『アンデッドアンラック』(No.115 Don't leave me) 感想(能力の器と記憶の器)

UMAゴーストと一体化(?)したニコ。
それにより、アストラルドールズを自由に操れるようになった?

アストラルドールズは殉死した否定能力者の力を再現する研究の産物か。
否定能力者はクエスト攻略のためにどんどん減ってしまうので、それを補うため。

否定能力者は自分もしくは周囲の人を不幸にする能力を抱えることに耐えきれず死を選ぶ者が多いし、「不停止」みたいにちょっとしたことで事故死してしまう能力もある。
それを乗り越えた否定能力者がいたとしても探すのが大変だし、探し出したとしてそれが戦闘に役立つとは限らないし、そもそも本人が戦う意志を持てるのか、という問題もあるからなあ。

アストラルドールズになったらクエストへの参加は認められるのかな。
「武器」と認識されたらありかもしれん。


ニコにとりついてる「ゴースト」がめっちゃ楽しそうにみえるの腹立つな。


ラボの設備が壊されるたびに頭痛に苦しむニコ。
これもうすでにニコは限界なのかな。
もう完全に壊れちゃって、イチコさんの魂を手に入れる、という執念だけでなんとか動いてる感じ?

ニコの台詞が「お前は俺を独りにするのか」で、サブタイトルが「Don't leave me(置いていかないで)」なのがな……。

「不眠」の能力者は長生きできない。
イチコさんもニコも、別れの日が近いことを知っている。
でも、ニコはアストラルドールズという形でなんとか彼女をこの世に留めることができないか、と考えた。
そして、イチコさんは子供を残すことで、ニコを独りにしないようにしたんだろうな。
それは、自分を失ったらニコが壊れてしまうんじゃないか、と心配したからかもしれない。


「不忘」が「忘れない思い出をくれ」って言ってるのがね……。
この能力の過酷さを示してるよな……。


ラボごとニコを攻撃したアンディ。
ニコが「やめろ!!」って叫んだのは、殺さないでくれ、ではなく、妻との思い出をつなぎとめているものを壊さないでくれ、という意味だったんだろう。

ニコとアンディ、それぞれの悲痛な表情が……ツライ……。


これ、ミコちゃんがかわいそすぎる。
ラボメンは父親に殺され、その父親はアンディに殺されるって……。


ところで、「不可避」と「不動」と「不変」に捕まった状態で、アンディはなんで動けたんだろう。
なんか魂っぽいものが頭上に抜けてる感じの絵があるから、魂を操作したのかな。