『週刊少年ジャンプ』2019年14号 感想
『最後の西遊記』(第1話 ミツバチのささやき)
新連載。サブタイトルが「ミツバチのささやき」とはマニアックだな(確か古い洋画のタイトル)。
四肢が動かず、眼が不自由な女の子の面倒を、小学三年生にみさせようとする父親がすごすぎる。
ていうか、本人が学校に行きたがってるのに行かせないとは、児童虐待を問われても仕方ないのでは?
といったところが気になりすぎなんだけど、悪いのはコハルちゃんじゃなく父親だと龍之介くんが断じているので、作者もわかって描いてるんだろうな。
この問題が納得できるような解が出るのならすっきり読めるかもしれない。
『鬼滅の刃』(第148話 ぶつかる)
炭治郎のヒノカミ神楽と義勇さんの水の呼吸の連携がすばらしいな。
多分、義勇さんの方があわせてるんだろうけど。
それにしても、腕を斬っても次のコマではすでに再生してるってのが厄介すぎる。
「名を名乗れ、お前の名は何だ!!」に対して「鬼に名乗るような名は持ち合わせていない」と応えるのはいかにも義勇さんっぽいけど、うっかり炭治郎が名前を呼んじゃったので台無しに。
いや、炭治郎は悪くない。あの場面ではしかたない。
で「そうか、アイツは義勇という名前なのか」って炭治郎に急接近する猗窩座が、なんかもう笑えてしかたない。
ていうか、猗窩座ははしゃぎすぎじゃない?
無惨さまとか黒死牟とか童磨とかからのプレッシャーが強すぎて、いろいろストレスたまってたんだろうなあ。
『約束のネバーランド』(第125話 嘘吐きの同盟)
エマとレイはずっと寄り添い合えてたし、仲間ともはぐれずにやってこれたんだよね。
それに比べて、孤独に過酷な日々を耐え抜いてきたノーマンの方がより過激思考になるのは当然か。
鬼は人間を食べなければ生きていけないのに、全食用児の解放および自治の確保を納得させることなんてできるのか? と思ってたんだが、ラートリー家を差し出す計画とはな。
だけど、今のラートリー家を憎むのはしかたないけど、その子孫というかクローンというかにそれをおっかぶせるのは、結局、食用児と同じことになると思うんだが。
自分の脳を駆け引き材料に使うノーマン。
この覚悟に対して、エマとレイは何を差し出せるんだろうか。
『ブラッククローバー』(ページ195 一変)
あっ、チャーミー先輩、ビタミンやミネラルのこともちゃんと考えてた。
『Dr.STONE』(Z=96 科学の眼)
ホワイマンの話をきいて動揺する復活組。
しかし大樹は動じない。
「悩んでも分からんからな! 千空たちに任せて俺たちはやれることをやるぞ」というすがすがしいまでの丸投げっぷり。
まあ、丸投げではなく役割分担を心得てるということなんだろうが。
大樹は一貫してこの姿勢だよなあ。自分にできないことは他人に任せる。自分にできることは全力で行う、という。
『アクタージュ act-age』(scene55.フツー)
なんか学園マンガになった。
夜凪ちゃん、学校で浮きまくりなんだな。
ずっと一匹狼状態だった人が必死の形相で友達になりたい活動はじめたら、そりゃあ周囲がドン引きするのは当然だ。
夜凪ちゃんは友達がたくさんできたと喜んでたけど、それは全部、演劇をやってる子たちで、つまりは若いながらに目標やら目的とかを定めて必死に足掻いている、というどちらかというと特殊な子たちなんだよね。
つまりは夜凪ちゃんの中ではそれが「普通」になっちゃってた。
でも、何者になりたいかも定まらず、将来に対してぼんやりとした不安を抱いているような「普通」の子たちにとって、夜凪ちゃんは異質すぎるんだろうな。
夜凪ちゃんは星アリサが心配していたような状態になりかけていて、それを察した黒山さんが芝居の世界から無理やり引き離したか。
そんな状態になっちゃうのは、「自分の定義」が少ないから、と黒山さんは考えてるらしい。
深く潜り過ぎてしまうのは、自分が息をしている池が狭すぎるから、ということなのかも。
それにしてもポンコツな夜凪ちゃんかわええなあ。
『呪術廻戦』(第49話 窮屈)
別記事(呪霊たちの堕落)になりました。
『火ノ丸相撲』(第231番 鬼丸国綱と童子切安綱、対話)
刃皇が裁判所空間を出せるのに対して、天王寺は和室空間を出せるのかっ。
天王寺の「ファンやねん」の笑顔がすばらしくよかった。
「ライバル」じゃなくて「ファン」か……。
『ゆらぎ荘の幽奈さん』(149 夢から覚めた千紗希さん)
千紗希ちゃんがかわいそすぎだったので、ちゃんと救済策がとられてうれしかった。
『チェンソーマン』(第12話 揉む)
別記事(感想、ついでに、私的メロドラマ論)になりました。
新連載。サブタイトルが「ミツバチのささやき」とはマニアックだな(確か古い洋画のタイトル)。
四肢が動かず、眼が不自由な女の子の面倒を、小学三年生にみさせようとする父親がすごすぎる。
ていうか、本人が学校に行きたがってるのに行かせないとは、児童虐待を問われても仕方ないのでは?
といったところが気になりすぎなんだけど、悪いのはコハルちゃんじゃなく父親だと龍之介くんが断じているので、作者もわかって描いてるんだろうな。
この問題が納得できるような解が出るのならすっきり読めるかもしれない。
『鬼滅の刃』(第148話 ぶつかる)
炭治郎のヒノカミ神楽と義勇さんの水の呼吸の連携がすばらしいな。
多分、義勇さんの方があわせてるんだろうけど。
それにしても、腕を斬っても次のコマではすでに再生してるってのが厄介すぎる。
「名を名乗れ、お前の名は何だ!!」に対して「鬼に名乗るような名は持ち合わせていない」と応えるのはいかにも義勇さんっぽいけど、うっかり炭治郎が名前を呼んじゃったので台無しに。
いや、炭治郎は悪くない。あの場面ではしかたない。
で「そうか、アイツは義勇という名前なのか」って炭治郎に急接近する猗窩座が、なんかもう笑えてしかたない。
ていうか、猗窩座ははしゃぎすぎじゃない?
無惨さまとか黒死牟とか童磨とかからのプレッシャーが強すぎて、いろいろストレスたまってたんだろうなあ。
『約束のネバーランド』(第125話 嘘吐きの同盟)
エマとレイはずっと寄り添い合えてたし、仲間ともはぐれずにやってこれたんだよね。
それに比べて、孤独に過酷な日々を耐え抜いてきたノーマンの方がより過激思考になるのは当然か。
鬼は人間を食べなければ生きていけないのに、全食用児の解放および自治の確保を納得させることなんてできるのか? と思ってたんだが、ラートリー家を差し出す計画とはな。
だけど、今のラートリー家を憎むのはしかたないけど、その子孫というかクローンというかにそれをおっかぶせるのは、結局、食用児と同じことになると思うんだが。
自分の脳を駆け引き材料に使うノーマン。
この覚悟に対して、エマとレイは何を差し出せるんだろうか。
『ブラッククローバー』(ページ195 一変)
あっ、チャーミー先輩、ビタミンやミネラルのこともちゃんと考えてた。
『Dr.STONE』(Z=96 科学の眼)
ホワイマンの話をきいて動揺する復活組。
しかし大樹は動じない。
「悩んでも分からんからな! 千空たちに任せて俺たちはやれることをやるぞ」というすがすがしいまでの丸投げっぷり。
まあ、丸投げではなく役割分担を心得てるということなんだろうが。
大樹は一貫してこの姿勢だよなあ。自分にできないことは他人に任せる。自分にできることは全力で行う、という。
『アクタージュ act-age』(scene55.フツー)
なんか学園マンガになった。
夜凪ちゃん、学校で浮きまくりなんだな。
ずっと一匹狼状態だった人が必死の形相で友達になりたい活動はじめたら、そりゃあ周囲がドン引きするのは当然だ。
夜凪ちゃんは友達がたくさんできたと喜んでたけど、それは全部、演劇をやってる子たちで、つまりは若いながらに目標やら目的とかを定めて必死に足掻いている、というどちらかというと特殊な子たちなんだよね。
つまりは夜凪ちゃんの中ではそれが「普通」になっちゃってた。
でも、何者になりたいかも定まらず、将来に対してぼんやりとした不安を抱いているような「普通」の子たちにとって、夜凪ちゃんは異質すぎるんだろうな。
夜凪ちゃんは星アリサが心配していたような状態になりかけていて、それを察した黒山さんが芝居の世界から無理やり引き離したか。
そんな状態になっちゃうのは、「自分の定義」が少ないから、と黒山さんは考えてるらしい。
深く潜り過ぎてしまうのは、自分が息をしている池が狭すぎるから、ということなのかも。
それにしてもポンコツな夜凪ちゃんかわええなあ。
『呪術廻戦』(第49話 窮屈)
別記事(呪霊たちの堕落)になりました。
『火ノ丸相撲』(第231番 鬼丸国綱と童子切安綱、対話)
刃皇が裁判所空間を出せるのに対して、天王寺は和室空間を出せるのかっ。
天王寺の「ファンやねん」の笑顔がすばらしくよかった。
「ライバル」じゃなくて「ファン」か……。
『ゆらぎ荘の幽奈さん』(149 夢から覚めた千紗希さん)
千紗希ちゃんがかわいそすぎだったので、ちゃんと救済策がとられてうれしかった。
『チェンソーマン』(第12話 揉む)
別記事(感想、ついでに、私的メロドラマ論)になりました。