『逃げ上手の若君』(第19話 防衛線1334) 感想

村の外周、スケートリンクになってた。
水撒くだけで攻める側の足元を危うくできるんだからお得だよね。
それくらいなら子供たちでもできるし。
時行たちが凍った諏訪湖で遊んでたのは前フリだったか。

その足が滑る問題を、人を蹴り飛ばして横たわらせて道をつくって解決、って発想がスゴイ。
確かに氷よりは滑りにくいだろうけど、歩きづらいだろ。
一応、味方のはずだよね、道にされた人たち。
下は氷で冷たいし、上は鎧着込んだ男たちが歩いてるしで、散々すぎる。


雫ちゃんが呼んできた諏訪神党の兵はちゃんと使い物になる人たちだった。
まあ、雫ちゃんのことだから、ちゃんと選んでるんだろう。

地の利を活かして可能な限り相手の戦力を削いだ後、それでも残る連中は自分と逃若党でなんとかする、というのが吹雪の作戦っぽい。


それにしても、この「悪党」は本当にできる男だな。
頭がいいうえに、切り捨てた方がいい連中は、なんの遠慮もなくがんがん切り捨てられるから、とにかく効率が良い。

時行はそうやって切り捨てることができないからなあ。
でも、切り捨てられない、とわかっているからこそ、ついてきてくれる人たちの忠誠心が高いわけで、長い目でみればそちらの方が効率は良い。
まあ、時行は効率が良いからそうしてるわけではないんだけど。


ところで、おでこに「仏」って書いてる人、「腐乱」って名前なのか。
やっぱりあのフェイスペイント、フランス国旗なんじゃ……。


鎧の性能がすごすぎる。
なるほど、日本の武士が盾とか持ってないのは、鎧を盾として使ってるからなのか。
「避けない前提で刀を使える」っていうのが、なんでわざわざあんな重そうなもの着込んで戦ってるのか、という疑問に対するアンサーなのね。

「鎧武者同士が刀で戦えば、六、七割は決着がつかないと言われている」ってのに、ほえ~、ってなった。
このマンガ読んでて、これまであんまり興味なかった方面の知識がどんどん増えてって、なんか興味でてきたんだけど、これって松井せんせーの罠にまんまとはまってる(苦笑)。

あと、緻密な鎧と兜の描写をみて、なるほど、これが松井せんせーが私財を投じてデータをつくってもらったやつか、ってなった。
でも、データは専門家につくってもらったとしても、それをオペレートしてるのは松井せんせーかアシスタントさんなわけで、使いこなすのは大変そうだよね。
技術は使いこなせないと逆に負担になるから、めっちゃ練習したんじゃないかな。


ところで、奴隷の歯と舌をわざわざ抜くって、エロい方面に使うとしか思えないんですが……。
亜也子ちゃんと弧次郎くんが合計15万円ってどういう内訳なんだろうな。

それにしても、「君たちは十五万になりたくはないのかい?」の気持ち悪さがすさまじい。
「救いようのない外道」っぷりをこの1ページだけで伝えきってるとこ、本当に松井せんせーらしいうまさだと思う。


真打ち(?)の時行と吹雪の戦いが始まる。
いや、この時行、美人すぎるだろ。
今回、1ページしか出番がないけど印象が強すぎるし、主役としての貫禄がありすぎる!