『逃げ上手の若君』(第18話 悪党1334) 感想

サブタイトルはやっぱり1334が正しいようだ。


ばくばくとよく食べる吹雪。
弥子ちゃんを思い出させる食べっぷりだ。
この人を養うのは諏訪大社でも大変じゃない?
文字通り、村を食いつぶしかけてるようだし。

それにしても、吹雪ががつがつ食べてる姿はなんかかわいいな。


諏訪領の端の小さな集落が襲われたのは、もっと豊かな集落を攻めるための拠点にしたいから、か。
そこを守って手柄を立てて褒美を手に入れたい、って言ってるけど、それでもわざわざ子供たちの面倒をみてるのは、やっぱりやさしい人なんだろう。

雫は子供たちを連れて村から逃げるべき、という意見。
まあ、時行と子供たちの安全を考えればそれが堅実だよね。
で、雫は堅実な策を提案するのが役目なわけだ。

「故郷と親を一度に失うのは少々憐れだ」
そう言う時行は、故郷と親族すべてを一度に失ってて、弔いさえできなかった。
それを知ってるから、亜也子と弧次郎はちょっと複雑な表情になる。

「心得ました」とだけ言って頭を下げる雫は、本当によくできた部下だ。
時行を想い、できるだけ時行の心に沿うように動いている。
でもきっと、いざとなったら時行を守るために子供たちを見捨てることさえするんだろうな。


吹雪に教えを乞う時行。
時行は元々の身分のわりに、頭を下げることに抵抗がないよね。
わりと気負いなく相手をほめまくるところもあるし、これはみんなに好かれるのも当然。
吹雪もすでにほだされている。

時行の「親は諏訪の武士で」云々は、頼重につくってもらったダミーのプロフィールかな。
時行の育ちの良さは隠せないので、そこそこの身分の家の孤児、ということにしているんだろう。


一方、攻める側は遺体を椅子にしてお酒を飲んでた。
わかりやすく外道だな。
この時代の「悪党」めっちゃこわい。

「南無阿弥陀仏」って言えばすべてがチャラになるとか、心得違いにもほどがあるが、こうやって自分に都合よく解釈する人は、いつの世にも存在するものだ。
ところで、おでこに「仏」って書いてる人は本当になんなの。

やってることは野蛮だけど、頭は切れるし、判断力も高いし、冷静だ。
そして、荒くれ者な部下たちをちゃんと統制している。
かなり出来る男ではあるんだよな。

この人を雇った小笠原はちゃんと人を見極められる人だよ。