『呪術廻戦』(第167話 東京第1結界・7) 感想(ポイントとレシート)

日車の100ポイントを消費して、プレイヤー間のポイントの受け渡しを可能にすることに成功。
ほっとしている虎杖がかわええ。

「これは総則8の“変動”に含まれるものとする」という条件をつけてるのは、さすがにちゃんとしてるね。
これがないと、譲り受けたポイントは対象外、とか言われかねないもんね。
元々の狙いは、ポイント譲渡ではなくて、19日間、誰からもポイントを奪えなかったらほぼ死ぬ、を回避することだから。
伏黒が最初から虎杖に言い含めておいたのか、ルール解釈の専門家ともいえる日車が付け加えてくれたのかはわからんけど。

これで、虎杖と伏黒が津美紀さんにポイントを貢ぐことが可能になった。
日車から1ポイントわけてもらえたので、3人の間で1ポイントをぐるぐる回せばOKになったから、伏黒も無理してプレイヤーを殺す必要はなくなったはず。

でも、さらにルールを加えたいなら、また100ポイントが必要になるんだよね。
伏黒は、いざという時のために、できるだけ貯金(?)しておきたいと考えそう。


虎杖の前から去った日車。
「君といると益々自分を嫌いになりそうだ」か。
虎杖は本当にいい子なんだけど、まっすぐすぎて、やさぐれていろいろやらかしてしまった日車にとっては、ちょっとキツイってのはわかる。
でも、そう言われて、ちょっとさびしそうな虎杖もつらい。


日車は戦力になりそうだし、いいキャラなので、再登場して欲しいって思うけど、そうなったら死んでしまいそうで、やっぱりいいです、どこかでひっそり生き延びて、結界から出られたら自首でもしてください、って気もする。

ところで、死滅回游がらみでの殺人案件って、司法で裁けるものなのかね。
首謀者はともかく、結界に入っちゃった人が殺人を犯した場合、そうしなければ死んでたので正当防衛、になりそうな気がするんだけど。

でも、日車の場合は、東京に来る前に殺した、と言ってるからどうなんだろうな……。
てか、日車は仙台で術式に目覚めて裁判官と検事を殺してしまって、その後で東京に来てコロニーに入ったってことなの?
ここらへんの経緯がよくわからんのだけど、死滅回游が本格稼働する前に、プレオープン的な儀式があったのか?


一方、みのむしっぽい男・レジィにからまれてる伏黒。
レジィは羂索のこと知ってるのか。

コロニーの中に突出したプレイヤーがいたら、あっという間にコロニーを制圧できる、か。
確かに、乙骨レベルの呪術師だったら、簡単にやってのけそう。
一級相当と書かれていた日車がわりとあっさり、最低でも20人も減らしたからな。
制圧した後はポイント変動が起こらなくなるから、そのプレイヤーも術式を失っちゃうと思うんだけど、殺しにくるプレイヤーがいないから術式なくなっても生き延びられるのか?
でも、呪霊もいるからやっぱり殺されちゃいそうな気がする。

現在の死滅回游のルールだとすぐに事態が膠着するってのは、なるほどなあ、ってなった。
各コロニーで生き残ったチャンピオン(?)を、ひとつのコロニーに集めるとかすれば、存続可能かもしれない。


ところで、羂索が中国人相手になんかやってるっぽいのは何?
中国は呪術の本場、みたいな話もあったから、日本の呪術界をめちゃくちゃにして、中国の呪術界に献上して、何かやってもらうつもりか?


伏黒は、プレイヤーを殺してポイントを稼ぐか、無力化してポイント変動のルールが追加されたらポイント没収で許してあげるか、の二択か。
6点以上もっているのなら、ルール追加を待つ方がお得だな。

それに、プレイヤーは他のプレイヤーのポイントを確認することができるから、ルール追加前に伏黒のポイントが増えたら、殺したことが虎杖に伝わってしまう。
虎杖は黙ってそういうことを呑み込んでくれるんだろうけど、やっぱそういうのなんかイヤかな。


それはそれとして、虎杖がそばにいないせいもあるのか、やたら好戦的な伏黒がめっちゃかっこいい。
津美紀さんの件があるので、ちょっとあせってるのかもしれないな。
レジィの話をきいて、この死滅回游のきな臭さがさらにアップしたし……。