『呪術廻戦』(第121話 渋谷事変・39) 感想(呪術師として立つ)

「多重魂」でふたつ以上の魂を融合させると、拒絶反応が発生し「撥体」という攻撃ができる。
臓器のように違う人どうしの魂は、基本、融合できなくって、それを無理やりやってるから反発がおこるってことね。
トリオンをこねこねして合成すると、より強力になるのと似てる……のか?(←他のマンガの話で申し訳ない)
てか、人の魂を武器にする技術がどんどん洗練されていくな、真人。
グロい……。


真人が順平のパペット(?)をつくって挑発するとこは、『幽遊白書』で戸愚呂(弟)が幻海師範でこれやって幽助をおこらせたシーンを思い出した。
芥見先生、ちょくちょく幽遊ネタだしてくるので、本当にそこが元ネタかもしれない。
ドチュってやったとこの、順平がめっちゃ気持ち悪くて、芥見先生こういう絵うまくてほんとに困る。


「オマエは俺だ」
「そいつを認めない限り、オマエは俺に勝てないよ」
真人の言葉は戯言なのか、それとも挑発以外の意味があるのか。
真人は人から生まれた呪霊だから、人間はすべて真人である、みたいなことは言えるのかもしれないけど。


七海さんの遺言が、ちゃんといい方向に虎杖を動かしていて、そこにほっとする。
七海さんが躊躇しながらも発した言葉が、虎杖を助けてくれている。
「自分は呪術師だ」という自覚が虎杖にファイティングポーズをとらせている。
いろいろありすぎたけど、今の虎杖にはまだやるべきことがあって、それを見失っていない。
どんな経緯であれ、今、虎杖の目がしっかり真人をみていることでちょっと気が楽になったというかなんというか……。
いや、事態はまったく好転してないんだけどね。
この戦いが終わった後がめっちゃこわいんだけどね。


虎杖はいろんな武術つかってるけど、あれいつ習ったんだろうね。
テレビとかネットとかで映像をみただけで使えるようになった、とかいうのは虎杖ならありうるか。
五条先生に教わったのかもしんないけど。


対真人戦においては、かなりなアドバンテージをもってる虎杖だけど、真人は研究熱心(?)だからまだまだいろんな手を隠してそうで、不安がつのる。


そういえば、巻末コメントによると、宿儺の領域の対象が「無生物」ってやつは「呪力のないもの」という意味らしい。
つまり、伏黒パパでも助からない……。