったのは「神」だけど、ゲームマスターはアポカリプスだったんだよ。
ルールを守らせることがアポカリプスの役目であり「正義」だったんだよ。
「報酬」と書いて「せいぎ」と読ませるのが、本当に良いよね。
ジュイスさんもアポカリプスも自分の「正義」を貫いて死んだんだ。
そして、その「正義」をジュリアちゃんは受け継ごうとしているんだな。
巻末コメントで戸塚先生と編集の木田さんが泣いてたの、実を言うとちょっとおもしろかった。
アポカリプス、愛されてたんだな。