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『アンデッドアンラック』(No.060 真実) 感想(否定したかった真実)

今回はムイちゃんの回想でスタートか。 シェンが天下無双を目指すのは、師匠を殺したいから。 つまり、天下無双くらいにならないと師匠は殺せない、と判断している、と。 「ボクの妹を殺した仇なんだよ」のとこのシェンの眼が怖い。 怒っているとか憎んでいるとか、そういうのとはちょっと違う感じ。 病んでる、というか、何かを無理やり抑え込んでる感じというか。 「不真実」は好きな人にしか発動しない。 だから、妹の仇には発動しない。 本当に使い勝手が悪い能力だな。 その使い勝手の悪さを、強い敵が好き! で乗り切ってきたけど、さすがに今回は憎いがそれを上回りすぎてる。 シェンの過去でがけから落ちてたのはやっぱりメイちゃんだったのか。 兄と共に生きるために必死でシェンの手を握っていたのに、シェンがみてしまったから、それと逆の行動をとってしまったと……。 本当に最悪のタイミングで能力付与するな、ここの「神」。 「お前がその眼で妹を殺した。それが真実だったわけだ」 「不真実」の眼は「真実」を暴く。 それは、シェンが受け止めきれなかった現実でもある。 シェンがファンを何が何でも殺したかったのは、自分がいなければ妹は死なずにすんだ、という事実を否定したかったからかもしれない。 風子ちゃんもタチアナちゃんもチカラくんも、自分が親を殺したと思っている。 けれど、親の愛情を信じているし、親は赦してくれてる、とも思っている。 だけど、親に守られる立場だった風子ちゃんたちに対して、妹を守るべき立場だった兄は、その守るべき者を自分が殺してしまった、という現実をどうしても認められなかったんだろう。 その想いがファンへの憎しみを深くさせたけれど、でもやっぱり殺したのは自分だ、という思いが消えなくて、今回の冒頭のあの表情か……。 実際、ファンがいなければ、メイちゃんががけから落ちそうな事態になってなかったんだろうから、シェンは悪くないと思うんだけど、メイちゃんに鉄山靠を教えなければ、そもそもファンに弟子入りしなければ、といろいろ考えちゃうんだろうな。 無為ちゃんの萌え袖みたいなのなんなんだろう、と思ってたらあそこから刃物がでるのか。 物騒な萌え袖だな。 ところで、ファンがムイちゃんのことを知ってたのはビリー様が教えたから? シェン、ボロ負けしちゃってるし、ムイちゃんさらわれちゃってるしで、ひどいことになってるんだけ...

『週刊少年ジャンプ』2021年20号 感想

『呪術廻戦』 (第146話 死滅回游について) 別記事(手順と制約とルール)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=193 OUR STONE WORLD) チェルシーとルーナはわりとみつけやすそうなとこにいたな。 ルーナは復活を狙って真上に瓶を投げるも、大失敗であさっての方向に。 事前に練習しとくべきだったな……とは言っても、さすがにこの事態は予想してなかったからしかたない。 スタンリーは、復活液の瓶を撃ってはじいて、高い確率でスイカちゃんの復活を阻止し、めっちゃ低い確率で仲間の復活に期待するルートを検討するけど、おとなしく石化する道を選んだ。 千空が復活してくれれば、ゼノの知見が欲しい彼は必ずゼノを復活させる、か。 ゼノが生きて、科学を続けられるのなら、それこそがスタンリーが選ぶべき道。 スタンリーは本当にゼノだけが大事なんだな。 彼が石化寸前に装備をパージしたのは、この状況を受け入れる、という意思表示のように思える。 「俺の石造の未来永劫人質状態と引き換えに」って、スタンリーはゼノにとっての自分の価値を信じてるんだな。 石神村と宝島の住人たちも当然、石化か。 なるほど、できるだけからだを縮こませておけば、手足がもげてどっかいっちゃうリスクが下がるのか。 冒頭のチェルシーもそんなポーズしてたな。 ルーナの方は腕がぽっきり折れそうなポーズだったけど。 千空の「さーて、数えっか秒数……!」がなんかかっこよかった。 本当に千空っぽいよね、このせりふ。 『アンデッドアンラック』 (No.060 真実) 別記事(否定したかった真実)になりました。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS20 透明高速) ラボの上司どんだけこわいんだ、ってなる工作員(?)たちのおびえっぷり。 透明化というか光学迷彩というかの表現がおもしろいな。 歪んでうつる背後の標識とかケーブルの質感がすごく良い。 『逃げ上手の若君』 (第13話 地獄耳1333) 別記事になりました。 『僕とロボコ』 (第38話 マドカとボンド) まどかちゃんがスウェットパーカー着てきて、ボンドとお揃いになっちゃったの、これ、まどかちゃん狙ってやってないか? いつものボンドの服にさりげに似てる服を選ぶのはむずかしくないだろうし。 という疑惑が、ラストページで確信に変わった。 『破壊神マグちゃん』 (第40話 教師 ...

『呪術廻戦』(第146話 死滅回游について) 感想(手順と制約とルール)

「死滅回游」のくわしい説明がきた。 全国に10のコロニーって、なんでだか都内にすべてのコロニーが配置されてるのかと思ってたんだけど、本州と九州に分布してるのね。 北は青森、南は鹿児島。東京は2か所。関西の2か所は大阪と京都のようにみえる。 今、日本海上にある彼岸と此岸の境界線(三途の川的なもの?)がずずっとスライドしていって、いずれ日本がすべて彼岸側に巻き取られるって感じ? 北海道が入ってないのは、すでに慣らしが済んでいるから。 この絵だと沖縄も入らないけど、人が住んでるとこが点在しすぎてるから、効率悪くて除外されてるのかな。 そして、前回も出てきた「慣らし」というのは、日本にいる人間すべてに呪いをかけて、同化の前準備をすること。 これは、呪いに免疫をつける、みたいな意味かな~、と今のところ理解している。 家入先生、タバコをやめたはずだったんだけど、吸い殻が山盛りになってるな。 同級生のひとりは封印され、もうひとりは死んで肉体を乗っ取られ、担任だった夜蛾学長は死刑宣告だもんな。いろいろとしんどい立場だ。 いろいろ難癖付けられて捕まえられてもおかしくないけど、反転術式という超貴重な術式もってるから、無事でいられてるのかも。 最初っからコロニーの内側にいた人は問答無用で参加させられるのか? と思ってたら、一度は外に出してもらえるらしい。 ほんとに親切設計だな、と思ったけど、自分の意志で参加した、という前提が重要だから、たまたま巻き込まれた、ではダメなのか。 呪術は「手順」が大事、ってやつね。 そして、すでにプレイヤーに無理を押し付けてるから、羂索はこれ以上の無理を押し付けられない。 だから、あいまいにみえるルールでも、やりたい放題できるわけではない、と。 羂索はそういう制約をかいくぐってこれだけのことをしてるのか……。 本当に長いこと計画を練ってきたんだろうな。 虎杖たちは、ルール追加できるルールを使って、少しでも自分たちにとって良い方向に状況を持っていきたい。 でも、コロニーの中ではポイント獲得、すなわち、誰かを死なせなければ自分が死んでしまう。 「また…人を殺さなきゃいけないのか」 虎杖の言葉が重い。 これ、虎杖がいつか吉野くんに語った、「殺すって選択肢が俺の生活に入り込む」って状況になってないか? 高専忌庫の呪具は禪院家と加茂家が持ちだしてすっからかんなのか。 五...

『逃げ上手の若君』(第13話 地獄耳1333) 感想

センターカラーですよ! まだ13話なのにこれで3回目かな? アンケートが順調にとれてるのなら何より。 ところで、6月のコミックス発売リストにも出てないんだけど、1,2巻同時発売をやるつもりなのかな。 カラーの方は逃若党勢ぞろい! の絵でちゃんと玄蕃が顔を出しているので、仲間入りは確定か。 まあ、この展開でやっぱり仲間になりませんになったらビックリだけど。 みんなかわいいけど、2年後にはまだ10歳で戦場に出ることになるんだな、と思うとちょっとツライ。 さて本編。 玄蕃は綸旨を盗むことを依頼されただけなので、時行の護衛までは面倒みないよ、ということで、お互い自力で脱出しようね、という流れに。 玄蕃が火薬玉みたいのを投げたのは、「火で気を引き逆方向の塀を登っている」と、弧次郎たちに「見つかったから追っ手を引き付けろ」という合図を送る、という二重の意味があったっぽい。 ちゃんと事前にいろいろと準備はしてあったのね。 そりゃそうか。 時行を出してるんだから、それくらいの用意がないと納得してもらえない。 それにしても、市河の耳レーダーすさまじいな。 うまくだまされてもらえなくてあせる玄蕃は、時行を置き去りにしてひとりで逃げようとしたけどそれが悪手だった。 これ、時行はちゃんと悪手だってわかってるんだよね。 さすが逃げのプロ。 玄蕃は潜り込むのは得意でも、逃げるのは得意じゃないっぽい。 多分、逃げなきゃいけないような状況にはあまり遭遇してこなかったんじゃないかな。 これまではみつかるまえに脱出するのが常だったから、こうやって追い詰められるような状況になるのは不手際がすぎる、って感じなんだろう。 玄蕃をかばって背中に傷を負った時行が、玄蕃を疑ってしまったことを詫びるシーンが良い。 時行は自分のことを「心も弱いし器も小さい」と言ったけれど、疑ってしまったことを素直に詫びることができる「王の器」を持ち合わせている。 「例え君が絶体絶命でも。例え君が裏切っても。逃げる時は必ず一緒だ!」 人は必ず裏切ると考えている玄蕃だけど、かわいい笑顔でそんなこと言われたらそりゃあ堕ちるわ(笑)。 ところで唐突な「馬鹿だな、拙者がいるよ」はなんなんだろう。 うっかり笑ってしまったじゃないか。 「齢も役職も上の儂に何故タメ口!」って思いながらも口にしないあたり、貞宗ちょっとおびえてない? 部下がいきなり背...

『アンデッドアンラック』(No.059 鉄山靠) 感想(師匠と二匹の龍)

3回連続シェンの回想で始まった。 サマー編はシェン祭りだな。 妹を学校に通わせることと、寝るとこと食事を提供することを条件に、弟子になってやったシェン。 以前に比べれば夢のような生活だな。 シェンは犯罪まがいのことをしなくてよいし、メイちゃんは学校に通える。 さらに、強くなる、というシェンの夢にも近づくことができる。 てかやっぱり、この師匠がファンか。 「あぁ…それまで老いずに待つとしよう」ってことは、ファン「不老」説が濃厚になってきた。 「不真実」は瞬間の判断を否定するため、人によって効き目が違う、か。 風子ちゃんなら「攻撃する?」を否定するから「攻撃しない」になるので、攻撃のしようがなくなる。 アンディの「右か?」を否定すると「左」で攻撃することになるので、逆になってても攻撃は届く。 こういうハイスピードな戦闘になると、相手に合わせて瞬時に判断する能力が必要になるし、そもそも相手を好きじゃないと効かないしで、本当に扱いづらい能力だな。 これを使いこなしてるシェンはすごい。 でも、シェンが気を付けてれば、普通の生活はできる能力なので、まだマシな能力とも考えられる。 ニコはラボに閉じこもってるイメージあるけど歴戦の猛者なのね。 まあ、クエストにもめっちゃ駆り出されてるっぽいし。 そのわりには序列低いけど。 海苔を出すためだけに腰上あたりから描かれてるアンディに笑った。 それと「不真実」が発動する際に、シェンの目にトーンが貼られるようになったんだな。 これまでは、発動してるかしてないか、をあまり明確にしたくなかったのか、わかりやすい表現を考えて戸塚先生が改良を加え続けているのか。 なんかこう……『HUNTER×HUNTER』の緋の眼っぽい。 再び回想。 メイちゃんがいじめられてる友達をかばってケガをしたことに怒りまくるシェン。 「拳じゃ勝てねんだ。そこの包丁やるから殺ってこい」って物騒だな、ファン。 メイちゃんを犯罪者にするようなことをシェンが許すわけないし、メイちゃんだって仕返しがしたいわけではないと思うし。 メイちゃんに護身術としての技を教えるシェン。 メイちゃんを戦わせたくはないけど、常にそばにいて守ってあげられない以上、身を護る術を教える、というシェンの判断は正しかったと思う。 しかし、それが裏目に出るとは……。 それにしても、メイちゃんと一緒の時のシェンが本...

『週刊少年ジャンプ』2021年19号 感想

田畠先生が「この前の号でロボコにイジってもらえた!喜!これで僕も一人前だー!!」って巻末コメントでおっしゃっていたけど、最近は『僕とロボコ』のネタにされたら『ジャンプ』で一人前なのか。 『アンデッドアンラック』と『破壊神マグちゃん』が一人前でうれしいです! ところで、次回からの新連載『アメノフル』って「キャンディにより壊滅した東京でツムギは!?」って、どういうストーリーなのかさっぱりわからんな。 それと、タイトルが「あ」ではじまるマンガが飽和状態である。 『アンデッドアンラック』、『あやかしトライアングル』、『アイテルシー』、『アオのハコ』、『アメノフル』……2020年以降にはじまった連載の1/3が「あ」始まり……。 『呪術廻戦』 (第145話 裏) 別記事(因果を壊した男)になりました。 『ONE PIECE』 (第1010話 “覇王色”) ローの「行かせてやれよ…誰か死ぬくらいなら作戦失敗でいい…!!」ってセリフが良いね。 この人、なんだかんだで悪人以外は死なせたくないんだよね。 頂上戦争の時もかなり無理してルフィを助けてくれたし。 『逃げ上手の若君』 (第12話 潜入1333) 別記事になりました。 『Dr.STONE』 (Z=192 また逢う日まで) ここで本当に全滅か……。 うまくいけば、ゼノ派を完全に沈黙させたうえで、ゼノたちがつくった施設をまるっとのっとれるわけだが……。 スイカちゃんだけがすぐに復活できるチャンスあるけど、スイカちゃんだけ動けるようになっても、復活液がないとみんなを元に戻せない。 あれだけ割られてても奇跡的に無事な瓶もあったりするかもしれないけど。 逃がされて以来、姿をみせてないチェルシーとルーナが復活液を持ってるんだろうけど、ふたりがどこにいるかをスイカちゃんは知らないからな。 石化光線に気づいたふたりが千空たちの元に戻ろうとしていた可能性はあるかも。 それでも1分にも満たない時間で何ができるんだ、って感じ。 スイカちゃんひとりでどう生き延びるんだろう。 近眼だし、レンズ入ったスイカちゃんメットは壊されてる描写があるし……。 とにかくチェルシーさえみつけだせれば、なんとかなりそうなのでそこに懸けるしかないかな。 チェルシーはひとりっきりで一年間くらい生き延びてたから信頼できる。 『僕とロボコ』 (第37話 アイドルとロボコ) ロボコ...

『呪術廻戦』(第145話 裏) 感想(因果を壊した男)

これまで、とりあえず「偽夏油」って呼んでた例の人は「羂索」という名前らしい。 偽夏油って呼ぶのはなんだか夏油が気の毒だな、と思ってたんだけど、かといってどう呼んでよいのか決めかねてたんだが、ようやく呼び名が決まってよかった。 「虎杖ママ」とか呼びたくなかったしなあ。 天元様のルックスについて「天元様はなんでそんな感じなの?」ってめっちゃ素直な質問をぶつける虎杖は本当に虎杖だな。 で、こころなし天元様もにこにこしている。 ちょっと、孫を微笑ましくみつめるおじいちゃんっぽい。 獄門彊の解き方を教える代わりに、乙骨、九十九さん、脹相兄ちゃんの3人のうち2人を護衛として残せ、と要求してきた天元様。 虎杖と伏黒と真希さんは除外なのか。 この3人は能力不足ではじかれたのかな。 伸びしろはかなりあると思うんだけど、現段階では信用力が低い、というのはわかる。 まあ、宿儺が入ってる虎杖は、信用以前の問題かもしれんが。 羂索の狙いは人類と天元様を同化させ、人間をすべて術師化すること? そして、天元様はそれを拒否できない能性がある。 なぜならば、天元様は呪霊に近い存在になっているため、呪霊操術の術式対象に含まれてしまうから。 つまり、夏油の術式をのっとった羂索は、天元様の術式をまるっとのっとれるのか……。 「無為転変」を取り込んだ時も思ったけど、夏油の能力、めっちゃえげつないな。 なるほど、夏油のからだを乗っ取りたかったわけだ。 非術師の両親から生まれた夏油が、すべての人間を術師につくりかえる能力を持って生まれたってのは、ものすごい皮肉だな。 羂索は過去に六眼の術師に二度も敗れているのか。 それで、五条先生を殺すのではなく封印する、という方針になったのね。 過去にも、天元様と星奨体の同化に「六眼」は立ち会っていた。 そして、同化を失敗させてしまったのは五条先生がはじめてか。 あの失敗、思った以上にでかかった……。 五条先生と夏油の関係にひびを入れただけでも相当だったのに。 その失敗の原因が、呪力がまったくない伏黒パパというのは皮肉だな。 五条先生、夏油、伏黒パパの出会いが、現在のこの状況のはじまり、というわけね。 そう考えると、あの過去編の重要性が増してくるな……。 あと、伏黒パパ、まったく自覚なくめっちゃやらかしてた。 本人がこのこと知ったら爆笑しそうだよなあ。 なにせ自分が禪院家、さ...

『逃げ上手の若君』(第12話 潜入1333) 感想

玄蕃への報酬は現金払い、ということになってうっきうきの時行がめっちゃかわええ。 そして、悪魔のささやきしている雫ちゃんもかわええ。 小鬼っぽい弧次郎のデザインも良いし。 他人のことなんか信じられないから、その時点で確実に信じられる現金が欲しい、という気持ちに変わりはないだろうけど、将来、ウン億円が手に入る可能性をちらつかせられたら、そりゃあ揺れるよなあ。 で、迷った玄蕃は時行を試すことにしたらしく、綸旨盗みを手伝え、と言い出す。 危険な現場に連れて行って、時行の人物を確かめるつもり、か。 しかし、さすがに時行がめっちゃわくわくして付いてくるとは思わなかったんだろうなあ。 いやあ、わくわくそわそわしている時行がほんとにかわいい。 ところで、玄蕃がおそれられている理由がひどすぎるよね。 「恐怖」というよりは、強烈に嫌われている、というのが正しいと思うよ。 玄蕃の変装術めっちゃすごいけど、どうしてもあの狐耳ははずせないんだろうか。 てか、体格はどうやってごまかしているんだろうか。 「萌え所だッ!! 刺さったか!?」 「は、ははあっ! 我が好みに夜襲の如く刺さりましてございます!!」 このやり取りの勢いがすごすぎる。 これ、部下の立場でみると、コワモテ上司がケモ耳つけて「萌えるか!」って聞いてきた、ってことで、そりゃあこわくて同意するしかない。 それにしても「夜襲の如く刺さる」ってのはすごい表現だな。 これからどんどん使っていきたい(←どこで?)。 小笠原家の子孫の皆様はご先祖様がケモ耳萌えキャラになって怒らないんだろうか、と思ったけど、まあ、本人じゃないしな。うん。 狐耳つけた時行(偽)がかわいすぎて……松井せんせー何描いてらっしゃるんですか……。 実際、「何でも盗め、誰にでも化ける」部下を信用するのはむずかしいだろうね。 おまけに玄蕃が悪く評価されてるのも、本人の行動が原因だから、なおさらむずかしい。 だからどうしたって玄蕃は時行を疑う。 父の遺言がなくても、きっとそうする。 時行は、王の器を試されている、ということだ。 眼力特化型の貞宗の補佐役の市河は聴力特化型か。 耳が大きいな、と思ってはいたが、そうくるか。 子供相手とわかっているのに、すぐに蔵に駆け込まず、静かに包囲の準備を整えるあたり、なかなか仕事のできる人だな。

『アンデッドアンラック』(No.058 龍の目) 感想(シェンは好き勝手が過ぎる)

2回連続でシェンの回想からスタート。 賞金付きの武道大会をみつけて、参加を決めたシェン。 この頃のシェンは武道がわからなくて、ケンカみたいなもの、ととらえているんだな。 まあ、これくらいの年齢ならそれが普通か。 今でもシェンはこういう感覚かもしれんが。 大人からカツアゲするよりは、大会で賞金稼ぎの方が真っ当なお金の手に入れ方なのでよいんではないかな。 メイちゃんが心配するのは当然として。 大会でシェンは本当に強い大人というものを知り、弟子としてスカウトされ、だいぶマシな生活を手に入れたんだろうね。 アンディがめっちゃ強くなって泣くシェンがちょっとかわいい。 140年分過去やり直す、って考えてみればすごいことだよね。シェンがうらやましがるのもわかる。 居合いの師匠の友才さんとの修行もやり直したのかな……。 アンディ、シェンのこと軽くあしらってるけど、シェンに冷たい、というよりは、シェンがウザすぎるのが悪いのでは……(苦笑)。 シェンは気に入ってる人にはやたらかまってもらいたがるタイプなのかな。 あと、アンディは、自分が守ってやらないと、みたいな感じになった人にはやたら手厚い印象がある。 風子ちゃんとかチカラくんとか。 いきなり現れた棒と、それにくっついているサマーの分体2匹。 白くて芽みたいなのを出してる球体はサマー本体? アンディとシェンが「見えたか?」「…いえ」と言ってるけど、これって、どこから飛ばされてきたかわかるか? って意味だろうな、多分。 このふたりが揃ってわからないくらいだから、とんでもないスピードで飛んできたんだろう。 棒に人がトンッと降りてきて、くくりつけられた袋からこぼれ落ちたキューブを食べた分体が変態(?)したとこの絵がめっちゃかっこええ。 なんというか、ここの見開きのとこ、すっきりしてるけど強者感があふれてる。 これ、片方のサマーの分体の目(?)のとこにサマー本体がドッキングしてるのかな。 タワーの上層階めがけてのぼっていくサマーと分体。 アンディはシェンにそちらをまかせて、自分はファンの相手をするつもりだったけど、シェンは指示を無視して、金斗雲でサマーの方を追いかけてしまう。 だって、そっちの方が強そうだから。 「こっちの方が強そうなんで、ボクこっちにしまーす。アンディさんはそっちの小さいのをどうぞー!!」 「どーりでジュイスがお前に指揮させ...

『週刊少年ジャンプ』2021年18号 感想

Tシャツプレゼント、連載陣を3分割してるのに、なんで『逃げ上手の若君』と『アンデッドアンラック』と『破壊神マグちゃん』が同じグループになるかな。バラシて欲しい。 めっちゃ悩んだあげく、デザイン的に一番良いなと思ったマグちゃんで応募したけど、できればそれぞれに応募したかった……ていうか、買わせてください。 『ONE PIECE』 (第1009話 “奈落”) オロチがでかい口たたいといて赤鞘に瞬殺されたとこがお約束すぎて笑ったけど、これでも死んでなさそうな気がするな。 カイドウとマムの「覇海」を止めたゾロすごいな。 キッドも「よく止めたな、ありがとよ……!!」ってお礼を言うくらいすごい。 で、あの状況ですぐに反撃にでてるルフィもすごい。 ルフィだけは、ゾロが止めてくれることを信じて、防御よりも次の攻撃のことを考えてたんじゃないかな。 で、隙をつくってもらえれば、さすがにローとキッドは有能だな。 ROOMやっぱり超便利技! マムは激強だけど悪魔の実の能力者だから、海に落ちたら普通に危ないのね。 『逃げ上手の若君』 (第11話 坊ちゃん1333) 別記事になりました。 『Dr.STONE』 (Z=191 世界に神の叫びを) 全員に特攻させるなんて、千空が指示できることじゃないよなあ。 でも、それを千空が指示した、ということが、本当にそれしか手がないんだろうな、とみんなに覚悟を決めさせたんだろう。 死にかけでも生き返るから、という言い訳はあるけど、死んだら生き返らない可能性もあるわけだしなあ。 ほむらちゃんの腕がぼろぼろにされるのキツイけど、より確実な心臓や頭じゃなく腕を狙ったあたり、やっぱり本心では撃ちたくないのかな、と感じる。 死屍累々になって涙を流してたし。 精密作業を得意とする技師であるジョエルが、腕がつぶれるの覚悟でつっこんできたところは泣いた。 無事に腕が治って、カセキじいさんとバーボンウィスキーで乾杯して欲しい。 それにしても、ここでホワイマンの声がキーになるとはな。 そういえば、1回、あれで起動しかけてたよ。 これで世界中に石化光線が届けば、千空も石化しちゃうと思うんだけど、そこらへんはどうなるのかな。 復活液が自動的にかかるような状況を準備しておくのかな。 『アンデッドアンラック』 (No.058 龍の目) 別記事(シェンは好き勝手が過ぎる)になりました。 ...

『逃げ上手の若君』(第11話 坊ちゃん1333) 感想

だんだんサブタイトルがよくわからない感じになってきてる……。 長寿丸こと時行に犬追物で負かされたのに、翌日には笑顔で手をふって諏訪大社に現れる貞宗……ハートが強い! いや、なんか妙にかわいくみえてきたよ、貞宗。 ここらへんはちょっとギャグっぽかったけど、用件はかなりシリアスだった。 「北条に与した咎により、諏訪と郎党の領地のうち、諏訪湖以北を没収し小笠原領とする」という綸旨。 頼重の支配下にある土地が半分くらい削られて、貞宗に移管される感じか。 時間をかけ、資本と労力を投下して住める土地、稼げる土地にしようとがんばってきたのに、成果をそのまま吸い上げられるのは、そりゃ大変なことだよね。 でも、吸い上げる方はウハウハなわけで、そりゃあ貞宗もニッコニコになるか。 まだ尊氏と戦ができる状況じゃないから頼重は動きたくない。 でも、何もしなければ郎党たちの不満が噴出してくる。 生き神様と崇め奉られながら、こんなどうにもならない問題の解決を求められるって、頼重もしんどい立場だよなあ。 ところで、望月重信の髪型はあれどうなってんの? 風間玄蕃と名乗る盗人を「逃若党」に入れてはどうか、と提案してきた頼重。 そして、貞宗の元から綸旨を盗み出して欲しい、と。 綸旨を盗み出しても、命令がなかったことにはならないけど、それが帝のお言葉だという証拠がないから従わない、と言い張ることは可能なのか。 綸旨を再発行してもらうまで時間稼ぎができるとしても、根本解決にはなってないよな……。 まあ、その間にあれやこれややろうという算段はあるんだろうが。 ところで、点目の逃若党のみんなかわいいよね。 いずれこの絵でグッズ出たりするのかな。 風間玄蕃の名前を出した途端に、住民たちが瞬時に家にこもって戸締りしたとこ、なんか『魔人探偵脳嚙ネウロ』を思い出した。 てか、ここの住人たちの情報伝達速度はやすぎない? と思ってたら、風間玄蕃本人はもっとはやかった。 三里先で自分の名前がでたからとんできたって……。 おまけに、時行の正体もしっかり知っていた。 「身の破滅をちらつかせても狼狽しないな」って考えてるところをみるに、時行のことを探るために、しょっぱなから爆弾放り込んだ感じか。 貞宗に言わないから口止め料百貫文(=500万円)寄こせ、という玄蕃。 ここ「五百万円」て書いてルビで「百貫文」にしてるところが、松井せん...

『アンデッドアンラック』(No.057 精彩) 感想(夏と花火と遠い記憶)

シェンの子供時代から話が始まってビックリだよ。 サマー編はシェンがメインになってくるのか……。 治安の悪そうなところで、子供ながらに強さだけを頼りに生きているシェン。 あんなちっちゃい頃から強かったんだな。 妹はこぎれいな服を着てるのに、シェンはボロボロの服きてて、大人たちから巻き上げたお金を妹に拾わせることも許さない。 これは、暴力でもぎとったお金は汚いものだ、という感覚がちゃんとあるからだろうな。 妹には汚いものは一切、近づけない、という強い意志を感じる。 妹はメイちゃんって名前か。 ムイちゃんと名前が似てるのは偶然なのか、名前がなかったムイちゃんにシェンが名前を付けたのか……。 メイちゃんは、兄が危ないことをして金銭を得ているのがイヤでしょうがない。 でも、「アタシもう服もごはんもいらない」という、どう考えても無理な提案をしてしまうくらいに、メイちゃんはまだ幼い。 どれだけイヤでも、兄を頼りに生きていくしかないし、兄を止められない。 その兄も、無理を感じつつ、暴力で金銭を得ることしかできない。 こんな生活は続けられない、と薄々感じてるけど、それしか自分と妹を守る道はない、と自分にいいきかせてる感じかな。 年齢と強さのバランスがとれてなくて、危うさ満点である。 そして、成長したシェンのそばに、メイちゃんはいない……。 悪い想像しかできない……。 アンディの背後にはよく満月が描かれているけど、シェンの背後にあるのはギラギラと輝く太陽なんだな。 ムイちゃんのコスチュームかわいいね! 萌え袖っぽいとことか。 ムイちゃん、8個もアーティファクトを装備してるの? あれ、風子ちゃんを一時的に意識不明にしちゃうくらいのものだよね。 ジュイスさんが許可してるってことはそんなに害がないやつだろうけど。 ムイちゃん、ようやくクエストに参加できることになって、はりきって装備しちゃったか……。 シェンを助けたい、ほんのわずかでも力になりたい、という気持ちはわかるけど、シェンがそれを快く思わない気持ちもわかる。 てか、アーティファクトコレクターのファンが来るのに、そんなにアーティファクトもってるなんて、鴨がネギしょって、ってやつじゃない? ところで、シェンのムイちゃんに対する罰ゲームなんなの? 否定能力つかった特殊なSMプレイにみえるんだけど(爆)。 むりやりムイちゃんにひどいこと言わせ...

『週刊少年ジャンプ』2021年17号 感想

『ONE PIECE』 (第1008話 “頭山盗賊団棟梁アシュラ童子”) カン十郎、生きてたのか……。 この人はもう根っこの部分からズレているので、赤鞘のみんながどれだけ悩み苦しんでもまったく影響を受けないってのが怖いよね。 いわゆる「無敵の人」になってる感じ。 でも、赤鞘の連中の方は、根っこの部分にまだ、生死を共にした仲間、という感情が残っているので、負の影響を受けまくってる。 こんなにも分の悪い闘いはない。 オロチが生きてたのはわりと想定内だった。 『呪術廻戦』 (第144話 あの場所) 別記事(運命が歪みはじめた場所)になりました。 『破壊神マグちゃん』 (第37話 咲き誇る混沌の華) 掲載位置が高い~。うれしい~。 今回は花見回。 ちゃんと季節ネタをやっていくスタイルは『ジャンプ』では貴重。 そもそも、1話完結スタイルでないとできないからね。 場所どりでケンカするマグちゃんとナプタークくん。こういうのも大人げないって言うのか? 押し合ってるシートをささえようとがんばってるヤドカリーズがかわええ。 ルルちゃんに花見に誘われてうれしそうな錬くんが、なんともあまずっぱい。 これは推せる! ってウーネラスさんみたいになる。 で、やっぱりウーネラスさんも出てきたな。 袴に和傘にでっかいリボンのウーネラスさんが最高にかわええです。 イズマくんは正義心から「キミを護るコトも俺の使命だ」って言ってるわけだけど、そういうことを真顔で言えちゃうルックスのいい男子がルルちゃんのすぐ近くにいることに、錬くんは血涙である。 ルルちゃん、なんにもわかってないから「平気だよ、錬。だってイズマくんだし」ってかる~く流しちゃってるけど。 白玉だんご、よもぎだんご、みたらしだんごのフル団子お重はすごいな。 めっちゃカロリー高そう。 マグちゃんとイズマくんの食レポはあいかわらず下手。 マグちゃんは語彙はめちゃくちゃ豊富なんだけどマズそうで、イズマくんは語彙に乏しく、「甘い」「からい」「しょっぱい」みたいな単純な表現しかできない。 イズマくん、あんまりおいしいもの食べてきてないんだろうな。 めっちゃストイックな食事で育てられてそうだし、ゼイタクな食事は堕落のはじまり、とか教えられてそう。 花見がいかにダメなイベントかをくどくど語るミュスカー様。 話しててさらに怒りが湧いてきたのか、めっちゃテンショ...

『呪術廻戦』(第144話 あの場所) 感想(運命が歪みはじめた場所)

どれだけメンタル落ち込んでても、伏黒に「頼む虎杖。オマエの力が必要だ」と言われて断れる虎杖ではない。 自分が伏黒のそばにいると、伏黒を傷つけてしまうのでは、という疑念は晴れないけど、やっぱり断れない。 虎杖、なんで自分が渋谷で10本喰わされたって知ってるんだっけ。 脹相兄ちゃんが教えたのか? 万が一、宿儺が自分のからだをのっとってしまったら、迷わず自分を殺して欲しいと乙骨に頼む虎杖。 五条先生がいるから何かあったら始末してくれるだろ、という気持ちがあったから、虎杖は自分が生き続けることを許容してたし、周囲も同じ考えだった。 その五条先生が封印されてしまった以上、乙骨しか頼れる処刑人がいない。 結局は、呪術界の上層部と同じ結論になる。 乙骨は「死力(ベスト)を尽くすよ」って答えたけど、実際、死ぬ覚悟がないと立ち向かえない相手だよな、宿儺は。 まあ、虎杖に頼まれなくても、乙骨はそうすると思う。 自分で制御できない力に呑み込まれそうになって、自分を殺さなければ、と思いつめた経験は乙骨にもあるから。 野薔薇ちゃんは死にたてほやほや状態というウワサだけど、実際、どうなってんの? 脈も呼吸も止まってるけどまだ死んでない、という状態を新田くんがキープしてるの? 高専に戻って天元様に助力を請うことになった虎杖たち。 隠された扉を探すのに脹相兄ちゃんが活躍することに! あっ、よかった。生きてた。 伏黒は警戒モードだけど、乙骨は気を許してる感じだな。 やっぱり、虎杖をかばってる様子をみて、虎杖の味方だと判断したのかな。 高専に潜伏していた九十九さんと真希さん。 真希さん、瀕死状態ときいてたから禪院家で手当て受けてるのかと思ってたんだけど、高専にいたのか。 やけどでだいぶ痛々しいルックスになってるけど、とりあえず生きててよかった。 乙骨はあいかわらず真希さん大好きだな。 禪院当主も七海さんも耐えられなかった炎に耐えた真希さん。 真希さんは呪力でガードできないけど大丈夫か? って思ってたんだけど、天与呪縛の肉体強度はそれを上回るのか。 真依さんは今の真希さんの状況を知っているのかな。 ところでこの部屋。虎杖が死んでることになってた時に匿われてた部屋か? 天元様の元にいたるための扉の向こう側に、九相図の残り6体が眠る忌庫がある。 脹相兄ちゃんは弟たちの気配を頼りに扉を探し出す自信がある。 残...

『逃げ上手の若君』(第10話 逃げながら1333) 感想

10話目でセンターカラーきた! ちょっと安心できてうれしいね。 そして、カラー絵は華やかだなあ。 時行にはこういう華やかな意匠がよく似合う。 時行と貞宗の犬追物対決は、時行が追い詰められる状況に。 まあ、貞宗は最強格の武士だからね。 頼重がいろいろ策を講じてくれてたから、なんとか瞬殺は避けられた、くらいな感じだろうな。 ここで頼重からアドバイス。 「逃げながらの射撃を編み出すのだ!」って普通に考えるとなにがなんだかわからんな。 多分、貞宗も、追い込まれて指示になってない指示を出してる、って受け止めたんじゃないかな。 「逃げてる時は頭が冴えて全て見渡せる」って……時行は逃げることに特化しすぎだろっ。 ここらへん、時行自身もちょっと驚いてるから、自分でもこのことに気づいてなかったんだろうな。 逃げることには夢中になれる子なのかと思ってたんだけど、逃げてる間は冷静になれる子だったのか……。 馬からほとんど落ちそうなくらいの姿勢で弓を射れるってすごいな。 子供でからだがやわらかいのもあるし、軽いから極端に片方に体重を寄せても馬が耐えられるってのはありそう。 こういう時代物で「パルティアンショット!!」って横文字で必殺技きめるって、さすが松井せんせーは思い切りがいいな、って思う。 こういうのって勇気いりそうな気がするので。 そして、さりげに巫女さんたちのポイントあげるとこがあざといっ! 貞宗、時行の立ち居振る舞いが上流階級のそれであると見抜いていたか。 さすがに目がいい。 でも、今、血眼で捜索されている北条の遺児を、堂々と貞宗の前に出してくるとか、どう考えてもおかしいので大混乱。 答えは、頼重はだいぶおかしい人だからそういうおかしなことを堂々とやる、っていうシンプルなものなんだけど。 まあ、そうやって貞宗が迷うとこまで頼重は読んでるわけで、どっちにしろ頼重の掌の上で転がされてるよね。 頼重は本当に楽しそうだなあ。 自分の才能にここまでウキウキして期待してくれる人、時行は絶対に好きになるよね。 貞宗は目玉から汗をかくし、胃液も目から出せる……めっちゃ痛そう。 時行が自分の才能を自覚して、ここから本格的に足利尊氏への復讐の道がはじまる、って感じかな。 それにしても、流し目若君は美人さんだな。 あの齢でなんであんな色気を身につけてんだ。