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『アンデッドアンラック』(No.084 遊ぼうよ) 感想(狂気×狂気=純愛?)

スプリングとの三本勝負に勝てば「桜や小判になった人は元に戻って、あなたの核ももらえるんだね」って、ユニオンからみればめっちゃおいしい話なんだけど、スプリングはそれだけの自信があるってことなのかな。 てか、桜になった人たちは元に戻せるのか。 核ミサイルが不発で本当によかった。 スプリングが背負っていた箱の中身は大量のおもちゃ。 毬、羽子板、福笑いといろいろ入ってるな。扇子は投扇興に使うやつだろうか。 「不」の字が入ってるの多いな。けん玉も持ち手が「不」の字になってるし。 これ全部アーティファクトなの? 随分と熱心に集めてきたんだな。 ところでいつの間にか、ジュイスさんと友才さんが対峙していた。 アンディのオリジナルであるヴィクトルの彼女と、アンディの元彼女(みてーなもん)の対決とは、なかなか興味深い。 あと、ジュイスさんからめぐりめぐって友才さんに渡ったバーンの加工剣は、これからどうなるのかな。 「人との勝負は何百年ぶりか…」 「何故こんな昂るものをやめていた? 気付きをくれた神に感謝よ」 スプリングが急に攻撃的になったのは「神の洗脳」だとクロちゃんは言う。 人に興味を持ってしまったスプリングが、力をおさえてきたから、本来の役割を果たしてないとして、強制的にただの「課題」に戻そうとしているのか。 「何百年ぶり」ということは、そんなに長いこと人間にちょっかいを出してないってことだもんな。 すると、「神」は常にリアルタイムでUMAを監視してて、UMAは初期配置したらそのまま放置ではなく、気に食わないことがあれば介入して動きを変えることもできるのか。 ますます無惨様っぽくなってきた(苦笑)。 てか「課題UMA」ってのがあるのね。 トラップとしてのUMAとか、報酬としてのUMAとか、UMAにもそれぞれに役割が割り振られているのかな。 クロちゃんはなんなんだろう。 「俺達ぁ人を苦しめる為に神に作られたんだぜ? 人に興味を持つ方が悪ぃんだよ」 「UMAと人は相容れないんだよ」 そんなことクロちゃんに言われるの、ちょっとさびしい。 クロちゃんの動きが「神」に介入されないのは、「課題UMA」だけがコントロール対象になってるってことなのか、クロちゃんの行動が一応は服のUMAとしてのルールに則っているからOK判定なのか。 「不運」のせいで誰とも遊べず、校庭で遊ぶみんなを描くことしかできな...

『週刊少年ジャンプ』2021年47号 感想

『ONE PIECE』 (第1029話 “塔”) サンジがだいぶパニクってるな。 兄弟たちみたいに心を失うってのは、サンジにとって死よりもおそろしいことなんだろう。 キッドが頭ガンガンしてるのはなんなんだと思ってたらホーキンスが頭を柱に打ち付けてるだけだった。 自分を痛めつけてるだけにみえるホーキンスの絵が間抜けだけど、キラーにしてみれば全然、笑えない状況だよな。 それなのに笑ってしまうからだになってるの本当にヒドイ。 キラーを助けられず、ホーキンスを攻撃することも許されない海賊団の連中もかわいそう。 ホーキンスがウケたダメージがそのままキッドにいくのなら、キッドには無い腕に受けたダメージはどこにいくのか? キラーはそこに賭けた。 これ、場合によってはキッドに大ダメージを与えていたわけで、本当に追い詰められての一か八かだったんだな。 『呪術廻戦』 (第163話 東京第1結界・3) 別記事(因果応報を全自動で)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第37話 改革1334) 別記事になりました。 『高校生家族』 (第59話 パンケーキの棋士) センターカラー。 春香ちゃんの将棋ネタはわりと好きだ。 表紙の「将棋監修:なし」に笑ってしまった。 春香ちゃんに負けて泣いて帰った女子高生が、春香ちゃんの友達になってた。 春香ちゃんのトラウマになるんじゃないかと思ってたから、本当によかった。 ハートの座布団を買ってきた清司に「女の子だからってハート型で食いつくと思わないで」って言ったのに、ハート型のパンケーキにめっちゃはしゃいでる春香ちゃん。 理不尽だけど、なんかわかる。 「本気で勝負して負けてみたい…どんな気分だろうって…」って、春香ちゃんに負けて一晩中泣いたという舞ちゃんに言うのどうなんだ、って思うんだけど、これ、清司には言えなかった言葉なのかもね。 なんとなくやってみた将棋で、いまだに負けなしで、自分の前に座っているのは、子供に負けて悔しがる人ばかりだし、だからって手を抜くとみんな怒るし、将棋をやらないと言っても怒られる、っていうのは春香ちゃんにしてみれば、私にどうしろっていうんだよ、ってなる。 だから、自分に負けた人たちが実際どんな気分になっているのかを知りたいんじゃないかな。 ところでパンケーキタワーどうみてもひとりの胃袋におさまるサイズじゃないよね。 パーティーとかで...

『呪術廻戦』(第163話 東京第1結界・3) 感想(因果応報を全自動で)

甘井の回想から始まった今回。 なるほど、甘井が虎杖の顔をしっかり覚えていたのに、虎杖の方は甘井の顔を覚えてない、かつ、甘井がワンチャン自分のこと覚えてるかもと期待した、という条件を満たす出会い方だな。 甘井が高校生で虎杖が中学生か。甘井が東京にいるのは、高校卒業して上京したってことなのかね。 ところで「西中の虎」時代の虎杖なんか怖くない? 甘井視点だからこんな感じなのかもしれないけど。 虎杖が池袋に、伏黒が新宿に向かうって話だったから、いつになったら合流できるのか、って思ってたけど、伏黒は今、要町なのか。ほぼほぼ池袋じゃん。 これならわりとすぐに合流できるかも。 甘井は高校生の時と同じで、長い物には巻かれろ主義で、強い連中の使いっぱしりみたいなことやってるけど、一応、罪悪感はあるんだな。 「もうこんなこと止めよう……!!」って思ってはいるけど、多分、止められないんだろうな。 甘井の罪悪感に比べて、虎杖がめっちゃ緩くて軽いの複雑だよな。 虎杖は悪くないんだけど。 前回ラストで出てきた不退転のタトゥーの男・レジィのところに導かれたのは伏黒だったか。 レシートを蓑のように身にまとってて笑った。 どういう経緯でそんなことになっちゃったの。レシートに囲まれていないとダメとかいう縛りでもあるの? これならまだトランクス姿の方がマシじゃない? わりと本気で。 一方、虎杖は虎杖で、劇場のステージでピンスポット浴びながらバスタブにスーツで浸かってる男に出会っていた。 いや、字で書くとなにがなんだかわからんな。 服着てお風呂に入ったら、布が肌に張り付いて気持ち悪そうな気がするんだけど、実際どうなんだろうね。濡れた革靴はめっちゃ気持ち悪いうえに重くて最悪だ、ということは知ってる。 それにしても、「やってはいけないと思い込んでいたことにチャレンジ」でやることが、着衣入浴って確かにちょっと面白い。 ていうか、服着てお風呂より、わざわざバスタブを舞台まで運んでるのが、だいぶ面白い。 脚付きのバスタブはどこかのホテルから運んできたのかな。 まあ、ここらへんの行動は笑えるけど、「最近色々とどうでもよくなってな」ってのが、法廷で人を殺したのがきっかけかと思うと、ちょっと笑えなくなるな。 やってはいけないと思い込んでいた殺人をやってしまったら、いろいろとどうでもよくなって、やってはいけないと思い込んで...

『逃げ上手の若君』(第37話 改革1334) 感想

「建武の新政」は企画倒れ感満載でぐだぐだになっていた。 日本史の授業で習った記憶はあるんだが、ちゃんと覚えてない。 後醍醐天皇はめっちゃ真面目に改革しようと思ったんだよね、実行力が伴わなかっただけで、みたいなイメージだった。 まあ、権利は認めてあげるけどその権利を奪ってる連中は自分で片づけてね、じゃあ、まさしく絵に描いた餅にしかならない。 やっぱり武力行使しかないってなる。 でも、武力行使だけになると、ただの乱世なわけで、みんな疲弊してしまう。 足利尊氏の郎党たちは凶悪面だけど、会話はめっちゃインテリ感あるな。 武だけではなく、ちゃんと学もある連中をそろえている。 紙幣の話で「中華の真似事よ」って言ってるし、さらに「向こう数百年は理解されまい」と注釈をつけてるからな。 一応、ちゃんと後醍醐天皇に敬意を示す言葉遣いはしているけど、郎党たちの想いは「全ては我が殿、尊氏様のため」で統一されているのが、尊氏の頭領としての格の高さを示している感じだ。 理想は高かったけど現実的ではなかった「建武の新政」と、時代の変化に対応できていなかったけど現実的ではあった鎌倉幕府か……。 古くてもダメ、新しすぎてもダメ、理想が走りすぎてもダメ、現実にただ対処するだけでもダメ、ってどの時代も抱えている問題だよね。 一方、護良親王は謀反の罪をきせられ、捕縛されたうえで尊氏に身柄を預けられることに。 身柄をおさえる時に、捕らえる側がみんな素手なのは、皇族に対して刃を向けることはできない、とかそういうことか? めっちゃ美しいスクラム組んでるとこちょっと笑った。 それにしても、護良親王が本当に美人さんだな。 数多くの松井せんせーのキャラの中でも、トップクラスに美人じゃない? なんかこう……色気があるよね。 二番目の改革者の立場を得るのが、改革を成功させる秘訣か。 これ読んで、『コードギアス反逆のルルーシュ』のゼロレクイエムを思い出した。 北条から政権を奪って、それを後醍醐天皇に献上したうえで、やっぱり武士が実権を握ってないとダメだ、という意識を武士たちに植え付ける。 そうして天皇家の信頼を削ぎ落し、自分の正当性を得る、というのはうまいよね。 格子で眼があからさまに隠された尊氏が、ページをめくると眼がたくさんある化け物になる、というのは『魔人探偵脳噛ネウロ』でよく使われた手法だけど、何度みてもギョッとす...

『アンデッドアンラック』(No.083 賭ける命は) 感想(10万の命を背負って立つ)

ユニオン本部で戦いを見守るニコラボメンバー。 衛星から攻撃とか、本部側からもなんとか援護しようとはしてたのね。 今回は円卓メンバー以外の参加もOKだから、それもOKになるのね。 風子ちゃん単身でスプリングのところにたどりついたけど、他のメンバーはやはりアンダーと交戦中か。 チカラくんとトップくんの戦いは片付いたけど、ふたりともボロボロになってるから、他の援護にいける余裕はないのかな。 ニコとテラーがどうなってるのか気になる。 アンダーの動きをおさえつつ、風子ちゃんを奪還し、ユニオンがスプリングを討伐する、がユニオン側の狙いだから、ほぼほぼ目標は達成されてるな。 今のところ、ユニオンもアンダーも誰も死んでないし。 「結局命をかけんのはいつだって否定者だ…」と歯噛みするミコちゃん。 今のところ、唯一、否定者の肉親という立ち位置にいるミコちゃんだから、そのくやしさや無力感は、より切実なものを感じる。 ミコちゃんがさりげにボウの腕にしがみついてるのかわいいな。 ミコちゃんにとって、ライナスの毛布的な存在なのかも。 一方、スプリングに「お話をしに来ました!!」と言い切った風子ちゃん。 テラーさん経由でずっとスプリングのことをみてたのか。 風子ちゃんにべったりなバニーちゃんもかわいいけど、なんなんだよこの状況、って感じの顔してるテラーさんもかわいい。 ビリー様がスプリング討伐は風子ちゃんに任せると決めたんで、テラーさんには協力しないという選択肢はないんだろうけど、そういうのがなくても、頼み込まれたら断れなさそう感がある。 桜に変わっていく人を見ながらお酒を呑む、って普通に考えたら、俺の能力すごいって悦に入ってるとか、「神」の命令を着実にこなせてる満足感に浸ってるとか、そんなことかなって気がするけど、夜になると寂しそうになるってなると、ちょっと違うかも、ってなるか。 夜になるとつまらなそうにする、だったら、まだつながるけど。 スプリングが実は人間大好き、って場合は、昼間はお酒を呑んでないとやってられないし、夜は、また大勢の人間を犠牲にしてしまった、とヘコんでいる、という解釈もできるっちゃあできる? スプリングがアーティファクトを使ってて、そんなUMAいるの? ってなってたけど、考えてみれば、人がつくったものを身に着けているUMAも他にいないな、そういえば。 「人がUMAと話したい...

『週刊少年ジャンプ』2021年46号 感想

WEEKLY週ちゃんに、去年は2000年代で最多の18本の連載が開始された、というデータが載っていて、まあ、去年は終了した長期連載も多かったからね、ってなった。 つくづく、『アンデッドアンラック』と『破壊神マグちゃん』が生き延びてくれたの本当にうれしい。 『呪術廻戦』 (第162話 東京第1結界・2) 別記事(いかれてなければ生き残れない)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=214 石世界地球防衛軍) なんかあからさまに羽京があやしい感じに描いてるような気がするんですが……。 どうなの? ストーンワールドにテレビ局ができた。 野球中継とコーラがあれば誰も裏切る気にはなれないだろうね、多分。 このコミュニティを壊したら原始的な生活をするしかないってことを、十二分にみせつけてる感じだ。 『PPPPPP』 (第5話 タイタン) なんかいろいろでかい女性キャラがでてきた。 ココレ、ってまた変わった名前だな。 腰んとこにダンベルがついてるのは、筋トレの一環なのか? いろいろ危険じゃないのか? ところどころフルスちゃんがめっちゃかわええ。 夕焼けは実は巨大な女性のスカートか。 つまり、観客はみんな、スカートの中? とか思うと、なかなかすごいな。 これはレイジロウの、母親のスカートにしがみついていたかった、という願望がつくりだしたファンタジー? 不眠症っぽいらしいし、やっぱりいろいろ病んでるんだろうな。 ココレはレイジロウの味方なんだろうけど、レイジロウを救えるような存在にはなれない。 レイジロウがやたらラッキーにからんでくるのは、なんやかんやと理由をつけて、家族にかまって欲しいのかな、という気もする。 だとすると、レイジロウは他の兄弟たちともうまくいってないことになるが。 ラッキーはおそらく、コンクールにはおそろしく不向きなピアノしか弾けないんだろうけど、主催者にだけ気に入られればいいオーディションなら、まだ望みはあるって感じかな。 DADA先生、ラッキーのためにいろいろ考えてくれてるよね。 『逃げ上手の若君』 (第36話 女傑1334) 別記事になりました。 『破壊神マグちゃん』 (第63話 海原より愛を込めて) サメさん、ナプタークくんと比べてみると、めっちゃ大きいな。 そうか、こんなに大きかったか、ってなった。 ナプタークくんがサメさんを怖がるのも無理はない。 と...

『呪術廻戦』(第162話 東京第1結界・2) 感想(いかれてなければ生き残れない)

あいかわらず人間やめてるレベルの身体能力してる虎杖。 まあ、虎杖の場合、人間やめてる、という比喩が比喩じゃない可能性があるわけなんですが……。 こういうシンプルな肉弾戦やってる時の虎杖の、迷いがない感じの動きが好きなんだよね。 頭カラッポにして動いてるっぽいけど、考えなしで動いてるわけではない、っていう感じがめっちゃかっこええ。 プロペラをミキサーの刃みたいにして、コンクリートをギョリギョリしながら「スムージーにしたらぁ!!」ってのちょっと笑った。 虎杖スムージーか……それはさすがにコラボカフェでも出せないんじゃないかな……。 プロペラ頭と拳のガチンコ勝負に勝って「おどれの負けじゃあ!!」言った直後に、蹴りで倒されちゃうのね。 まあ、頭部以外の強度は普通の人間並みらしいから、虎杖の蹴りに耐えられるわけないな。 てか、コンクリ粉砕するプロペラに拳つっこませてイテテですますとは……。 やっぱり虎杖、頑丈すぎる。 とか言うと、羂索ママがちらつくのどうにかして欲しい。 情報を聞き出さなきゃいけない相手を気絶させといて、「こういうのってどのタイミングで聞けばいいんだ?」って悩む虎杖、ちょっとかわいいな。 ここで甘井、登場。 虎杖を知ってるっぽかったから、知り合いかと思ったら、虎杖の方は知らないっぽい。 「割と顔は覚えるタイプ」って自認してるけど、だいぶスタイル変わった小沢ちゃんのことを一目で判別したから、そこらへん信用度が高い。 「久しぶり、覚えてるか?」って言ったのに、すぐに「悪い、一方的に俺が知ってるだけだ」ってなるのどうなの? 一度、知り合いを介してあいさつしたことあるけど、あんなのじゃさすがに覚えてもらってないよな、って感じで切り替えた? それとも、誰だっけ? と思いつつ、「おお、久しぶり」って応じてもらえることに期待した? 虎杖はそういうことはやらんだろうけど。 コロニーの中に元々いた人は一度は外に出してもらえると思ったら、元々、羂索にマーキングされてた術師には選択権がなかったのか。 術師はもれなくメンタルいかれてるので、それでも適応できちゃったのかね。 「その過程で力に溺れてく奴も見たわ」ってことは、過剰適応してさらにいかれた術師もいるんだろうね。 そして、適応できなかった人はすでにポイントにされてる、ってことか。 つまり、現代の術師で生き残ってるのは、戦闘モード...

『逃げ上手の若君』(第36話 女傑1334) 感想

市河ががけ崩れのせいで到着が遅れたのは玄蕃の仕業だったか。 頼重、時行が知らないところでいろいろ手を打ってたんだな。 てか、このこと時行、知らないよね? 亜也子の行動に驚いてたし。 前回、亜也子はあの楽器をどこで調達したんだ、って思ってたけど、事前に準備してたようだ。 「貞宗様が子供と楽しくお話してるから…」 「子供相手に大事な話などしないと思ってました」 「子供の帰りが遅くなると大事になるかも」 って、前回から「子供」ってことをやたらと強調している。 子供だからと侮られる、とか言わずに、子供という今だけ使える特権をフル活用してるところが良いよね。 「すぐ帰る予定だったので…」のコマのとこ、亜也子がなんか色っぽい。 普段はなんでも筋力で片づけようとするボケキャラっぽいのに、要所要所でこういう大人びた表情を出してくるよね。 あと、現代でアイドルやってる亜也子がめっちゃかわいいしかっこいい! 亜也子に心とらわれてふわっふわになってる時行もかわいい! 貞宗は時行をあっさり解放した。 嫌疑が晴れたわけじゃないけど、これ以上の追求は野暮だということになったか。 「無駄」だからではなく「野暮」だからってあたりが、本当に良いキャラだな。 「貞宗の追求など忘れてしまった。君の事で胸が一杯になっていたから」 それプロポーズととられてもおかしくないよね! 時行はただ思ったままを口にしてるだけ、って亜也子もわかってるんだけど、それはそれとして、ときめくよね、そりゃ。 ところで赤沢はわかりやすく悪役ムーブかましてきたけど、顔面を岩に打ち付けられたのはちょっと気の毒だった。 てか、あれよく生きてたね。武士はさすがに頑丈だな! 亜也子、ポロリはさすがにまずいよ! ポロリは! 亜也子は時行の側室になる気満々なのか。 まだ9歳だから、大人になればいろいろ変わるだろう、とも思うけど、亜也子は変わりそうにないな、って感じる。 きっとずっと、時行にくっついていって、時行がその気になってくれたらいつでも喜んで受け入れそうな気配。 時行を肩に乗せて馬で駆けていく亜也子の絵は笑った。 時行の、いたたまれない、って感じの表情が……。 「過激で豪快」という時行評にふさわしい絵だよね。 弧次郎は戦場で兵を指揮して戦う役目。 亜也子は戦場で時行を護って戦う役目。 武闘派のふたりは役目がちゃんとわかれてるんだな。

『アンデッドアンラック』(No.082 視てくれよ) 感想(弱き者への願い)

前身人体模型状態で全身から血を噴き出すアンディ。 前面に抜け殻アンディが立ってるのがシュールだな。 てか、前回からグロとノリがマシマシで、これが原因でアニメ企画がふっとびました、って言われたら納得するレベル(苦笑)。 「不均衡」の効果範囲がえげつなくって、これを持ってる建築家さんの絶望っぷりがうかがえるな。 ビリー様の、コピー元が死ぬと使えなくなる、を信じるのなら、まだ生きているはずだけど、建築家の仕事はやめてるだろうな。 てか、この能力で仕事できるの? 漁業ならできるかも! アンディからみても、ビリー様の戦略は完璧。 特に、「不動」と「不変」の両方を使えるってのはでかいよな。 そして、「不死」だからどんだけダメージ受けても無効化できるってのがめっちゃポイント高い。 でもアンディは否定者の可能性を信じ、ビリー様を否定する。 「くそったれな誤ちと共に押しつけられ、その過去と現在に向き合って強くなるんだ」のとこで、チカラくんの絵がでてくるのが良い。 アンディがここまで否定者を信じるようになったのは、風子ちゃんの変化を見てきたからだと思うけど、とても戦えるような子じゃなかったチカラくんの変化を見てきたからでもあるのか。 風子ちゃんとチカラくんは、アンディに否定者の可能性を見せてくれた存在なんだよね。 血でできた抜け殻どんだけつくってるのアンディ。 痛い痛い。めっちゃ痛い。 なんというか、斬られる、よりもリアルに痛みが想像できるのが本当に痛い。 ビリー様に「狂人め」言われてるけど、本当にそうだよ。 これで痛覚はちゃんとある、言われてもちょっと信じられないよ。 「等身大のかさぶただ」って、コミックスのおまけで、風子ちゃんに「かさぶた」呼ばわりされてるの不服そうだったのに、自分で言い出した! 「死影」はヴィクトルの分身とは明らかに違うけど、あの分身技はまだアンディは使えないのかね。 あったら使うよね。あっちの方が便利だもん。 水攻めならぬ血攻めで川に押し込まれたビリー様。 「バリアの空気穴から水!!」って、やっぱりジーナさんがつくってたやつと同じ構造なんだな。 ここで「不変」を解除して水上に出たところをアンディに待ち構えられたか。 「不変を解かず窒息しながら水中で戦うべきだった。不死ならそうする」 いやいやいや、窒息しながらって苦しすぎるだろ。 窒息って本当に怖いからな。 痛い...

『週刊少年ジャンプ』2021年45号 感想

『ONE PIECE』 (第1028話 “ブラキオ蛇ウルス”) カイドウが敗れた場合、ワノ国は政府の直接支配下に置くことになったらしい。 それって自治権を与えてもらえないってこと? まあ、独立国というのならば統治者が必要だけど、それがないからね。 自治能力がないから代わりに統治してあげるよ! みたいなことになるのはそんなに不自然でもないのか? 当然、政府は親切心というか正義心だけでそんなことするわけじゃないだろうけど。 赤鞘の連中は当然、モモの助を立てようとするだろうけど、そもそもおでんが死んだ時点で、光月家はワノ国を統治していなかったもんな。 そして、久々に登場したロブ・ルッチ。 まだニコ・ロビンのことをあきらめてないのか。 まあ、ロブ・ルッチが個人的に追いかけてるだけじゃないだろうけど。 サンジのからだがこわいことになってて笑ったけど、笑いごとじゃないよね、これ。 全身の骨が折れても倒れないし、刀で思いっきり斬られたのに「いて」ですんでるし、刀の方が折れるしでこわすぎる。 これ、ジェルマの能力に目覚めたってことなら、お母さんが命を懸けて拒否した意味ってなに……ってことにならんか? でもまあ、死なれるよりはマシだと思えば……。 『夜桜さんちの大作戦』 (作戦101.つぼみと百) 百さんがこわい……てかキモイ……。 これってつまり、初代の血は代々の婿の血でどんどん薄まっていってたけど、初代と生物学的に同一である百さんとの子供である六美ちゃんは、10代目当主だけど、血の濃さでいえばもっとも初代に近い当主ってこと? 夜桜家の兄弟が総がかりでも歯が立たないとか強すぎるんだけど、これも初代と同じ血を持ってると思えば納得だな。 『Dr.STONE』 (Z=213 UNKNOWN KNOWN) ついにファミコンスペックのコンピュータができたが、とてもパソコンと呼べる大きさではないな。 てか、みんなでオチゲーやったりチェスやったりでほのぼのしてたら、いきなりのホラー展開でビビった。 えっ? メデューサなんで起動しちゃったの? 原因を探らなきゃいけないけど、メデューサは貴重品なうえに、ちょっと失敗したら、また人類まるごと石化するリスクがあるわけだから、軽々しくテストなんかできないだろ。 あと、小さくはさまってる意味がわからない羽京のカットは何なの? 『逃げ上手の若君』 (第35話 ...

『逃げ上手の若君』(第35話 問答1334) 感想

時行と貞宗の言葉の戦いが始まった。 「実にキレイに座れるではないか」って、綺麗な正座の仕方を教え込まれているってこと自体が、すでに上流階級育ちであることを示している、ということなのかな。 貞宗の口から矢が放たれ、イマジナリー時行(?)が矢を射返す、という表現が、これが言葉の戦である、ということを示しているのが、松井せんせーらしい描き方だよね。 てか、髪をほどいた時行がなんか色っぽいな。 「礼儀で戦に勝てぬことは儂が誰より知っておるわ」か……まあそうだよね。 でも、礼儀がまったくない人では勝てない戦もあるんだよ。多分。 時行の長寿丸としての「設定」がはじめて出てきた。 なるほど、火事で死んだ子供を騙っているのか。 貞宗が「裏が取れておる」ということは、この設定は事前に公開されていたんだろうね。 でも、時行の口から言わせることで、ボロを出してくれないか、と期待していた、と。 頼重がつくった設定だろうから、そう簡単にほころびは出ないと思うけど、時行に言わせればうっかり細かいところを言い間違える、くらいの可能性はある。 弧次郎と亜也子はやはりそこそこ由緒正しい血筋の子か。 頼重が選んだ、時行に仕える郎党だから、後々、なんであんな身分の低い者をそばに置いておくのか、みたいなことを言われない程度の裏付けはあるんだろうな、って思ってた。 それにしても、「信濃守護ともあろうお方が…子供のごっこ遊びを気にするのですか?」のとこの時行の色っぽさときたら! 時行はなんで、かわいい、ではなく、色っぽい、になるのか、松井せんせーにお話をうかがいたい。 うまいこと言い逃れする時行に放たれた次の矢は赤沢。 鎌倉で時行を見たことがある、とはったりをかまされる。 でもまあ、時行、身分が高すぎて、顔を知ってる人はそんなにいないんだろうね。 というわけで、あっさり撃退された赤沢。 ちょっとかわいそう。 これでダメとなったら、あっさり言葉の戦をあきらめた貞宗に笑った。 切り替えがはやいな、貞宗! でもめっちゃできる男って感じがするぞ。 てか、貞宗と市河の合体技でウソ発見器ってなんなのっ。 おじさんに抱き着かれてるところをおじさんに凝視されるとかいう状況で平静を保てる人の方がめずらしいと思うよ! 何をやっても有罪になるようになってる魔女裁判かよ。 ここで亜也子の援けが入った。 心音を打ち消すために、大道芸み...

『アンデッドアンラック』(No.081 一対一) 感想(不死VS不死、再び)

センターカラーですよっ。 右肩と左ひざだして、晒し巻いてる風子ちゃんが凛々しいですよ。 カラーでこんなに露出度の高い風子ちゃんは初めてのような気がする。 帽子も手袋もない風子ちゃんって、なんか新鮮だな。 アンディのタトゥーが漢字になってるのもかっこよいね。 スプリングがちょっと小さい気がするんだけど、フレームにおさめるために小さくなってもらったのか? スカイツリーを必死で登る風子ちゃんを守るため、ビリー様と正面衝突するアンディ。 いきなりビリー様の両眼に思いっきり指がドスッてつっこまれてて、ギャアってなった。 痛い痛い、絵が痛い。 不死だからってやっていいこととと悪いことがあるだろっ。 そりゃあ、ビリー様も「がっ…」ってなる。てか、悲鳴あげないのすごい。 クリードはなんでチカラくんの眼をつぶさなかったのか論争があったけど、これみて、チカラくんにこんなことやったら死ぬ! 絶対ショック死する! って思った。 「不均衡」は建物の基礎部分に触れても効力を発揮するっぽい。 てか、思った以上に広範囲なんだな。4棟も倒れてきてる。 地下通路でつながってたりすると、同じ建物判定される、とかあるんだろうか。 ついに効力が発揮されたスプリングの桜化能力。 触れた部分を切り落とせばOK判定なのね。スポイルの能力よりはやさしい? 花びらに対し、血でコーティングをかけたアンディ。 これで触れた判定は消えるし、「血の重さで花びらはすぐ下へ落ちる」から、ひらひら舞う花びらを気にしなくてすむ。 ビリー様はアンディのこの対応を読んでたな。 というか、事前に脳内で対アンディというか、対ユニオンの否定能力者との戦闘をシミュレーションしてたんだろうな。 血を出しているアンディを攻撃してきたけど、「建物での圧殺は布石」で、さらに血で桜化に対応させるも布石、か。 今度はビリー様がアンディに目つぶしで、いたたたたっ、ってなったけど、不思議とあんまり痛そうに感じないのは、アンディがボロボロになるのを見慣れすぎちゃってるからだろうな。 でも、「不停止」の超スピードで道路をガガガってアンディで削っていく絵はやっぱり痛い。 いや、眼窩に、ちょうどひっかけやすい穴があった、みたいな感じで指をつっこむなよ。 しかしながら、すり潰されてるアンディの方は「成程…確かに下手なダメージより、こうやって足からすり潰す方が俺に効く」と...

『週刊少年ジャンプ』2021年44号 感想

今号は『ブラッククローバー』と『Dr.STONE』がお休みで、次号は『呪術廻戦』がお休みか。 最近、ポツポツと『僕のヒーローアカデミア』もお休みしてるし、明言はしてないけどアニメ化組は定期的にお休みさせる方針になってきたのかな。 アニメあると仕事がめっちゃ増えるらしいから、大変だもんね。 『夜桜さんちの大作戦』 (作戦100.父と子) 『ジャンプ』表紙と巻頭カラーと連載2周年突破おめでとうございます! それにしても、この人のカラーの塗りは独特だね。色数が多いのにうるさくないとこが良い。 てか、ボイスドラマ用のキャストが豪華すぎやしませんか? ここまで豪華だと、逆にアニメ化ないんじゃ……と勘繰りたくなる。 つぼみさんと皮下と百さんは目的が微妙にかみ合ってない感じだな。 とりあえず皮下は完全にリタイアで、つぼみさんと百さんの関係に夜桜兄弟がくいこんでいく展開になりそう。 番外編は、マシンガンにあべべべべして、一日中、ドドドドしていたアイさんと、ゴリアテの変装してるアイさんがかわいかった。 太陽と六美ちゃんがいちゃいちゃしてて、アイさんがかわいければなんでもいいんじゃないかな、って思ってるんだけど、そうもいかないんだろうな。 アンケと凶一郎が許してくれなさそうだから。 巻末コメントが「働かせてもらえるのがとにかくありがたくてありがたくて。地道に生きます。」って、ブラック企業に毒されてる人みたい、って思ったけど、1回打ち切りくらってるから、2周年をむかえることができたのがうれしくて仕方ないんだろうね。 それにしたって、表紙カラーと巻頭カラーで合計37ページは働きすぎだと思います。 『呪術廻戦』 (第161話 東京第1結界・1) 別記事(命をポイントにして命と引き換える)になりました。 『破壊神マグちゃん』 (第61話 破滅的午餐) 最近、掲載位置が高くてうれしい。巻末になったこともあったから、本当に心配してた。 上位存在まみれのセンターカラーがめっちゃかわええ。 ノス子さんは紫髪にベージュっぽいボディか。 てか、ナプタークくんが最近でっぷりして見えるんだけど気のせい? マグちゃん弁当かわいいな。 実際につくれそうな感じがよい。 マグちゃんのピンクはさけフレークで表現してるのかな。目はチーズに海苔をのっけてるっぽい。 タコさんウィンナーに微妙に目っぽいのがついてるのは分体って...

『呪術廻戦』(第161話 東京第1結界・1) 感想(命をポイントにして命と引き換える)

なんか、髪が戦闘機みたいになってる人キタ。 これどういうツクリになってんの? 突入前に虎杖にコロニー内での注意事項をレクチャーしている伏黒。 「俺もそう思ったぜ」「説明してくれだぜ」って、前後で言ってることが矛盾しているんだけど、虎杖がこういうお茶目さを発揮している間は安心できる……気がする……。 受肉した過去の術師は戦うのが好きだし、死を恐れないから、交渉できないという前提であたれ。 巻き込まれた現代人とはうまく交渉して協力し合え、という感じか? 死滅回游は侵入したプレイヤーを9つの地点にランダム転送する。 ちょっと『ワールドトリガー』のランク戦っぽい。あれは転送位置は固定じゃないっぽいけど。 てか、いきなりあの高さから落とすってひどいな。 入ってすぐに即死の人もいそう、と思ったら、道路に人型っぽいシミがあるな。コワい。 誘導係の甘井くんの上着に「糖」って書いてあるけどなんなんだろう。 「甘い」だから「糖」なのか? 転送位置が固定なら、当然、そこに張り付いて初心者狩りをする連中も出てくるよな。 戦いに悦びをみいだす連中はともかくとして、ポイントさえ稼げればなんでもいいって人は出てくるだろう。 てか、死なないためにはポイントが必要なんだから、ポイントさえ稼げれば、は当然のように思える。 髪が戦闘機な彼女のダーリンは髪がヘリコプターだった。 なんなのこのデザイン。この髪で寝るの大変だろ、って思ったけど、戦闘機の彼女と同じく、普段は普通の髪なのかも。 甘井くんは虎杖のこと知ってるっぽいな。 同年代にみえるから、虎杖が仙台に住んでた頃の知り合いか? 一方、伏黒は女の子を殴っていた……。 おいおい、目がこわいぞ、伏黒! 「私の“騎士”になって?」 「分かったそれでいい」 って会話がすごい。 あまりにも簡潔な返事に「私ってそんなにイジリ代ない?」ってなるのわかる。 どうでもいい扱いすぎる。 でもまあ、コロニーの中でこんな余裕のあるメンタル維持してるって時点で、この麗美って人もかなりな曲者なんだろうな。 「俺は虎杖とは違う」 「自分で100点獲ってもいいんだ」 伏黒の決意が痛々しい。 虎杖には、交渉で100点譲ってもらう、って言ってたのに、本音はそこか……というより、虎杖にそれをさせないためには自分がやらなければ、と思いつめているようにもみえる。 伏黒は、呪詛師と呪霊以外は殺さ...

『逃げ上手の若君』(第34話 礼儀1334) 感想

表紙は戦闘機や戦闘ヘリに追いかけられる時行&亜也子。 松井せんせーのマンガで戦闘ヘリをみると、魔人様が空母につっこんでいく絵を思い出す勢です。 領地争いをしていても、それはそれとして、儀礼を絶やさない諏訪大社と信濃守護。 うわべだけの関係であっても、そこまで崩したらもう全面衝突にしかならないしな。 それに、信濃の人たちの諏訪大社への信仰心は根強いだろうから、そこを軽んじるわけにもいかないのかもしれない。 頼重に「けっこうお高い品ですぞ~」って言われて、はははと楽し気に笑う赤沢の絵が、THE外交って感じだな。 小笠原貞宗は返礼の使者として長寿丸=時行を指名。 時行がただの稚児ではないと見抜いた貞宗が、確たる証拠を得ようと動き出した。 ところで、からだは子供、頭脳は大人な人の横で、背中に大量の矢を受けているのは市河ですか? これ、眠ってないよね。死んでるよね。 時行が特別な存在であると気づかせるわけにはいかない諏訪大社側。 しかし、時行に危ない橋を渡らせるわけにもいかない。 ここで「はいはいはーい」と元気に手を挙げたのが亜也子。 「小さい子供が一人きりじゃ可哀想だよ」って、亜也子も同じ年じゃなかったっけ。まあ、亜也子は体格的には小さい子供じゃないけど。 「それとも、諏訪家には一介の稚児をよこして困る理由でも…?」 「それとも、女の子一人ついてて困る小笠原家ですか?」 亜也子の切り替えしがなんともうまい。ただの脳筋キャラではない。 貞宗は「逃若党(ちょうじゃとう)」を「諜者党」と解釈したのか。 字でそう書かれたわけじゃないから、普通に受け取るとこの漢字になるか。 「儂の推測ではあの小僧は北条一族か重臣の子!」 かなりいいとこいってるけど、さすがに北条の跡取り息子まではいかないらしい。 本当に跡取り息子だったら、あんなおおっぴらに外に出さないし、ましてや戦の場に駆り出さない、ということだろうか。 亜也子のあこがれは巴御前か。 木曽義仲が時行と同じ境遇なら、亜也子も巴御前と同じポジションになれる。 てか、「両脇に二人の武者を抱えて首をポロリともぎ取って見せた」ってこわすぎない? 頬を染めてポロリの練習する亜也子が不気味だ……。 赤沢にセクハラ発言かまされて、冷えた目をしてたのに、すぐに愛想よく「よく言われます~」って応じたあたり、頼重に信頼される理由がよくわかる。 時行に敬意...

『破壊神マグちゃん』6巻 箇条書き感想

『破壊神マグちゃん』の6巻が出たですよ! もう6巻なんだな。 ・表紙はミュスカー様とコピーマグちゃん。なんかミュスカー様が色っぽいな ・ミュスカー様の相方は閼伽村先生ではないのか? ・カバー折り返しの著者近影のK先生が元気になってる。よかった ・コピーマグちゃんにサプリを振りかけるミュスカー様。コピーマグちゃんは食事をするのか? ・木の上の秘密基地でトランプゲームする上位存在たち。なかよしすぎる ・「数学とは…何だ?」ってきかれると返答に困るな。数学者の方たちはなんて答えるんだろう ・ルルちゃんはゲームが信じられないくらいヘタだそうです。きっと私と同じくらいのレベルなんだろう(←真顔で信じられないくらい下手だって言われたことがある人) ・ゲームが下手でパニクってるルルちゃんを錬くんは内心「ゲーム下手なとこがかわいい」と思ってるに違いない、と思ってる ・49話の見開きカラーになんで閼伽村先生とコピーマグちゃんがいなかったのか。「A.スマン」……構図的にうまくはまらなくてはずしたのかな、って思ってたんだけど、上木先生に忘れられてた可能性がある? ・「皆様のジャマになりませんように」はウニ助の短冊かな ・ミュスカー様の短冊の署名が「運命のミュスカー」なのがなんか笑う。ウーネラスさんも「ウネさん」なのね ・「推し増し続けて全人類」はすばらしいですね、ウーネラスさん ・やたら字数が多い短冊があるな、と思ったらキョーちゃんか ・52話に読んだ記憶がないページがあると思ったら描き下ろしだった。ミュスカー様がなんでマグ=メヌエクに憧れたのかが明確化された。上木先生、ありがとうございます! ・混沌の神々を讃える呪文をすすめる閼伽村先生の顔が怖い ・7巻の表紙は……リン姉さんとノス子さん?

『アンデッドアンラック』8巻 箇条書き感想

『アンデッドアンラック』の8巻が出たですよ! 特典の海苔シールももらったけど、使いどころがわからない。 ・表紙は風子ちゃんとその背中を見送るユニオンのメンバー。前巻が夏っぽい表紙だったのに、たった1巻で冬になるというのが『アンデッドアンラック』っぽい ・風子ちゃんがめっちゃ凛々しくて、かっこいいけど、ちょっと泣ける。あと、ポケットからちらっと腕時計のバンドがみえてるの細かい ・タチアナちゃん球体なのに表情豊かだな ・風子ちゃんとアンディ以外の首から上が描かれていないのは、シェンのネタバレ配慮だろうか ・累計部数がいつの間にか130万部突破してたそうですよ! 売れてても売れてなくても好きだけど、戸塚先生の生活が安定して、打ち切りの可能性がちょっと下がるので、売れてくれた方がうれしい ・カバー折り返しの著者コメントですが、戸塚先生の仕事場ではオータム以外の四季が討伐されてしまっているそうです。来年には四季が復活するとよいですね! と言いたいところだけど、それだと連載終了を願ってるみたいになっちゃうな ・スプリング戦でファンが使っていた三節棍をシェンが使って、シェンが使ってた如意棒をムイちゃんが使ってるな、って思ってたら、ファンに押し付けられたのか。ファンがユニオンの捕虜になっても、ファンとシェンの師弟関係がなんとなく続いてるの、おもしろいというか、らしいというか。あと、シェンが「ボク……オレ」って言い直すの、なんか良い ・隋心鉄桿にはまだ隠し機能があるらしいけど、シェンが使えるようになるのか、ただの設定で終わるのか ・シェンにとっての小龍包はメイちゃんと一緒につくった、ムイちゃんと一緒につくってる、大事な料理なんだな ・メイちゃんはやっぱり、兄を想って強くなろうとしたけど、それが裏目に出たんだな。シェンがもうちょっとメイちゃんを頼りにできてたら何かが違ってたのかもしれないけど、自分が妹を守らないと、という気持ちでいっぱいいっぱいになってる感じだったからな ・ファンの描き下ろしカット、めっちゃかっこええ ・ファンの否定能力は「UNFADE -不老-」ってさらっと発表されてた。うん、わかってた。戦闘で発揮されない能力だから、デカフォントで出せなかったんだろうね ・ファン、170~180歳ということは、アンディ(ヴィクトル時代を除く)よりも年上の可能性がある ・ファンの好物も...

『呪術廻戦』17巻 箇条書き感想

『呪術廻戦』の17巻が出ましたよ! ・17巻の表紙は禪院直哉。これは予想通りというか、この巻で出さないともはや出番が……(←復活する可能性はゼロではないかも) ・直哉のカラーって初めて? ・カバー下はじゅじゅさんぽ改め『イェ~イ』。呪術高専にも職域接種があったりしたのかも ・中表紙は予想通り五条先生。てか、久しぶりだな五条先生 ・描き下ろしの伏黒が伏黒にみえない、というか、怖い ・禪院家の家系図が出てきたんだけど、24代目はどこにいるの? ・ずっと伏黒と真希真依姉妹がいとこだと思ってたんだけど、伏黒パパと真希真依姉妹がいとこなのね。なんでそう思ってたのかわからないんだけど ・直昆人は好かれてるわけではないけど嫌われてもいないって感じか。当主ならこれくらいの距離感の方がつきあいやすいってのはなんかわかる ・扇の「ずっとちょっとキレてる」ってレビューに笑った。なんかわかる ・扇の「嫁怖すぎ」ってレビューなんなんだろ。あのお母さん、直哉にひどい扱い受けて、裏でずっとキレてたんだろうか。そうだったとしても同情心しか湧かないけど、さらに下の立場の人も気の毒 ・甚壱のカットがかっこええ! そして、躯倶留隊のみんなから大人気! レビューの「理不尽にキレたりしないし」を読んで、炳の他の連中の素行を察する ・蘭太かわいいな。あっというまに葬られたけど! そして、躯倶留隊のみんなから大人気! 炳の中では最年少っぽいから敬語なのかと思ったら、躯倶留隊相手でも敬語なのね。礼儀正しい ・直哉の評価がひどすぎる。直昆人が伏黒を次期当主にって考えたの、このせいなんじゃ…… ・この巻でどんだけキャラが減ったの…… ・18巻の表紙は秤先輩かな

『アンデッドアンラック』(No.080 寂しいな) 感想(死ねないのに死にそう)

風子ちゃんが窓の外にアンディを発見して、その次のページの見開きではすでにアンディに抱え込まれてた。 で、窓の外にはまだアンディの体が浮いてるんだよね。 だからこの1コマだけで、アンディが飛ばした腕から肉体を再構築したんだな、とわかるという、めっちゃスピード感ある描写ですばらしいです。 風子ちゃんを確保した方のアンディの髪がおりてるのは、頭部から再生してないから整髪料がついてない髪になってるということかな? 服が再生できなくて全裸になるのなら、整髪料も再生できないか。 ビリー様、両足と片腕斬られてるけど、友才さんは無傷っぽい。 アンディは風子ちゃんを抱えてるビリー様だけ狙ったんだろうけど、そもそもよっぽどのことにならなければ友才さんを傷つけるつもりはないんだろうな。 ビリー様が「不動」を使えないように足を斬って、四肢の固定を困難にしておくとか、芸が細かい。 ここらへんは事前に考えておいた策なんだろうね。 「これに不運を!」って言われて、風子ちゃんが何かをほっぺたにピトってしたと思ったら、風子ちゃんの手の中から指が飛び出した。 アンディの指、切り離された後でも飛ばせるの? パーツバレットは再生させる時の圧で飛ばしてるんだと思ってたんだけど。 切り離した指を、指の方から再生させようとすれば、そこでまた圧を発させることができるのか? 腕から肉体を再生できたんだから、指から肉体を中途半端に再生させる、というのは可能かもしれん。 ビリー様が「いつの間にこの連携を…!」って言ってて、前からやってたじゃん、と思ったんだけど、考えてみれば、ヴィクトル戦で初登場してるから、ビリー様は初見なのか。 でも、すぐに二丁拳銃で応戦するビリー様はさすがですよ! ビリー様にはやっぱり拳銃が良く似合う。 一方、アンディは友才さんとやりあうことに。 友才さんの剣、燃えてる? と思ったんだけど、あれはジュイスさんのバーン加工剣か。 ジュイスさんから風子ちゃんが借りて、それをさらに友才さんに貸したか、奪われたのね。 というわけで、あっというまに風子ちゃん奪還の目的を達成してアンディ逃走。 この6ページ分、おそらくは1分くらいだろうね。 他の達人3人はともかく、この中でちゃんと臆せず立ち回れる元ひきこもり風子ちゃん、すごいな! 「彼らにスプリングを任せていいのではないか?」 アンディが友才さんの攻撃をしのげ...

『週刊少年ジャンプ』2021年43号 感想

『Dr.STONE』 (Z=212 終結章 STONE TO SPACE) ついに石神村に戻ってきた千空たち。 ルリちゃんとクロムは同じ年になっちゃったのか。 だけど、クロムの精神年齢はあがってなかった……。 ルリちゃんの方はしっかり意識してるっぽいんだけどなあ。 今はもうルリちゃんと結婚した男が村長、ということにはならないから、いろいろとむずかしい問題も発生しないし、はよくっつけ! って周囲は思っているんだろうね。 おにぎりの次は寿司ですよ! 石神村は新鮮なお魚は豊富に手に入るからね! 石神村では水力発電用のダムをつくり、宝島ではロケット発射場をつくっている。 いつの間にか、どでかいものをつくってたんだな。 みんなが石化していた間によく壊れなかったな。 これ、そこそこの人数を復活させてマンパワーを補充してるんだろうけど、どうやって選別してるんだろうね。 人が多くなれば派閥ができるし、不平不満を言う人も出てくるからむずかしいよね。 石神村は最初っから千空に従う素地があったからよかったけど。 まあ、そんな話、このマンガのテーマからはずれまくるんで、カットされても当然だけど。 ラストページで「終結章 STONE TO SPACE」ドーン! だったけど、「終結章」というのは耳慣れない言葉だな。 「最終章」と何が違うの? 終結の後にまだ何かがあるってこと? 『呪術廻戦』 (第160話 結界) 別記事(コロニーから出る人、入る人)になりました。 『PPPPPP』 (第2話 ライフエクスペクタンシー) ママさんとDADA先生がみてるキラキラ星の映像って同じなのか。 ますます異能力っぽくなってきた。 「ミーミン」ってのは兄弟のうちのひとりなんだろうけど、全員、ものすごい名前つけられてそう。 『逃げ上手の若君』 (第33話 ジェネレーション1334) 別記事になりました。 『破壊神マグちゃん』 (第60話 親友(後編)) 「気付けば私は私が分からない。誰でもない未知の生命体」 この言葉が重いよなあ。 キョーちゃんは多分、自分の素を出したらこの世界からはじき出されてしまう、くらいの気持ちを持ってるんだろうね。 だから、懸命に隠して生きてきた。 でも、オカ研のみんな、特に唯歌ちゃんの前でだけは、そういうことを考えずにすんでたんだろう。 キョーちゃんは他人の期待に応えたい、という気持ちが...

『呪術廻戦』(第160話 結界) 感想(コロニーから出る人、入る人)

しばらく出番がなかった羂索が突然、ドアップで「ごめんね」しててビビった。 袈裟着た人が枕元に立ってたら、めっちゃ怖いだろうな。いや、袈裟着てる人じゃなくても怖いけど。 元々、コロニーの内側にいた人たちは、死滅回游に参加するか否かを選択できるのか。 無差別に無関係な人を巻き込まないとは良心的、と一瞬、思ったけど、家から強制的に追い出されるわけだから、まったく良心的ではないな。 巻き込まれて死ぬよりはマシだけど。 てか、羂索は一人ずつ手を引いて出してあげてるの? 「息子と仲良くしてくれてありがとう」 この言葉でようやく、この女の子が虎杖が入ってたオカ研の佐々木ちゃんだと気づいた。 メガネはずしてたせいか気づかなかった。 「息子」って羂索は虎杖のママさんで確定なの? 虎杖の知らないところで勝手に母親面してるのが、絶妙にキモイ。 なんとゆーか……こういうのを、生理的に受け付けない、と表現するのかな。 虎杖がかわいそう。本当に気の毒。このまま、知らないままでいて欲しい。 でも、そうはいかないんだろうな……。 ところで、死滅回游のコロニーは誰の眼にもはっきりみえるのね。 普通の「帳」は、結界の外側に結界を見えなくするための術式を張ってる、みたいな話があったけど、そのコストをかけてないんだろうな。 さて、その虎杖は作戦会議をしていた。 秤先輩は「伏黒きゅん」のままなの? 伏黒はそれ受け入れてるの? 秤先輩、一番強いやつには自分が当たる、と言い切るあたり、かなり自信があるんだな。 そして、綺羅羅はコロニーの外側で待機か。 まあ、全員入って全員出られなくなるリスクはあるからな。自由に動ける要員は残しておいた方がいい。 自分が伏黒と一緒にいると、宿儺が面倒おこすんじゃないと心配して、離れようとする虎杖を「うるせぇ」って一蹴する伏黒がめっちゃ頼もしい。 いろいろと理由をつけているけど、伏黒は虎杖から離れたくないんだろう。 なにせ、自分を大事にしないからな、虎杖。大事にしないというレベルではなく、大事にしてはいけない、と思い込んでるレベルだからな。 虎杖をひとりにさせたくないだろう、伏黒は。 そして、ふたりにするのなら、それは自分にしておきたいんだろう。 パンダ先輩には任せられない、とかそういう話ではなく。 伏黒はお願いだからその調子で、がんがん虎杖を大事にして欲しい。 伏黒の中でも、自分...

『逃げ上手の若君』(第33話 ジェネレーション1334) 感想

鎌倉の実質的な支配者は足利直義。 そして、その手足となって動く組織が「関東庇番」。 渋川と上杉はなんかきいたことあるような名前だけど岩松はわからんな。 ここらへん、日本史に詳しい人はめっちゃ楽しく読めそう。うらやましい。 ところで、岩松のめがねみたいな覆面はなんなのあれ? ただのおしゃれ? 「服装も自由にさせてくれる」はいいけど、自由すぎない? 直義は鎌倉の民衆の心をつかむために、わざと軽いノリをしてフレンドリーさをアピールしてるのか。 「鎌倉に! 栄あれ!」とかノリノリでやってるようにみえるけど、目にいまいち熱がこもっていない。 これ、兄の尊氏は本心からやりそうな気もする。 時行が帰ることを切望している故郷が、もう新しい支配者を受け入れている、というのはさびしい感じがするけれど、地元民にしてみれば支配者は誰だっていいんだよね。圧政さえ行わなければ。 一番、若い孫次郎はかなり頭が切れるっぽい。 「寄騎」(※アシスタント的な役割)と言いながら、発言権がちゃんとありそう。 でも、時行の方が若い! ところで、岩松が持ってるサーフボードっぽのはなんなんだ、と思ってたら鞘だったのね、あれ。 使い手の身長より刃渡りが長そうな刀を使いこなすとかおそろしい。 それを、高みの見物というか、ぎりぎり高さの事務仕事をしながら見守る直義。 統治の話とか、成良殿下の話にまぎれて、物販の手ぬぐいの話をしてて笑った。 値付けはともかく色指定までやってるっぽい。そんな細かいとこまで直義が決めてるとか、大変だな。 前回、髷のついた馬がいるんだけど何? ってなったんだけど、馬の面(?)を付けた人だと判明。 服装が自由、というレベルの話ではない。 あれでちゃんと視界は確保できてるんだろうか? 今回は関東庇番の顔見せ回だけど、いちいち濃いキャラたちを、少ないページ数で無駄なくお披露目してるとこに、松井せんせーの熟達した技を感じる。 あと、時行が食べたがって、郎党たちがあれだけ苦労して用意した鯛を、「えー、海魚ばっかじゃ飽きますよー」で片づけられてるの、なんか泣く。 でも、時行だって鎌倉にいた時はそうだったかもしれない。 他の人が羨望するものを、飽きた、って簡単に投げ捨ててたかもしれない。 「鎌倉への想いだけはどんな強者にも負けません!」って時行が清々しい表情で言うけれど、鎌倉の民は時行を必要としているわけ...