『週刊少年ジャンプ』2021年52号 感想

『Dr.STONE』(Z=220 全てが欲しくて)
龍水がパイロットで確定したと思ったら、ここでスタンリーを掘り返してくるか。
言われてみれば確かに、パイロットとしても戦闘員としても、スタンリーの方が絶対に技量は上だよな。
でも、信頼度がめっちゃ低いのがなあ。
ロケットに乗る科学者がゼノなら、圧倒的に信用できるんだけど。
それに、ここでもしスタンリーを起こしちゃったら、せっかく和解できてる米軍チームとまたぎくしゃくしそうでなあ。

黙っていれば、誰もが龍水で納得していたのに、本人が納得できない、というのがいかにも龍水らしい。

『SAKAMOTO DAYS』(DAYS49 ぐるぐるタワー)
篁さんの雑なタワー倒壊阻止に笑った。
いや、それで大丈夫なの? なんであのタワー立っていられてるの?

あと、やっぱりこの世界の一般人、肝が据わりすぎ。
自分たちがいるタワーが崩れそうなのに「ちょっと酔ったわ」ですませるし、人がふっとんできても「わっ」って言うだけで特にあわててる様子はないし。

『アオのハコ』(#31 おデートでしょうか)
ラストの「うまく誘えなかった」がなんかもう良いよね。

大喜にしてみれば、先輩のことを好きなの知られてるし、昔みんなで行って楽しかったよね、という話の流れで花火を観に行こうってなったしで、雛ちゃんとふたりきりでいく、という発想がでてこなかったのは当然だ。
雛ちゃんもそれがわかるから「うまく誘えなかった」ってなってる。
でもここで「ふたりきりで」なんて言ったら、いろいろきまずくなるのはわかってるしなあ……。

『逃げ上手の若君』(第41話 覆面1335)
別記事になりました。

『僕とロボコ』(第67話 写真とボンド)
奇跡の一枚のロボコがかわいすぎで、宮崎先生、こういう絵も描けるのね、と思ったら矢吹先生が描いてて笑った。
「お手を煩わせるな!!」ってツッコミも笑った。

なるほど「神の一筆」ってそういう意味か……。

『破壊神マグちゃん』(第69話 破滅使徒奪還作戦)
聖騎士団本部に戻ってきたイズマくん。
それにくっついてきたマグちゃん、ナプタークくん、錬くん。
錬くんがバットで精いっぱいの武装してる……。

前回、ハトさんが泣いていたのは、ウーネラスさんに置いていかれたからか。
ハトさん本当にウーネラスさんが大好きだな。

最近あんまりみない新聞の字を切り張りした脅迫文(?)。
「実家に帰らせてもらいます」って一度言ってみたかったワードなんだろうな、ウーネラスさん。
要するに、ウーネラスさんとイズマくんの仕事ぶりが信用できないので戻ってこい、と言われたのね。
「か弱い私は従う他ありません」ってしくしくしてるウーネラスさんのしらじらしさがたまらなく良い。

ルルちゃんを連れ戻すため聖騎士団本部に乗り込むって即決する錬くんがかっこええ。
「お前らの許しなんざ知らねぇよ」も本当にかっこいい。
ルルちゃんに、このかっこいい錬くんをみて欲しい。

錬くんはルルちゃんが幸せでいてもらわないと困る。
自分がルルちゃんを幸せにできれば最高なんだけど、自分抜きで幸せになれるのならそれでもいい。
そして今のルルちゃんの幸せには、マグちゃんが必要だと理解している。
だから、ルルちゃんとマグちゃんを引き離そうとする行為は断固阻止で、迷う理由なんかないのよね。

マグちゃんも錬くんもイズマくんも、かなり重い気持ちで本部にきたのに、ひとりだけなにがなんだかわかってないナプタークくん。
ナプタークくんの「囁き」は人探しに便利だし、もし戦闘状態になっても相手を傷つけることなく無効化できる能力持ちだから、殴り込みに欲しい存在よね。
まあ、聖騎士団にいるような人が邪神に操られるというのは、精神的なダメージがでかそうだけど。
それにしても、「俺の小遣い全部くれてやっから!!!」は覚悟きまっとるな!

ひとりずつ配置された、連なる5つの部屋の奥にルルちゃんがとらえられてるって、昔の少年マンガにありそうなシチュエーションね。
それを「なんて用途のない間取り…」って言っちゃうの笑う。
確かに動線が悪すぎるよね。

で、それを見開きでぶっとばしてしまったマグちゃん。
「これで部屋はひとつだ」って強者感がすごいよ!
壁だけ消し飛ばして、ドアを残して、その前にいた十天将(5人)がちゃんと無事なのもすごい。
イズマくんに「やり過ぎだ」って言われてるけど、マグちゃんは十分に手加減してるようにみえる。

そして、こんな場所でからあげをあたためなおしてる(?)錬くんとナプタークくん。
なるほどふたりは補給係も兼ねているのか。
納豆とかお団子なら、わざわざあたため直す必要ないのに、なんでからあげなんだ。
ナプタークくんがお客さんにつくることを許されてるのがプリンとからあげだけなのか?

ここで真の黒幕、ウーネラスさん登場。
うん、知ってた。
当然、マグちゃんも察してた。

ウーネラスさんの本体の手(?)が初お目見えだけどデカいな。
「私は結局、聖騎士団の飼い犬なの」なんて言葉、どう考えても信用できない。
でも、以前言ってた、マグちゃんとルルちゃんは推しだから分断させない、という言葉は信用できると思うんだ。
だからこれは、聖騎士団に今の状況を認めさせるための茶番としか思えない。

「…さあおいでイズマ…貴方の選択を見せて頂戴」
この台詞で、もしかしたらウーネラスさんはイズマくんのためにこんなことをやらかしたのかな、と思えてきた。
あんまり深く考えずに、みんなが高校に進学するんだから自分もそうする、って受験勉強をがんばっているイズマくんだけど、自分の進路をここで本気で考え直して欲しい、みたいな。
イズマくんは多分、人生の選択とかほとんどせずに、「そういうものだ」っていう思い込みというか刷り込みだけでここまで生きてきたっぽいけど、本当は何を選びたいのかちゃんと考えてみなさいな、みたいな。
「貴方の選択」というのはそういうことなんじゃないかと。
まあ、ただの妄想なんですけどね。

でも、もしそうだとしたら、ウーネラスさんはかなりイズマくんに甘いよね、って思う。
それは、自分の支配下から逃れるルートを用意してやる、ってことだから。

『アンデッドアンラック』(No.089 三本目)
別記事(理を否定し尽くす者たち)になりました。