『週刊少年ジャンプ』2022年02号 感想

ジャンプフェスタの配信を追いかけて、その合間にジャンフェス島をうろついてるので、めっちゃ忙しい。

『呪術廻戦』(第168話 東京第1結界・8)
別記事(まさかの援軍現る)になりました。

『逃げ上手の若君』(第43話 軍略1335)
別記事になりました。

『Dr.STONE』(Z=222 SCIENCE ROAD)
月行きを目前にして、これまでのロードマップを振り返る回だった。
その回に、大樹念願のスマホ(40kg)が出てきたのは熱かった。
大樹はゲームとかSNSとかやらなそうなタイプだし、スマホに夢中になってたってことはなさそうなんだけど、大樹にとっての「科学」の象徴がスマホだったんだろうな、って気がする。
むずかしいことはわからないけど、身近にあるなんかすごいもの、っていうか。

4ページにわたって描かれたロードマップを、人類は何千年もの時間をかけて歩いてきた。
そのマップを脳内に詰め込んでいた千空とゼノは、それを数年に圧縮した。

ふたりがいなかったら、大樹は今頃、何をしていたんだろうね。
石のまんまの杠ちゃんをみつめ続けていたんだろうな。

『SAKAMOTO DAYS』(DAYS51 パレード)
コワモテのお兄さんたちが次から次へと現れて、次から次へと死んでいく……。
いやあ、人間の命の軽さがすさまじいな。
こんな雰囲気にどっぷり浸かって生きていたであろう坂本さんを、今の不殺主人公に変えた葵さんすごいな、って改めて思う。

そして篁さん登場……カッコよすぎる……。

『高校生家族』(第66話 スタメンの行方)
お父さんが大会に出ることになって、年齢制限にひっかかったりしないのか? って思ったら、4ページかけて念入りに「ない!」ということになったの、めっちゃ笑った。

『アンデッドアンラック』(No.091 遊んで来い)
別記事(宿命を肯定し、運命を否定する)になりました。

『破壊神マグちゃん』(第71話 心の邪神)
イズマくんが本当にバトルマンガの主人公っぽい。
「俺は俺の信じる正義を通す!!!」
「そう…それが…貴方の選んだ道なのね」
とか、もう普通にバトルマンガでありそうじゃん。

このマンガのことだから、どうせルルちゃんはセイラちゃんとお茶でもしてんだろ、って思ってたら、ふたりでお味噌汁をつくってた。
錬くん、いろいろとかっこよかったのに、ルルちゃんがそんな錬くんをみることはなかったな……。

くす玉が割れて「ドッキリ」って垂れ幕が出てきた時、知ってた、という感想しかなかったんだが、十天将(5人)もグルだったのは、ちょっと意外だった。
あの人たちにはあの人たちなりの使命感というか責任感があって、だけど決して、誰かを苦しめたいとは思ってないんだよね。
「臆病な大人達を許してくれ…」ってあれだけ真摯に謝られたら、イズマくんは許すしかないな。
てか、やっぱり誰がどうみても、ウーネラスさんの信用の無さが悪いよね、これ。

マグちゃんが目を血走らせて「ぬんッ」って、本気でウーネラスさんのほっぺをひっぱたいたけど、あれ分体だから本体にはまったくダメージないはずなんだよね。
それがわかってても、怒らずにはいられなかったんだろうけど。

で、ルルちゃんをみつけてぴょいってとびうつって、やっぱり目を血走らせながらも、ぺたぺたぺちぺちって本気ではたたかず、ソフトタッチで怒りを表現してるのめっちゃかわいかった。
ルルちゃんは悪くないとわかっていても、その怒りをルルちゃんに訴えずにはいられなかったんだろうな。

ところで、ナプタークくんの目玉が飛び出るほどまずいサラダってどんなの?
聖騎士団のみんなはもぐもぐ食べてるけど。
イズマくんの食レポの語彙力がなさすぎるのは、やっぱり育てられた環境が問題か……。

みんなで楽しく食事をして、ルルちゃんが笑っている。
そんなあたたかい場所を抜け出したマグちゃんがむかったのは、薄暗い地下。
そこに在るウーネラスさんの本体。
やっぱりデカいけど、マグちゃんにしてみれば「…縮んだな」なのか。

魔道具を精製し続け、文字通り身を削って聖騎士団に尽くしているウーネラスさん。
それなのにあんなに信用が無いのは、ウーネラスさんがそう思われるように振る舞ってるからなんじゃないかな。
600年もかけて縮んでいるのなら、人間の一生程度の時間では縮んでると認識できなくて、だからウーネラスさんが身を削っているということに気づけないのかもしれない。
そうと知っていたら、イズマくんは魔道具をねだらないんじゃないかと思うし。

「私って案外一途なのよ」
そう言うウーネラスさんを取り囲むように立つ数多の墓標。
聖騎士団に所属した人たちは、亡くなったらここに葬られるのか、それとも、墓地は他にあって、ひとりひとりの墓標を「推し」の名残としてここに立てているのか……。

いずれにせよ、「推しは推せるうちに推せ」という言葉が重すぎる。
600年間、「推し」は失われ続けてきたし、これからも失われていく。
それでも「600年前から彼女のハートは高鳴り続けている」というのが重すぎる。

ミュスカー様はたった一人の存在を失っただけで、あれほどに傷ついているのに、ウーネラスさんはそれを600年も繰り返しているし、まだ続けるつもりなんだ。
一途なんてもんじゃないだろ。

でも、マグちゃんにはウーネラスさんが何をやっているかがまるで理解できない。
ルルちゃんのお父さんのお墓の意味もよくわかってなかったくらいだからな。
でも、いつかはわかってしまうんだろうな……。

ウーネラスさんとミュスカー様は喪失の痛みを知っている。
マグちゃんとナプタークくんはまだそれを知らない。
ウーネラスさんとミュスカー様が仲良くできないのは、自分の気持ちを理解されてしまうのがイヤだからなのかな、って感じる。
そして、ミュスカー様がマグちゃんに憧れる理由もわかったような気がした。

予想通りのうほほいなオチのあとに、こんな重いものをかぶせてくるとは、上木先生すごすぎる。

『PPPPPP』(第13話 レイジロウ)
病んでるだけだったレイジロウがついにヤンデレにキャラ変した。
なんかこれ、レイジロウのヤバさが増しただけのような……。