『逃げ上手の若君』(第21話 出血1334) 感想

なにこのサブタイトル。
いや、内容的には正しいんだけど……。


吹雪に教えてもらった技は、浅く斬って出血させて、ひたすら逃げる、か。
浅く斬る程度なら、非力で技術もない時行にも可能なのか。

手首を斬った程度、といってもめっちゃ痛いと思うんだが、そこは百戦錬磨の強者。
意識を失うまでに時行を仕留めればいい、と軽く考えていたけれど、逃げに徹した時行は捕まらない。
なるほど、時行にしか使えない技だな。
出血する程度の、それだけなら致命傷にはならない痛手を負わせたうえで、相手をひたすら動かす、というのはなかなかエグい。

てか、「お前をじわじわと追い詰め」と言われて、顔を紅潮させてハアハアしている時行がめっちゃかわいいんだけど、ドン引きですよ。
何に興奮してるの、この子。


一方、亜也子と弧次郎も戦中。
「無能な主君だぜ。ガキにろくな快楽も教えてやれず」って、まあ、時行自身の「快楽」はアレなんでね……。
時行をバカにされて真顔になる亜也子と弧次郎がかっこええです。

刃をつかんで柄に足をからめて、敵の薙刀を動けなくした亜也子の覚悟がすごい。
これ、手袋あるとはいえ、痛いしこわいだろう。
でも、そんなことは言ってられない。
ふたりは時行の郎党だから。

「我等が主君は北条時行。鎌倉殿の正統の世継ぎであられると」
これを言っちゃった以上、殺す以外の選択肢はないわけだよね、と思ったら、亜也子が奪った薙刀でスパッとやったな……。
そういえば亜也子は元々、薙刀使いだったよ。
確か、目立つから打ち刀を持ってく、とか言ってたような記憶が。

亜也子と弧次郎の、時行への忠誠心が篤すぎる。
でも、時行はそれを受けるにふさわしい人物だと、亜也子も弧次郎も雫も信じているんだよ。


で、その敬愛される時行は、めっちゃ楽しそうに鬼ごっこをしてた。
「刀どころか血飛沫まで躱す」って、なぜか自分でハードルあげちゃってるし。
いや、トーントーンと軽く跳ねながら、めっちゃいい笑顔でシュラバを逃げ回ってる時行はなんなの?
変態さんなの?

これ、瘴奸には逃げ場がなくてこのまま失血死コース?
逃げることができても、8歳の子供におそれおののいて逃げた、というとてつもなく不名誉なことになるしで、すでに詰んでる状況だよね。

ダメだ、こんなかわいい男の子に笑顔でやられるとか、トラウマになってしまう。
渚くんに対する鷹岡のように。
まあ、トラウマになるほど長生きはしないだろうけど。

このご主人様でいいの? と本気で郎党たちに問いたくなるけど、みんな、時行はこういうことやる、って知ってるもんな。
吹雪はどう思うかな……ここまでとは思ってなさそうだけど。