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『ひらめき教室 「弱者」のための仕事論』 ちょこっと感想

松井せんせーと佐藤オオキ氏の対談本『ひらめき教室 「弱者」のための仕事論』を読んだのでちょこっと感想。 これ、以前、NHKの『SWITCH』という番組内で行われた対談と、後日、追加で行われた対談が掲載されているんだが、追加分の対談でおふたりがめっちゃ仲良くなってて笑える。 なんとゆーか、お~い! 帰ってこ~い! と言いたくなるくらい、ふたりっきりの世界に突入してる感がっ(爆)。 NHKの番組内でも、意気投合してる雰囲気があったけど、その後も定期的に会ってるとかっ。 双方ともめっちゃ忙しそうな方なのにっ。 で、対談のオチがふたりしてデレてるだけという……いや……ここにはあえて書かないけどさあ……。なんなの? ふたりしてのろけたいの?(爆) この対談の中でおもしろいな、と思ったのは、佐藤オオキ氏が松井せんせーのことを「ネガティブなことを前向きに言う人」みたいな感じにおっしゃっていて、ああ、それはわかるなあ、と。 『暗殺教室』も考えてみればそんな感じだよね。 ネガティブなワードを妙に前向きに使ってる。 「人に笑顔で胸を張れる暗殺をしましょう」とか。 ネガティブなことを受け入れて、先に行こうとする意志を失わない。 「弱者」であることを認めて、それでも負けないための戦術を練る。 そういう松井せんせーのありようが、『暗殺教室』には色濃く反映されているのかなあ、と。 とにかく、おもしろい対談だった。 いろいろと考えることが多かったしね。 多分、ビジネス書としても読める……と言いたいとこだが、あのオチはなあ(←しつこい)。

『ワールドトリガー』第136話 「ガロプラ・13」 感想

なんとかガロプラを退けたボーダー。 でも、まだ1ヶ月は再侵攻の可能性があるのか。 1ヶ月も、C級には隠したまま、ひっそり警戒態勢をしき続けなきゃならんとは、なかなかしんどい話だな。 そう考えると、迅さんの予知のおかげでだいぶ楽できてるんだな。 首脳陣も迅さんの予知をあてにしてるし。 しかし、こうも迅さんを持ち上げられると、なんかよくないことがおこりそうで不安になってくる。 で、撤退したガロプラの方は反省会してた。 敵とはいえ、なんかかわいそうになってきたな。 ガトリン隊長が眉根をおさえて「……少し考える」と言ったコマなんか、大企業から無理難題をふっかけられ、でも会社の命運がかかってるからなんとかオーダーに応えなきゃと、疲れ切った頭で考え込む中小企業の部長さん、って感じだよ(←例えが長すぎる)。 いや~、ガロプラの方はボーダーよりもしんどいわ。 それにしても、小南ちゃんが斧を大振りしてるようにみえて、しっかり繊細なコントロールをしてた件。 さすが、最古参組だな。テクニックがパないのう。 ガトリン隊長が、太刀川さんごとぶったぎりに驚いていたのは、脱出機能を使い慣れていなくて、そういう発想が出なかった、ということか。 ボーダーなんか、笹森がもろともに斬られること前提でユーマをおさえたり、ベイルアウトありきの戦術が普通にまかり通ってるからなあ。 一方、深刻なガロプラ兵に比べて、ボーダーの戦闘員は無邪気に遊んでいた(苦笑)。 いや、なにやってるんだよ、犬飼&米屋。 「黒壁」をこんなことに使われてると知ったら、コスケロが泣いてしまいそう。 あげくに辻ちゃんまで巻き込んでるし。 三輪と米屋は「黒壁」を解析にまわすために、あえてあのままでいるのか。 てか、あの足でどうやって開発部までたどりつくの? レイジさんあたりが担いでってくれるの?(←なかなか楽しい絵になりそう) 二宮さんは「秀次」呼びで、加古さんは「三輪くん」呼びか……。 なにげに三輪のことを気にしてるっぽい嵐山さん。迅さんの家族のことをしゃべっちゃって、三輪を落ち込ませたことを気にしてたりするのかなあ。 三輪が「陽介でやってくれ」とか丁寧語を使ってないあたり、加古さんは元チームメイトだから気安いのか、と思ったけど、二宮さん相手には一応、丁寧語なので、加古さんのフリーダムさに疲れ果て、丁寧語を放棄してるに一票! あと、茜ちゃ...

『週刊少年ジャンプ』2016年16号 感想

『ハイキュー!!』 (第198話 理不尽) 連載4周年で、アニメ3期決定で、『ジャンプ』表紙で、巻頭カラーでおめでたい! アニメの3期は白鳥沢戦メインで確定だろうね。天童の声は誰なんだろう。 ところで、『ジャンプ』の表紙がなんかこわい……ちょっとホラーっぽい……。 夜久さんがなにかとかっこよくって燃える。 「でも、夜久さんは絶対、拾ってくれるじゃないですか!!」って、どういう逆ギレの仕方だよ、リエーフ(笑)。 おだててる感ゼロな言葉だから、夜久さんもうっかりデレちゃったんだろうね。 『ONE PIECE』 (第820話 “犬と猫に歴史あり”) ここにきてマルコの存在が再浮上! てか、黒ひげ海賊団に白ひげ海賊団の残党がボロ負けって、なんか悲しい。 エースを失い、「親父」を失い、その仇討ちもできないままで「息子」たちが散り散りになっちゃったんだと思うと、せつないなあ。 それにしても、惨敗って……黒ひげ海賊団、どんだけ強くなってんのよ。 ところで、麦わら海賊団はまたしてもバラバラか……。 まあ、サンジがいない時点ですでにバラバラになってるんだけど。 『食戟のソーマ』 (159 成長) 一色先輩が寮内でちゃんと制服着てる……と思ったが、よく考えてみると、女性の部屋にふんどし一丁とか裸エプロンで忍び込むとか、犯罪者でしかないな。 リョウくんもスタジエールで苦労したんだなあ。 アリスちゃんに振り回されるのは何とも思ってない様子なのに、他人だとやっぱりキレるのか。 中村くんをみるアリスちゃんの冷え切った目がこわい。 えりな様と一時的に引き離されたことを、相当、恨みに思ってるんだろうなあ。 『ワールドトリガー』 (第136話 「ガロプラ・13」) 別記事になってます。 『暗殺教室』 (最終話 殺しの時間) 別記事(つながってるから終わらない) 『火ノ丸相撲』 (第89番 選手と監督) ここにきて桐仁くんも選手登録か……。 蛍くんより強いのは明らかなんだけど、20秒以内で終わらせられたとしても、すぐに酸素吸入の登場では、すぐに病気のことがバレちゃいそうだ。 でも、潮くんも本当は桐仁くんに相撲を続けて欲しいんだろうなあ。 本人にまだ未練があるのなら、たとえワンポイントであっても、戦ってほしいよなあ。 それにしても、蛍くんは、精神的に図太くなったというか、遠慮がなくなってきたというか。 ...

『ジャンプ流! VOL.6 まるごと松井優征』ちょこっと感想

『ジャンプ流! VOL.6 まるごと松井優征』を買ったので、ちょこっと感想。 ビデオにカラーを描く松井せんせーの様子が収録されてたんだけど、その時に松井せんせーが、コストに見合わないメリットしか出せないのならがんばらなくてすむ方法に変えろ、みたいなことを堂々と言ってて、これはちょっとおもしろいなあ、と思った。 できるのならやった方がいいけど、できないことを無理してやることはない、他に手があるのならそっちも試してみろ、みたいな。 いや、そういうこと言うと「手抜きかよ」って感じにきこえちゃいそうだけど、週刊誌で、ある程度のクオリティを維持して描き続けるために、いろいろ試行錯誤して、手を抜いちゃだめなとこと、省力化してもそんなに影響でないとこをしっかり考えて最適化してるんだなあ、と感心してしまった。 毎週、締め切りはあるし、リソースは限られているし、1ヶ月くらいなら無理もきくかもしれないけど、年単位で連載を続けるのなら、それは絶対に必要なことだと思うんだ。 実際、『暗殺教室』の4年弱の連載の中で、「今週はちょっと作画が荒れてるな」って思ったことないものね。 フジテレビの『暗殺教室』の映画の宣伝番組で、松井せんせーが「フルコース料理じゃなくて、インスタント食品なので」とおっしゃっていたのも、そういうことなのかなあ、と思う。 インスタント食品だという割り切りと、インスタント食品だっておいしいよ、というプライドがかいまみえたような気がした。 知恵と工夫をつぎ込んで、安くておいしいものを提供しようとがんばっているんですね、松井せんせー。 あと、『3月のライオン』が好きとおっしゃってたのが、個人的にうれしかった。 自分の好きなマンガ家さんが、自分と同じマンガを好きって、なんかうれしいよね。 この『ジャンプ流!』はマンガ講座の本+ビデオなので、松井せんせーがマンガを描くに際して、何に気を配っているか、について語っているわけなんだけど、松井せんせーは本当にいろいろなことを考え抜いてマンガを描いていらっしゃるんだなあ、ということが伝わっておもしろかった。 これまでのいろいろな対談とかインタビューとか読んでて、そうなんだろうなあ、とは思ってたけど、それがまとまってドーンってきたみたいな。 マンガの描き方講座なんだから、そうなるのも当然かもしれんけど。 効率化と手抜きの違いって話については、...

『暗殺教室』最終話 殺しの時間 感想、もしくは、つながってるから終わらない

おっ、イラストファンブックが出るのか! 『魔人探偵脳噛ネウロ』のカラーも載るみたいだから楽しみ。 奥田ちゃんと竹林くんは、人工血液を開発中か。 まだ学生なのにそこまでいけてるってのはすごいな。 「RH null null 型」というネーミングは笑った。 いや、対外的には「型がないからnullと名付けてみました」と説明するんだろうけど。 杉野くんはプロ野球選手になれそうでなにより。 「ヌル杉野」って呼ばれてるのはどうかと思うが。 てか、かっこよくなったね。 プロになれたら、神崎さんに告白するんだ! とか思ってたら楽しい。 寺坂くんはカルマくんの思惑通りに政治家への道を歩み出している。 まんまとカルマくんの罠にはまってるなあ(苦笑)。 でも、カルマくんに言われたから、ということじゃなくって、お山の大将気取ってた自分に反省したから、本物の大将になってやんよ、って心意気でこの道を選んだんじゃないかな、って思ってる。 吉田くんと村松くんとイトナくんは家業を継ぐか……。 イトナくんが大学に入らなかったのは、経済的に苦しいってのもあるんだろうけど、少しでもはやく、父親の力になりたい、ってことなんだろうなあ。 E組の仲間を頼る気満々のイトナくんに、ひとりぼっちで苦しんでいた頃のイトナくんを想い、ああ、本当によかったなあ、と思う。 律ちゃんはネットアイドルにでもなってるのか? ていうか、律ちゃん欲しい。本気で欲しい。 カルマくんは経済産業省の官僚か……。 カルマくんならどこでも入れそうだけど、なんで経産省なんだろうね。 財務省で金の流れを扱うより、経済産業省で物の流れを扱う方がおもしろい、という感じかな。 そして、渚くんは合法ショタになっていた!(爆) いやいやいや、22歳にしてなんなのこのかわいさ! 渚くんはもともとかわいいが、それがバージョンアップしてるようにみえるんだが……。 この渚くんが、あの茅野ちゃんと並んで歩いてたら、絶対にカップルにみえないだろうな。 てか、茅野ちゃんが若干、犯罪者にみえそうだな。 とか、いろいろと22歳バージョン渚くん×茅野ちゃんの妄想をしてころげまわってた。 いや、最終回にして、こんな萌えをぶち込まれるとは思わなかったですよ、松井せんせー。 とてもゆったりとした終わり方で、このマンガにとても似合っている、と思った。 番外編を描いてくれるそうなので、こ...

『ワールドトリガー』第135話 「ヒュース」 感想

アフトクラトルに蹂躙されるガロプラを、おびえながらみているしかなかったレギーの過去。 ここでハイレインに一顧だにされなかったことが、「オレなんかじゃ怖くもねえっていうのか!?」というセリフにつながるのかもしれないなあ、と思うとせつない。 てか、ちょっと若いハイレインかっこええ。 ガロプラがアフトクラトルの属国になったのは、ここ10年くらいの出来事なんだね。 すると、ガトリン隊長はこの戦いを生き延びた人なんだな。 自分の国を守るため、アフトクラトルの手先として戦い続けてるのかなあ、と思うと、めっちゃ気の毒。 マザートリガーが国のすべての基盤になっているということは、それを抑えられたらもうどうにもならないってことなんだな。 勝利条件がわかりやすい。 でも、負けた方は完全に生殺与奪の権を握られるわけで、これは厳しすぎる。 玄界にはその勝利条件があてはまらないから、土地を奪われることはなく、トリオン能力の高い人間をさらっていくだけになっている、ということか。 それにしても、ヒュースと陽太郎の芝居がアドリブにしては完成度が高すぎ(苦笑)。 もしかしたら、普段から、スコーピオンで刺された振りごっこをやってるんじゃないかね。 「おまえは国に捨てられたんだよ!!」と言われた時の、ヒュースの空虚な目がなんとも印象的。 頭のいい人だから、多分、その可能性には気づいていて、それでも分の悪い賭けに打って出たのに、真実をつきつけられて、なんだか気が抜けちゃったのかな、と思う。 怒る前に脱力しちゃった、というか。 レギーの「剣竜」なかなかかっこよかったのに、「蝶の楯」をもったヒュースにはかなわなかったよ。 てか、瞬殺だったよ。 ヒュースはランビリスを陽太郎に返した。 そのうえで、「どんな手を使ってでも、オレをアフトクラトルへ送り届けろ」と、迅さんに言った。 この言葉は、アフトクラトルに戻るためならおれは何でもやるぞ、という宣言ともとれるわけで、ヒュースってば、切り替えがはやいなあ。 まあ、覚悟はしてたんだろうけど。 結局、三雲隊の新入りはヒュースになりそうな気配。 迅さんはどうやって本部をまるめこむつもりなんだろう。 ヒュースが本部に出入りすることをイヤがる人もいるだろうし。 ヒュースに追い掛け回されたC級の子たちとか、三輪とか、三輪とか、三輪とか。 さて、ガロプラ侵攻に備えて、いつもよりA級...

『週刊少年ジャンプ』2016年15号 感想

『左門くんはサモナー』 (第24話 左門くんはクソ下手) 祝! 『ジャンプ』の表紙&巻頭カラー! 打ち切りの心配はしばらくせずにすみそうで、ありがたいことです。 学年300人中、296位と298位が友人って、天使ヶ原ちゃん、なかなかすごいな。 九頭龍くんの287位がちょっとよくみえるという。 左門くんはかなり頭が良いみたいだ。 確かに、あれだけの悪魔を呼び出すには、それなりの知識が必要そうだよなあ。 ラテン語やヘブライ語までマスターしてるとは。 そりゃもう、おそろしくたくさんの書籍を読んで、学んで、あれだけのサモナーになったんだろうなあ。 まあ、それだけ努力して、やってることがこれかよ、って思うけど。 『暗殺教室』 (第179話 去りゆく時間) 別記事(小さくなっていく月と変わらない絆) 『ONE PIECE』 (第819話 “光月家後取り・モモの助”) ルフィのトラファルガー・ローに対する信頼感というか馴れ馴れしさがすごいよね。 なんでもかんでも自分で勝手に決めちゃって、ローの意見とかまったくきいてないのに、ローが付いてきてくれないってことは、まったく想定してない。 まあ、実際、ついてきてくれちゃってるしね。 『ハイキュー!!』 (第197話 蛇VS猫) 梟と猫の次は、蛇と猫。 クロの「…どう見ても猫カブってんだろ、ヘビのくせに…ややこしいわ」ってセリフに笑った。なにそのセルフツッコミ。 そういえば、音駒にはツッコミキャラがクロぐらいしかいないような……。 猫をかぶるヘビと、それに翻弄されるネコ。 いやあ、性格の悪さ勝負なら、クロと研磨くんは負けないと思うんだけど(←失礼)。 『ワールドトリガー』 (第135話 「ヒュース」) 別記事になってます。

『暗殺教室』第179話 去りゆく時間 感想、もしくは、小さくなっていく月と変わらない絆

柳沢の研究は封印されることになったらしい。 地球を爆発させかねない研究なんて、危なっかしすぎて使い物にならない、というのはよくわかる。 柳沢本人は生きてたのか。でも寝たきり状態に。 実家が裕福なはずだから、お金に困ることはなさそうだけど、さすがに気の毒かな。 理事長先生は理事長じゃなくなったのか……。 まあ、あのE組のシステムはさすがに糾弾されるよなあ。 でも確かに、あの理事長先生なら、再起は簡単そう。 本人もなんとなく、穏やかな表情をしているし。 因縁の旧校舎を手放したことで、吹っ切れたものがあるのかもしれない。 でもこれ、浅野くんとしては複雑だろうなあ。 自分がひきずり降ろそうとしてたのに、自分からすたすた降りられちゃったって感じだもん。 あっ、結局、300億はE組のものになったのか。 いや、キャッシュで手渡しとはすごいな。 で、それぞれちょっとずついただいて、ちょこちょこ寄付して、ボロ校舎付きの山を買って、残りは国に返した、と。 まあ、変に大金もつとまたいろいろとやっかいなことに巻き込まれそうだから、国に返す、というのは賢い選択だろうね。 で、「烏間先生」は「烏間さん」に戻るか……。 烏間先生とイリーナ先生が出会ってから7年ということは、卒業から6年後くらい? イリーナ先生は無事に烏間先生の嫁になれたようだが、なんだか関係性がまったく変わってないな。 それにしても、イリーナ先生かわいい。かわいすぎる。 烏間先生、仕事中だからびしっと接してるけど、内心でれでれに違いない! と妄想している。 ところで、改札のとこまで手をつないで来たふたりは誰ですか? 掃除していたメンツで選ぶとすると、本命、磯貝くん×片岡ちゃん、二番手、千葉くん×速水ちゃんといったとこかな? 磯貝くんと片岡ちゃんとか、ナチュラルに手をつないで歩きそうな感じだよな。 茅野ちゃんは女優業復帰したか。 元々、演技力を評価されてたのに、さらにアクションまでこなせるようになってるから、女優としては使い勝手よすぎだよね。 旧校舎を山ごと買ったE組のみんな。 殺せんせーのお墓はないけれど、この校舎が墓標といったところか。 きっとみんな、何かにつけここに来て、殺せんせーと雪村先生に報告したり、相談したりしてるんだろうな。 それにしても、「いなくなった気がしないから」って、本当に殺せんせーが死んじゃった感がない……...

『ワールドトリガー』14巻 箇条書き感想

『ワールドトリガー』14巻について、箇条書きで感想。 ・表紙ユズルくん。かっこいい。 ・カバー折り返し仁礼ちゃんwithニャンコ。かわいい。 ・人見ちゃんに密かな憧れを抱いてる奥寺……慎重なのはいいことだけど、踏み出せ~。 ・奥寺のハネ髪は寝癖。小荒井のハネ髪は入念なセットによるもの。うん。覚えた。 ・小荒井+太一+佐鳥のトリオってストッパーがいないじゃん。 ・今の東隊って、旧東隊と同じく、奥寺と小荒井を育ててみないかと上層部に頼まれたのかしら、とか思ってたら、まさかの小荒井に懇願されての隊長就任だった。元A級1位の隊長を自分の隊長としてスカウトするとか、すごいな小荒井。迅さんを三雲隊にいれようとしたオサムなみになりふりかまってないぞ。 ・ひゃみさんが烏間先輩のファンだとわ……木虎ちゃんの同属か……。 ・おれは隊長だからとふんぞりかえらずちゃんと隊室の掃除をやる二宮さん。でも、二宮さんが掃除機かけてる姿とか想像すると……確かに気まずい……。 ・宇佐美ちゃんの荷物を引き取りにこさせない風間隊と、鳩原さんの荷物を捨てない二宮隊。自分の意志でいなくなった人でも、隊室からその名残を消し去りたくないって感じかな……。 ・三輪隊の作戦室に四畳半の和室があるってのがおもしろい。月見さんがお茶をのんでたら結構、絵になりそうな感じだ。5人いるのに座椅子が4つというのは最年少の古寺が立たされるということか? 個人的には、和室の横にある給湯室に米屋が立たされてるってのが絵的にはまるんじゃないかと思う。

『ワールドトリガー』第134話 「林藤陽太郎・2」 感想

望み通り、ガロプラ兵に接触できたヒュース。 「遠征艇まで案内しろ」とはなかなか態度がでかい(苦笑)。 ヒュースが自分の主人のさらに主人に従うのは当然としていたように、アフトクラトルの属国の兵ならば自分の指示に従うのは当然って感じだ。 アフトクラトルは厳然とした階級社会で、ヒュースもそれが普通な社会で生きてきたんだなあ、と思う。 ところで、ハイレインとランバネインの家はベルティストン家というのか。 一方、格納庫には真っ二つにされながらもきっちり主砲発射したすごい隊長さんがいた。 「マジか」って、太刀川さんの口癖なんかね。 で、それを見事に受け流してみせた鋼さんがめっちゃかっけえ。 カゲさんがNo.4相当としても、この場で同等の働きができてたとは思えない。 カゲさんが鋼さんより弱いとかいうことではなく、向き不向きという問題で。 BBFのボーダー入隊時期グラフによると、鋼さんキャリア1年ちょっとで、風間さんと太刀川さんは現ボーダー設立当初に入ったキャリア4年組なんだよ。小南ちゃんにいたっては旧ボーダー組だし。 このキャリアの差を考えると、鋼さんの成長スピードハンパない。 まあ、荒船さんの教え方もうまかったんだろうけどね! そして「予知を利用して敵を倒したんだから、迅の予知に勝ったと言っても過言じゃない」と言い張る太刀川さんのかわいさよ……。 やっぱりガロプラも緊急脱出装置をもってたか。 ゲートを開いて強制送還って感じだから、ボーダーのものとは機能が同じでもシステムがまったく違うっぽい。 それにしても、陽太郎がランビリスを持ってたとは予想外。 いやそれ本部の許可とってんの? ヒュースに残って欲しいけど、ヒュースが帰りたいというのなら帰らせてやりたい、と思う陽太郎。 本当にいい子だなあ。 で、「かえるならちゃんとかえるっていえ!」と言う陽太郎がオトコマエすぎる。 内心ではヒュースがいなくなるとさびしい、とか思ってるんだろうに、そんな泣き言は言わずに、挨拶もなしに去ることを怒る。 筋は通せよ、と。 なんだよ、おまえ本当に5歳児かっ! で、「……悪かった。ありがとう」というヒュースの真摯なまなざしがまたよい。 5歳児を対等の相手として接しているんだな。 そうだよな。ただの5歳児じゃなく先輩だもんな。 ところで、レギーの行動が自爆攻撃にしかみえない件。 いやいやいや、子供を人質にし...

『週刊少年ジャンプ』2016年14号 感想

『ONE PIECE』 (第818話 “くじらの中で”) ついに最後の島「ラフテル」への、具体的な道が示された。 てか、具体的な手がかりをつかむまでに800話以上を要したってのがすごいな。 ニコ・ロビンの存在が、俄然、重みを帯びてきたわけだが、当の本人はわりと明るい。 まあ、これまでいろいろとあったからね、今更って感じなんだろう。 「守ってくれる強い仲間がいるから」と言われて、ルフィたちが盛り上がるのはともかく、ナミまで燃え上がってるあたり、麦わら海賊団がニコ・ロビン親衛隊にみえてきた(笑)。 ドラゴンもニコ・ロビンがどれほど大事な存在かはわかっているだろう。 それでも、ルフィの元に返した。 それは、世界政府打倒の夢にニコ・ロビンを利用する気はない、ということなのか、ほっといても勝手に、世界政府をひっかきまわしてくれるだろうから好きにさせてやれ、ということなのか……両方のような気がする。 『暗殺教室』 (第178話 涙の時間) 別記事(「世界の中心」は消えたから、世界はただひたすらに広がっていく) 『ハイキュー!!』 (第196話 背水の陣) 梟谷に負けて、音駒は春高バレー出られないのか、と思っていたら、3位決定戦に突入した。 そうか、東京は3枠なのか、と思ったら、開催地代表で1枠増えてるってこと? いや、勝手にゴミ捨て場の決戦をなきものにして悪かった。 ところでやっぱり梟谷の勝因は赤葦の木兎転がし(?)のうまさだったのね。 『左門くんはサモナー』 (第23話 左門くんは川に帰れ) またもやセンターカラーですよ。 次号は表紙&巻頭カラーらしいですよ。 何、この推しっぷり! 打ち切りに怯えていたあの時期は何だったの? ダミー天使ヶ原ちゃんに続き、ダミー左門くんが出てきたっ。 さわやかキャラの左門くんを「すげーキモい!!」と感じて、触れられるのすらいやがる天使ヶ原ちゃん……。 どんだけいつもの左門くんが好きだよっ! でもって、それまでなんとか耐えてた左門くんが、その様子をみて「この…いい加減に…」とプルプルしてたのが、なんともいえん。 どんだけ天使ヶ原ちゃんが好きだよっ! まあ、普通に考えると、自分と同じ顔に「美人が台無しだぜ…?」と言われたのが、めっちゃキモかったってことなんだろうけど。 自分のダミーに迫害されてもなんとか耐えてた左門くんが、九頭龍くんに去られて普通に...

『暗殺教室』第178話 涙の時間 感想、もしくは、「世界の中心」は消えたから、世界はただひたすらに広がっていく

結構な重大事だったと思われる「天の矛」発射が、ちっちゃいヒトコマで片づけられていて、あれをつくった政府とエンジニアの皆さまはちょっと気の毒だなあ、と思った。 でも、E組の生徒たちにとっては、殺せんせーがすでにいない以上、本当にどうでもいいことだったんだろう。 殺せんせーの愛が(物理的に)重すぎる件(苦笑)。 お揃いの卒業アルバムと、生徒それぞれへのアドバイスブック……。 どんだけがんばっても春休みいっぱいは読み切れないだろ。 殺せんせーは、これを読み切るまでに、生徒たちの心の痛みがやわらいでいればよい、と願ったのかもしれない。 それにしても、こんだけのものをつくるとか、殺せんせーどんだけ暇だったんだよ、と思ったんだが、「地の盾」に阻まれ、外に出ることかなわず、生徒たちにも会えない。 そんな時間を、殺せんせーはひとりっきりで、生徒たちの顔と、その未来を想い描きながら、アドバイスブックを書き綴ったんだろうなあ。 そうやって殺せんせーは、間直にせまった生徒たちとの決別の時を、穏やかな気持ちで、でも、手をせわしなく動かしながら、待っていたんだろうなあ。 もう一度だけでも生徒たちに会いたい、と願いながら。 烏間先生は生徒たちを守るのに必死だなあ。 殺せんせーがいない今、自分がE組のすべてを守る覚悟なんだろうなあ。 渚くんはなんで「潮田」ではなく「渚」と呼ばれているんだろう。 と、いうのは地味に疑問だったんだが、ここにきてついに謎が解けた。 そうか、渚くんのご両親、別居してるだけなのかと思ってたんだけど、離婚してて、母方の名字を使ってたのか。 で、渚くんが周囲に、名字がいつ元に戻ってもいいように、「渚」と呼んで欲しいと頼んでた、と。 あの堅物の烏間先生までもが「渚くん」って呼んでたから、はてさて、と思ってたんだが。 カルマくんが「カルマくん」と呼ばれているのも、本人の希望か? 案外、渚くんだけだと、特別扱いっぽいんで、自分も同じにしてもらえばちょっとは特別感が薄れるだろ、という考えだったりして。 おおっ、浅野くんはともかく、もう二度とお目にかかれないと思っていた五英傑が出てきたっ。 学校の旗でさりげにE組のみんなを隠してあげるあたりが、なんともかっこいいねえ。 カルマくんが殺せんせーの話をおもしろおかしく浅野くんに話してきかせる絵を想像して、ちょっと楽しくなった。 思ったより、...

『暗殺教室』18巻 ちょこっと感想

『暗殺教室』の18巻が出ましたですよ。 今回の表紙は桜柄……これまでとは若干、趣が違う感じだけど、なんともおしゃれでかわいい。 「殺吹雪」とか、名前は物騒だけど。 この柄でポーチとか作ったらかわいいんじゃないかな。 カバー折り返しの作者コメントは、終わらせ方について。 「終わり方が最も大事な漫画」か……。 作者の思惑通りに終わらせること自体がとてもむずかしい(だいたい、その前に打ち切られちゃうよね)と思うので、それができた、と松井せんせーがおっしゃるのなら、最終回までしっかり見届けなければならんなあ、と思うわけです。 とは言っても、最近、読むと泣いてしまうので、なかなか読み返せないんですけど。 ところで、突発性四コマの岡野ちゃんがかわいすぎですっ。 「まーいっか、ちょっと位」って、いいのかっ。それでいいのかっ。 まあ、頬染めてるくらいなんだから、いいんだろう、多分。 そして、確かにこの巻で蹴られすぎな前原くん。 でも、なぜか不幸そうにみえないところが前原くん。 確かに、松井せんせーに便利に使われとるな(苦笑)。 この巻は、地球を飛び出したり、受験したり、バレンタインしたり、なんともバラエティに富んだ内容で、いろいろと楽しいんだけど、これが全部、生徒たちとの別れを惜しむ殺せんせーのためのイベントだと思うと、ちょっとせつなくなるね。

『ワールドトリガー』第133話 「ガロプラ・12」 感想

『ワールドトリガー』ファンは『BORDER BLIEFING FILE』の読み込みに、大忙しなご様子です。 いや、ボリュームありすぎ、新情報多すぎだよね、あの本。 格納庫前の戦い。 なんだか悪だくみをしてるっぽい太刀川さん。 「適当でいいんだよ。こっちには予知がついてるからな」というセリフに、迅をとことん利用してやるぜ的なものを感じる。 迅さんがボーダーに与えてくれるものは、あまさず利用してやらないと、迅さんがかわいそうだろ、というか。 ところで、結果からみると、ガトリンが銃をスッと出した時に、小南ちゃんがピクッと反応したのは、釣り演技だったようにも思える。 ちょっと大きめに反応してみせた、くらいのことはありそう。 「真っ二つ」という予知を逆手にとった太刀川さん。 迅さんがそう予知したということは、そういう状況をみずからつくりだせば、それが成功する可能性が高い、ということか? 敵の増援はない、という確証があるのなら、太刀川さんを戦闘不能にしてでもガトリンを仕留めた方がお得ということだよねえ。 それにしても、この豪快な真っ二つっぷり……小南ちゃん、こええ。 一方、風間さんの冷静な戦いっぷりが、めっちゃかっこええ。 後輩の戦いをきちんとみていて、貪欲に取り入れるところも。 ラタさんが着実に削られていくとこはちょっと怖かったけどな。 公園にいるレギーが、夜に犬の散歩のバイトをしてる学生さんにみえる件。 いや、笑っちゃかわいそうだとは思うんだけど、妙に平和な絵面に笑ってしまった。 そして、ついにガロプラ兵との接触を果たしたヒュース。 今のレギーの精神状態じゃあ、ろくなことにならないのはめにみえているんだが……。 ヒュースって、こういう間の悪さがあるよなあ。

『週刊少年ジャンプ』2016年13号 感想

『ハイキュー!!』 (第195話 陸VS空) 赤葦がかっこよすぎるんですがっ! いやあ、これで2年生だもんなあ。 木兎さん、赤葦がいなくなったらどうやってスパイクを打つの、って思っちゃうレベル。 木兎さんだって、セッターが赤葦じゃなくてもちゃんと戦えるだろうけど、こんなにフォローされまくってると、それこそ、セッターが赤葦じゃなかった頃スパイクってどう打ってたっけ? になっちゃったりして。 そうか……梟谷が勝ったか……。 全国でゴミ捨て場の決戦を! という猫又先生の夢はまたもや先送りか……。 『暗殺教室』 (第177話 卒業の時間) 別記事 『左門くんはサモナー』 (第22話 左門くんはギルティ) 「私いま左門くん一人で手一杯だよ」と笑う天使ヶ原ちゃんの破壊力がっ! その破壊力を目の当たりにした左門くんの表情がっ! 誰も彼をも助けようとしていた天使ヶ原ちゃんが、左門くんでいっぱいいっぱい……。 これを特別扱いと言わず何と言おう。そりゃあ、下呂くんも敗北宣言を出さざるを得ないわ。 『ものの歩』 (第二十三局 岬の将棋) 楽しそうに将棋をやってる岬がめっちゃかわええんですが。 これは士もほだされるわ。 「責任ならもう十分…とってもらいました」と考えながら、でもやっぱり岬の負けを受け入れることができない士。 そんな士を見捨てられなかった岬。 「全てを捨てる」と決意したけれど、それでも「棋譜は残すな」と思うあたりに、美学に対する執着を捨てられてない感があって、そのあがきようが美しいなあ、と思った。 『ワールドトリガー』 (第133話 「ガロプラ・12」) 別記事になってます。

『暗殺教室』第177話 卒業の時間 感想

なんかマズいことになりそうな気がしたので、『暗殺教室』だけ家に帰るまで読まずにいたら、案の定、読みながらぼろぼろ泣いてしまった。 いやあ、人目のあるところで読まないで本当によかった……。 マンガ読んでこんなに泣いたのどれくらいぶりだろうなあ、と考え、『魔人探偵脳噛ネウロ』でサイがお亡くなりになった時以来だな、ということを思い出した。 松井せんせーにころがされてるな、私! 烏間先生とイリーナ先生がいてくれるから、殺せんせーは安心しているんだろうなあ。 E組の事情を理解していて、生徒たちを全力で守ってくれるであろうことを信じられる大人がいるから、子供たちを置いて逝くことに不安はないと……。 「殺せんせー」とようやく呼んだ烏間先生。 立場上、殺せんせーとなれ合うわけにはいかない烏間先生にとって、これが殺せんせーに対する情を伝えることができる、唯一の言葉だったんだろうなあ。 名前を呼ばれて「はい」と答える。 それだけのことに、それぞれの個性がにじみでている。 中村ちゃんが「はいよ」と答えたのは、いつも通りの自分をみせたかったからなのかな、とか、前原くんが「…ん」と答えたのは、何かしゃべったら泣きそうだったから、「ん」だけでごまかそうとしたのかな、とか、いろいろと考える。 みんな、最後に殺せんせーに見てもらう顔が泣き顔なのがイヤで、がんばってこらえてるのかな。でもこらえきれないのあたりが倉橋ちゃんっぽいよなあ、とか。 服だけを残して消えてしまった殺せんせー。 読みかえすと泣いてしまう……いかん……。