『週刊少年ジャンプ』2019年17号 感想

『鬼滅の刃』(第151話 鈴鳴りの雪月夜)
炭治郎のお父さん、めっちゃ強い!
竈門家の長男たちはみんなこんな風に、まじめに鍛錬を積み重ね続ける人たちで、そうやってヒノカミ神楽は継承されてきたんだな。
そして、今、炭治郎の代で「恩を返す」という一途な想いが結実しようとしているのだなあ。

炭治郎も結局、血統かよ。みたいな意見をみたけど、こんなキツイことをなんでやんなきゃいけないんだよ、と挫折する人がひとりでもいたら、簡単に滅びてしまったであろう技術が、炭治郎の代まできちんとつながったことを、そんな簡単な言葉で片づけるのはイヤだな、って思った。
まあ、竈門家の長男がみんな炭治郎みたいな生真面目な性格って、すごい血統だよな、とは思うけど。

『Dr.STONE』(Z=99 科学王国写真日記)
一年を写真で振り返る形式で、1話で描写するのおもしろいな。
スノボやったり、水泳やったり、かなり楽しそうなんだけど、この裏ではめっちゃ重労働してるんだろうな。

船名が「ペルセウス」なのはなんでだろ、と思ったけど、石化⇒メドゥーサ、メドゥーサを討ち取ったのはペルセウス、ということか。

『約束のネバーランド』(第128話 決めた)
計画はやめない、進行速度もゆるめない、だけど、エマの探索は黙認する、というのはノーマンのぎりぎりの譲歩だろうなあ。
だって、エマが死ぬかもしれない行為を見逃す、っていうのは、ノーマンにとって耐えがたいことだと思うから。

エマの、ノーマンに殺戮をさせたくない、という気持ちはわかるけど、結局、ノーマンを苦しめることにはかわりないわけで……。
つくづくノーマンが不憫だな。

まあ、ルートがひとつだけってのは危険。サブルートも用意しておくべき、というのは同意だが。

『アクタージュ act-age』(scene58.芸能人)
夜凪ちゃんがひなちゃんに最初に話しかけたのは、芝居がやりたかっただけで、その条件をクリアできるのなら対象は誰だってよかったわけで、それってひなちゃんからみればめっちゃ失礼な話だよね。
そういうのを敏感に感じ取っちゃったのと、気になる男子が夜凪ちゃんに興味を示したことで、ひなちゃんがかたくなになっちゃったのは無理もない。

ひなちゃんは「フツー」を連呼するけれど、夜凪ちゃんにはフツーがわからない。
夜凪ちゃんがフツーがわからないのは、自分と弟妹たちの生活をどう維持するか、ということにリソース全振りしてきたせいだと思うので、夜凪ちゃんを責めるのは酷だろ、と思うけど。
そして多分、ひなちゃんは「フツー」な自分にコンプレックスを抱いている。
これもまたフツーの感情だよね。

夜凪ちゃん成長したな、って思うのは、謝るべきとこはちゃんと謝って、怒るべきところはちゃんと怒る、ということができるようになった点。
以前の夜凪ちゃんだったら、謝ることも怒ることも、全部、他人ごとだっただろうな、と思うから。

「名前…覚えてなくてごめんなさい」って泣きそうな顔で謝る夜凪ちゃんがめっちゃかわええ。

『呪術廻戦』(第52話 規格外)
別記事(規格外どころか人外レベル)になりました。

『チェンソーマン』(第15話 エンドレス8階)
「エンドレス」といえば「8」ですよね。わかります。

センターカラー表紙、このマンガには珍しい落ち着いたテイストでよいな。
デンジにまとわりいついてるパワーちゃんがかわええ。

8階がエンドレスっておもしろいな。
てか、サブタイトルでネタバレしてるのはどうなの?(←すべての読者に通じるネタではないだろうが)

コベニちゃん、親に風俗かデビルハンターの選択を迫られた、とか、デンジなみに悲惨な境遇だな。
そこでデビルハンターを選んだのは、コベニちゃんのいかにも生真面目そうな性格ゆえだろうか。
それとも、デビルハンターの方が将来のキャリアにつながると思ったからだろうか。
デビルハンターは将来が絶たれるリスクがあるけど。

デビルハンターはみんな自分の肉体をなにかしら犠牲にしてるっぽいけど、コベニちゃんは何を引き換えにしてるんだろうな、と思ったんだが、よく考えてみればマキマさんはどうなってるんだろうな。

デンジは危機感が薄いというより、シュラバ慣れしすぎちゃって、目の前に明確に敵がいない間は臨戦態勢さえとらないんだろうな。