『逃げ上手の若君』(第12話 潜入1333) 感想

玄蕃への報酬は現金払い、ということになってうっきうきの時行がめっちゃかわええ。
そして、悪魔のささやきしている雫ちゃんもかわええ。
小鬼っぽい弧次郎のデザインも良いし。

他人のことなんか信じられないから、その時点で確実に信じられる現金が欲しい、という気持ちに変わりはないだろうけど、将来、ウン億円が手に入る可能性をちらつかせられたら、そりゃあ揺れるよなあ。

で、迷った玄蕃は時行を試すことにしたらしく、綸旨盗みを手伝え、と言い出す。
危険な現場に連れて行って、時行の人物を確かめるつもり、か。

しかし、さすがに時行がめっちゃわくわくして付いてくるとは思わなかったんだろうなあ。
いやあ、わくわくそわそわしている時行がほんとにかわいい。


ところで、玄蕃がおそれられている理由がひどすぎるよね。
「恐怖」というよりは、強烈に嫌われている、というのが正しいと思うよ。


玄蕃の変装術めっちゃすごいけど、どうしてもあの狐耳ははずせないんだろうか。
てか、体格はどうやってごまかしているんだろうか。

「萌え所だッ!! 刺さったか!?」
「は、ははあっ! 我が好みに夜襲の如く刺さりましてございます!!」
このやり取りの勢いがすごすぎる。
これ、部下の立場でみると、コワモテ上司がケモ耳つけて「萌えるか!」って聞いてきた、ってことで、そりゃあこわくて同意するしかない。
それにしても「夜襲の如く刺さる」ってのはすごい表現だな。
これからどんどん使っていきたい(←どこで?)。

小笠原家の子孫の皆様はご先祖様がケモ耳萌えキャラになって怒らないんだろうか、と思ったけど、まあ、本人じゃないしな。うん。


狐耳つけた時行(偽)がかわいすぎて……松井せんせー何描いてらっしゃるんですか……。


実際、「何でも盗め、誰にでも化ける」部下を信用するのはむずかしいだろうね。
おまけに玄蕃が悪く評価されてるのも、本人の行動が原因だから、なおさらむずかしい。
だからどうしたって玄蕃は時行を疑う。
父の遺言がなくても、きっとそうする。

時行は、王の器を試されている、ということだ。


眼力特化型の貞宗の補佐役の市河は聴力特化型か。
耳が大きいな、と思ってはいたが、そうくるか。

子供相手とわかっているのに、すぐに蔵に駆け込まず、静かに包囲の準備を整えるあたり、なかなか仕事のできる人だな。