『週刊少年ジャンプ』2015年52号 感想

『ハイキュー!!』(第183話 欲しがった男)
白鳥沢の鷲匠監督は、選手としては日向くんに近いタイプだったのか。
でも、小さくてもてっぺんで戦える選手になりたい、と日向くんが願ったのに対して、鷲匠監督はあくまでも力でねじふせる選手に憧れ続けた。
そんな鷲匠監督の想いが、白鳥沢のストロングスタイルにつながっているのか。
もし、日向くんが白鳥沢に入学していたら、鷲匠監督は日向くんをどう扱ったんだろうなあ。

「バレーは!!! 常に上を向くスポーツだ」という鵜養さんの言葉。
ああ、そういえばそうだなあ。
ボールはだいたい上方向からくるものなあ。

そして、マッチポイントまできてツッキーが再登場。
なんだか、このシーンだけみると、ツッキーが主人公みたいだよ!

『ONE PIECE』(第807話 “10日前”)
表紙の現在のシモツキ村の様子がおもしろい。
そうか。みんなゾロに憧れてるのか。これは師範も頭が痛いわ(苦笑)。

トラファルガー・ローは部下に愛されてるようでなにより。
で、サンジはどうなってるんだよ……。

『暗殺教室』(第165話 正論の時間)
別記事(E組が世界にさらされた日)

『火ノ丸相撲』(第74番 甘やかされている連中)
ユーマさんがあっさり負けてて悲しい。
ユーマさんはまだメンタル面に難あり、なのかなあ。
そして、レーナちゃんの悲嘆ぶり……どんだけお兄ちゃんが好きなんだよ。

『BLEACH』(BLEACH 652. THE THEATER SUICIDE SCENE 6)
七緒ちゃんのお母さんは、八鏡剣を京楽隊長に預けたために、神剣を失った罪で極刑に処せられたのか。
当然、お母さんはそうなることを覚悟のうえで預けたんだろうなあ。
それほどに、娘に引き継がせたくなかった、ということなんだろう。
相手を死なせてしまうんじゃないか、とおびえることなく、娘が好きな人の元に嫁げるようにしてあげたい、という想いがあったんだろうなあ。

だけど、京楽隊長は、八鏡剣を預かることが義姉の死につながる、とまでは考えていなかったんだろう。
八鏡剣というものが、それほどにだいそれたものだとは思っていなかったんじゃないかな。
てか、京楽隊長が四十六室に対して、やけに強硬な感じだったのは、自分の思惑や行動を邪魔されたくない、とか、力はないくせに権力だけ振るう四十六室を嫌っている、とかいうことだけではなく、義姉に死刑の裁定を下した四十六室を憎んでいる、ということなのかもしれない。

てか、これで京楽隊長、死んじゃったら、八鏡剣の呪い、とかいうことになりそうなので、京楽隊長、死なないでっ!

『左門くんはサモナー』(第10話 左門くんは爆発しろ)
靴や筆入れに五寸釘を詰め込まれて、「私が誰かに恨まれるような行為をしたのだろうか…? だとしたら申し訳ないけれど…」という発想になる天使ヶ原ちゃん、本当にすごい。

ひどい目にあわされたはずの天使ヶ原ちゃんが、普通に左門くんと仲良く下校しようとしていることに、「何ぞ、それ!?」とツッコむアンリちゃん。
そうだよ、それが正しいツッコミなんだよ。
でも、天使ヶ原ちゃんは、自分のどこがおかしいのかさっぱりわからず、「ていうか、嫌い、って…ねぇ?」とか、左門くんに尋ねる始末。
いや、このうなずきあう左門くんと天使ヶ原ちゃんのできあがっちゃってる感は何なの?
なんかもう円熟したカップルにしかみえねえ。

あげくに「大っ嫌いだよ、天使ヶ原さん」「知ってる」と笑いあうふたり……。
完全にふたりの世界ができあがっちゃってる。

「えっ、なに、こやつら。こわっ」というアンリちゃんの感想が的確すぎる。

そうだよ。左門くんも壊れてるけど、実は天使ヶ原ちゃんの方も壊れてるんだよ。
でも、左門くんは自分の性格の悪さを認識してるけど、天使ヶ原ちゃんは自分が絶対悪がドン引きするほどの異常性を持っていることをまったく自覚していない。
これは怖い。怖すぎる。

左門くんが天使ヶ原ちゃんの中から悪を引き出すなんて、不可能に思えてきた。
そうか、このマンガの最強キャラは天使ヶ原さんということなのか……。