『逃げ上手の若君』(第20話 仏1334) 感想

センターカラー!
めっちゃ美しい見返り若君。風にそよぐ髪がすごくいいです。
背景もすごくきれいだけど、松井せんせーっぽくない気がするな、と思ったら、アウトソーシング(?)されてるようですね。



鎧や兜のCGを外注しているというおはなしもあったし、こうやって他の方々のご協力をうまく取り入れているところをみると、週刊連載の負担を勝手に心配している私としては、ちょっとホッとする。
デジタル化のおかげでそういうのがやりやすくなった、ということもあるんだろうけど。


さて本編。
ボスと対峙する時行。
弧次郎と亜也子ちゃんはあわせて15万円だが、時行はひとりで10万円。
でも、芸を仕込めばもっと値は上がる?
時行の舞とかめっちゃ美しいだろうな。

「人売りの外道だとしても、せめて母親は生かすだろう」
時行も人売り自体は、あるもの、として受け入れてるんだな。
イヤなものだとは思ってるけど、この世からなくならないもの、とあきらめているって感じかな。


子供を売ったお金で買う酒はうまいとか、ボスの外道っぷりが突き抜けすぎていていっそ清々しい。
松井せんせーは本当にこういうキャラを描くのがうまい。
めっちゃゲスくてキモいのに、変な意味で爽快感がある。
てか、さりげに時行が20万になった。

「長寿丸(二十万円(四貫文(少年(ちょうじゅまる))))」か……確かにクドい。
いや、これアニメ化とかされたらどう表現されるんだろう。

ボスの名前は「瘴奸」か。
そういえばこれまで気づかなかったけど、服の模様は無数の蟻なのか? キモイな。


おでこに「仏」の男が、最強なのか。
「きゃきゃきゃ」言ってたり道化系のキャラかと思ってたら、いきなり真顔になってびっくりした。
てか、ちょっとかっこいい。
この人、どこかの間者だったりするのかな。


「衝撃の事実を教えてあげよう。仏様はね、いないんだよ!」
鬼としての名前が「瘴奸入道」だったり、実は一度は仏門に入った人なのかも、っていう気がしてきた。
無神論というよりは、仏様を地に引きずりおろして穢したいのかな、って。

そういえば、時行は仏様を信じているのかな。
いろいろひどい目にあってるから、仏様なんていない、という考えになっててもおかしくないと思うんだが。


時行の武器は「優しさ」。
その優しさでもって、仏様を信じぬ者を菩薩の如くに情けをかけて殺す?
なんか日本語がこんがらがってるけど。


時行にふさわしい剣の使い方を指南した吹雪。
弧次郎に「才能の塊」と評された吹雪は、時行の品定めをしてるのかな、っていう気がしている。
自分には使えない剣を使えるのなら、自分が仕える主としてふさわしい、と。


ところでサブタイトルの「仏1334」は、時行の剣、瘴奸が信じないもの、おでこに「仏」男の三重の意味なんだろうか。