『週刊少年ジャンプ』2024年49号 感想

『逃げ上手の若君』(第179話 信濃1338~1340)
別記事になりました。

『あかね噺』(第133席 明日がある)
うらら師匠の年齢が気になる朱音ちゃん。
わかる! てか、気にならない人はいないんじゃないか?
でも、それを訊くと志ぐま師匠と一生師匠のおはなしを聞かせてもらえないらしいので仕方ない。
聞かせてもらえなくていいからうらら師匠の年齢を知りたい、って人もいそうだけど。

志ぐま師匠は普通の下町っ子で、一生師匠はかなりなお金持ちの家の家出息子か。
一生師匠がだいぶ気難しい人なのはこの頃からすでに、というか、自分がいるべき場所、やるべきことを探して、若い頃からもがき続けてるって感じなのかな。

生禄師匠がお金あるのに蕎麦をツケで食べてたのは、一生師匠がお金あるのに金魚割をツケで呑んでた話を思い出す。
どこまでも師匠を追い続けてるのかな、一生師匠。
もしかしたら、自分が何者になれるのかがわからなくてあがいていた自分と魁生を重ねて見ているのかもね。

『魔男のイチ』(第9狩 氷鮫の魔法・3)
「氷鮫を美しく飾り付けること」という課題だから、氷鮫をいかにセンスよくデコレーションする対決かと思ってたんだが、もしかして、氷鮫を三枚おろしにして活け造りにして飾り付けるってこと?

そういえば、どんだけ切り刻んでも死なない、って話をしてたな。
あれ、三枚下ろしの前フリだったの?

なるほど、これならイチの解体技術が活かされるな!

『アンデッドアンラック』(No.229 Re-Return)
別記事(過激な彼女たち)になりました。

『カグラバチ』(第56話 夜更け)
能力を使おうとして倒れたハクリくん。
無理しすぎ!
でも、巻墨のお姉さんにしてみれば、説得する手間が省けてラッキー! って感じ。
計画の根幹はハクリくんの能力なので、今、無理して能力そのものを失われたら困るよね。

護衛たちが命を賭して自分を逃がそうとすることを受け入れた漆羽さん。
巻墨が命を賭して自分を逃がそうとすることを拒み続ける座村さん。
どちらにも理があり情がある。

漆羽さんが殺気でもって座村さんを移動の陣のところに引き寄せたのは、たとえ師匠の意に逆らうことであろうとも、護衛である巻墨の意志の方を尊重したからで、そこらへん漆羽さんの行動は一貫してるんだよね。

「俺たち忍 私情は無用」
だから「道具」として自分たちを使え、から始まって、「道具」じゃないからこそ「死なせたくない」って気持ちを抱けるんだから、私情を抑えて逃げてくれないか、ってなるんだよね。
それを受け入れるのが誠意、という漆羽さん。
それでも受け入れられない、という座村さん。
平行線なふたりの間に割ってはいるハクリくんのものすごい形相。

そして、ついに座村さんの手に妖刀「飛宗」が戻った。

仏像が戦いの足場になって踏みにじられているところに、妖刀のエフェクトがかかるのかっこいいな!
頼るべきものは神や仏ではなく妖刀か……。
そして、「飛宗」は鴉モチーフ! かっこいい!

ハクリくん大丈夫なの? しばらくリタイアしそうな感じだけど。
とりあえず、座村さんの刀は入手できたけど、漆羽さんの分まではいけなかった、というバランスになるのかな。