『呪術廻戦』(第150話 葦を啣む-参-) 感想(最期の呪い)

『ジャンプ』表紙&巻頭カラーで連載3周年突破。
そうか、もう3周年か……。


『ジャンプ』表紙は虎杖+伏黒+乙骨。3周年だから3人?
ていうか、みんな表情が物騒だな。特に虎杖が……なんかごっつい。

巻頭見開きカラーの方は真希さん+真依。
真希さんがこういうフェミニンな恰好をしてる絵は珍しい。
そして、芥見先生のグレートーンなカラーも珍しい気がする。

真依さんの表情がなんか穏やかだよね。
姉妹ふたりだけで生きていけてたら、こんな感じになってたんだろうね。


さて本編。
真希さんご乱心で大混乱の禪院家。

扇が寝込みか用足しをしているところを襲われたと思い込まれてるのちょっと笑う。
以前の真希さんだったら、どれだけがんばってもそこらへんが限界だったんだろうな。

禪院家、術式を持たない男児がこんなにいるんだな。
術式を持たない男児は「躯倶留隊」入隊を義務付けられている、ということは、女児は除外。
でも、真希さんは高専入学までは籍を置いていた、と。
ひどい扱いを受けてそうだけど、ちょっとでも強くなりたかったんだろうな。

これだけの人数の「はずれ」がいるのなら、「あたり」だった直哉たちが選民思想の塊に育つのも無理ない気がしてきた。
「はずれ」かつ女性だったら、どういう扱いになるかも推して知るべしって感じだ。
さらに呪力ゼロの伏黒パパとかどんだけひどいことになるか。

相伝の術式を持っていること、が絶対的な基準ならば、それを持って生まれたけど禪院家とはほとんど関わらず成長した伏黒が、いきなり当主を引き継ぐことになっても、次期当主候補だった連中以外からは受け入れられているのかもしれない。
どんな事情であろうと、術式もってるヤツが偉い、という価値基準が徹底されているのならそういうことになる。


真依に謝ることしかできない真希さん。
真依に対して償うためには、「全部壊して」という最期の願いを叶えてあげるしかないのか?

でもなあ。
扇は真希さんを本気で殺そうとしていたから、それを殺すのはまだセーフな気がする。
「躯倶留隊」の連中も真希さんを本気で殺そうとしているから、それもまあセーフだろう。
でも「全部」っていうのはどこまでが全部なの?
伏黒は「禪院」ではないから範疇外としても、真希さんたちの母親は「全部」に入るの?
ここらへん、真希さんはどう考えているの?

そして、真希さんは「全部壊して」を実行した後も、生きていけるの?

乙骨は真希さんを救えるんだろうか。
乙骨はにっこり笑って「わかった。一緒に地獄に逝こう」って言いそうな気がしてこわいんだよなあ。
これはもうパンダ先輩に期待をかけるしかないのか?


「今の禪院家が在るのは甚爾さんの気まぐれだ!!」か。
伏黒パパが本気になれば、禪院家を全部壊せた、ということか。
扇といい、呪力ゼロとバカにしつつも、伏黒パパの力は認められていたんだな。

伏黒パパはどうして禪院家を潰さなかったんだろう。
そのころには伏黒ママさんと知り合っていて、なんかもうどうでもよかったのかな。


「躯倶留隊」も「炳」も壊滅させ、禪院家の残る戦力は直哉だけ。

真希さんが甚壱の生首をボチャンと池に捨てちゃったのほんとひどい。
それはそれとして「非道いなぁ。人の心とかないんか?」って直哉が言うのもひどい。
まさしく、お前が言うな、状態。

「あぁ、アイツが持ってっちまったからな」
真希さんのほんの少しの呪力と共に、心まで持っていってしまった真依。

これが、真依の最期の呪いか……。