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2021年の『週刊少年ジャンプ』のこと

2021年内発売の『週刊少年ジャンプ』(2021年05・06合併号~2022年03・04合併号)の連載マンガ一覧。 まずは連載終了or開始した連載。 1~2月発売分   終了 『AGRAVITY BOYS』(全50話)   終了 『森林王者モリキング』(全35話)   終了 『ぼくらの血盟』(全18話)   開始 『逃げ上手の若君』   開始 『アイテルシー』   開始 『ウィッチウォッチ』   開始 『クーロンズ・ボール・パレード』 4月発売分   終了 『仄見える少年』(全30話)   終了 『BUILD KING』(全25話 ※21話以降は『ジャンプ+』に掲載)   開始 『アオのハコ』   開始 『アメノフル』 6月発売分   終了 『灼熱のニライカナイ』(全47話)   終了 『アイテルシー』(全21話)   終了 『クーロンズ・ボール・パレード』(全20話)   開始 『レッドフード』   開始 『NERU -武芸道行-』 9月発売分   終了 『アメノフル』(全19話)   開始 『PPPPPP』 11月発売分   終了 『レッドフード』(全18話)   終了 『NERU -武芸道行-』(全18話)   開始 『アヤシモン』   開始 『守れ!しゅごまる』   開始 『ドロンドロロン』 通年連載(カッコ内は2022年03・04合併号時点での話数)。 『ONE PIECE』(1035話) 『僕のヒーローアカデミア』(338話) 『ブラッククローバー』(276話) 『Dr.STONE』(223話) 『呪術廻戦』(169話) 『夜桜さんちの大作戦』(111話) 『アンデッドアンラック』(92話) 『マッシュル -MASHLE-』(90話) 『あやかしトライアングル』(73話) 『破壊神マグちゃん』(72話) 『僕とロボコ』(70話) 『高校生家族』(67話) 『SAKAMOTO DAYS』(52話) 1年以上もった連載がわりと多い。2020年に長期連載がたくさん終わったのが影響してるのかもしれない。 全体的には、アニメ化済作品の盤石さがすごくて、それ以外の連載の掲載順位の変動が激しかった印象がある。 どうでもいいことだけど、一時期、タイトルが「あ」で始まる連載(『アンデッドアンラック』、『あやかしトライアングル』、『アイテルシー』、『アオのハコ』、『アメノフ...

『ワールドトリガー』第216話「遠征選抜試験・14」+第217話「遠征選抜試験・15」 感想(いろいろあったが負け続き)

遠征選抜試験の戦闘シミュレーション演習開始。 諏訪7番隊vs水上(名目上は水上9番隊)。 諏訪7番隊の助っ人は太刀川さん。メンツ的に近距離特化型を入れたかったんだろうね。 水上9番隊の助っ人は当真。こちらは逆に遠距離を追加したのか。 諏訪さんの指示出しが早くて、かつ、ちゃんとそういう指示を出した理由と注意点を話してるの、本当に頼れる隊長って感じだな。 それにしてもこの戦闘シミュレーション、ユニットがSDキャラで描かれているので、さっぱり緊迫感ない。 というか、かわいすぎて笑ってしまう。 ててて、とか、ぽかぽかぽか、とかかわいすぎだろ! あと、やられた時に「にへらっ」って感じの顔になるの、なんなの。 刺されたり撃たれたりしてるのに、妙に幸せそうで、なんかホラーだ。 なるほど、この戦闘シミュレーション、みんながまだシステムに慣れてないし、新チームだからチームメイトにも慣れてないから、元々、将棋をやっていた水上にとっては、ひとりでやった方が断然有利になるのか。 要するに、コミュニケーションコストが高いから、オペなし、ひとりで9ユニットを動かした方が強い、と。 システム開発かいわいではあるあるな状況ではあるが……。 水上9番隊のみんなが納得して、その戦略をとってるなら何も問題はないんだけどな……。 と、いうわけで、諏訪7番隊は隠岐が1体だけが残り、水上9番隊は樫尾1体だけが落ちて終わり……諏訪7番隊惨敗。 「あれだけ息の合った動きをするには、相当チーム練習してるはずですよね?」ってオサムが疑問を呈しているんだけど、正解は、チームは戦闘シミュレーションの存在すら知らない、なんだよね。 なんか、諏訪さんは勘づいてそうだけど。 vs村上10番隊は2体差で負け。 隊長を守る役目のメンツが揃っているから、防御がめっちゃかたそうだな。 vs歌川1番隊は4体差で負け。 ユーマと風間さんが連携して攻撃するとか、SDキャラじゃない絵でみたかったな。 あと、さりげにキラ~ンをだしてる風間さんに笑った。 vs古寺6番隊は3体差で負け。 隠岐が2体とも落とされたのはここだけで、やっぱり有能だな、隠岐。 vs二宮8番隊は7体差で負け。 他の試合はいろいろとコメントが書いてあるのに、ここだけ「いろいろあったが」で済まされてるけど、まあ、だいたい想像はつく。 爆風で吹っ飛ぶオサム×2+香取ちゃんで笑った...

『呪術廻戦』18巻 箇条書き感想

『呪術廻戦』の18巻が出ましたよ! ・表紙は秤先輩。お札をもってるとこが秤先輩っぽくってよいです。そして、麻雀牌とトランプが描かれてるのはギャンブルを表しているのかな ・冥冥さんも表紙になった時、お札をくわえてたけど、お金にこだわるキャラでも、だいぶ方向性が違うよね、冥冥さんと秤先輩 ・カバー下はコガネが3体。全部、同じにみえるんだけど、どこか違うの? ・中表紙は東堂。やっぱりコミックスの表紙順なんだな ・ちょっと前の秤は、秤先輩ってこんな顔なんだな、って思ってた顔だから、本編に初登場した時はめっちゃ違和感あった。なんでイメチェンしたんだろう ・秤先輩は諸々を考慮して中学ダブりになったそうです。多分、確実に18歳以上って設定にしとかないと諸々マズいんだろう ・中学キララ。かわいい。けど多分、綺羅羅的にはかわいくなくて、今にいたるんだろう ・寒そうなのに、津美紀さんの横でおとなしく話を聞いてるちっちゃい伏黒かわいいな ・日車のとこのスタッフの清水さんはどうなったんだろうね。あの場からちゃんと逃げてるといいんだけど ・バレンタインのチョコランキング1位は七海さん! 七海さん、チョコは好きなんだろうか ・3位の五条先生は確実にチョコ好きだと思う。でも、カカオ50%以上は食べなさそう(←偏見) ・野薔薇ちゃんは女子からたくさんチョコもらいそう……と思ったけど、地元ではかなり浮いた存在だったらしいから、そういうのはなかったのかな ・加茂のとこのコメントが「もしかして煉獄さん効果?」で笑った。そういえば中の人が同じだな。でも、煉獄さんは関係なさそうな気がする ・19巻の表紙は日車と予想

『アンデッドアンラック』(No.092 粋) 感想(粋な遊び相手に出逢うまで)

あいかわらず一頭身スプリングさんはかわいいな。 「コレ」「ワシ咲カセタ」って人間にアピールするとこもかわいい。 スプリングさんは桜が好きで、だから桜を咲かせれば自分を好きになってもらえる、って考えたのかな。 でも、それは「桜は不吉の象徴」と石を投げられただけで終わった、と。 でも、どうしても人間と仲良くなりたくて、日本中から玩具をかき集めて、遊んでもらおうとしたら、それもダメだった、と。 箱を背負ったでっかい裸の鬼が走り寄ってきたら、そりゃあこわいよな。 で、そこに鎧姿の初代一心が現れた、と。 なんとなくスプリングさんと一心の鎧のデザインが似てるのは、初代一心がスプリングさんの人相書に寄せてつくったからか。 相手は鬼なのに「おめぇさんがビビらねぇようにな」って気を遣うのすごいな。 鬼相手なら何やってもいいんだよ、だって人間じゃないから、とはならない。鬼だってこわいものはあるだろうと考える。やさしい人だ。 しかし、相手を驚かせないように一心さんがせっかく気を遣ったのに、面をとったら「顔ガ取レタ!!」ってめっちゃビビるスプリングさんが……かわいい……。 「桜が不吉」というのは、人間同士の諍いの原因を桜になすりつけてるってことだ。 だから、スプリングさんは被害者だ、と「さぞ辛かったろう…すまんかった…!!」と、土下座する一心さん。 スプリングさんが考えている通り、スプリングさんを傷つけたのは一心さんじゃないから、一心さんが土下座するのは違う気がする。 でも、一心さんの中では、人間が誰一人としてスプリングさんに謝らない、ということの方が筋が通らないんだろうな。 一心さんが持ってきた百人一首の札に、「おお!!」って手を叩いて喜ぶスプリングさんかわいいな。 なるほど、スプリングさんが七五調でしゃべるのは、百人一首で言葉を覚えたからか。 そして、今、スプリングさんが身に着けているものは、すべて一心さんが揃えてくれたもの……。 何百年も経ってるのにまだちゃんとしてるのは、「不壊」の手が入っているからか? 一心さんの目論見通り、桜は人から愛されるものになったけれど、スプリングさんが人間を苦しめようとしないことが気に入らない「神」によって、スプリングさんはUMA・人間を苦しめるという命令を遂行するだけの存在に引き戻されたんだろうな。 「後生だワシを殺ってくれ!!」 スプリングさんは、風...

『週刊少年ジャンプ』2022年03・04合併号 感想

今年、最後の『ジャンプ』。 今年も本当に楽しませていただきました。 表紙は恒例の集合絵。今回はクリスマスパーティー仕様。 『僕とロボコ』と『アオのハコ』が同じ構図になってるのは示し合わせたのかな。 あと、こういう集合絵でもだいたいアンディと風子ちゃんをふたりとも載せてくださるのありがたいです。 マグちゃんとルルちゃんもだいたいセットだよね。 『呪術廻戦』 (第169話 東京第1結界・9) 別記事(不平等な男と公平な男)になりました。 『アオのハコ』 (#34 女の子って) 大喜の「可愛いって一言で、こんなうれしそうにするもんなんだ。女の子って」ってのが、本当に雛ちゃんに脈なしって感じでツライな。 最後の「女の子って」がとどめ刺してる感ある。 あっ、女の子、っていうめっちゃでかいグループにいれられちゃったよ、って感じで。 これが、雛はこういうので喜ぶんだ、ならまだ脈はありそうなんだが。 サブタイトルがこれになってるってことは、三浦先生もそういう意図をもってチョイスした台詞なんだろうけど。 扉絵が、めっちゃはりきって浴衣着て髪もかわいく結った雛ちゃんと、部活帰りでダサいシャツ着てる先輩、という対比なのもツライよね。 こんなにがんばってるのに勝ち筋がまるでみえなくて。 『Dr.STONE』 (Z=223 0) 宇宙服のデザインがちょっとダサいな。技術屋たちがめいいっぱいがんばった結果なんだろうけど。 着てる人は誰もそんなの気にしなさそうだし。 スタンリーに噛みタバコを渡すゼノがちょっとかわいいの何なの? なんつーか、このマンガで一番、ウェットな関係にみえるよね、ゼノとスタンリー。 打ち上げ失敗を心配するみんなを、おちゃらけた感じではげますゲン。 でも、さすがのゲンもそんな態度を貫き通せず「大丈夫」と言って顔を伏せてしまう。 ゲンの千空に対する気持ちもだいぶウェットというか、ゲンは千空のこと好きすぎるよね。 大樹なら、もし千空たちがバラバラに砕けたら、そのかけらをひと時もあきらめず、一生かけて集め続けると思う。 死の間際まで千空に託すためのプラチナを探し続けた百夜のように。 千空は「かもな」って答えたけど、内心ではおまえならやるから失敗できねーな、とか思ってそう。 石化してから3700年、カウントアップを続けてた千空が、今、宇宙に向けて、石化しながらカウントダウンする。 話...

『呪術廻戦』(第169話 東京第1結界・9) 感想(不平等な男と公平な男)

伏黒のピンチに芸人の高羽が参戦(※正しくは「髙羽」なんですけど、環境依存文字が嫌いなので「高羽」と記述します)。 てか、右半身、裸っぽくみえるコスチュームじゃなくて、本当に布がないのか。 足を開くポーズをとると呪マークが出るの、布がぎりぎりのとこまでしかないので、開脚するとはみだしちゃうのね。 アンディの海苔で慣れてるはずなんだけど、妙にはらはらするのなんでだろう(苦笑)。 「ゆとりは絶対評価でしょ」とか「アンタの問題だ」とか、ボケに律儀にツッコんじゃう伏黒かわいい。 虎杖みたいな天然ボケとか、無駄にボケたがる五条先生とかのせいで、ツッコミが習い性になってるんだろうか。 「余計なお世Wi-Fi!!!」とか寒いギャグをとばしておいて、「クソ客がぁああああ!!!!」ってキレるのなんなの? すべった高羽より、「何かくるぞ!!」って身構えちゃったレジィと黄櫨の方がかわいそう。 で、さらに飛び蹴りまでくらわされるの、本当にかわいそう。 あのコスチュームで、なかなかきれいな飛び蹴りしてくるのは、だいぶおもしろかった。うん。 それにしても、強いな高羽。 この強さで0点ってとこに、強い意志を感じる。 そうだよね。死んだら笑ってもらえないもんね。それはNGだよね。 コガネに日車の情報を表示させて、ルール追加させたのは虎杖と確信した伏黒。 ふふって感じの伏黒の表情が良い。 まあ、伏黒が狙っていた通りのルール追加が、このタイミングで偶然、行われる可能性はほぼないからな。 高羽が使ってるのは、ハリセンとかカンチョーとか、本人いうところの「古いタイプの芸人」が使うネタを媒介にする術式か? 伏黒が「……高羽が敵じゃなくてよかったよ」って言う気持ちはよくわかる。 ハリセンやカンチョーで倒されたくないよね。てか、倒されなくても、くらった時点で何かを失いそうな気がする。伏黒のキャラ的に。 会話からして、レジィと黄櫨は過去の術師っぽい。 過去の術師の方が、伏黒にとっては戦いやすそうな気がする。 呪術に関する知識が役立ちそう、というか。 伏黒が以前、言ってた通り、交渉は困難だろうけど、「本気で戦える」という状況なら問題ないし。 それにしても、高羽が予想以上におもしろいキャラだし、予想以上に強いな。 でもこれで黄櫨が倒されたら、この人、なんのために出てきたの? ってなるしなあ。 まあ、黄櫨はただのにぎやか...

『逃げ上手の若君』(第44話 繋がり1335) 感想

3か所で同時に行われた戦は、諏訪神党からみれば、2か所で敗走、1か所で惜敗って感じか。 以前の戦いで保科領は半分くらいに削られてたのに、今度は四宮領がまるっと奪われて、どっちもちっちゃくなっちゃったから保科党と四宮党は合併するか、という流れに。 頭領同士が仲が良ければ、そういうのもありか。 今の四宮には守るべき領地がないしな。 しかし、めっちゃ熱い保科党の郎党たちに、草食系な四宮党が入ったらどうなるんだろう。 四宮党が影響を受けてあの暑苦しさになったら笑う。 痛手を負った諏訪神党だけど、当初から想定されていた範囲内だから良しとする、みたいな感じか。 頭領は誰も死ななかったようだし。 これまで、頼重みたいな冷静で計算のできる男が、時行を擁しての鎌倉奪還というかなり無茶っぽいことをやると決めたのはなんでだろうな。時行を保護しただけでも十分に北条への義理は果たしてるような気がするんだけどな、と思ってたんだけど、そこまで追い詰められていたってことなのね。 「一か八かの大乱に賭けるしかない」って、当人たちもかなり無理なことはわかってるんだよな、当然だけど。 「諏訪明神が立って下さると確かに聞いた。生きてその日を迎えるためなら何でもするさ!」 これほどの想いを捧げられる頼重はつらくないのかなあ。 人の身でありながら神として崇め奉られるのはきつそうだよなあ。 と思っていたら、その当人は温泉につかって、お酒を飲んで、おつまみをめっちゃ積み上げていた。 お湯につかりながらの飲酒はからだに良くないってきくから、やめた方がいいよ。 「禊は冷水でやれなんて決まりは無いし!」って……えっ、そうなの? 禊って冷水でやらなきゃいけないもんだと思い込んでたわ。 さすが頼重、頭が柔らかいな! 頼重、めっちゃいいかげんだけど、この柔軟さがあるから周囲の期待に押しつぶされずにやれているのかも。頼重なりの処世術なのかもな。 「髪を切った事が無い子供はまさに縁起物の塊である」 時行、結わえた髪をひらひらさせて馬に乗ってるけど、樹とかにひっかけたら大変なことになるんじゃないかと思ってたんだけど、一度も切らないことに意味があったのね。 そこそこの長さであればいいのかと思っていたよ。 時行の烏帽子親になりたいと申し入れる頼重がめっちゃ照れ照れで、時行もつられて照れ照れになってるのかわええ。 「…あ、ぜひ」って……...

『アンデッドアンラック』(No.091 遊んで来い) 感想(宿命を肯定し、運命を否定する)

アンディに「チッ!! ダメだ!! リップの刃が脆すぎる!!」言われて、「しょーがねぇだろ!」って言い返すリップがかわええ。 いや、リップの刃が脆いんじゃなくて、スプリングが頑丈すぎるんじゃないかな。 アンディが桜化したけど、ABCローブは舞ってる花びらは弾くけど、あの枝みたいなので直接押し付けられたら防げないってことなんだろうな。 服着てればともかく、アンディ全裸だから……。 てか、風子ちゃんの斬首が手慣れすぎててて笑う。 友才さんの否定能力は「UNDRAW -不抜-」。 これはあちこちで予想されてたな。 視えてる範囲ですべて「抜く」ことが否定されるのか? それで起こる悲劇ってなんだろう。 抜刀術の使い手なので、真剣勝負をしようとしたら、相手の刀が抜けなくてとんでもないことに……とかかな。 視界に入ってるすべてが効果範囲だとしたら、ツリーの展望デッキからみんなの戦いを見守っていれば、それで桜化の被害は防げる、ということになる。 アンダーだけじゃなく、ユニオンのメンバーも守っちゃうことになるけど、ビリー様も本心ではユニオンのメンバーを減らすつもりはなさそうだし。 でも、アンディに抜刀術を教えていたから、何か別の条件があるのかもしれん。 「流石オレの元カノ」はジョークとしても言っちゃダメなやつだぞ、アンディ。 「怒ってないですよー。私アンディの彼女じゃないですしー」って、風子ちゃんから手痛いペナルティをくらったので、二度と言わないと思うけど。 それにしても、アンディに「元カノ」って言ってもらえて喜ぶ友才さん、かわいいな。 てか、風子ちゃん、友才さんにその話ちゃんとしたのね。 まあ、そうすれば次の戦いでみんなを守れるかも、となったら風子ちゃんは話すだろうな。若干、もやもやは抱えてたかもしれんが。 風子ちゃんはアンダーのみんなのことを知りたがってもいたし。 桜の樹で全身を守るスプリング。 リップは樹を切ればいいと言うけれど、桜は元は人なので、風子ちゃんはそれをやらせたくない。 まあ、スプリングを倒せば元に戻る、って話になってるから、受け入れがたいってのはわかる。 アンディも風子ちゃんの気持ちは大事にしたいけど、打つ手がみつからない。 トップくん、一心に抱えられて「な? 壊れないだろ? 俺の足は折れたけど」って……。 トップくんが足を折るのを、いつものこと、みたいに言ってるの...

『週刊少年ジャンプ』2022年02号 感想

ジャンプフェスタの配信を追いかけて、その合間にジャンフェス島をうろついてるので、めっちゃ忙しい。 『呪術廻戦』 (第168話 東京第1結界・8) 別記事(まさかの援軍現る)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第43話 軍略1335) 別記事になりました。 『Dr.STONE』 (Z=222 SCIENCE ROAD) 月行きを目前にして、これまでのロードマップを振り返る回だった。 その回に、大樹念願のスマホ(40kg)が出てきたのは熱かった。 大樹はゲームとかSNSとかやらなそうなタイプだし、スマホに夢中になってたってことはなさそうなんだけど、大樹にとっての「科学」の象徴がスマホだったんだろうな、って気がする。 むずかしいことはわからないけど、身近にあるなんかすごいもの、っていうか。 4ページにわたって描かれたロードマップを、人類は何千年もの時間をかけて歩いてきた。 そのマップを脳内に詰め込んでいた千空とゼノは、それを数年に圧縮した。 ふたりがいなかったら、大樹は今頃、何をしていたんだろうね。 石のまんまの杠ちゃんをみつめ続けていたんだろうな。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS51 パレード) コワモテのお兄さんたちが次から次へと現れて、次から次へと死んでいく……。 いやあ、人間の命の軽さがすさまじいな。 こんな雰囲気にどっぷり浸かって生きていたであろう坂本さんを、今の不殺主人公に変えた葵さんすごいな、って改めて思う。 そして篁さん登場……カッコよすぎる……。 『高校生家族』 (第66話 スタメンの行方) お父さんが大会に出ることになって、年齢制限にひっかかったりしないのか? って思ったら、4ページかけて念入りに「ない!」ということになったの、めっちゃ笑った。 『アンデッドアンラック』 (No.091 遊んで来い) 別記事(宿命を肯定し、運命を否定する)になりました。 『破壊神マグちゃん』 (第71話 心の邪神) イズマくんが本当にバトルマンガの主人公っぽい。 「俺は俺の信じる正義を通す!!!」 「そう…それが…貴方の選んだ道なのね」 とか、もう普通にバトルマンガでありそうじゃん。 このマンガのことだから、どうせルルちゃんはセイラちゃんとお茶でもしてんだろ、って思ってたら、ふたりでお味噌汁をつくってた。 錬くん、いろいろとかっこよかったのに、ルルちゃんが...

『呪術廻戦』(第168話 東京第1結界・8) 感想(まさかの援軍現る)

『ジャンプ』表紙&2週連続巻頭カラー。 芥見先生、大丈夫か? って感じだけど、ここんとこちょっとずつ休載してたのはこのためでもあるんだろうね。 『ジャンプ』表紙は虎杖&乙骨。 『呪術廻戦』になってからのカラーの乙骨って微妙に不気味な感じになってるのなんでだろう。 付録の学生証シールの乙骨はなんでめをつぶってるんだろう。 写真写り悪いタイプか! カラーの乙骨が微妙な顔してるのは、写真写りが悪いだけなのか! あと、1年生時点の狗巻先輩は、やっぱり微妙に虎杖。 パンダは2年ズの中で一番、性格が大人っぽいけど、実はみんなより10歳も年下なのね。 てか、本来なら小学校低学年なのか。 キャラクター人気投票は伏黒がぶっちぎりで1位だった。 五条先生は年単位で出番がないのに2位はすごいぞ! 夏油はなんでいきなり4位にはねあがったのかね。羂索からひきはがされて評価されるようになったから? 巻頭見開きカラーは虎杖&九相図(3人)の4兄弟。 センターの虎杖がちょっと不満そうな顔してるのかわいい。 さて本編。 レジィ一派の総攻撃を受ける伏黒。 ガソリン浸けレシート(?)とか、抜いた歯爆弾とか、おかしなものが飛んでくるの怖い。 伏黒は麗美を一応、助けようとしてる動きだけど、なんなんだろうね。 見殺しにするのは寝覚めが悪いってことなのか、死ぬのならポイントもらってからなのか、なにか情報を持ってるんじゃないかと期待しているのか。 「分かったらとっとと失せろ」って言ってるあたりをみると、ポイント譲って欲しい、ではなさそう。 おかしな男にだまされてるだけで実害はなさそうだから見逃してやる、くらいかな。 それにしても、麗美はめんどくさい性格だな。 ここで、日車のポイントで追加されたルールが告知された。 かすかに笑ってる伏黒の口元が良いよね。 虎杖がやってくれた、みたいな。 伏黒が急に生き生きしてきたな。 伏黒の一番の懸念は、津美紀さんを死なせないためには津美紀さんに誰かを殺してもらわないといけない、そして、津美紀さんは多分、その条件を呑まないだろう、ってことだったんじゃないかと思うので、それを回避できるめどが立ったのはでかいだろうね。 津美紀さんをコロニーから出さないと問題解決にはならないけど、津美紀さんの手を汚さなければならない理由がなくなった、というか。 でも、その分、伏黒は自分の手を汚す気満々っ...

『逃げ上手の若君』(第43話 軍略1335) 感想

奇襲のおそれがあるから本陣を動かして欲しい、という時行の進言に従わない四宮軍本陣。 まあ、ただの稚児ということになっている時行の、根拠のない言葉なのでしかたない。 本陣を動かすのもそれなりのリスクがありそうだしな……。ボスである四宮の命令がない状態で動かすのは無理があるんだろう。 子供が何を言ってるんだ、と怒られてないから、まだ時行に対してそれなりの敬意をはらっているように思える。 ここで襲ってきた瘴奸の軍。 わざわざ大声を挙げて奇襲するのか。 これだけの数の男たちが大声を出したらかなりな迫力だろうな。 すべてが計算され尽くしたうえでの奇襲。 国司がつくった戦闘神輿を「玩具」って言い切ってるけど、それはそれとしてきっちり利用してるのすごいな。 こんなにめっちゃ丁寧に自分たちの軍略を説明したのは、瘴奸なりの時行への敬意の示し方なのか。 それとも、おまえはまだ子供で何もわかっていない、と嘲笑したかっただけなのか。 いずれにせよ、あそこで本気で瘴奸が太刀をふるっていたら、時行は死んでいたような気がする。 「だが残念! 良い子は死ぬ時間だ!」って言ってたけど、以前みたいな狂気は感じられなかったし。 瘴奸はなんというか、ちゃんとした(?)武士になったな。 これは上司になった小笠原がすごいんだろうな。 四宮はやっぱりできる男だな。 冷静に状況をみつめて、負けはくつがえらないとみて、どうすれば犠牲を少なくするか、に考えをシフトさせている。 そこに現れた望月。 「諏訪明神」の名前を出して四宮軍を撤退させるか……。 頼重の元に集められている信仰がちょっとこわい。頼重自身、こわくなる時ってないのかな。 そして、「なんかつまらん」で一番やばいところにちゃんと駆け付ける望月はすごいな。 以前、祢津が「望月は相変わらずだ。雑に動くがなんだかんだで良い方へ転ぶ」って言ってたけど、本当にそう。 てか、木を根っこから引き抜いたあげくにポイするとか、何者なんです? 亜也子の父親だから、と言われると謎の説得力はあるが。 そして、時行はこの戦いの裏にある頼重の軍略を知る。 頼重、海野、祢津、望月、小笠原、瘴奸……癖が強いけど有能な武将たち。 これらの存在は、時行に様々なことを教えてくれた。 そして、無茶が過ぎると思われていた時行の伝令役としての行動も、だからこそ諏訪神党の武士たちの信頼を得ることができた...

『ワールドトリガー』24巻 箇条書き感想

遠征選抜試験編開始の24巻ですよ。 ・表紙は諏訪7番隊。まさか隊まるごととは。背表紙は隠岐と宇井ちゃんで、これは他の3人はすでに背表紙に登場してるからだろうな ・帯の「閉じられた7日間が始まる」ってコピーを読んで、なんかサスペンスものっぽいな、と思ったら、著者コメントもそのノリだった ・まきりさはみかみかにめろめろ ・まきりさは誰とフリースタイルバトルをしてるんだろう。太刀川さんあたりか? ・喜多川ちゃんのあの姿はトリオン体だからかと思ってたんだけど、もしかして本体(?)もあの姿なの? ・「猫かわいがれ」のサイドエフェクトって本当なの? ギャグなの? ・小動物を愛でないタイプの人間って誰だろう。オサムはその系統のような気がする ・喜多川ちゃんは頭がいいのか。そうでないとトラッパーはやれないか ・草壁隊長はガンナーからオペレータに転向したのか。木虎ちゃんに勝てなかったらしいけど、木虎ちゃんに勝つ必要あるの? って思ったんだが、それが我慢ならなくてオペになって隊長になってA級4位になっているのなら、ボーダー的には良いことなんだろう ・草壁隊長が諏訪さんの弟子ということは、諏訪さんがアンケートに草壁隊長のことを「生意気。性格がわるい」って書いたのは、それくらい気安い関係ということなんだろうな ・里見は本当にいい人だなあ ・もしかして草壁隊長は佐伯隊を乗っ取った形なの? ・唐突に「精密身体操作」のサイドエフェクト持ちと公表された宇野。これは、これから先ほとんど出番がないとみた ・「精密身体操作」はこれまで出てきた中で一番、生活に支障が出なさそうなサイドエフェクトだな ・「精密身体操作」のサイドエフェクトを使っても再現できない「ツインスナイプ」……佐鳥は何者なの? ・今回のプロフィールをみるに、草壁隊はスパルタ系の隊長+体育会系で命令に忠実な隊員たち+やんちゃ系の緑川という構成か ・キャラ紹介ページのキャラ数が多すぎる! ぎっちぎち! ・草壁隊長、4月から高校生なんだよね。草壁隊がスカウトで県外に行ってたのに、緑川だけ置いてかれたのは、緑川がまだ中学生だからかと思ってたんだけど、草壁隊長も中学生だったんだね。卒業間近でほとんど授業ないから大丈夫、ってことか? ・オサム、ユーマ、木虎ちゃん、樫尾、草壁隊長と、15歳組はなかなか強いな。茜ちゃんがやめてなければ、ポジションがすべて...

『アンデッドアンラック』(No.090 否定者諸君) 感想(これは攻撃じゃなくて遊び)

センターカラー絵でスプリングの元に集った否定者たち全員集合。 ムイちゃんにくっついてるぬいぐるみ(?)のシェンがかわええ。 ジュイスさんのちょっとおちゃめな感じの笑みも良いですね。 そして、一心(本体)はカラー初登場なのでは? ユニオン陣営は余裕ある感じなんだけど(ただし一心は除く)、アンダー陣営はなんだか深刻モードだな(ただしバニーちゃんは除く)。友才さんは余裕ありげだけど。 バックはそれぞれのエンブレムに和風アレンジ入ってておしゃれだね。 アンディの言葉をきいて、誰に指示されたわけでもないのに予備のABCローブをアンダーの連中にも配布してあげるニコは気が利くな。 でも、トップくんのローブが足りなくて、「じゃあ俺、一心のローブに入るわ!!」って……これ本当にトップくん、一心が女性だって気づいてないの? 取り札から戻った時、トップくんはクリードの方をみてたから、一心をみつける前に一心がローブをかぶっちゃったら気づかないかもな。 一心、アンディより背が高いようだし、あれだけの筋肉だから、顔と胸をみなければ女性だとわからないとは思うけど、同じローブに入ればさすがに気づくのでは? そこんとこどうなの? それにしても、「!?」ってなってる一心めっちゃかわええな。 ところで「俺が守っから一心に鎧返せ。重い」とか言ってるけど、風子ちゃんとジーナさんを両手に花(←比喩表現ではない)できるアンディが、風子ちゃんが普通に動ける程度の鎧のパーツが重いとか言うのどうなの? 風子ちゃんにべったりくっついて欲しくてそんなこと言ってない? リップにお姫様抱っこされてもじもじしてるラトラもかわいい。 シェンもムイちゃんにべったりだし、公式カップリングだらけだな、このマンガ。 ユニオンに対してとげとげしさを隠さないリップだけど、フェーズ3になったスプリングを指して「最高だ」とかいうイカれたアンディには、さすがに突っ込まざるを得ない。 せっかくクール系できめてたのに、秒で普通に気のいい兄ちゃんっぽくなるリップ……シリアスが続かない……。 ところで、ムキムキ全裸男がいきなりハラキリショーをはじめるってどういうシチュエーションだよ。 ドン引きしながらもバニーちゃんの目をふさいでいるラトラはエライ! 「いやー、勝負を邪魔するつもりなんてなかったぜぇー」とか言われてもなあって感じなんだけど、アンディは至極ま...

『週刊少年ジャンプ』2022年01号 感想

『ジャンプ』的には年が改まりましたね。 巻末コメントのデザインがなんかクール系になった。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS50 自転車) 殺連がめっちゃ堂々と営業(?)してる組織だった。 「殺人ですか? 事故ですか? はい、殺人をご希望で」って、どういう世界だよ! 葵さんがすんなり彼氏の職業が殺し屋ってことを受け入れてた、とか、通りすがりの一般人がやけに肝が据わってるとか、いろいろ不思議なとこがあるんだけど、もう、そういう世界なんだ! って受け入れちゃえばいいのね。 変に理屈をつけると突っ込まれるけど、そういう世界なんだよ! と言いきっちゃえばそれでいいんだな、ってめちゃくちゃ納得した。 『逃げ上手の若君』 (第42話 神輿1335) 別記事になりました。 『呪術廻戦』 (第167話 東京第1結界・7) 別記事(ポイントとレシート)になりました。 『ドロンドロロン』 (第2話 野良ネギ侍) あんまり物事を深く考えない性分のドラが、クサナギの存在を「そのままで押し切れんじゃね?」とか軽く考えて、クサナギにめっちゃ反対されてるのちょっとかわいかった。 ドラはポジティブすぎるし、クサナギはネガティブすぎる。 まあ、クサナギは悲観的になるのも無理ない境遇だけど。 それにしても、クサナギはなんでこんなに人間ファーストなモノノケなのかね。 『アンデッドアンラック』 (No.090 否定者諸君) 別記事(これは攻撃じゃなくて遊び)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=221 全てを託して) かなり世界中が復興してしまっているので、今さらゼノとスタンリーが何かしても、世界を思い通りに動かすことはできないか……そりゃそうか……。 それにしても、あいかわらずスタンリーのまつ毛ばさばさっぷりと唇つやつやっぷりはすごいな。 スタンリーがゼノの顔に触れたのなんなの? って思ってたら、どこかで「脈を診ていたのでは?」という説を読んで、そういえば、ウソ発見器がわりにゲンがそんなことやられてたな、って思い出した。 その説が正しいとすると、ゼノが脅迫されて動かされてるんじゃないか、と疑ったけど、そうじゃないとわかったので、おとなしく従うことにした、ということになるな。 なるほど、それだとしっくりくる。 みんなの前では陽気に振る舞っていたけれど、フランソワの前では泣ける龍水。それくらい...

『呪術廻戦』(第167話 東京第1結界・7) 感想(ポイントとレシート)

日車の100ポイントを消費して、プレイヤー間のポイントの受け渡しを可能にすることに成功。 ほっとしている虎杖がかわええ。 「これは総則8の“変動”に含まれるものとする」という条件をつけてるのは、さすがにちゃんとしてるね。 これがないと、譲り受けたポイントは対象外、とか言われかねないもんね。 元々の狙いは、ポイント譲渡ではなくて、19日間、誰からもポイントを奪えなかったらほぼ死ぬ、を回避することだから。 伏黒が最初から虎杖に言い含めておいたのか、ルール解釈の専門家ともいえる日車が付け加えてくれたのかはわからんけど。 これで、虎杖と伏黒が津美紀さんにポイントを貢ぐことが可能になった。 日車から1ポイントわけてもらえたので、3人の間で1ポイントをぐるぐる回せばOKになったから、伏黒も無理してプレイヤーを殺す必要はなくなったはず。 でも、さらにルールを加えたいなら、また100ポイントが必要になるんだよね。 伏黒は、いざという時のために、できるだけ貯金(?)しておきたいと考えそう。 虎杖の前から去った日車。 「君といると益々自分を嫌いになりそうだ」か。 虎杖は本当にいい子なんだけど、まっすぐすぎて、やさぐれていろいろやらかしてしまった日車にとっては、ちょっとキツイってのはわかる。 でも、そう言われて、ちょっとさびしそうな虎杖もつらい。 日車は戦力になりそうだし、いいキャラなので、再登場して欲しいって思うけど、そうなったら死んでしまいそうで、やっぱりいいです、どこかでひっそり生き延びて、結界から出られたら自首でもしてください、って気もする。 ところで、死滅回游がらみでの殺人案件って、司法で裁けるものなのかね。 首謀者はともかく、結界に入っちゃった人が殺人を犯した場合、そうしなければ死んでたので正当防衛、になりそうな気がするんだけど。 でも、日車の場合は、東京に来る前に殺した、と言ってるからどうなんだろうな……。 てか、日車は仙台で術式に目覚めて裁判官と検事を殺してしまって、その後で東京に来てコロニーに入ったってことなの? ここらへんの経緯がよくわからんのだけど、死滅回游が本格稼働する前に、プレオープン的な儀式があったのか? 一方、みのむしっぽい男・レジィにからまれてる伏黒。 レジィは羂索のこと知ってるのか。 コロニーの中に突出したプレイヤーがいたら、あっという間にコロニーを制圧...

『逃げ上手の若君』(第42話 神輿1335) 感想

なんじゃそりゃ、な戦闘神輿だけど、意外といい働きをしている様子。 吹雪は「…いや、案外計算されている」って言ってるけど、これ計算じゃなくて、ただの思い付きをそのまま形にしたら、なんかハマったってだけのような気がする。 輿は後方から指揮を執る時に使うもの、っていう武士のルールみたいなものを知らないから、こんなトンデモ発想をトンデモと思わず使えるんだろうな。 そして、武士たちはわけわからんものを前にして、翻弄されるという。 以前、鎧でガッチガチに固めた武士を倒すのはかなり大変って話が出てたけど、その重装甲な担ぎ手たちがお神輿のまわりに密集していたら、そう簡単には崩せないのか……なるほど……。 お神輿を担ぐのに体力削がれるからダメじゃないの? って思ったんだけど、目立つからみんながそこに集中し、四宮・保科の陣形が崩れてしまう、というメリットがあるのね。 国司が豹変したのは、後醍醐天皇の影響を受けたかららしい。 自分で「国司になれる家柄も器も無い」って言っちゃう人だからこそ、そんな自分を高く評価してくれる人に心酔してしまうのも無理はない。 国司になれる家柄を持ってる人達にしてみれば、おもしろくないだろうけどね。 「全ては帝の御代のため! 帝世界をこの信濃に創るのじゃあ!」 自分の体裁のことばかり語っていた国司が、これだけ熱い言葉を語って戦ってるの、ちょっと泣けた。 そうか、この人にもこの人なりの鬱屈した想いがあったんだな。そして、自分のためじゃなく、帝のためにここまで強くなれる人だったんだな。 ただの身分を笠に着たテンプレ貴族かと思ってたよ。 って、まんまと松井せんせーに踊らされてるな、私。 てか、ここまで人を変える後醍醐天皇コワい。 ここで吹雪の献策が発動。 なるほど、左側にいる人たちは、右肩でお神輿を担いで、左手で太刀を操っているから、左側を重点的に攻めれば、数が少ない左利きor両利きの人は補充が間に合わなくなるのか。 右側と左側で逆向きに人を配置すればいいのかもしれないけど、それだとお神輿がその場をぐるぐるすることに……でもまあ、一時的ならそれでも良い気がするな。 保科と四宮がそろってお神輿に突っ込んでいくとこがめっちゃかっこええ! 「神を信じる我等が土地で、神輿とは片腹痛いわ」 「神輿に乗れる人は神様だ。この信濃じゃお一人だけだぜ」 この台詞がまた、諏訪神党の人らし...

『アンデッドアンラック』9巻 箇条書き感想

『アンデッドアンラック』の9巻が出たですよ! 特典のカードが爆発でぼろぼろになってるイカレ顔アンディで、濃いアンデラファンしか喜ばないやつだ! ってなった(←喜んだ人)。 ・表紙はユニオンをバックにしたアンディと、アンダーをバックにした風子ちゃんがみつめあってて、恋愛マンガかよっ! ってなった ・表紙カラーがピンク基調で、巻番号のところに花が咲いていて、そこに巻タイトルの「好きって」が乗っかってて、恋愛マンガかよっ! ってなった ・9巻は風子ちゃんの「やっぱり私はアンディが好きなんだ」から始まって、アンディの「よぉ、好きだぜ風子」で終わるので、恋愛マンガで間違いない ・6巻が秋、7巻が夏、8巻が冬、9巻が春で、季節がひとめぐりしたんだね(←順番がおかしいけど)。いやあ、1年が過ぎるのって本当にはやいですね。特にアンデラ世界では ・帯コメントが奈須きのこ先生ですよ! おおっ! 激励コメントがびっしり載ってるけど、めっちゃアンデラ好きなんだな、って伝わってきて、めっちゃ良いです! ・UMA「公転」のおぞましさもすばらしいけど、UMA「銀河」の、これから何がおこるかさっぱり予想つかない、って感じもすばらしいと思います! ・カバー折り返し著者コメントは、戸塚先生のニット帽家族の絵がなかなかシュールだな ・リップとラトラがペアルックだった理由が判明。なるほど、ラトラがリップにあげたものだったのか。で、ラトラはよくライダースを着るのでかぶった、ということか ・子供になって元に戻ったら筋肉が減ってたってことは、リップは戦うためにかなりがんばって筋肉つけたんだろうな ・踊るくるるちゃん&バニーちゃんかわいい ・「不貞」が効く⇒テラーさん、ショーン(不可視)、恋を知らない⇒バニーちゃん、愛する人がいる⇒リップ、ラトラ、友才さん、「不貞」がどちらの理由で効かないのかわからない⇒ビリー様、クリード、ファン、番長(仮) ・ビリー様に効かない理由がタチアナちゃんだったりしたら事案かもしれない ・ファンが大事な人を失った絶望は人を強くする、とやたら信じてたあたりをみると、ファンにもそういう人がいたのかもなあ ・テラーさんに「不貞」が効いてめっちゃ怒られたらしいけど、くるるちゃんの能力実験ということはおそらくビリー様もその場にいたんだろうし、そこでくるるちゃんに魅了されて襲いかかってしまった、と...

『アンデッドアンラック』(No.089 三本目) 感想(理を否定し尽くす者たち)

「神」の洗脳に抗おうとして苦しむスプリングさん。 「三度目の神の強制介入…よほど神の逆鱗に触れたらしい」って、強制介入はしても直接介入しないのはなんでだろうね。 そこまでするほどではない、ということなのか、「神」の方にもなんらかの縛りルールが存在するのか。 「不運…後生だ。頼む…ワシを殺れ!!」 スプリングさんのコアがみずからとびだしてきてびっくりした。 身を護るものがなんにもない無防備なコアを、すべりこみで受け止めた風子ちゃん。 みずから首をさしだすようなことをするスプリングさんを傷つけたくなかったんだろうね。 最終的には討伐しなきゃいけないとしても。 それにしても、コアだけになったスプリングさんめっちゃかわいいな。 「これ以上、洗脳進めば不運は効かぬ」っていうのは、スプリングではなくなってしまうから「不運」の対象外になってしまう、ということなのかな。 同じ肉体でも「不運」の効きが違うアンディとヴィクトルのように。 ビリー様、すかさずコアに銃弾を撃ち込んだけど、これへたすると風子ちゃんに当たらない? そこらへんは当てない自信があるのかな。 でも、三本勝負が開始されてしまっている以上、風子ちゃん以外からの攻撃は無効。 そのペナルティでビリー様の腕が桜になってしまった。 ビリー様は「不死」になってるから切り落とすだけでOKだけど、本来はそうはいかないのか。 あれ? もしかしてスプリング攻略って、「不死」と「不運」が揃ってないとクリア不可能? そういえば30分の時間制限があったね。 それをオーバーしないように、三本目はすぐに決着がつくチンチロにしようというスプリングさんの提案。 配慮が行き届いている。 てか、タイムオーバーしたら風子ちゃんも桜になるわけで、そうなったら勝負はスプリングさんの勝ちになるの? つくづく、スプリングさん絶対有利な勝負なのね。 「…風子殿、醜いワシですまないが、勝負の前にワシに…不運を…」 これまで「不運」と呼んでいたのが「風子殿」になってて泣ける。 そして、わざわざ「醜いワシですまないが」と謝ってるのがまた泣ける。 UMAが人間に謝る、というのがまず異例だし、それが自分の見た目を気にしてのことだし。 「不運」は触れることが条件で、そこから「こんな醜い自分に触れるのは気分が悪いだろうな」って考えちゃうスプリングさんは、とても人間っぽい感覚をもって...

『週刊少年ジャンプ』2021年52号 感想

『Dr.STONE』 (Z=220 全てが欲しくて) 龍水がパイロットで確定したと思ったら、ここでスタンリーを掘り返してくるか。 言われてみれば確かに、パイロットとしても戦闘員としても、スタンリーの方が絶対に技量は上だよな。 でも、信頼度がめっちゃ低いのがなあ。 ロケットに乗る科学者がゼノなら、圧倒的に信用できるんだけど。 それに、ここでもしスタンリーを起こしちゃったら、せっかく和解できてる米軍チームとまたぎくしゃくしそうでなあ。 黙っていれば、誰もが龍水で納得していたのに、本人が納得できない、というのがいかにも龍水らしい。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS49 ぐるぐるタワー) 篁さんの雑なタワー倒壊阻止に笑った。 いや、それで大丈夫なの? なんであのタワー立っていられてるの? あと、やっぱりこの世界の一般人、肝が据わりすぎ。 自分たちがいるタワーが崩れそうなのに「ちょっと酔ったわ」ですませるし、人がふっとんできても「わっ」って言うだけで特にあわててる様子はないし。 『アオのハコ』 (#31 おデートでしょうか) ラストの「うまく誘えなかった」がなんかもう良いよね。 大喜にしてみれば、先輩のことを好きなの知られてるし、昔みんなで行って楽しかったよね、という話の流れで花火を観に行こうってなったしで、雛ちゃんとふたりきりでいく、という発想がでてこなかったのは当然だ。 雛ちゃんもそれがわかるから「うまく誘えなかった」ってなってる。 でもここで「ふたりきりで」なんて言ったら、いろいろきまずくなるのはわかってるしなあ……。 『逃げ上手の若君』 (第41話 覆面1335) 別記事になりました。 『僕とロボコ』 (第67話 写真とボンド) 奇跡の一枚のロボコがかわいすぎで、宮崎先生、こういう絵も描けるのね、と思ったら矢吹先生が描いてて笑った。 「お手を煩わせるな!!」ってツッコミも笑った。 なるほど「神の一筆」ってそういう意味か……。 『破壊神マグちゃん』 (第69話 破滅使徒奪還作戦) 聖騎士団本部に戻ってきたイズマくん。 それにくっついてきたマグちゃん、ナプタークくん、錬くん。 錬くんがバットで精いっぱいの武装してる……。 前回、ハトさんが泣いていたのは、ウーネラスさんに置いていかれたからか。 ハトさん本当にウーネラスさんが大好きだな。 最近あんまりみない新聞の字...

『逃げ上手の若君』(第41話 覆面1335) 感想

貞宗率いる100の兵に包囲された時行たち。 煙幕と菱で逃走ルートをつくる玄蕃は有能だな。 でも、あっさり貞宗にみつかり捕獲されてしまって大ピンチ! というところに、変態さんが現れたよ! 鹿(?)の角と覆面つけてノリノリで「信濃仮面参上ッッ!!」とか言ってるけど、どこからどうみたって頼重だろ。 そりゃあ貞宗も簡単な顔になるわ。 となりで覆面つけて「説明しよう」って解説してくれてる盛高はえらいな! めっちゃまじめに頼重をフォローしようとがんばってるじゃん。 そして、貞宗に「どう見ても諏訪頼重であろうが!」って指摘されたら、「ちっ、違いますぅ。諏訪仮面でございまするぅ」とか、名前が変わっちゃって、設定がぶれぶれである。 「設定を守れ!」ってツッコんでくれた貞宗も、結構、律儀だよね。 頼重の後ろで弓を構えてる兵たちはどう思ってるんだろうね。 うちの大将がまたふざけてるなあ、程度かもしれん。 こんなバレバレでも、信濃仮面だか諏訪仮面だかを捕まえて、諏訪頼重だと証明しないといけないのか。 諏訪頼重そっくりな人物が仮装して、諏訪大社の稚児を助けていった、だからあれは諏訪頼重だ、じゃダメなのか。 同じ人数なら高い場所をとった方が有利か。 弓が主力ならそうなるか。 あの崖をのぼるだけでも大変そうだし。 貞宗が時行を囲んだのは、「中」への移動のついで。 つまり、時行を捕まえられたらラッキー! ってことで、捕まえられなくても特に問題はなかったのね。 とは言え、せっかくあそこまで追い詰めたのに、悔しかっただろうな。 それでもあっさり諦めた貞宗は、さすが引き際をわきまえている。 伝令役から降りるように説得されるけど、それを拒む時行。 いいシーンだけど思うんだけど、頼重の頭の角が気になってしかたないぞ! 「貴方の役に立ちたいからだ!」 「貴方に恩を返せている気がして…嬉しいからだ」 時行は頼重のこと大好きだな。 こんなびっくり顔の頼重は貴重だよ。でも、頭の角ははずそう(笑)。 ここまで言われて、しょんぼりしてるめっちゃかわいい時行に「…それでも帰らなければいけませんか」って言われて、折れない人なんているの? 覆面をはぎとられた盛高が、感涙している頼重をみた時の顔がなんか良いよね。 良かったですね、って言ってるような感じだ。 時行にも頼重にも、彼らのために命を投げ出す人たちがついている。 逃若党...